solosolo@JUGEM

そろそろ、ゆっくり、こっそり革命!
2003年4月の日記

エイプリルフール就職

at 2003 04/01 22:53 編集

高校時代の同窓会名簿というのが、忘れていたころに届いた。
大学の名簿も知らないのに、なぜむさ苦しい男子高校の名簿を買ったのか、われながら大きな謎ではある。

母校は創立が明治末期だから、当然ながら第1期生という先輩は全員が故人だ。2期生以後、じわじわと(笑)生存者が名前を連ねている。
その対極にある今春の卒業生は、全員の「所属先」が真っ白だ。
自分自身の同級生は、まぁ十人十色でおもしろいが、個性満載で芸大に進学した悪友が、いま親の家から市役所に通勤していたりして、ちと寂しかった。僕の隣の席にいた自転車部員は、競輪選手をした後いま競輪団体に勤めているようで、おぉ、好きなこと貫きよったか!とうれしかった。大江千里さんのバックをやっていた悪友はテレビ局の仕事をしているし、こんな風に好きなことの延長で奮闘しているやつの方が多い。

そういえば、「ゆびとま」で再会した中学時代の悪友は、そろって僕が技術屋さんになっていると思っていたそうだ。
たしかに無線マニア歴は長いが、それは趣味の話。ご期待に沿えず申し訳ありません・・・と謝る必要はないんだけれど、人の予想通りに動かないという予想には沿えると思う。

たぶんきのうあたりから、新人プロレタリアートが組織の歯車として始動し始めている季節。僕の職場でも、新人あいさつで「ほにゃー、かわいらしい女の子やなぁ。短大出たてやろか」と見ていた女子職員が、「大学院を卒業したばかりで・・・」とあいさつしていたのには驚いた。

いま簡単に1年か2年で「この会社ワタシに向いてないんですっ」と、わかったような分析をして離職していくプロレタリアートが多いと聞くけれど、まぁ見極める時期は難しいだろうなと思う。
定年まで辛抱して人柱になれ!というつもりはない。僕も10年周期で転職する生き方をしているから。

まー働き方は人それぞれ自己責任でいいと思うが、黒スーツに茶髪はやめた方がいいよ新人クン!歓楽街のキャッチのあんちゃんと区別つかないし、ブラックとゴールドといえばその筋のテーマカラーと決まっているし、陰気クンがやればまるで仏具ですがな。
 


清く正しく

at 2003 04/02 00:21 編集

福本投手の暴投で、さよならホームインした姫路の選手は、気持ちよかっただろうか。
僕は「延長戦は徹夜でやって、ハーフタイムショーにゃ野球拳も」なんて不埒な提案をするくそオヤジだが、暴投で走塁する子を育てた覚えはないぞ父さんは!という心境だ。

まさか高校野球で隠し球なんて技は使わないと思うが、まだ毛も生えそろってないリトルリーグの坊やからして、盗塁やら敬遠やら、ずる賢いプレイをしよる。
だから、僕は野球など健全なスポーツだとは思わない。盗塁を認めるなら、ペーパーテストのカンニングも「よくやった」とほめてやらねば!(笑)。
ついでに、相手のサーブミスを万歳して喜んでいるバレーボールも、ありゃ相手の失敗を喜ぶ卑劣な根性を育てる洗脳行事だと前々から思っているのだワシは。

しかしサヨナラ暴投をしたピッチャー君は、チームメイトや学校関係者から暗殺されかねない恐怖感をかかえているのではないか?
生き延びたとしても、おそらく死ぬまで同窓会のたびに「あのときのお前の暴投は・・・」とつつかれるのは確実だ。
こんな純情君が、結婚したら子供5人も6人もかかえて女房に「あんたの暴投のせいで生まれちゃったじゃない。がんばって働いてよね。おととしの次男の授業参観に着て行ったスーツ、体が入らなくなったから買ってくれるよね当然」と搾取されて、生き地獄になっているかもしれない。
あぁかわいそうに。合掌。
「ストライクゾーン直球3球」で決めたいものだ(ん?)。


