退勤して JR に乗ると、大阪で運休になってしまった。
「西宮駅で人身事故があり、警察の現場検証中です」と車内アナウンス。あと 20 分かそこらで運転再開予定、とじらしながら、振替輸送もしているとのこと。
このまま、トロトロ各停ででも帰れたらいいかな〜と思いつつ大阪駅に入線すると、プラットフォームにトグロを巻くような乗客の列。なんじゃこりゃ!!
そそくさと改札を出て、阪神に乗り換えることにした。
振替乗車の JR 客は、ここでも手続きで長蛇の列になっていたが、僕は切符を買って「普通の阪神乗客」だから、横を素通りして改札に入れた。
ところが、構内で、地下3階のプラットフォームへ降りる制限をしている。
切符を買う前に、こんなことになってまっせーとアナウンスしてくれていたら、どこかで時間つぶしでもしてゆっくり帰るのに・・・
とブツクサ独り言を噛み殺して並んでいたら、わりとあっさり降りていけた。洪水のような客足に流されるようにたどりついた阪神特急は、案の定こちらも満杯になっている。
まぁ、12 分後に乗れたらいいか、と1本見送ったら、すんなり座って快適な居眠り帰宅ができた。
JR から途中下車してきた客と、これから大阪駅で乗ろうとしていた客のダブルパンチは、阪急阪神ホールディングス電車で受けるにはキャパを超えている。退勤ラッシュアワーだったし。
なのに、阪神電車の改札制限とプラットフォーム制限のダブル・ハードルは、実にうまく客をさばいていて感心した。
西宮行きにも客をふるい分けして、神戸以西に帰る客は姫路行き特急へ、と。阪急は新開地までだから、遠距離客は阪神が頼りだったでしょう。
そのせいか、いつもは芦屋でぐんと減り、三宮でゴッソリ下車する乗客が、今夜だけは一向に減らない。ふだんは JR で明石や姫路方面に帰る客で、すし詰め(なんか懐かしい日本語)になっているのだった。
奥の席に座っていた僕は、客をかきわけかきわけ神戸で下車すると、JR がやっと運転再開したぐらいのタイミング。ただし 90 分遅れとか、130 分遅れの表示に、改札前の客がしどろもどろしている。阪神に乗り換えて正解だった。
それほど、ダイヤが大きく乱れていたのに、阪神電車さんも、阪神客も、とげとげしくならず整然と振り替え運行している。いいぞタイガース電車!
とまぁ、ちょっと面倒ではあったが、3電車並走エリアの地の利を実感したね。
阪急(しかない)沿線に住むのはリスキーというもんで…
姫路と奈良の直通特急が、早く実現しないかな?
沿線の価値もぐんと高まるだろうし。
来年も阪神電車さんに期待いたします(^^)/
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