solosolo@JUGEM

そろそろ、ゆっくり、こっそり革命!
高見山大五郎とは関係ない雪山で戯れる

 

雪雲襲来!の予報にぢっとしてられないホリエモンに誘われるまま、樹氷の名物(らしい)吉野の高見山へ。
山だけ告げられて「コース未定」なのがホリエモンらしいところで、考えてそうなところは大体わかる。。

こちらもあちこち調べて、予定コースが描けてくる。ビンゴ!で同じだった。


山頂がゴールではない。やっぱり下山は温泉やなーとホリエモン隊長、デビッド参謀と僕のメンバー3人の意見の一致点はそこしかないのである。

 

それには、できるだけ冷えておいた方がいいわけで、きっつい急登で尾根に出ると、風速15m/hはあろうかというブリザードでこれでもか!といわんばかりに急速冷凍してもらえた。かいた汗も凍える冷たさ。雪はドライで軽く、染み込むことはなかったし、凍結していないので登りはアイゼンいらずの新雪キックステップで。


一気に登ったので所要2時間半ほどで、帰りもだいたい同じような時間をかけて安全第一で往復できた。
この山をなめて備えた(ごめんね)軽アイゼンも急斜面の下りではよく効き、転倒せずにすんだ。
駐車した登山口へ、とんぼ返りしたところへ、ケンミン(ナンバー)のマダムから、「こちらからのルート、どうでしたか}と声をかけられ、情報交換する。温泉からの往復が、やはり定番だったようだが、すぐあとで胸をなでおろすことになる。

 

というのも、最初ここに下山しようと話し合っていた「たかすみ温泉」が駐車場満車でビビってしまう。やはり樹氷と温泉」の定番はどなたも考えること同じやね〜

少し離れた「やはた温泉」で汗を流したのは大正解だった。湯はシンプルでも、すいていて眺めもいい。
混浴がいいなー混浴は幸せやなーと英語で温泉未練(!?)を垂れ流すデビッドも、まぁまぁ満足してくれたようで、桜井駅で再会を約束してお別れ。イヤハヤ元気なアラ還おやじだ。

 

別世界で吹雪と闘っていたのがほんの 10 時間前なのも信じられないほど、日帰りで濃厚な雪山遊びができる奈良はすばらしい!!
こんなに近いのに、地理も風土もちかいすぎる。
またこれから奈良の山々を攻めてみよう。

 

 

 

JUGEMテーマ:日記・一般

旅してきました | 20:41 | comments(0) | -
山パンケーキはソロハイクでは思いつかない

 

謎の京大英国人学者ダビデ氏と何やら相談したのか、ホリエモンから「市ヶ原で焚き火しましょ」と声がかかって、便乗してきた。

せっかくなので、ただ川原をトンボ返りするだけではもったいない。背山をずずずいーーーっと横断して、下山して温泉でしょ!と追加コースを提案する。

 

ダビデ氏とは有馬温泉もご一緒したことがあるので、もっとローカルなプチ温泉はどうかいな?と楽しみ半分不安半分で構えていたら、病欠のため二人旅になった。

 

ひょうきんなホリエモンは、本気でただただシンプルな焚き火を考えていたようで、二人で枯れ木を集めて完全露営。新幹線駅から歩いて 20 分で、直火がOKなのは神戸市民のありがたい庭である。

 

奥様直伝の(?)パンケーキを焼いてもらって、これはうまいことパリッとネチッとできあがった(これでいいのか?)。
僕が秘蔵の安上がりカセットガスコンロでコーヒーをいれ、チープながらのどか〜なランチを冬枯れの川原で満喫した。すぐ横には、ひとり焚き火をしている女子がいる。ヒロシ現象か?(笑)

 

下山は、前も道迷いしてしまったブッシュ・ルートを下り、因縁の五叉路でやはりコースまちがいをしてしまった。
エキスパートのホリエモンがいても、やっぱり迷う。

 