芸能界陰陽道

at 2003 04/02 17:17 編集

深夜喫茶のクセが、なぜか昼下がりにシフトして毎日入り浸っている。
「スポーツ新聞のお花畑」は、無性に心ときめく。

ん〜、ピンクレディ正式再結成?
たぶんMie(中尾ミエではない)は本気だろうが、ケイは静かに増田恵子していたいんちゃうやろか?現役のころ高校生だった僕にも「ミーのりのり・ケイしぶしぶ」の奇妙なコンビに見えていたもの。
ミル・マスカラス(古いね)にたとえると極端だが、ピンクレディは陰と陽が並んでいる感じで、キャンディーズやリリーズとは異質な太ももアイドルだったと思う。まぁそんな陰も人気の一部だったのかもしれないし、オセロだって「白い死に神」の方が人気のツボ
日陰人生(笑)の僕は、未唯より増田恵子のファンだし、僕を知る人なら100%、未唯と交際しているosawasenseは想像できず増田恵子にからみつかれている僕を想象していただけるだろう。

陰陽パターンは他にもある。
たとえば水戸黄門で由美かおるは喜々として入浴してみせているが、宮園純子は露出シーンがイヤでイヤで、脚本家に圧力をかけて入浴シーンから逃れていたはずだ。
もちろん僕は見せたがりの由美かおるより、着衣の宮園純子のファンであった。
(つづく)


芸能界は陰陽道なり・その2

at 2003 04/02 21:59 編集

ん〜、「割烹着の女が通り魔殺人」・・・?
被害者のご冥福を祈る一方で、これも淫蕩な香りの漂う記号設定ではないか。
割烹着というと、「ストイック」「勤勉」の代名詞。野菜か何か刻んでいるうちに、人を刺したい破壊的衝動が噴出したのだろうか。

制服が、ありふれた事件に猟奇性を加味する面は確かにある。
たとえば福岡で、部下を殺してバラバラにした美容師とか、看護学校時代の先輩お局に指示された看護婦4人がかりの保険金殺人というのもあった。ただの怨恨や嫉妬、欲による殺傷事件にすぎないのが、ニュースの消費者は無意識のうちに制服姿での犯行場面を夢想してしまう。

きわめつけは「イラク軍の捕虜になった米軍女性兵士」である。「女性」が頭につくと、とたんに淫蕩風味を帯びるフレーズは少なくない。教師、医師、兵士、捕虜、看守、受刑囚等々・・・。兵器雑誌の表紙にアイドルのような少女が武装して笑っているとか、無線雑誌に「今月の婦警さん」という連載があったりするのも、「あの風味」を欲する読者の購買力をあてこんでいるからだろう。

そういえば、ついでに思い出して悪いが某長野県知事は数年前ラジオで堂々と、ハイソ系女性雑誌『VERY』をオカズにしていると公言していた(あっぱれ)。

こんな記号群の「その先」に投映される物語は、自分の口で語ることをはばかる男が多いからこそ、よけいに淫蕩味は濃くなる。
野暮な説明は無用だろう。
ETVの囲碁番組に心ときめく視聴者あり、「おかあさんといっしょ」のお兄さんにぢゅん・・・となっているママあり、メディアの裏面は百鬼夜行なのだ(笑)。


学用品〜

at 2003 04/03 21:45 編集

毎年のように、今年こそ語学講座を聴き続けるぞ!と決意する季節。その結末は、多くの御同輩と同じで惰けないばかり(トホホ・・・)。イタリア語講座でジローさんが山口もえを弄ぶのは楽しく見ていたので、あの乗りを英語仏語にも導入してほしいものだ(今そのかわり日本語講座が少しおもしろくて、小林克也さんはスゴイと敬服している)

かっこよくいえば「環境整備」とばかりに、初めての電子辞書を買ってみた。すぐ地元・徒歩15分圏内の携帯電話屋さんで、ヨドバシよりさらに3割安く売ってたのだ(カカクコムにも出てたけど)。
いま使っているザウルスの内蔵辞書も、高校レべルの英文だと使えるし、手書きで漢字を引けたり、文書にコピー&ペーストできたりするので、そこそこ重宝してきた。
だから、1万なんぼ投資するからには高性能機を!と、前からセイコーと比較してターゲットを絞り込んでいたのである。

