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そろそろ、ゆっくり、こっそり革命!
近鉄さん、線路脇にお濠でも掘るか?


2週続けての台風はあっけなく通りすぎてくれたが、「通学難民」の学生がちらほら欠けている。
近鉄や南海の利用者も、意外と多いのだ。

 

通学通勤難民を出さないよう、電鉄会社も復旧工事に励んでいるのは当然だとしても、奈良の「基礎崩落」の住民も気の毒だ。
崩れたのは私有地だから、自分らで撤去して、補修工事もせい!
1日も早く電車を走らせにゃならんから、応急工事はやったげるけど、仕上がりに文句いうな!
と、おっかない文書が被災住民に突きつけられて、泣きっ面に蜂だもんな〜

 

法律的には私有財産だから、安全管理義務があるのはしかたない。
でも植木が飛んだレベルの災害ではないから、地盤が崩落してもおいそれと工事を発注できんでしょ、個人の力では。
かといって公費でやると「うちも、うちも」とオネダリされる前例になってしまうから、あくまでも不動産所有者の自己責任でやってもらうしかない・・・のか。
いや〜、やはり持ち家+持ち土地は、こんなことになると重荷だわ。

 

近鉄さんは、とにかく線路に崩れてこなければいいわけだから、線路用地ギリギリに頑丈な砂防堤を建造して、その外は住民に任せればいいのではないだろうか。
映像を見ると、崖のように切り立った高台の上にミニ開発されてできたような宅地に見えるから、自然の力で崩れたら(原因はこれから調査するらしい)崩れた高さを平らにならして「これ以上は崩れない状態」にするしかないでしょ。かりに基礎部分に詰め物をして元の形に戻ったとしても、次の大雨がおっかなくてしかたないだろうし。

 

崩れた実績ができてしまった宅地は、不動産価値など暴落するはずだから、役所は固定資産税を免除して、タダ同然の土地として持ち主に再建してもらうなり移転してもらうなり選んでもらうのが善後策になると思う。
よそものが、無責任な外野の声をもらすようで恐縮ですが。

 

近鉄や神鉄、南海の沿線には、大小の開発で線路ギリギリの宅地が多いから、いい解決策が見つかって先例になれば、減災にもつながる。

なにより、つつましく線路際でマイホームを構えた住民の生活再建ができないと困る。自然災害では命拾いしても、「経済災害」でにっちもさっちもいかなくなる。保険システムを拡大して、土地の再建基金のようなものができないもんですかね?

 

近鉄さんの意図も、もう少し愛情をこめて説明してもらえれば、人によっては「ハイハイ、工事やってくれまんの?よろしくね。今よりよくなるなら、クレームつけません」と同意する住民もいるのではなかろうか。
少なくとも、僕は喜んでやってもらうね。
自分一人ではとうてい手がつけられないんだから。

 

 

 

 

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災害 | 23:57 | comments(0) | trackbacks(0)
避難先は釜山がソウルより安全かも

 

大阪の友人と神戸で落ち合うのに出かけた昼はそれほどの雨でもなかったのに、窓のない店で数時間あれやこれや話しこんで、外に出たら暴風雨。
手持ちの一番いい傘が、マンガのように裏返ったあげくバラバラに砕けてしまった。

 

ずぶ濡れになりながら駅まで送ったら、JRが京阪神まるごと運休。
では阪神で、と元町の地下に入ったら、こちらは御影と西宮の間だけ運休になっていたので、「まぁ、この間はタクシーに相乗りでもすれば?」と別れて、あとで顛末をうかがうと、三宮で阪神も止まってしまったらしい。

 

その友人がたくましいのは、まだある!と思い立って、新幹線で1駅だけ乗る贅沢ルート。

案の定、新幹線は徐行で動いていたらしいが、満員電車になっていて、同じことを考えた在来線+阪急+阪神の客がどっと流れこんだようだ。

 

4ルートある阪神間の電車移動で、一番ヤワなのは JR 在来線、次に阪急阪神、最後の安全パイが新幹線だとよーくわかった。
以前テレ東の路線バス旅であのコンビが乗っていた阪神バスという足もあるのだが、これもストップしていた。海沿いルートだからなぁ…

 

