前にも、変な NPO があるな〜とつぶやいてしまった「 NPO を看板にかかげている会社」が、怒りの会見を開いていたのをニュースで拝見。
我々は不当に課税された被害者ですといわんばかりの NPO の会見は、贈賄を自白しているようなもので、市議に代議士にフィクサーにと億単位の袖の下を渡してきたそうな。振り込みで、茶封筒で、と具体的に。
名指しされた園田議員は選挙区がまったく無関係だから、ただの政治献金として気にも留めなかったのか、国会で「有利な発言」もせず放置していた。
それが気に食わない。せっかく貢ぎ物をしたのに、税務署からは課税されるわ、市からの受注もなくなりそうだわ、とうろたえて怒りの会見をして、露呈されたのが「お金、あるやん」の実態。あれ?NPO でしたよね(苦笑)。
金の入りはどこから?政治献金は、どんな名目で繰り入れているのか、「被害者」へのツッコミどころ満載の、ミイラ取り劇に見えるぞ。
袖の下を渡した市議は、愛人旅行やら、愛人の手術費用やらを「たかっていた」と報じるメディアもあるが、魚心あれば水心ありだからね。どっちもどっちではないかいな。
もらった袖の下が女遊びに使われたのは、そもそもそんな請託を受けるスケベ議員はろくでもない下心があると見ていいから、使いみちについてクレームをつけるのはどうかと思う。お主もワルよのう…と、越後屋と悪代官がタヌキのバカしあいをしていただけ。
億単位の政治献金をするヘソクリが NPO にあるなら、それをまず障害者の賃金にあてなさいよ、が庶民感覚だろう。
いや、これから先も安定的に業務受注できるようパイプづくりをしていたのだ、が NPO 側の思惑だったのかもしれないあが、なんだか NPO 経営の邪道を走ってきたような印象もあるぞ。そこを指摘することになったのが、NPO の監査をすべき県ではなく税務署だったということ。
税務署さん、えらい!
間抜けな NPO と、スケベな市議、鈍感な代議士の田舎芝居が幕引きになれば、雇用されていた障害者の次の引き受け手が見つかるか、少し心配。
次の受け皿も、不可解な会社が糸を引いていたり、理事長が天下りだったりすると、同じことが再演されるかもしれない。
NPO の監査も、本腰を入れてやれば、ボロボロと灰色の金の流れが出てくるだろうな・・・
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