原書を読む流れを妨げないのは英英辞典、英作文を練るには類語辞典―は定説だ。僕の外国語学習はすなおなだけが取り柄で、ロングマンの英英とロジェのシソーラスを昔から愛用していたので、よく似たオクスフォードの英英とシソーラスがついたソニー製を選んだ。総花的で無個性な電子辞書が多い中、英英とシソーラスのような専門性が尖った機種は希少価値である(まともなのは全部で3機種ぐらいしかない)。

このソニーの名刺サイズ辞書にはオマケもいろいろついていて、旅行用の「第二外国語」の短いフレーズは昔のお勉強を思い出して楽しく「懐かしめる」。
奇怪なのは、「とっさのひとこと英会話」に並ぶフレーズ。

「この勾いは何だろう」
「あの音は何?」
「何をたくらんでいるの?」
「質問してもいい?」

てな文が並んでいて、テロ対策と浮気調査とナンパ対策がちゃんぽんになった感じ。

とまぁ、オマケで遊んでいる昼下がりカフェだけれど、さてこれで「読み書き能力下り坂」が少しはましになるか・・・?


きれいごと

at 2003 04/04 00:06 編集

正確さこそ報道の使命かと思いきや、実際には口当たりのいい表現で置き換えたり、自殺のように報道そのものを極端に間引きすることもある。
さっき和歌山で起きたJRの事故は歯切れの悪いニュース原稿だったなぁ。
「男性がレールと車輪の間に足をはさまれて大ケガをして、手当てを受けている」
って、あのねぇ・・・電車の車輪とレールの間に人間の足がはさまれたら、シュパッと切断ということではないのか?
なんだかこのニュースを字面とおり受け止とめると、鋼鉄以上の頑強な足が、鋼鉄のレールと何十トンもの鋼鉄の車両との間にはさまれて抜けなくなっている・・・ように聞こえるではないか。

鉄道の人身事故でよく聞く「全身を強く打って死亡」といえば、跳ね飛ばされたように聞こえるが、実際に轢死したなら、粉々にな引きちぎれて断片死体と化しているのが現実だ。
やはり自殺はむごい。むごい死に様は正確に報道した方が抑止力になりはしないか?キレイに、楽に死ねると勘違いしている自殺候補者が多いのではないか?

「きれいごとニュース原稿」で少しなごめる(笑)のが、「中年男性が女児にイタズラ」の類。いや、実際の被害者は気の毒だなんだけれど、何歳までならイタズラになり、いかに女性側から誘ってもイタズラになるのか。「18歳男子高校生が、28歳女性教諭にイタズラ」というんじゃ、大人の女性にしちゃ妙にみっともない。それでかえって淫靡さ倍増だ。
しもニュースついでに(笑)、師弟間で不適切な関係になったとか何とかで職員会議でもめている場面なんてのも、歯切れが悪いだろうなぁと想像する。
ゲージツ家クマさんなら、「棒が穴に入って動いたかどうかってことだろうよ?」とズバリ表現して、列席者をもじもじさせることだろう。
僕のオヤジ大沢啓二親分ならもっとシンプルに「要するにだ、まぐわったのか、やってねぇかだ」と一刀両断して、「やったもんは元に戻らねえやな。まー、孕んだらしっかり育てろや青年!」とわかりやすいストライク球を投げて爽快にかたづくだろうと思う。

きれいな言い換えは、問題をいたずらに複雑にする。明快に事実を述べればいいのだ。
「え?サバ子と放課後に呑みに行きましたよ〜何回も何回も居酒屋へ。でも、いわゆる接触の事実もカケラもなければ理由もなければ運命のいたずらもなければ互いにその意志もなく、ゆえに可能性は完全絶無。なんか問題ありまっか?」と明快な弁明をしようかと思っていたら、公になっても上司のだれも問題にしてくれなかった(笑)。

 