傘がない井上陽水状態になった僕は、「行かな〜くちゃ、投票所に行かな〜くちゃ♪」と市バスに飛び乗り(これは通常運行で、すいていた)、無事に帰宅。
フードからつま先まで登山用ゴアテックスで完全武装して、投票券を手に徒歩5分の小学校へ。もう傘なんか使わない方が安全だ。
ずぶ濡れ姿で、選挙立会人に「ご苦労さま」とねぎらわれ、渾身の一票を入れてきた。

 

別れた友人は、「来る前に立憲民主に入れてきたぞ」とポロリと話してくれて初めて支持政党を知ったほど、政治の話はしたことがなかった。
僕が「投票は皆勤賞」とアピールすると、「それは感心やね」と、メシより投票の方を尊重してくれたのもうれしかった。

 

長いつきあいでも、政治と宗教の話は避けるのが日本人の気配りみたいなものだが、腹を割って率直に話せるのはいい。
僕が唯一入れたことがないのは宗教政党だが、この支持者も学会員も、かつての大家さんも含め、いいおつきあいをしてきたので、立場の違いがあっても是々非々で議論しながらつきあうのが成熟した民主主義だと思うんである。

 

だから、「排除の論理」で馬脚を出したバブル新党が伸び悩んだのも当然の報いで、夜が明けて離党者続出、与党に寝返り続出の絶望の党になると、小池さんはラーメン食ってる場合ではないよ。
さて、立件眠酒党は、人騒がせな打ち上げ花火おばさんに浮気した元の仲間がもし出戻りを願い出たら、排除しないだろうか。
枝野さんと小池さんの大人度が問われる新政局になりますな。

 

そうこうしていると、初めてケータイに避難カンコクがけたたましく着信した。

市役所さん、韓国まで避難する航空券は出してくれるんか?なんてツッコミはしませんが、山が崩れて飲み込まれると、このブログがワタクシの最後の生きた証しになるわけか・・・
トホホホホ

 

 

 

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災害 | 22:49 | comments(0) | trackbacks(0)
鹿児島地震連動訓練!?

 

今日がD法人で避難訓練だと知らされていたのに、すっかり忘れていた。
鹿児島で地震があったニュースを聞いて出勤したので、ついリアル警報か!?と勘違いしたが、初動対応もわからずポカーンとしている間にも、学生はさっさと机の下にもぐりこんで、まー身動きの速いこと。感心した。

 

アナウンスが流れて、ビル3階以上に避難しなさいと指示が淡々と流れてくる。ようやく、あぁ津波想定の訓練やったな、と思い出した。
大阪キタは、浸水リスクがあるからなぁ。

 

訓練は無事に終わり、ふだんモードで仕事に戻り、いつものルーチンワークをこなして帰宅。
鹿児島に大きな被害は出てなかったが、大分の方が大雨の後遺症は深刻だ。
流されてきた災害瓦礫の仮置き場に窮々としている。

 

瓦礫とはいえ、前日までは家財だったわけで、命を落とした住人がいれば形見にもなる品々だから、さっさと処分していいものか、部外者としても悩ましい。これこそ、ボランティアが東北のように写真や位牌の泥洗浄をして復元する作業も必要ではないかいな。
僕も実家の火事で撤去作業を業者任せにしてしまったので、実家で過ごした年までのアルバム写真の類は一切廃棄されてしまった。庭に埋めた猫の遺骨も。

 

今はあんまり喪失感もないが、人によっては生まれ育つ途中の写真がなくなることは、過去を消されてしまったような気がするのではないだろうか。特に、死別した身内と一緒に写った記念写真なんかは、ネガもデジタルデータもない時代のものは、世界でたったひとつの現物だから、復元はできない。
まぁ、僕は記憶に焼きつけてはあるぞとタカをくくっているが、酔っ払うと消えてしまうのが悩みのタネであーる。

泥だけは、忌々しい置き土産だわな。


なんとか、泥洗浄の研究が進んで、家財を復元できる技術が開発されればいいですな。
道路は放っておいても(皮肉にも)次の大雨が泥洗浄してくれるから、畳や家具の復元は震災復興の大事な技術になると思う。

 

 

 

 

 

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災害 | 23:58 | comments(0) | trackbacks(0)
土石流は津波より怖いかも

 

瀬戸内はカラ梅雨だというのに、九州の豪雨災害は、日に日に悲報が追加されていて痛ましい。
水害そのものも怖いが、避難所の段取りも不慣れなところもあり、ボランティアの受け入れもドタバタしている。災害後の「受援力」が問われるようになったのは、やはり阪神淡路大震災がきっかけだったと思う。

