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そろそろ、ゆっくり、こっそり革命!
国が移植ツアー後押し?

 

驚きの保険医療に目を疑った。

神戸新聞1面によれば、渡航臓器移植に、最大1000万円の大盤振る舞い。

 

在外邦人の医療費の延長と考えられなくもないが、これでも、患者の自己負担額からするとスズメの涙でしかない。心臓や肝臓の渡米移植だと医療費の相場は2億を超えるから、募金が命綱になっているのはよく知られた現実だ。

おまけに、募金が集まって前金で日本円数億を持参する患者が増えれば増えるほど、相場も上がる。金払いもよく、医師に従順で、訴訟も起こさない日本人患者は上得意なのが「あちら側」の事情。

 

それは少しずつ報道されてはいるものの、では順番待ちしている渡航先の患者が、行列に横から入ってくる外国人患者をどう思っているかは、報道のタブーなのか…いや、タブーに触れない報道は報道ではないか。

すでに WHO などは、渡航移植はやめなさい、臓器は自国内で調達しなさいと勧告を出している。

 

即金で前払いする患者に、臓器を買われていく「ドナー大国」は、今は欧米豪が中心ではあるが、インド、フィリピン、タイなどがドナー大国候補になりつつある。相場も安い。

 

こんな渡航移植に、政府が公金を助成する日本には、当然ながら風当たりも強くならんかな?
患者と家族にしてみれば、背に腹は代えられない事情もあるのはよーくわかるが、国に渡航を促されるより国内で移植を受けられる方が、風当たりも受けずにすむだろうに。


それでも、増加する一方の患者に対するドナーが増えないのも周知の現実だから、公費助成は臓器確保キャンペーンに使うべきだろうね。

「臓器調達」は欧米に依存しているだけでなく、移植医の技術流出も増えているいびつさは、日本人の患者をターゲットにした病院経営にも拍車をかける。日本人スタッフがいる安心感にすがる患者もいるだろう。家を売って、足を棒にして募金を集め、つまるところ現地で待っている患者をまたひとり犠牲にする渡航移植が、ビジネスになっている構図は、なぜ報道されないのか。患者に配慮しているのかもしれんが…

 

もちろん、国も脳死判定の規準緩和などドナー増を画策してはいるのだが、メイド・イン・ジャパンの臓器は宝くじ1等なみの希少価値であることに変わりはない。脳死移植は慎重に、と訴える組織で異端視されてきた僕のスタンスは、自発的な臓器提供者を増やすことと、誘導的な家族承諾を禁止すること。

後者をずさんにやってきたツケが、医療不信につながっている構図は、30年も変わっていない。国民の内発的なドネーション文化が育たなかったという意味では、後進国といっていい。アジア NIEs 諸国より遅れている。

 

移植先の指定や手続きの透明化を保証すれば、国内でドナー登録者は増えると思うのだが・・・
ドナーが増えると、さて、中露あたりの富裕層が全額自己負担で「来日移植」を求めてきたとき、日本人患者は受け入れるだろうか?

 

 

 

 

 

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