即入居可

at 2003 04/03 23:49 編集

年度が変わったのを実感したのが、身の回りの引越し。
なんと、我が家のフロアがそろって空き家になっている。現住者は僕だけ。
廊下は好き勝手に使えるぞ!・・・とまぁ、そんな開放感はどうでもいい。

しかし、お隣りの単身赴任パパは、ひどい騒音振動の発生源だったから正直ほっとする。
週末には妻子がやってきて、この子がもう、ささやかなアパートをリングだと勘違いして暴れ回る。何度、疲れて寝ている週末の朝に起こされたことか(涙)。

「ご近所さん」になるマナーを、このエリートパパは実行しなかった。入居時のあいさつがないまま。まぁ本人は毎夜遅くに寝に帰る日々だったから、カプセルホテルの気分だったのだろうけど、大人がこうだから子供のしつけは推して知るべしだな。

同情の余地がな騒音振動公害も、あっけなく消えてみると寂しい・・・というつもりはないけれど、慣れというのはおそろしいものだ。
僕が引っ越してきてから、お隣りは5年ほど空き部屋だった。唯一の騒音は、隣接する救急病院に毎夜のように入ってくる救急車。それも、だんだん目が覚めなくなったから我ながら大した適応力だ(笑)。
病院が取り壊され、すさまじい地響きを伴う巨大マンションへの建て替え工事も、2年越しでやっと終了した。
うるさいの何のとグチってはいても、
けっこう慣れてしまうものだ。

さて、新しい住人は入居するのだろうか。商売っ気のない善良すぎる大家さんだし、不動産は買い手市場だから、しばらく空いたままかもしれないが・・・。
幼な子を抱えた黒木瞳似のシングルママ!
なんて隣人が現れると、もうテポドンがかすんで見えるぐらいに大変である。
 


って、いうかぁ・・・

at 2003 04/05 23:56 編集

ラジオで、NHKらしく(笑)「日本語の乱れ」をとりあげていて、不満のお便りを紹介していた。

たとえば定番の「ら抜き」言葉。わしゃ賛成だぞ。自分では使わないが。
古文を予備校で教えていた詐欺師の僕でさえ、助詞「らる」には受身・可能・自発・尊敬と4つもの機能があること、それは現代語にもつながっていることは憶えておるぞ。
だから、混乱しやすいのだ。
ある珍しい動物を前にして、「これ、食べられますか?」とだれかに尋ねたとき、連用形「られ」は受身なのか可能なのか尊敬(笑)なのか、区別がつかん。「私が食べられるのではないか?」と動物の危険性について問うているようにも、「この動物は食用ですか」の意味にも、「あなた、お召し上がりになりますか?」という尊敬質問にも受け取ることができる。ら抜きは、限定して「可能」を表示する用法になるのだ。わかりやすくていいではないか。

注文した献立が届いて、「こちらコーヒーになります」と言うウェイトレスの言葉遣いにクレームをつけていたお便りもあった。「え!まだコーヒーになってないの?」という突っ込みはナイス。どこかで使って意地悪いオッサンになってみようか。
メニューに「あなたの奴隷」という献立があればいいなぁ。

おれ的に(てのも槍玉にあがってたな)こりゃむかつくなぁと思うのが、「て、いうかぁ」という、相手の推察をねじ曲げようとする悪あがき。表現力不足と相手への甘えが張りついたお子ちゃま返答にすぎないと思うので、大人なら多少誤解されていると感じても「はー、そういうことにしといてくり」と笑っておればよろしい。憎まれ少年だった(過去形かい!?)僕は「答えを用意しないで」と返してたものだったが。

ま、勝手に相手に自分のことを決めつけられて反論したいときは「違います」「ハズレです」といえばいいと思う。
けどなぁ・・・
「あなたの作品のコンセプトをわかりやすく紹介して下さい」
「みんなハッピーで行こうぜってことで」
「つまり、老いも若きも幅広いファン層に支持される音楽ということでしょうか」
「っていうかぁ・・・」
なんて返されたら、NHKアナウンサーは額と陰茎に青筋立てて
「ほなら第一答でそうと、バシッとわかりやすう言わんけー!」と、どおくマン的に(笑)キレたくなるだろう。