「これをすんなり温泉へ最短ルートとれるかどうかが、課題ですなぁ」
とボヤきながら、二人でまだ明るい温泉につかりながら反省会。あんまり反省になっとらん。終わりよければすべてよし、と。

 

「冬の方が暑くないし、虫もおらんからいいですね」としみじみホリエモンがふりかえるように、木枯らしが吹きまくるでもなし、氷雨に打たれるでもなし、明るい曇天の下いい調子で歩けた。
なにより、一人だと午後になってから登って必ず日が暮れて下山していたのが、3時には人里にたどりつけたので時間的に余裕があった。いつも終い湯近くに入っている温泉も、明るい昼間に入るのは初めてで新鮮だった。

 

もっこすラーメンで早すぎる晩飯と打ち上げビール、あとは愛妻の待つ(?)ホリエモンを駅で見送って散会となった。
時間があり余っている!
早起きハイクの習慣つけなあかんな〜、そのうち遭難するかもな〜と一人反省会をしながら、次どこいこ?と相談中。
爽やかな冬枯れの里山は最高でありました(^^)v

 

 

JUGEMテーマ:日記・一般

旅してきました | 22:11 | comments(0) | trackbacks(0)
コーフン度は世界遺産に少しかなわなかった古墳たち

 

早起きして2時間かけて近鉄桜井へ、えっちらおっちら古墳めぐり遠足。
好天に恵まれて、ウォーキングは順調だったが、今回の古墳は少し地味めだった。
桜井から茶臼山古墳メスリ山古墳を時計回りに歩き、電車で橿原まで移動して丸山古墳でフィナーレ。

 

どの古墳も濠がなく、奥まで立ち入れるので神秘的な感じは薄い。
丸山古墳は、被葬者が欽明天皇なのか蘇我稲目なのか、地元では熱い議論が続いているようで、観光ボランティアの博識紳士は「私は蘇我稲目やとにらんどるんですが!!」と力説なさっている。

 

それほど歴史的に著名な人物が葬られていた(?)わりに、見晴らしのいい丘ぐらいの風情で住宅地に溶けこんでいるのが不思議。

いや、住宅地が侵食しているわけで、市は宅地を買い取って史跡の復元再整備を進めているんだそうな。


ガイドさんに、
「近所の子供がかくれんぼしたり、暴走族がバイクで踏み荒らしたりしないもんでしょうか?」と尋ねてみると、
「今どき、そんな元気な若者いませんわ」と笑っておられる。
中高生のデートコースとしては、静かでいいと思うのに、古代ロマンの迫力が令和の鯉のロマンを圧倒してしまうから、怖気づいてしまうかも。

 

案内看板も日英中韓で書いてあってウェルカム・モードなのだが、まだインバウンドたちの関心は平城京から平安京までさかのぼってきたかな〜?ぐらいのレベルで、古墳時代までたどりついていない。
橿原も桜井も、古墳の宝庫なのにね。

 

桜井から毎朝6時起きで阪神間まで電車通学していたゼミの同級生女子を思い出しつつ、帰りの電車で爆睡してきたのであった。
あ〜よく歩いた。

 

 

JUGEMテーマ:日記・一般

旅してきました | 20:37 | comments(0) | trackbacks(0)
吉野2000本の花見

 

金曜日、ヒマ〜?
と会社人間ホリエクンが妙な伺いを立ててきたので、とりあえずヒマ〜と答えておいたら、「火曜日に変更、ヒマ〜?」となって、それが今日の花見になった。どれだけヒマやねん(苦笑)。

 

花見といえば、関西の究極の花見スポットは南朝のあった吉野でしょ。
そんな腹を参謀(京大の英国人研究者)とは相談していたらしいホリエ隊長は、週末の人出と渋滞を警戒して平日にしたとのことだったが、電車でも遠かったな〜。6時起きで電車を乗り換え乗り換え、大和上市駅からずいぶん遠回りして、上千本〜中千本〜下千本と攻める計画らしい。

 

そんな説明をうけたのも集合してから。不測の事態に備えて山登りのいでたちで出撃したのは正解だった。
大和上市駅でホリエクンの盟友デビッド参謀と合流し、さっそく「タクシーおらんね、どないしよ」。

