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クルマは止まっていても凶器になる件


せっかく地震で命拾いしても、エコノミークラス症候群が命取りになってしまう悲劇は、昔から指摘されていたのにね・・・
アラームを出せなかったのかな、目の前で車中泊している人がいるのに。

ナイカー族の僕は、マイカーにこもろうとするる愛車精神(?)は正直よくわからんし、責めるつもりは毛頭ないのだが、まるで麻薬のように引きこまれてしまう被災者心理が働くのかな。
クルマで津波から逃げようとして呑みこまれてしまったドライバーも東北にいた。道路が最短の避難経路になっているわけでもなく、渋滞したらお手上げなのにね。

津波の心配がない熊本地震とはいえ、エコノミークラス症候群の犠牲者と予備軍は、かつてないハイペースで出ている。クルマに住んでいる人たちは、それぞれの事情もあってのこととはいえ、せめて足を伸ばして休めるようなテントを貸し出すとか、定期的な保健活動も必要だわな。「自業自得」ではすませられない。

家の防犯のために車庫で寝泊まりしているのはわかるけど、避難所の庭でマイカー暮らしをしている車列の眺めは、「被災者の群れ」の中に入りたいのか入りたくないのか、微妙な気持ちも伝わってくる。わからなくもないけど、死にたくてそうしているわけではないから、目の前の被災行動に潜むリスクは無理強いしてでも回避してあげないと、せっかく拾った命をムダにしてしまうよ。
21年前も、被災した自宅兼店舗の横で車中泊していた同級生の苦労話を聞いたことがあるので、テントを進呈すればよかったかな〜と少し反省してしまう(彼は数年後に帰らぬ人になってしまったから、今となっては後悔先に立たず…)。

ダンボール・ハウスで寝ている路上生活者の知恵も、参考になるかもしれない。見た目は棺桶生活のようではあれ、ダンボールハウスは風なんてシャットアウトできて暖かいし、プライバシーも完璧だ。けっこう遮音性もある。
紙製のベッドやパーティションが差し入れされているのは、被災者支援の若干の進化かもしれないが、冷蔵庫を梱包していたようなダンボールは、そのまま送ればインスタント個室ができる。不要になれば燃やして焚き火に使える。

意外と餓死する被災者は聞いたことがないから(いたらスミマセン)、食糧支援より、安全な個室の確保の方が優先度は高いのではないかいな?とも思いますぞ。衛生面でも、ストレス軽減のためにも。
モンベルはテントの支給を決めたそうだが、モンベル製のテントはややこしいパーツがないと張れない構造的欠陥があるのは、山ヤさんの間では周知のこと。キャンプのマニヤでもない一般の被災者には、凝りに凝ったテントより、「冷蔵庫のダンボール」の方が住み心地はいいのではなかろうか。

ホームレスの達人を「仮住まいアドバイザー」に任命して、公金からそれなりの報酬も支給すれば、実はすごいダンボールハウスが百花繚乱するかもかもしれない。日本の輸出文化にもなりましょうて。
だめですかな?


 
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