2018.01.15 Monday
阪急や阪神のトリビア本は、もう目新し感がないのであえて買うことはないけど、近鉄や南海、京阪になると謎だらけだ。
特に、近鉄はケモノ道のような印象がある。基本、山間部を縫うような路線が多いこともあって。
そんな近鉄のトリビアを集めた天野太郎『近鉄沿線ディープなふしぎ発見』(じっぴコンパクト新書)がおもしろい。年越しの間、紙の上の小旅行を楽しませてもらった。
地歴のセンセイが監修しているから、電鉄経営についてはほとんど触れないかわりに、歴史ネタが豊富。そりゃ近鉄沿線といえば遺跡、古墳の宝庫だもんな。
縁あって古墳めぐりにつきあうようになって、信貴山や葛城山、二上山、三輪山あたりの山々もぐっと距離感が縮まった。アクセスは近鉄だ。阪神とつながったおかげで、神戸と古墳の里・神話の里(伊勢)が近くなったのはありがたいことだでございます。
そのあたりの歴史秘話は満載で、これはただの鉄道マニヤ本ではない。
日本鉄道神社リストなんて、この本で初めて教えられた「なんじゃそりゃスポット」であーる(^^)/
さて、東西の名物私鉄おトリビア・シリーズを連発している実業之日本社が、どこまでディープでマイナーな電鉄を本にできるかも要注目である!
そう、『神鉄沿線ディープなふしぎ発見』に期待したいのである!!
書けんことはないと思うけどね。
近鉄を新書1冊に詰め込むのと違って、しんてつは新書1冊に膨らます感じになるか・・・
一字違いは大違いですな。
でも、期待してますから実業之日本社さん。
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