 

うまいこと駅前食堂で客引きのおかみさんたちに招き入れられ、弁当代わりの巻き寿司を作ってもらいつつ、ええときに来られましたね〜と雑談にふける。
できたてほやほやの寿司折りに 440 円なりを払い、コミュニティバスに乗り込んで登山口へ。
200 円のコミュニティバスも細かな路線でこの界隈をカバーしているので、駅からすんなり現地直行もできるとはいえ、われわれは物好きにも吉野山登山ルートめざして途中下車したのであった。

 

ここから一気に、吉野山のひとつ青根ヶ峰へ取りつく。
初耳の山で、なんの予備知識もないので、いつ終わるかわからん急登に大汗をかきながらも、ちょうど2時間ほどで 858 mの頂上に出た。
ホリエクン、さっそく缶ビールで乾杯している(オイオイオイ!!)。

 

あとは下山するだけで、ちょうど標高の高い順に上千本(まだまだ)、中千本(八分咲き)、下千本(満開)と桜の海のような景色を堪能しながら遊歩道を下っていく。

ほほ〜、ここが「ひと目千本」の誉れ高い聖地ですか。

さすがに登山コース外は人出も多いが、インバウンドも含めどなたも静かでマナーもよく、美観を損ねるようなゴミもない。
最高のタイミングで、本場の桜を一生分(?)鑑賞させてもらったわ。

 

こんなミステリーツアーのような、花見と思わせてガッツリ登山をするフェイントもホリエクンのご愛嬌で、とはいえ信頼しているから結果オーライ。
気心の知れない混成部隊だと、だれか遭難したり、「もう、帰る!」とダダこねたりすることになるかもな〜

 

天気も、雲も風もない極上だったし、地形はダイナミックで絵になるアングルばかりだった。

いやはや、奈良の奥地は(観光地にはなっていても)秘境の宝庫ですな。電車の所要時間を考えると、たぶん一人旅では踏み出せなかったエリアだ。
次は琵琶湖まわりを攻めますか、と大雑把な打ち合わせをして天王寺で解散となりました、とさ。

 

 

JUGEMテーマ:日記・一般

JUGEMテーマ:趣味

 

旅してきました | 23:15 | comments(0) | trackbacks(0)
晩秋の墓めぐり

 

古代人のケタちがいの勤労に感謝する祝日を、奈良の古都ですごしてきた。
いつもの古墳ハンターに誘われるがまま、大和路快速で現地集合を・・・

 

しようと思ったら、駅トラブルで JR 環状線が内回りしか動いとらん!

交通不案内でうろたえるインバウンドも混じえて押し合いへし合いの電車を近鉄へ乗り継ぎ乗り継ぎ、池部駅へ。
ここから馬見丘陵公園をタラタラ散策しながら、お手軽な古墳見学に踏み出したのであった。


県立の施設なので、ビジターセンターに詳しいパネルや模型も展示されていて、立体的なお勉強ができる。
門外漢にはあんまり古墳のインパクトはなかったが、公園がのどかで、レストハウスのパスタランチもボリューム満点で美味でありました。

 

五位堂までかなり歩いて、近鉄を乗り継いで閉館ギリギリにたどりついた橿原考古学研究所博物館が、本日の幹事さんイチ押し目的地である。
こんな機会でもないと、噂やニュースでは鳴り響いてはいても、お宝の発掘・研究・展示の殿堂は、なかなか足を運ぶこともない。
しばらく改築で休館するらしいので、それまでに見ておきましょう、と幹事さんの肝いりで、石器時代から平城宮までの時代の膨大な発掘品を駆け足でチェック。

 

考古学の知識は僕にはカケrほどしかないが、仏教伝来以前の墳墓は独自の様式だったことは一目瞭然で、神道様式というわけでもない。
中には家畜かペットか、犬の埋葬跡まで復元されていて、古代人の死生観も少し垣間見える気がする。