陰険な、でも誘導尋問はうまい僕なら、「っていうか」「つまり、こう?」「いや、っていうか」「なるほど、こういうこと?」というやりとりを14分ほど繰り返して、「結局、それって僕が13分前に表現したフレーズですがな」と畳み込んでやるだろう。よほどヒマなら。

しかしNHK自身、携帯からもメールをお寄せいただけます。アドレスはhttp・・・とやってるんだが、NHKリスナーは年齢層が高いとわかっておろうに。携帯でメール作成画面を出して、URLを入力させるんか?@マークのついたメールアドレスを告知しないと不親切だわなフセイン。
NHKさまの不正確なアナウンスもそもそも問題でございますな。
 


具大盛り

at 2003 04/08 17:46 編集

夜桜でも撮ろうかと三脚にデジカメをつけて(一眼レフだとカメラに三脚をつけて、という感じになる)夜間徘徊。
バルブやらスローシンクロやら、あの手この手で試し撮りしようとするが、どうもピンとこんなぁ・・・。
一眼レフだと、夜景は絞りはどれだけ、シャッタースピードいくらでストロボ同調!と大体の勘で撮れるのに、スペックの上ではよく似たデジカメでも、なんだか感覚が違う。

撮ってすぐ見られるとか、試し撮りもし放題だとか、それはそれで「便利」だろうけれど、便利さは「作業」につながる。作業したいわけでも、処理したいわけでもない。楽しみたいだけなんだがなぁ・・・。「楽しめ度」では、カメラ携帯の勝ちだな。だから売れる。
ザウルスから始めて5年ほどデジタル写真を撮ってて、技術的進歩はすごいなぁと大絶賛は惜しまないけれど、まだまだしっくりこない。
一発勝負でフィルムに焼きつける写真の方が、慣れているせいか気持ちよく撮れる。この潔さが、簡単明快だ。シャッターを押した瞬間に、フィルム写真は完成ということだから(自家DPEする趣味人は別として)。
デジカメは加工できるのが楽しみということになっとるが、面倒くさいなぁ(すでに、ものぐさモード!)。最初から「撮るだけでなく画像を手入れしてね」と甘えてこられるような感じ。
だからあの手この手のレタッチソフトが商売になるんだろうけど。

レンズと記録素子の位置関係が自由になった点で、デジカメのデザインは、もっと冒険ができると思う。
だから本当はもっと奇抜なデザインもありうるんだろうが、僕のような保守的なのがまだまだ生息しているから、今のところ昔からあるコンパクトカメラや一眼レフの形を引き継いだようなのが多い。
でも、どうせ買うなら「これはフィルムカメラには無理な芸やなぁ」とアッパレ賞をあげたくなるようなのがいい。
メガピクセルでペン型とか新聞型とか(すでに缶コーラ型のカメラというのが昔あったなぁ)、ネクタイ一体型とか人体埋め込みデジカメ手術とか。

で結局、スタパ斎藤さんが「板型」と呼んでいるやつを買って、ぼちぼち必撮法を練習している。ウェストレベルで撮れるのは楽でいい。「カメラを構えて狙ってます」という撮影姿勢に、自分で気後れしてしまうことがあるから。
先代機は女アラーキー(めラーキーかな)へ。
30fpsで撮れる動画機能を発見して、いかがわしい用途にふける日も近いだろう。目を細めて見守っておる禁断の日々(笑)である。
アラ子はいそいそと変なものを試写して、添付メールしてきよる。
「次は『具』でも撮りましょかね〜!!」
「いんや、具は後々のお楽しみっちゅうことで、まず土手から」
と、アホ丸出しの会話やな。


できちゃったら婚

at 2003 04/09 14:17 編集

兄の二度目の披露宴で、その息子、娘たち(甥っ子、姪っ子)と再会。長男が「できちゃった婚」する身重の彼女と列席していた。
なんやらもう、人事異動(笑)が多くてややこしい。

「できちゃった婚」といえば、あまり堂々と公言しにくい空気があるが、兄も甥もあんまり堂々と公言しているのを見ていると、案外「正しい結婚」という気もしてきたから、身内のリアリティというのは恐ろしいものだ(恋愛結婚して温度低下に耐えている人々も偉いと思うが)。

