今どきの小学校の社会科が何をどう学んでいるか、密室の中はわからない。
昔とどう変わっているのかも。また、相変わらずのところも。
全科を一人で教えるものと決まっているわけではないようで、半世紀も前の農村部の小学校でも科目担任制をやっているところがあった!
というか、そこに転校して「都心より進んでいる!!」と実感したのが個人的な経験。都心から転任した校長が改革していたようだが。
担任と馬が合わないと全科目きらいになるから、科目ごとに「実験が楽しい先生」「鉄棒を放課後に教えてくれる先生」「音痴な音楽の先生」なんて顔ぶれがそろっていた方がいいと思う。
国算理社に習熟して絵を描いて習字もできてピアノ弾けて英会話できてスポーツ万能!!なんて教員が、安定的に採用できるとは思えない。
それはともかく、カリキュラムでも、土地の災害の記憶を反映させた構成があってもいい。
地元紙の記事を見るかぎり、ちゃんと納得できる説明つきで、神戸市立小学校の日本史・世界史・公民の順序がひと工夫されていることは、誇りになると思う。
「神戸の小学校は独自ノートと変な体操」だけでネタになっていた暗黒時代は終わりにしましょう(苦笑)。
そもそも歴史は、現代からさかのぼって教える方が実感をもてると思うのだが、今の焼酎学生にとっては阪神淡路大震災も日本史の1コマ。ひょっとすると、センセイも記憶になかったりする。
「公衆電話の行列」も、まるで歴史絵巻だもんな〜
あまり平成時代に肩入れすると、弥生時代にたどりつけないので、法制度や科学技術、外交、芸術には過去の積み重ねがあります…とやんわり教える懐の深いセンセイがいれば、勉強嫌いは少々減らせるかもしれない。
武道と近代スポーツの違いも、歴史性にあるわけだし、音楽も美術もそうだ。敏感な児童生徒は気づきながら学んでいたりするのに、センセイが柔術と柔道の違いを教えられる頭をもっているかは疑問。
大人相手だと、バランタイン熟成 25 年ものと8年ものをふるまえば、一瞬で時の重みを学んでもらえると思うが、まさか焼酎学生にウィスキーを教えるわけにはいかん^^;
東北や熊本や沖縄の義務教育は、それぞれの歴史をにじませたカリキュラムになっているのかも、気になる。
きっと沖縄の教育には右の方から横やりが入るだろうけど。
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