今日は国際障害者デーだったらしい。
も、障がい者と書くことがさも「理解者」とみなされるような空気ができてしまったのは、当事者、メディア、健常者、無関心層の共同責任だ。
Gifted、Challenged、Special…と英語ではさまざまな表記が流通しているのに、日本語は「がい」から脱却できない。碍にも害にも、言霊がつきまとうから、腑に落ちる新語に置き換えたほうがいいと思うのだが。
昔、県立の「肢体不自由児療育施設」というのが近所にあったが、不自由もやんわりしていて悪くない。傷病者や高齢者、妊婦も仲間入りできる。経済的不自由者や政治的不自由者(好色選挙法違反者ね)は、除外されるけどね。
スペシャル・オリンピックなんて催しもあったように、身体障害を補って余りあるぐらいの運動能力をもつアスリートもいる。
同じように、記憶力抜群の発達障害者や、読唇名人の聾唖者もいる・・・とはいえ、あんまりスペシャルな能力ばかり期待するのも酷ですわな、と今夜のバリバラは肩の力を抜かせてくれた。
鉄道の音を聞き分ける名人を、ボートレース場へ連行してエンジン音から勝ち舟を当てさせるゲスな企画は、当然ハズレ。
脳性麻痺のポーカーフェイスは、ポーカーで勝てるか?も、1勝1敗というところ。
まぁ、そんなもんでしょ。表情を読んだり(偽装したり)、エンジン音を聴き分けたりする以上に、賭け事のスキルが必要なんだから。
ギャンブルに障害を使ってみれば?の冗談企画は、それはそれとして、健常者も笑ってられないほど味覚障害、感覚障害、運動障害を患っているのに気がつかないことって、ないか?
すぐ暑いだの寒いだの、1℃単位で「私の快適温度」にこだわって仕事や勉強がおろそかになるのは適温障害(笑)。汗腺と寒イボが退化してませんか?
スマホ依存症になると、視覚障害者より危ないし、本が読めなくなる。
駅から歩いて30分かかる家に住めない徒歩障害者は、高い住宅費ともろもろの病気を背負うことになりまっせ。
下痢や発熱や痛みを薬で止めてしまうと、困ったことにならんかな?
と、八つ当たりみたいになってしまうが、かくいうワタクシも人の顔を名前がさっぱり憶えられんから、わが脳は老化する一方だ(そもそも子供のころから人名健忘症だった!)。
大人の発達障害が表面化したり、精神障害を発症したりするケースも増えているのは、ある意味いいことかもしれないので、「障害は背中合わせの世界」ととらえて仲良くできる世の中になればいいと思う(排除したがる強者は、いつかは排除されるのですぞコイケさん!)。
極度の肥満恐怖症から摂食障害を患って数十年のベテランが身近にいるのだが、これも考えようで、ぽちゃかわラブ&ピースな世の中になれば、プレッシャーも減るかもしれない。
いや、そんな簡単なもんやないよ、とレクチャーされたこともある。当事者グループに参加している面々の中には、思春期に生理が止まったまま更年期まで来た人、買い食いが止まらず万引きや自己破産まで突っ走ってしまう人もいるそうな。そこまで深刻な摂食障害は、おおらかにとらえるだけでは解決しない。
とはいえ、松村邦洋が松ちゃんでなくなるのはタレント生命にかかわることだし、快活な栗原類も周囲が困ってしまう。
柳原可奈子がぽちゃかわから抜け出しつつあるのは、国民的損失ではないか!
と、ワンダフルナイトを聴きながらハラハラしていた、ひまな1ファンの嘆きでありましたとさ。
JUGEMテーマ:日記・一般
JUGEMテーマ:ニュース