 

その地元おっサンテレビで、ちょうど特別番組「六甲山系豪雨災害から50年」がオンエアされた今日の昼。
たった30分の番組とはいえ、貴重な記録映像や被災者のインタビューがまとめられている。開局前の郷土史に斬り込む制作意図には敬意を表したい。

 

この豪雨災害は、うっすら記憶がある。山腹からの短くて急な坂道が濁流のウォータースライダーのようになっていた。
市内の坂道は、どこでもそうだったのではないだろうか。
幸い身のまわりで被害は出なかったし、流木や岩石が流れてきた現場もこの目で見たわけではない。

 

もしかすると、地震や火災より怖いのが、土石流かもしれない。
鉄砲水の勢いで、1つ何トンもの岩石がゴロゴロ押し寄せてくる。クルマも大木も。家は一撃で破壊されるし、安全な逃げ場なんかわからない(実際、ない)。

何もかもクルマの速さで押し流していく土石流の破壊力は、意外と見過ごされていて、よける(なんて無理だが)訓練も、予測もされていない。


おっサンテレビは、予防策として砂防ダムをはじめ治水対策をクローズアップしていて、土木行政の大切さを強調していたが、無邪気な自然愛好家は、景観破壊だ殺風景だと批判をする。

ダムだらけにしていいとは思わないが、明らかに減災効果があるなら、しかたないな〜とも思う。最近の砂防ダムは、周辺の植林や造園とセットにされる例も増えているようだから、敵ではなくガードマンとして感謝してもいいぐらいだ。

できれば、砂防ダムごとに過去の最降雨量の記録や堰き止められる土砂の容量なんかのプロフィールを銘板に刻んで張りつけておけば、通りすがりのハイカーも防災意識を持てるかもしれない。


僕も、いつもの往復4時間ほどの裏山アップダウンで、砂防ダム10個ほどの脇を通ることになる。
全部ちゃんと名前がついているので(なかなか記憶できないが)、「何合目」のかわりの目印になっている。
味気ない名前ばかりだから愛着もわきにくい。「空海1号堰堤」とか、「風神雷神2号堰堤」なんてネーミングにすれば、堰堤マニヤも出てきてタモリ倶楽部に出演なさるのではないか?(僕だったりして…笑)

 

50年前の神戸宇治川商店街は、災害後の土砂の処理に疲弊しきった苦労話を、地元の商店主は語っておられた。
泥の処理は、一番骨が折れる後始末だろう。
九州入りするボランティアをてきぱきと配属して、1日でも早く「元どおり住める家」へ回復してあげてほしい。

 

 

 

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災害 | 22:45 | comments(0) | trackbacks(0)
みんな被災者

 

退勤した足で東遊園地へ直行した。
年に一度の震災鎮魂行事に足を運ぶだけなので、えらそうなことはいえない被災民ではあるが・・・
当事者性というテーマは難しい。

 

被害はなくても「俺は被災者だ」とアピールして禄を食む住民も、多少いたかもしれない。
資格がありながら、支援の手も関心も寄せられなかった被災者もいる。

被災者の自覚も、実害もほとんどなかったのに、周囲から同情されてしまう立場もどうも座りが悪い。

 

当時ご存命だった大家さんが、「入居者まるごと全壊被災者」の申請をしてくれたおかげで、わたしゃ制度上は手厚い給付を受けることができた。

ただ、人によっては被害も金銭補償でカバーできるものばかりではない。身内の命や家財は買い直すわけにはいかないし。
だから、広い意味で喪失感をもつ人すべてが当事者ということでいいのではないかと思う。

「デートした街が無残なことになって…」とお悔やみをくれる人も、旅人も、神戸の業者と取り引きしている関係者も、みな濃淡はあるにしても当事者体験を共有している。そこに格付けをする必要はない。

 

当事者性の線引きは、メディアが好む絵づくりの一環でもあるし、当事者の支援団体も神経を尖らせている。
親等の近い家族と死別した被災者が最上位の当事者で、家や店を失った人、震災以後に持病が悪化した人は格下の扱いになる。「恋人の家が半壊した」ぐらいでは当事者扱いされない。

 

