「山の日だから山に登る」のは素人くさい発想だとは思うが、人出が多いと遭難者発見の確率も上がるから、山のベテランつまりシニア登山家は、人目につきやすい山歩きをした方がいい。
近江の山へシャワークライミングにきていた64歳おやっさんが、沢に滑落して溺死。
これも、ザイル仲間ではなく一般登山者が川に流れてきたのを発見して通報してくれたようだ。
溺死の前に転落して強い外傷を負った可能性が高いから、足元がおぼつかなくなるトシに応じた山の楽しみ方を心がけにゃなりませんな。
沢登りは、季節柄ひんやりしたイメージに惹かれるもので、僕も一度だけ裏六甲の地獄谷を遡行したことがある。ちょうど8月の暑いさなかに。
ヒンヤリなんてもんではなかった。
常に水瀑が気化熱を奪うから、水を浴びなくても体感気温は20℃かそれ以下になる。
筋温が下がるので、力が入らない。ふんばろうとすると足がつる。
高校生の後輩2名を引率していた責任もあるので、ほうほうの体で、なんとか登りきった。「沢登り、涼しそう」と甘く考えた3人は、すっかり肝を冷やして、幸運にも生還した。その後二度と「また連れてって」とはおねだりされなかった。
こんなことを学べるのも「裏山先生」のいいところで、ザイル技術も体温維持もしっかり備えておかんといかんな〜と反省したのであった。
沢の誘惑も準備不足だと自殺行為だし、熱中症や脱水症状もこわい。
炎天下トボトボ歩くだけなのもつらいから、水辺を歩きたくなるのも人情だと思いますが・・・神戸の Twenty cross ぐらいが、真夏にちょうど涼しくていい。
真夏の海も、しばらく近づいてさえいないが、バングラ神戸領事館の領事夫妻がお子さん連れで須磨へ遊びにいってきたらしい。
「遠浅で、海もキレイでした」と顔をほころばせている。
わたしゃ水着のおねーさんしか目に入らないから、ちゃんと海を眺める健全な気持ちが戻ってきたら、ビ〜チもいい。
海水浴より、うまい魚を釣りたいとか、どうもジジむさくなってきたのは寄る年波というやつか。
やっぱり緑の森が、夏も冬もいい。
山の日万歳!!
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