よくある話で、結婚して双方が望んでも子供に恵まれないカップルはお気の毒というしかない。まさか、お隣りさんと味噌を貸し借りする(古いね)ノリで「お手伝いできることがあれば・・・」なんてことできないし。
いや、そんなことができない理由は何やろか?
と、沸々と考えさせられたのが、伊田広行さんの新刊『シングル化する日本』(洋泉車新書y)。伊田さんは研究会や労組でお世話になっている「熱くておもろい兄貴」でもあり、書かれた御尽力には申し訳ないが、一気読みしてしまった。

不妊症でもなく、EDでもなく、不仲でもなく、それでも子に恵まれない夫婦はつらいだろうと思う。そんな現実のカップルに結果論は無力かもしれないが、できちゃった相手と結婚するのが確実といえば確実だ。入籍してもしなくても、共同で育児責任を果たせばいいわけで。
この場合、結婚は夫婦のためというより再生産のため、そして出生率を保つ必要のある社会のための関係というとらえ方になる。挙式したいカップル、国に承認されたいカップルは自由にやればいい(ちょうどこれを書いている今、なんやら互助会とかいう訪問セールスが来た!)。
ただ、専業主婦の納税義務を免除するのは問題で、そもそも個人間の好いた惚れたの情緒に、国が承認を与えたり登録したりする必要はない。「ほっといてくれ」という国民こそ増えていいだろうに、逆に入籍を愛情より重視したりする日本人は、つくづく民事行政に飼い馴らされとるなぁと思う。

国が奨励し、権威主義的な国民が支えてきた
発情→儀式と登録→生殖
の順序が、いろいろな不幸を生んでいるような気がする。
この順序は、歴史的には意外に新しく、作為的につくられた秩序で、戦前は「儀式と登録→発情→生殖」のレールに逆らえない人も少なくなかったのだ。
むしろ、
発情→生殖→儀式と登録(したければする)
が、「生物としての自然に人間の文化をプラスした様式」といえへんか?と僕は考えるのだが、子の養育責任を負わない男または経済力のない女という、子にとっての不幸が現実にあるから、嫡出の原理と法的義務でオスメスを拘束するという統治が便宜的に定着しているだけ。現行制度の前提にあてはまらない「子の養育責任を負う父親」と「経済力のある母親」がいれば、「儀式と登録」は必要なくなる。まぁ、今じゃ国も内縁のつれあいに扶養や介護をさせたほうが得策だと考えてか、なしくずし的に認められつつあるようだが。

発情・登録・生殖の順序を変えたところで、疾病としての不妊症が減るわけではないだろうが、EDの何割かの原因になっている変な家族圧力はかなり避けられるのではないかとも思う。
だから、「できない相手と結婚しない・結婚を続けない」と唱えると、夫と共に不妊症と闘っている妻という立場には冷たく響くかもしれないが、僕は具体的なカップルを想定しているのではなくて、「もよおさない相手と結婚し続けさせる」不幸の方が、件数としては圧倒的に多いだろうと想像している。

婚姻制度や道徳が病んでいるという可能性を考えてみてもいいだろう。
極端に邪推して「お前はフリーセックスを奨励するのか」という反論も受けそうだが、そう言いそうな中高年の年金は、出生率が回復するかどうかにかかっておるのだよ。
「できた相手と結婚する」「もよおさなくなったら別れる」が自由な社会になると、恋愛もますます自由市場になるから、あぶれる男女は確実に増えるだろう。だから、「あぶれそうな男女(笑)」も自由化に反対し道徳を支え続ける。
否応なく、もてる・あぶれるの基準は変わってくるかもしれない。あぶれないのは、「育児する男」と「働く女」になったりして…。
現に口ではそう言う男・女も多いし、表面的な男女共同参画スローガンが踊っているけれど、実際「彼女の立つ瀬がなくなる家庭的な男(=専業主婦が必要ない)」とか、「彼以上にかせぐ女(=支配できない・かわいくない)」は警戒されるだろうけど、今は過渡期かな。