格付けと画像のインパクト、視聴者の感動を連動させるべく、ステレオタイプな被災者像を創り出そうとするメディアも、そりゃそれが仕事だからしかたない。ウンザリしながらやっているスタッフもいるかもしれんが、「小指のない震災ボランティア」は相変わらずタブー映像になったままだ。それを世に問う勇敢なジャーナリストはいないようだが。


まぁそれはともかく、神戸ぐらいの都市の災害だと、いろんな被災者がいるからなぁ・・・

「街全体が悲しみに包まれている」ように見えながら、包まれない人もいるのは事実。清く正しく健気な被災者像を固められても困る。

 

大人に1・17行事への参加を提案されて(?)寒空の下きれいな歌声を披露してくれた児童は、直接の被害者でないといっても、「生まれる前の災害」に必死に思いを馳せて鎮魂の歌を歌った経験は、未来に生きてくるのではないだろうか。
当事者でない人を、当事者に巻き込んでいくのもインクルージョン。


もちろん、強制はNGだが、どれだけ伝聞や報道で知っていても、被災地というトポスに身をおいて全身で感じる何かは、別の災害に接したとき想像力が働くと思う。
前向きな復興は、手間ひまを惜しまずバトンタッチすることかな。

 

 

 

 

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災害 | 23:02 | comments(2) | trackbacks(0)
みごとな洗濯板の遡行

 


今朝いつ地震があったのかキョトンとしているうちに、緊急地震速報がどんどん入ってきて、ニュースを見ると「津波がくる!」「すぐ逃げて!」と直球を投げてくる。
ほんまかいな?と、津波到達時刻まで生中継を見ていても、予定通りの津波は映らない。拍子抜けした。

 

あとで明らかになったのは、津波注意報が出て仙台に第一波がおいでになってから、あわてて注意報が警報に変わったらしい。
こんな後出しジャンケン警報、ありなのか?
津波情報は避難行動とリンクしているから、「届いた津波をみると予想以上だったので警報に変更します」というのも、なんだかねぇ・・・
幸い、流された人はいなかったからよかったものの。

 

川を遡行する津波の動画は流れていたので、「あの中にうまい魚が混ざっているかもな」と悠長に見ていたワタクシは不謹慎かもしれんが、ちゃんと堤防で食い止めていたし、浸水被害もない。


なら、大自然のスペクタクルとして鑑賞すればいいのだ。

見にいくな!とニュースが警告しているのは従うべきだが、海底直下地震は津波がついてくるものだし、火山噴火は降灰をともなうのも当たり前。パニクることはない。
ふだん桜島とつきあっている薩摩人は、おおらかに構えているのがえらい!

 

さすがに21年前の震度7体験は怖かったが、台風や雷は大スペクタクル。

特に、僕は雷が好きで、電光石火で一瞬だけ拝める大自然の光アートですわな。


天変地異もあり天文現象もあり、異常気象は実は通常気象なんである。いたずらに恐怖心を持たなくていいし、メディアも煽ってはイケマセン。熊が出たイノシシが暴れたスズメバチがいた!!の類も同様。それが自然との共生ってことでしょ。
もちろん、けが人は最少限であってほしいけどね。

 

津波も、波そのものより、流されてくるクルマや船の方が怖い。地面が震えることより、たんすの下敷きになったりガスに引火したりする方が怖い。その意味で、「天災より人災」かもしれない。ターザンやロビンソン・クルーソーのような生活をしている住民(いないか)なら、怖いもんはないだろうな。

 

加古川には古いつきあいのロビンソン・クルーソーがお住いだが、どんな天災も生き抜けると思う。家族も貯蓄も社会保障も、失って困るものは何もない(笑)。彼を慕う信者(僕もその一人かも)の数が財産。
これこそ、究極の減災ライフスタイルであーる。

 

 

 

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災害 | 23:44 | comments(0) | trackbacks(0)
被害予想こそ、凡人知能より人工知能で

 

ぐるり一回転する台風も珍しかったな〜。
おまけに、2つも3つも東北を直撃するのは、沖縄県民としてはホッとしただろうが、台風慣れしていない北国の人は災難としかいいようがない。
犠牲になったグループホームの入居者のご冥福を祈るばかり。

 

あの種の居住型施設で泊まりスタッフ一人だったのは経営上の都合も大きいとはいえ、福祉の貧困を見せつけられた気がする。
たとえ2〜3人で夜勤していたとしても、濁流にはなすすべもなかったかもしれない。

 

