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定義の問題


大人の火遊び評論家としては、年内いっぱい引っ張らねばならない懸案を忘れかけていた。
「ももくに対決」である(笑)。
板挟みになっているヤサ男を血祭りに上げる大衆心理が、火に油を注いでいる。

大人の火遊びの結末だから、三方一両損でいいとは思う。3人ならんで、「お粗末さまでした」と頭を下げましょう。
あえていうなら、渡り鳥のヤサ男が不甲斐ない。下手なウグイスの谷渡りである。

名演技でしみじみ「もう、女房とは終わってるんだ」と語られると、愛人としては「次は私が」と思うのも当然だ。戸籍謄本まで見せてもらって、離婚が成立しているかどうか確認するわけにはいかんでしょ。

だから、久仁子には略奪とか不倫の認識はなかった(としておこう。実は…の可能性も匂ってくるのが久仁子の人徳?なのだが)。
結果的に、大桃が「別居もしてなかったし、やりなおせると願って籍も入っていた時期に、浮気されていたなんて…」と指摘したことで、ヤサ男の優柔不断ぶりが露呈してしまったわけだ。

もし裁判沙汰にでもなれば、なんせ久仁子には弘中惇一郎弁護士がついている。出るとこに出るなら、「山路氏の不実告知のせいで泥棒猫よばわりされた麻木久仁子の名誉」を守る戦略を立てるだろう。
そこまでこじれる前に、山路氏は堂々と本人たちの前にかしずいて、結果的に裏切られたことになる前々妻には格別にワビサビを入れるのが男の筋(やらしいな)というもんである。

戦場ジャーナリズムの勇気(があるなら)と、前々妻に頭をさげる勇気と、さてどっちが勝ることやら?
「俺はでかい仕事をしてるのだ」という気負いが、実は自分の紛争地帯では脇が甘くなった一因かもしれない。

同い年の同性のよしみ(そんなもんないか)で山路氏を擁護するなら、夫としては本当に夫婦関係が終わりに向かっていたと認識していたのに、妻はそう思っていなかったというすれちがいはあるようだ。
それを「残酷な沈黙」とかっこつけると、破綻の認識を意図的に伝えてなかった疑惑が出てくるぞ。言わなければ伝わらないことに本当に気づいてなかったとしたら(以心伝心をあてにしていたとしたら)、ジャーナリストとしての評価も失墜しかねない。

大桃が、「別居はしてなかったし、私にも至らぬところがあるから、やりなおせると思っていた」と話しているのも、山路氏に伝わっていたかどうかも疑わしい。
破綻の定義が違うのだ。

ややこしくしてしまって申し訳ないが、「同居していても別居している技」もあるぞ。夜は妻と形だけの同居生活、昼は愛人と心底つながった同居生活(!!)というのは、まぁ大人ならスイッチを切り替えるようにできますわな。妾を囲う男の得意技かと思いきや、昼は貞淑な妻が夜の蝶に化けたりすることもある。
一人暮らしと世帯持ちとの愛人同棲、はたまた一人暮らし同士で同棲しているカップルなんてのも、矛盾するようだが可能である。

男女交際というものにあこがれて半世紀たって(終わって)しまったワタクシからすると、さかりのついた男女が「つきあいはじめた」「交際記念日」「別れた」とキャーキャー騒いでいるのをみると、何をもってスタート、エンドのしるしとみなすか?は、いまだ大きな謎である。
そんなに言葉ではっきり「本日より交際開始」「本日24時をもって解消」となるもんですかい?
そうしておいた方が、「認識のずれ」は避けられるのかもしれんが。

交際期間の確定も難しいし、そもそも「つきあう」の意味がはっきりしとらん。
とりあえず伝統的には、「つきあうこと=排他的性交渉」であったとしても、片思いの相手にだって「ほかの異性といちゃつくのが許せない」と憤慨している男女がいるから、相手を独占したい感情は絶対的な決め手にはならない。
どちらかが「外でギンギン」のおかげで(笑)家で円満でいられる夫婦もいたりする。

二人でメシを食うとか、ドライブに行くだけで交際の始まりか兆しになるのかどうか?
愛人関係になっても、相手に金銭を支払って「店のコと遊んでいるだけ」と言い訳することもできる。領収証までもらっていたりして!!(笑)
秘書とか用心棒という体裁で「実は愛人」に金銭供与をしている業界不倫は、なんぼでもあるだろう。

『チャタレイ夫人の恋人』は、不具の夫が妻の婚外交渉を黙認している設定で、古い話のようでも、実は古くない夫婦の形だろう。
絶倫夫(妻)の相手をしてられない妻(夫)がチャタレー夫婦のような関係でなんとなく別れずにもっている例もまた、いくらでもある。
別に不具でなくても、配偶者には燃えないが外で元気な既婚者は普通にいる。それをどうオブラートにくるんで波風を収めておくかが、大人の技というもんでしょうよ。

配偶者をだましてでも配偶関係の体裁を取り繕うことを考えるぐらいなら、入籍なんかしてはいかんよね。戸籍上の関係あって人の尊厳なし、では哀しい。なんだか従業員をポイ捨てする会社の雇用関係がだぶって見えるぞ。
だったら、「配偶関係はないが夫婦にしか見えない」カップルこそ本物でありましょう。どうでしょ?福島瑞穂さん、香山リカ先生!

したがって、強引に結論づけると「できたら婚」が正解なのだ。
いや、男は認知するだけでいい。
これで、夫を介護することになりそうな古女房の不安も、浮気騒動のリスクも避けられる。子供が混乱するだろうが、「夏休みは、パパと、パパの彼女とキャンプ」「冬休みは、ママと、ママの彼氏とディズニーランド」と、行楽の世界は広がります。
そのパパの彼女とママの彼氏が夫婦であったりすると、わけわからんことになりますが。



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