王権の象徴を誇示するような御陵のスケールもすごいが、豪族の墓もそれぞれユニークで、盗掘に遭っていると被葬者は謎のままになっているのもロマンといえるか…

 

百舌鳥古市でも感じたことだが、案内表示がまだまだ不親切で、外国語表記もない。このへんは、本腰を入れて知的インバウンドの関心にこたえる環境を整備すると、深い深い観光資源が新名所になるだろうな〜
外国語ガイドの養成など課題も多いだろうけど。

地形もおもしろいし、道も歩きやすいので、山の辺の道のような散策コースをどんどん整備してほしいものだ。
ローマ帝国が分裂したころ、この島国でいかに独特な金属器や装飾品が生産されていたか、アメリカ人など想像が及ばないのではないかいな?

 

 

JUGEMテーマ:日記・一般

旅してきました | 23:53 | comments(0) | trackbacks(0)
卑弥呼の墓参り

 

桜井から北上して南半分を歩いた山の辺の道の、北半分をコンプリートしましょう、と誘われて今回は天理駅で待ち合わせてスタート。
イヤハヤここも古墳だらけ。


天理高校と同居しているような西山古墳は、だれでも「登頂」できてしまうほど、史跡としてはあっけない自然体で街の中に残っている。

古墳より、天理教の門前町のような、それ以上に天理教あっての天理市といえそうな宗教都市に圧倒された。
本部も、文書館(博物館のような、図書館のような…)も、威容を誇る中、天理高校の生徒たちが部活で休日登校してトレーニングに励んでいる。

 

集会場には「ようこそ、おかえり」と大々的に垂れ幕がかかり、全国から毎年3回集まる信者を懐深く受けとめているのがよーくわかる。
学生時代の同級生に、「天理の家の息子」がいて、どんな心境の変化かプロテスタントの大学に修士課程まで在学していたのだが、人柄よしお君で、下宿に泊めてもらうほどのつきあいをしていたのを思い出す。親切で、排他的でも独善的でもなく、天理教はいたって好印象なまま今に至る。
小中高大までそろった学園都市でもあるとはいえ、あいにく天理大学体育学部の印象しかないのは僕の不勉強だ。もう少し、天理教の研究をしてみるか。

 

肝心の古墳めぐりは、少し歩くとそこかしこにこんもり見える木立がたいてい古墳だから、数はこなせた。

クライマックスは、全国にあまたあるという卑弥呼の陵墓の最有力、箸墓古墳である。

これも、あっけなく線路際にどかんと盛り上がっている小山という感じで、オーラ皆無。宮内庁が管理してはいても、確定していないせいか卑弥呼のくだりは立て看板にも書いてなくて、ただただ静かな堀の一部に水鳥が泳いでいるだけの、のどか〜なたたずまい。


こういう静けさが、陵墓としては自然体でいいのかもしれませんな。

百舌鳥古市古墳群のように世界遺産エントリーに躍起になっているところもあり、個人的にはもっとツーリストも世界の古墳マニヤが徘徊する古代文化のメッカになるのもいいかな、と思ったりするものの、山の辺の道の静けさはいい。


数年ぶりに訪ねたビジターセンターも改装されてにぎわっていたが、さて皆さんアクセスはどうしてるんでしょ?と思うほど、あいかわらず鉄道は不便だし、バス路線も貧弱。

とはいえ、マイカーや観光バスで大挙して見物客がくると、この古墳街道の風情も薄くなってしまうかもしれないから、PR と保存のジレンマはこれからの課題かな。


路傍のあちこちに無人販売で並んでいた柿を、4つ 100 円(中には、何個でも 100 円なんて露店もあった)で買ってきたのが唯一のおみやげ。漬物と柿ぐらいしか僕のアンテナにひっかからなかったのは、これもただの不勉強である。

 

ルートは平坦だったのに、古墳をたくさん見ると妙に足が重くなってくるのは、何かを引きずってきてしまったせいか・・・
とオカルトに走るわけではないにしても、主催者はますます古墳ハンティングに乗り気だから、もうしばらく墓めぐりは続きそうであーる^^;