とはいえ、一人だとおちおち仮眠もとれないから、必然的に「寝ずの番」の勤務になる。今年の春までわが職場にいた少年少女も、新人として配置された各地の職場で泊まり勤務にあたっている。

不測の事態に少人数で対処しなくてはいけない夜勤こそ、ベテランがすべきだと思うのは部外者の意見にすぎないけれども、それが無理ならベテランなみの手当をはずんであげないと、短期離職モンダイは改善できんだろうなぁ…

 

そこへ、油断していた水害だ。
岩泉町長は、TVの取材に「私が自分の目で確かめてから避難指示を出したい」と人間味ある弁明をしていたが、こんな危機管理はそれ自体が危機になってしまった。

 

オッサンひとりトボトボ歩いて、「小降りになったから大丈夫じゃろ」なんて呑ん気な感触ですませていたから、こうなったとはいえないか?
もれなく町内をメッシュで踏破して地盤検査をしてまわったとでもいうのかね?(そんなこと時間がかかりすぎるって)
河川管理事務所のデータや降雨レーダーの情報も総合的に精査して、早めの避難準備情報を出すのが行政の責任だと思うのだが。

 

似た水害は、近年だけでも兵庫県佐用町や和歌山県那智勝浦町でも起きていて、多くの町民が犠牲になっている。
報道で知ってはいても、「うちは佐用町とはちがう」と妙な安心感があったのか、対策を講ずる予算が捻出できなかったか・・・
そのあたりは検証を待つしかない。

 

グループホームの立地も、川沿いの安普請な平屋だったが、町のハザードマップ(まさか、作成してないなんてことはあるまいね?)に照らして、危険地域だとわかれば移転するなり避難経路を確保するなりしておくのが、法人の責任だろう。どうも「特養の離れ」のような建物だったように見えるので、豪雨が続けば丈夫な「本館」へ、移動できる入居者を誘導してあげてほしかった。

それ以前に、避難準備情報の意味も法人監理者は理解していなかったようだから、これじゃ訓練のしようもないわな。

 

自宅より安心、と家族が考えて入居させた施設で命を落とすのは、いくら天を恨んでもやりきれないものが残ると思う。
せめて、尊い犠牲から法人と役場はちゃんと学んで、危機管理を策定してほしいね。
町長の散歩で危険予測をするなんていう茶番劇は、「うちもだ」と見に覚えのある自治体があれば、即刻あらためましょう。

 

 

 

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災害 | 23:06 | comments(0) | trackbacks(0)
福祉避難所は最優先


ペット同伴被災者と、障害を持つ被災者のどちらが優先されるのだろうか。
まだペットは一時預かりしてくれる団体や動物保護施設がないわけではない。認知症の被災者も、緊急に保護してくれる施設があるかもしれないが、環境の変化をどう受けとめて適応できるかは、暗中模索といったところだろう。

避難所は典型的な全制的施設でもある。被災者らしいふるまいを暗に求められ、生活も管理される。
事情がわかっている(つもりの)僕でも、21年前の避難所暮らしは窮屈でならなかった。訓練を受けた公的な支援員などいなかったから、自発的に手をあげたまとめ役が食事をはじめ物資の割り振りやトイレの使い方、行政との折衝など、指揮采配を握って既成事実と化していた。

だからこそ、新しいリーダーは適性をちゃんと見極めないと、いたずらに二次被災を出してしまう。僕のいた避難所のリーダー役は、名乗り出たのはいいが荷が重すぎたのか、避難住民との口論や離反も絶えなかった。おまえ、なにサマや!?と。

外からくるボランティアより、コミュニティをとりまとめるボランティアこそ、「筆頭ボランティア」なのである。
昔ながらの町内会長や自治会長なら、それなりの責任感もお持ちかもしれないが、重責を担えなくなっていることもあるし、まず我が家のことで頭がいっぱいだろう。

熊本は余震が長引いたこともあって、ボランティア受付が少し遅れたのはしかたないとしても、やりくりできるノウハウがないと、せっかくのヒューマンリソースが活用できない。
やはり地域特性をよくご存知の警察・消防OBのような人材が、キーマンになるのではないだろうか。

