読書会のあと、ステーキハウスで小さな忘年会。
歴代の事務長さんたちは、退職しても、結局また古巣の人事トークに花が咲く。うーん、僕は病院職員ではないんですが(苦笑)。
悠々自適にも年季の違いがあるようで、引退ホヤホヤの六十代はヒマを持て余し気味。18切符の旅をせっせとこなしておられる。
七十代の癌サバイバーは、美術館がタダになるとかで、美術鑑賞に余念がない。どころか、死ぬまでに見たい絶景をリストアップしていたのが、ひょっとすると見尽くしてしまう勢いで、「来年は小笠原の海と屋久島の縄文杉にカノジョと行くねんウハハハハハ」と怪気炎をあげている。
やはり、シニアにもビギナーとベテランがいる。見比べさせてもらっていると、いいお手本になります。
「ぴちぴちシニア」はウォーキングや生涯学習など、手近なところから始めて、テツ旅、山歩きと順当にステップアップを図っている。けがはしないよう、慎重に。
山には一度ご案内したが、僕がテキトーな行程につきあわせてしまったせいか、「またご一緒に」のリクエストがない。
逆に僕が古墳見学に招かれるときは、分単位のスケジュールつきのレジュメを事前に郵送されるぐらいだから、仕事のタスクをこなしているような感じを引きずって疲れてしまう。行き当たりばったりだと、不安になるのかな?
もう30年ほどのつきあいになるから、お互い妥協しながら気心は知る間柄になっているはずなのに、ナーバスなところと鈍感になるところが、すれちがったまま妥結点が見つからない。
「歩いて気持ちいい道」の選択も、お茶スポットも、僕のほうが街の中ではナーバスになってしまう。声を張り上げなくてはいけない騒音充満の店は、一人では入らないし、行列もパス。
結局ただのわがままなのだ。
だから、わがままでは世渡りできんぞ、とお天道さまが試練を与えてくれているのだと思うことにして、今日もクッタリ疲れて帰ってきた。
年末の土曜の夜の三宮がそうなっていることは覚悟していたから、まーこれも歳末の風情でしょ、と。
いつもの坂道のホルスタイン猫も、今夜は出てきてくれなかった。
仕事納めまであと1週間、がんばらねば。
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