 

 

 

 

 

JUGEMテーマ:日記・一般

旅してきました | 22:46 | comments(0) | trackbacks(0)
六甲有馬周遊パスは手抜きハイキングの武器(^^)/


日本海側で銀世界!!
のニュースに小躍りして、六甲山でひと足早い粉雪でも?と期待して、超ずぼら登山をしてきた。
いっぺんチェックしとかないと、と思っていた六甲ミーツ・アート展も残り会期わずかだったのと、手頃な乗り放題切符も利用価値があるのかどうか、実体験してみないと・・・とモロモロの動機と好天が一致して、出撃司令となったのだった。

結果、利用価値は大でありました。


阪神間の電車と登山バス、ケーブルカー、ロープウェイで有馬温泉に下り、また電車と地下鉄で三宮でぐるーり左回りに六甲山をまわるルートは、徒歩はたった1時間ほど。もう乗り物さまさまの楽ちんハイキングで、足代は 2460 円。これに、山上循環バス乗り放題と、いろいろな施設割引がつく。

 

おかげで、野外アートも六甲枝垂れも高山植物園もはしごして、ほとんど汗もかかず(気温は4℃前後だったし)、最後のロープウェイから見下ろす裏六甲の山肌の紅葉は絶景だったな〜
乗客の半分はアジア系ツーリストで、口々に歓声をあげていた。どうです、六甲山すごいでしょ?

 

観光客でごったがえす有馬温泉は、公衆浴場が行列で入場(入湯?)制限しているほどだったのであきらめて、さっさと都心に引き返してきたのは唯一の心残り。日程を選べば、金の湯&銀の湯を堪能できたかも…

 

ともあれ、カラッと晴れあがって大阪湾も(あべのハルカスも)一望できたし、六甲枝垂れ界隈がほどよい盛況ぶりで、豚汁 300 円も美味でありました。
あんまり、公共の足でここまで歩いてくる人はいなかった気もするが、宵の時間帯を狙えば夜景を堪能してすんなり下山できると思う。有馬温泉を断念して六甲&摩耶の表六甲限定コースだと、周遊券はもっと安いしね。

 

次こそ、初雪の予報をうけてスクランブル発進しなければ!と決意しつつも(?)、楽ちん周遊券の使い勝手のよさを確認できた次第。
これ、もっと大々的に PR すればいいのにね。JR には真似できない、六甲周辺の交通機関総動員のいい企画だわ。

 

 

 

JUGEMテーマ:日記・一般

旅してきました | 22:54 | comments(0) | trackbacks(0)
熊楠に会えた紀州の旅
早起きして、ぐるーり大阪湾をまわって紀伊の旅へ、誘われるままついていった。
那智勝浦は家族旅行で満喫したけど、電車で1駅ずつアプローチしていくテツ旅は、初めてに近い。

そもそもは熊楠ゆかりの地を訪ねる企画だったので、発起人の立てたプランどおり、まず南紀白浜をめざす。足は18きっぷで乗るJR阪和線〜紀勢線。

いや〜、紀州路は長いなー
これでも、潮岬まで到達したわけでもないから、紀伊半島の半周にもなってないのだ。
おかげで、18きっぷは充分ペイした気分。

白浜も、夏休みの土曜日のわりに人出はあっけなくて、リゾート地ムードもない。
京都大学水族館にも興味は惹かれたが、となりの南方熊楠記念館へ案内される。

展示はしょぼくて、よけいな「熊楠にちなんだアート」は何かの埋め草にはなっているのか??と首をかしげながら、岬の突端の展望台めざして山道を散策する。暑い…^^;
ここからの眺めが一番よかった。円月島や神島が点々と浮かんでいて、ドピーカン(しかも炎天下)のザ・白浜のショア‼っちゅう感じ。やっぱり、瀬戸内とはちがう紀伊の山と海は、ダイナミックで深い!