健康状態や被災の程度によって、要望は千差万別になる。それが1か所に集められ1週間、2週間たってくると、おさえてきた要望が噴出する。
避難民はまず、わがままは禁物!と忍耐を強いられる。忍耐が体調悪化に直結する当事者もいれば、状況がわからない障害者もいる。
避難所もひとつの権力機関で、まずこの現実を認めない支援者もいる。まちがいなく、指揮する権限を持ち、行政の委任事務を執行しているのに。
昔ながらの、「お上には黙って従う」お年寄りは多い。だからといって、扱いやすい被災者というわけではない。見えないストレスや脱水症状、腎不全など見過ごされがちだったりする。

被災者救済の手法が、いまだ一元管理・集中管理の発想だから、マイカーに避難する人、半壊状態の我が家に「避難」する人も多い。集団生活に「回収」されない被災者への支援はどうあるべきか、よーく検討して基本的なスキームをつくらないと、避難先で命を落とす不幸はなくならない。

福岡や鹿児島の親類縁者を頼って「疎開」するのも、全制的施設から解放される道ではあるが、火事場泥棒も横行しているから、あまり我が家から遠く離れるわけにもいかないのはわかる。空き巣は射殺しろと息巻く芸能人もいる。
壊れた家に出入りする人が住人なのか否か、瞬時に確認する方法もない。問いただしても「頼まれて家財を取りにきた」なんて言い訳をするのは目に見えている。

避難民の健康管理だけでなく、留守宅の治安を守るボランティアも、不安を減らすマンパワーになると思う。
警備会社の売名行為でもいいから、火事場泥棒をがんがん摘発していただきたい。
これも、僕の持論で、つかまえた火事場泥棒は「同業者」10人をつかまえたら免罪してやってもいい。毒をもって毒を制す、と。
そんなにうまくいかんかな?


 
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災害 | 20:28 | comments(0) | trackbacks(0)
クルマは止まっていても凶器になる件


せっかく地震で命拾いしても、エコノミークラス症候群が命取りになってしまう悲劇は、昔から指摘されていたのにね・・・
アラームを出せなかったのかな、目の前で車中泊している人がいるのに。

ナイカー族の僕は、マイカーにこもろうとするる愛車精神(?)は正直よくわからんし、責めるつもりは毛頭ないのだが、まるで麻薬のように引きこまれてしまう被災者心理が働くのかな。
クルマで津波から逃げようとして呑みこまれてしまったドライバーも東北にいた。道路が最短の避難経路になっているわけでもなく、渋滞したらお手上げなのにね。

津波の心配がない熊本地震とはいえ、エコノミークラス症候群の犠牲者と予備軍は、かつてないハイペースで出ている。クルマに住んでいる人たちは、それぞれの事情もあってのこととはいえ、せめて足を伸ばして休めるようなテントを貸し出すとか、定期的な保健活動も必要だわな。「自業自得」ではすませられない。

家の防犯のために車庫で寝泊まりしているのはわかるけど、避難所の庭でマイカー暮らしをしている車列の眺めは、「被災者の群れ」の中に入りたいのか入りたくないのか、微妙な気持ちも伝わってくる。わからなくもないけど、死にたくてそうしているわけではないから、目の前の被災行動に潜むリスクは無理強いしてでも回避してあげないと、せっかく拾った命をムダにしてしまうよ。
21年前も、被災した自宅兼店舗の横で車中泊していた同級生の苦労話を聞いたことがあるので、テントを進呈すればよかったかな〜と少し反省してしまう(彼は数年後に帰らぬ人になってしまったから、今となっては後悔先に立たず…)。

ダンボール・ハウスで寝ている路上生活者の知恵も、参考になるかもしれない。見た目は棺桶生活のようではあれ、ダンボールハウスは風なんてシャットアウトできて暖かいし、プライバシーも完璧だ。けっこう遮音性もある。
紙製のベッドやパーティションが差し入れされているのは、被災者支援の若干の進化かもしれないが、冷蔵庫を梱包していたようなダンボールは、そのまま送ればインスタント個室ができる。不要になれば燃やして焚き火に使える。

意外と餓死する被災者は聞いたことがないから(いたらスミマセン)、食糧支援より、安全な個室の確保の方が優先度は高いのではないかいな?とも思いますぞ。衛生面でも、ストレス軽減のためにも。
モンベルはテントの支給を決めたそうだが、モンベル製のテントはややこしいパーツがないと張れない構造的欠陥があるのは、山ヤさんの間では周知のこと。キャンプのマニヤでもない一般の被災者には、凝りに凝ったテントより、「冷蔵庫のダンボール」の方が住み心地はいいのではなかろうか。

ホームレスの達人を「仮住まいアドバイザー」に任命して、公金からそれなりの報酬も支給すれば、実はすごいダンボールハウスが百花繚乱するかもかもしれない。日本の輸出文化にもなりましょうて。
だめですかな?


