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そろそろ、ゆっくり、こっそり革命!
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里山の秋を満喫


アウトドア版のホラー・コースになるのかならんのか、宝塚のJR廃線跡トンネル歩きは有名だ。お化け屋敷に潜入する男女のドタバタ騒動は、現地で必ず歓声と悲鳴が聞こえるからお定まりなんである。
ここを歩きたいなー、ついでに温泉でしっぽりぽり!!とご所望の人妻の意図がよくわからず、とりあえず今日の決行日だけおさえておいて、行き先を変更した。
最近、あの山どうなってるんやろ?の確認もこめて、しんてつ支援も兼ねて、雄岡山・雌岡山の双子独立峰へゴー!

結局、だれも連れてくることなく一人で新開地駅に小走りにやってきたヒトサマの若妻は、仕事で沿線の病院や施設はあちこち足を運んでいるらしいが、仕事は仕事、趣味の山歩きは別。ほとんど、しんてつ沿線の山は知らないので、観光地でもなんでもないニュータウンの背山は確実にご存じなかった。
僕が確認したかったのは、雄岡山麓に7年ほど住んでいたので、街がどうなっているか、毎週のように山歩きや鮒釣りに通っていた「庭」が35年の歳月を経てそのまま残っているか気になったため。

やっぱり、雄岡山は小さくなっていた。里山っぽい山道と、木漏れ日を浴びながら15分ほどで241mの三角点にたどりつく。
最後に登ったころは、もちろん明石海峡大橋なんか影も形もなかった。西神ニュータウンも、開発が始まったばかりだったと思う。
今は淡路島まで、わずかに残る農場を除いてすっかり郊外開発されてしまっている。意外と海も近かったんやな〜と再確認。
なんせ乗ってきた電車がどんどん鄙びた郊外に入っていくので、どんな山奥かと思い込んでいた人妻クライマーは、「へー、淡路島がこんなに近いんや〜」と驚いている。右に同じでござる。

日なたぼっこしながら、今朝にぎったという爆弾おにぎりをいただき、さてあと半分!といったん下山する。
ふもとで、かつて自由に子供が立ち入れた溜池がフェンスで隔てられているのを除けば、いくつかある牧場の牛舎の匂いは昔のままでうれしい。連れは但馬牛の本場の産だから、妙に牛と目があっていた(笑)。
「仲間やと思われてるんちゃう?」
「かもですね」
と納得する人妻は、ホルスタイン属であらせられる(余談)。

雌岡山は神社があるので道も整備されていて、あっけなく登れてしまう。
たしか、ふもとの金棒池には中島があって古墳になっていたはずだが、古墳が消えていたのは狐につままれたような気分。
「沈んだのかねー、撤去されたんかねー?」
「まさか、古墳を撤去しないでしょ」
「皇族の墓なら宮内庁が管理してるけど、豪族かなんかの墓なら私設地やからどう処分されてるかわからんよ」
「もったいないっすねー」
ごもっとも。観光資源として活用すれば、しんてつ客も少しは増えるのにね。

248mとほとんど同じ高さの双子のような山がなぜできたのか、いわれはさっぱりわからない。山名の由来は案内板に書いてあったけど。
実に単純な山体で、禿げたところもなく緑一色で、車道もついていない雄岡山の方が僕にとっては親近感がわくので、雄岡山のビューポイントとして雌岡山に足を伸ばしてみた、という感じ(写真は雄岡山遠望)。

一度に2つ登って腹ごしらえができた、さて晩飯にゴー!
というわけで、旧友がやっている(はずの)お好み道場へ。もう20年ほど会っていないので消息は不明だったが、店は営業していた。本人不在。
メニューは庶民価格で、ちゃんぽんと豚玉をオーダーすると、「はい、これ奥さんの豚玉、こっちご主人のちゃんぽん」と持ってこられて二人とも無言。親子ほどの年の差なので、ワタクシの勝ちか?(笑)・・・これが三十路人妻の現実ですよ、ムハハハハハハハ
乾杯もせず、あ〜んもせず(残念)、清く正しく分け分けして安上がりにすんだ。
庶民価格も変わらず、味も上々で幸福な山歩きフィナーレとなりましたとさ。

商店街が、土曜の午後にしては人影がまばらなのは寂しかったが、山は静かでちゃんと手入れされていたのはひと安心。
この沿線の山はけっこうあちこち登ったし、キャンプ場でもない山にテントを張ったりしても叱られることがない、のどか〜な里山ばかりだ。今あまり派手に幕営やらバイク乗り入れやらをすると注意されるかもしれないが、地元民以外は名前さえ知らないような山が穴場なんである。
次、丹生山系いってみっか?とそそのかすと、「どこですか、その山」とほんと東大モトクロスな山ワイフは、これから仕込んで(笑)いかなくてはイケマセン。大学から10年以上神戸に住んでいるくせに、知らなさすぎる。

てなわけで、裏六甲を攻めてみるプランに乗り気な山ワイフを、あんまり連れ回していいものやら?
顔見知りの旦那も公認なさっているようだから、まぁいいか。
彼が山男になるのが理想型だから、わたしゃ「山旅だけ担当」のパートタイム・パートナーでいいのであ〜る。



 
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