熊楠ついでに、田辺へ戻って自宅を復元した熊楠顕彰館にも寄ってみる。帰り道だし。
こちらは、茶の間や書斎、蔵も忠実に復元されている。というか、遺品そのものを並べてあるので、熊楠の思考の渦が再現されている。学芸員さんも懇切丁寧だし、駅から顕彰館へ案内してくれたボランティアのおばちゃまも、博識で親切だった。

田辺の町も、駅前もろにシャッター通り商店街なのに、ちょっと裏筋に入ると和歌山のゴールデン街!?と唖然とするような飲み屋街が広がっていて、ケモノ道が網の目のようにクネクネ延びている。さぞかし、夜中は魔界と化すことでしょう(笑)。

ここで「せっかく海の近くだから」と太刀魚丼をいただいてそこそこうまかったので、晩飯も寿司屋ですませて帰途についた。
魔界は次のミッションてことで…
熊野古道は、ライフワークになるかな?

 
 
 







旅してきました | 22:13 | comments(0) | trackbacks(0)
奈良で八ツ墓参り


またまた、古墳めぐりに誘われて奈良へ出向いてきた。
あ〜よく歩いたな〜〜〜
ちょうどいい気候なので汗だくにはならず、紫外線はしっかり受けてきた。

 

まず尼ヶ辻で小手調べをひとつ。
そのあと電車で2つ移動して、奈良の都心の古墳を6つか7つ、ガンガン歩く歩く。
山の辺の道とくらべると道が平坦なので、負担はそれほどでもなかったのだが、あまり興味のないスポットをめぐる徒労感(幹事さんスミマセン)が、ついつい眠気を誘う。

 

まぁ、「運動こみの耳学問」も何かの御縁ですわ、と前向きにとらえていると、どんどんハード・コースに誘われそうな不吉な予感はある(笑)。ハードというのは、気分的に。

 

そもそも古墳は立ち入れない「宮内庁管理地」が多いので、外から木立を眺めて、「このへんが後円墳でしょう」「全長200m超えは存在感がありますな」なんて品評をするだけで、単調といえば単調。市街地に奇妙な起伏があって木がポヨポヨはえていたら、奈良ではたいてい古墳だから、レア・スポットでもない。
アンタッチャブルな森だから、せんとくんが住みついているとか、ツチノコが生息しているとか、奇抜な古墳があればアクセントにもなるのだが・・・

 

ま、それは望み薄。

あとは、古墳周辺の街の地政学的な意味合いを素人なりに想像してみたり、古墳と隣り合わせでクラス住宅地の「閑静すぎる感」に圧倒されるぐらい。
考古学の素養がないド素人としては、タモリ目線を借りるのも退屈を紛らわす小手先芸にはなるか…

 

帰りぎわに反省会で寄った奈良駅内のカフェに、「奈良カプチーノ」なるものがあって、細かい芸には同行の理学博士殿が驚きまくっていた。
文字入れなんかは、機械化されているようですけどね。


奈良は山岳信仰の本場でもあるから、いつか修験の場でも提案してみようか?
運動はいっさいしない幹事さんには却下されるだろうね。

 

 

 

 

 

JUGEMテーマ:日記・一般

旅してきました | 21:03 | comments(0) | trackbacks(0)
市民休暇村

 

前にも誘われたのに、仕事の都合で泊まらずにデイユースで引き返してきた市営リゾート施設に、昨夜は一泊してけさ散会となった。
スポーツ競技場がいろいろあれど、目玉は温泉、リハビリテーション専門病院や特養が併設されているところをみると、コンセプトはシニア向けなのだろう。

大阪の下町暮らしの前事務長さんは、緑したたる窓の外の遠くに団地が見えるだけの人工的な施設に、「味気ないですねー」とため息をついている。右に同じ。

 

どこかで見覚えのある総合保養施設やな・・・と思っていたら、国民休暇村の市営バージョンなのだ。

なるほど、昭和の国おかかえの安宿で、国民宿舎というのがあったっけ。
浅間山の近くの高峰高原ホテルなんてしゃれたネーミングの国民宿舎には一度だけ泊まったことがある。老朽化した垢抜けない建物ではあったが、安さ爆発。ビンボー学生の山旅にはおあつらえ向きで、山小屋よりは豪華だった。