 
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災害 | 23:51 | comments(0) | trackbacks(0)
魂の被災


事務能力がホント欠けてるな〜と自己嫌悪。
B法人に提出する毎年度の書類が厳しくなり、景気よく「テンプル大学卒」も「ハーバードMBA」も書けなくなった(笑)どころか、シラバスに至っては作成マニュアルの冊子までできて、かなり細かな項目を書かなくてはいけない。

こういうトレンドは全国的に進んでいるし、説明責任と情報開示は法人だけでなく業務請負人にも問われるようになってきた。
昔から、仕事の匿名評価票は自分で作成しフィードバックさせているので、シラバスも自主的に作成・配布し、目標は国家試験合格、そのために提供できるリソースはこれこれ、と書面を配布しているので、あわてふためくことはない。世間がワタクシに追いついてきたのだ!と悠長にかまえていた。

そこが災いして、ちょっとした書類不備や期限オーバーも重なって、「来月の給料ないよ、6月までお預けだからね」と宣告されてしまった。自業自得とはいえ、極貧のゴールデンウィーク(苦笑)をすごさなくてはいけない。トホホホホホホ…

B法人の昼休みに残りの書類を仕上げてヌキメシになってしまい、A法人に移動して腹ペコのまま午後の仕事を終え、今日最初のメシは夕方のバングラ大使館になってしまった。空きっ腹に突き刺さる大激辛!!(笑)
大使殿は、母国でも災害が多いせいか、熊本地震を心配しつつ、バイトのジャカルタ君と災害談義。

ジャカルタ君は、東北大震災のあと来日しているし、阪神大震災は生まれているかいないかの昔話になる。殊勝にも、どこかで学んでいるらしく、「神戸と熊本どっちが大きいですか」と尋ねてきた。
「直下型だから似ているところもあるけど、東北と違って津波で洗いざらいってことはないからねー、原発災害もないし」と僕。
「津波は、こわいですね」
インドネシアも、大津波やサイクロンの被害は身近だから、災害リテラシーはそこそこあるようだ。

震源地からは少し離れているが、立命館APUという留学生メインの新しい大学には、世界各地から下宿生が集まってきている。
彼ら彼女らは、経験したくなかっただろうが、日本の天災をどう受けとめているだろうか。貴重な経験になると思うが。

ジャカルタ君は大阪で学んでいるので、僕は「大阪も、いざとなったらパニックになるよ。それに海抜が低いから、あっという間に水浸しになるだろうね〜」とビビらせていると、日本に長年住んでいるはずのバングラ大使殿、0メートル地帯を知らなかった!
あのねー、あなたも母国で家や店を流された被災経験を語ってたでしょ。
日本が安心安全の国だと思っていたら、そりゃ落とし穴になりまっせ。

梅田の地下街に浸水したら悲惨だし、パニックや暴動もこわい。熊本県民より、リスク因子は多い。
都市型災害の後遺症は、首都圏の方が深刻だとは思うが、大阪のパニックはバングラ人、インドネシア人の想像を超えている。僕も正確なことはいえない。

「どこ安全ですか」とジャカルタ君は心配していたので、「日本中どこでも安全なところはないと思うけど、京都や奈良は、古い建物が残っているのを見ると、今のところ大丈夫かな?」ぐらいしか申せません。
二条城や法隆寺が、熊本城のようなことにならない保証はないのである。
あちらこちらにある三重の塔、五重の塔がポッキリ折れるような悲劇はまだ見たことはないし、金閣寺が賀茂川を流れていくようなことはない・・・とは思いたいが、まだタリバンが遺跡を破壊するような悲劇は日本では見かけない点だけは幸運だ。

だから油断して、耐震補強が後回しになっている歴史遺産も多いと思う。
シャチホコなんて、地震で真っ先に落ちるのは素人目にも明らかだから、プラスチック製のフェイクを飾っておくとか、姑息な工作は許容範囲かもしれませんな。
阿蘇神社の倒壊は、別に神道の信者でなくても心が痛む。神戸の栄光教会、中山手カトリック教会の惨状を目の当たりにしてきた僕としても、シンパシーは感じる。
どうか、たくましく再建できますように…



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