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そろそろ、ゆっくり、こっそり革命!
ムーミン谷を襲った洪水の原因はなんですかセンセイ!


ワハハハハハ…先端試験にムーミンの舞台が出題されて受験生を戸惑わせている。
笑っちゃ―悪いが、とりあえず虹試験に臨む受験生は、面接か小論文で、作問の不手際をこきおろす名プレゼンテーションをしてみせてほしいね。試験はオーディションなんだから。

 

設題は特定の大学の入試なら「あ、あの教授の趣味だな」と判明するだろうが、先端試験は国の委託だから、特定班が動いても作問者はわかるかどうか・・・
出題のトレーサビリティを、せめて文科省だけでも把握して、作問者に問いただした上で受験生には何らかの措置をしてあげてほしい。

 

感情的に「夢を壊すな」とはいわないまでも、フィクションの舞台を地理の問題で特定させるのはヤボの極みというもので、唯一絶対の解なんてものはない。「ノルウェイの森はどこにあるか?」の解は、ノルウェイ王国でもあり、兵庫県神崎郡神河町でもある。きっと、村上春樹は「それでもいいよ」と説明するだろう。

 

それに、ムーミンのどのバージョンを出題者が想定していたのかも謎だな。注釈はついていたのか?
カートゥーン版、日本アニメ版(僕も岸田今日子のムーミンで育った)、リメイク版(ノンノンがフローレンに改名した)それぞれに、とりまく世界情勢は変わり、ムーミン谷は大洪水で流されてしまったかもしれないし、おさびし山は団地造成でつぶされているかもしれない(笑)。

 

だから、地理の出題ネタには向いていないよな。
文学部あたりの虹試験で、「ムーミン谷はどこの国が舞台だと思うか、その国の風土、歴史、気候、政治経済体制を根拠に証明しなさい」ならわかる。どの国でもいいのだ。論証のしかたを採点すれば。

 

なまじっか、フィンランド出身の作家がスウェーデン暮らしの中で創作した作品だから、フィクションといえども「そのあたり」だと出題者が思い込んでいるフシがある。出題者が幻惑にとらわれた、大人げない珍問であると断罪させていただこう。
このセンセイを、文科省でも文化庁でもいいから呼びつけて、試問してみればいい。


「千と千尋の神隠しの湯屋は、どの県のどの地方と推定するのが最も蓋然性が高いか、地形、植生、習俗、民話・伝承を根拠に主張せよ」と。

 

宮崎駿さんもご存命だから、変な推定をすると「どこを見とるんじゃ」とフンガイされるかもしれない。
そもそもアニメは自由な創造物であって、精神世界を実体化できるものではないし、しようとするのもヤボですわなぁ。

 

そんな反論を、東京藝大を受けようとしている受験生ならできるかもしれんが、困り果てるばかりの18歳、19歳を相手に、教育的配慮も文学センスも欠けた学者が粋がって作問モチーフにすべきではない。
受験生諸君、反撃の理論武装がんばって下され!!

 

 

 

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