 

国民宿舎が大きくなって、付帯設備がいろいろつくと、国民休暇村。これも、妙高山麓で一度だけ泊まった。
別にテニスをするでもなく、合宿でもないので、山仲間と二人だけで妙にだだっぴろい部屋を持て余しつつ、安さは爆発していた。

 

国民の余暇消費は国が施設を提供する古き良き(?)時代の旅の宿は、さんざん家族で簡保センターを利用していた立場としては違和感はないのだが、国民一般は寄りつかなくなり、いまや国民休暇村構想は身売りに閉鎖に民営化。

 

まだ公営でがんばっているところもあるようだが、自治体ごとの個性を打ち出そうと考えた神戸バージョンが、「しあわせの村」だったようだ。昭和末期に「開村」して、なんとか持ちこたえている。

市民は割安、さらに障害者割り引きやシニア割り引きでガクンと安くなる。


大浴場は広々としていて、食事は可もなく不可もない及第点か。1泊2食つき1万円前後だと、なんとかコスパ合格。
オフシーズンながら、けっこう泊まり客はいて、どこでどう情報キャッチしたのか、中国人グループも投宿している。

 

確かに、三宮や心斎橋のシティホテルが満杯だと、目先を変えてこういう「施設」を利用するのも裏技になっているのか?

ただ、施設の外に観光する場所は皆無。ここは神戸なのか北陸なのか九州なのか、漂白されたような味気ない箱庭だ。
周辺には茫漠とニュータウンが広がっていて、クルマで温泉に入りにくる近隣住民にとっては健康ランド感覚かもしれない。

 

市民にとってはシニア向けの印象が強いので、最近はスポーツ競技場も増やして、研修室やトレーニングルームなども増設して若い世代の利用促進をもくろんでいるようだ。
市街地からバスのたくさん出ていて、決して遠くはないのだが、まずネーミングが凡庸すぎるね。「いこいの村」「ふるさと村」のような当たり障りのない役所の発想で、オープンして30年以上たつのにオーラのような、土地の魅力がにじみ出ていない。
いざ泊まってみると、設備は割安感満点なのに、まず観光地ではないし、ここからどの観光スポットへ足を伸ばすにも遠い。まるでリゾート版の「寝に帰る」ベッドタウンでしかない。このへんは惜しいなぁ。

 

神戸らしいといえば、神戸ワインを出しているぐらいで、日本酒は銘柄を尋ねると西宮の白鹿だった。
値段がはねあがるが、神戸ビーフを出せないものか??
それが無理なら、せめて灘の銘酒をいろいろ飲み比べできるとか。
近所に市営の農業公園もあるんだから、神戸産のイモや蓮根、玉ねぎもアピールできるだろうに。
そのへんは経営感覚をもとっと研ぎ澄ませば、ロンリープラネットにも載るようになると思う。

 

となったあかつきにも、うっかりカップルが予約すると、妙に色気も味気もない修学旅行気分のホテルだなーと気づかされるね。
食べ歩きする場所もなければ、夜景ビューもない。
廊下で家族連れの子供が走り回っていたりするし(苦)。

 

ただ、カップルがアクロバチックなことをしでかして痙攣すると(どんなんや!?)、となりが病院なので処置は早いぞ。
お客さん、何やってたんですか抜けません!!!!とかなんとか(笑)・・・いい思い出になるかもかもしれません。
幾星霜連れ添った夫婦の気分にはなれましょうて(^o^)v

 

 

JUGEMテーマ:日記・一般

旅してきました | 20:25 | comments(2) | trackbacks(0)
| 1/6PAGES | >>


CALENDAR
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      
<< March 2024 >>
PROFILE
NEW ENTRY
RECENT COMMENT
CATEGORIES
ARCHIVES
LINKS
your IP
ブログパーツUL5
OTHERS
RECOMMEND

SPONSORED LINKS