兄は男手で3人の子をかかえて奮闘してきたが、数年で力尽きた・・・わけじゃなく、よろめいた(笑)のか。
継母が来て「御飯が豪華になった」と、子供たちはあけすけに喜んでいたけど。
アミューズメント、再生産、介護etcの家族の事業分野(?)が、どんどん「分社化」されて行きそうな気配を、身内から感じる。


あおかん

at 2003 04/09 22:42 編集

珈琲館で隣りの兄ちゃん方が、おもむろにオセロを始めた(笑)。
たまにこんなファンキーなあんちゃんがいても、中高年が自信を失っているデフレ日本。
ひとり元気なのが、シンタローである。
31年前に書かれたシンタロー著の『真実の性教育』が、アサ芸によると「凄い中身を発掘!」だという。
古書店で探そうとまで思わないが、国会図書館には収蔵されてるんだろうな。
なかなかけっこうなことを叫んでおられる。
中身はSEX教則本のような構成らしく、まぁ檄が並んでいる感じで、たとえばこんな調子(いちゃもんつき)。

「恥毛まで描かれた裸体画を(子供に)見せよ」→見せんでもネットで見てるって
「キスで女性が目を閉じるのは性の集中力が高いから」→単にいやがってるだけかもよ。歯を食いしばってたらどうなんや?
「野原での性交を体験せよ」→蚊が大敵

圧巻は、「息子に男の初体験のむさしさと楽しさを説け」だと。
風呂へ入るときに性器の発育を確かめ、そのあとさりげなくそれに触れながら近々やってくる精通について話し、そのときお前は一人前の男になると教えたものだ!と、いつの間にか自慢話にシフトしている。あらららら・・・・息子の気象予報士と大臣は赤面してへんか?
一般家庭でさりげなく触れたり初体験はむなしいと説いたりしてると、あぁ坊やは女性どころか、「あっち」の方へ目覚めてしまわんだろうか(笑)。

よく、若いママだと1歳か2歳の息子が包茎ですどうしましょー!!と人生相談してたりするけれど、いやはや息子というのはあっちからも、こっちからも相談の肴にされるんだな。気の毒に。
「女装をいやがる」とか「女子大生になっても女の自覚がない」とか「格闘技観戦でイっている」とか、まぁあくまでも架空の例だが「娘について相談」はそうそう見かけないのは気のせいか。


元町点描

at 2003 04/11 20:07 編集

「PSWになっていただく社会学」がスタート。
知的好奇心がビンビン伝わってきて、これはこれで楽しい。
短時間でも、体はほとんど動かさないのにぐっと疲れるのは、昼間の式典の類だ。修行が足りないか。
まぁ、儀式というもの自体、あえて気疲れさせるためのものかもしれないけど。
 
久々にサラリーマン疲れをためこんで、神戸に戻ってくる。外遊び好きなサラリーマンの清涼剤は、椎名誠のエッセイだ。文春文庫から出た『くじらの朝がえり』を買って快速に。
元町駅前のポストをテーブルにして、缶ビールで一杯やっているサラリーマン4人組がいる。なるほど、あの高さは絶妙だ。立ち呑み居酒屋気分か。
「春の夜」は、少し冷え込んでもトロンとした空気がいい。

ときどき行く松屋のなんとすぐ隣りに、定食屋がオープンしている。この通りは、50mほどの間に吉野屋、松屋、天下一品、そして新顔店(名前忘れた)が並んでいる。背中合わせのビルには、なか卯。このあたりうろついていれば、自炊は必要なさそうだ。
サバみそ煮定食を試食。御飯が小どんぶり2杯もついてくる。「せいぜい食って、大きくなれ」というイヤミか?
たいした繁華街でもない界隈に、これだけ外食屋が並べば、潰し合いにならへんか?と心配になる。コンビニやカフェと同じで。
店主は「うちが生き残る」と自信満々で出店するのかもしれないし、競争で「安くうまく」なれば、それはそれでいいけど。
でも、なんだか違和感は残る。整理できれば、また書いてみたい。


副党首はアルベルト

at 2003 04/12 00:04 編集

選挙ポスターがベタベタ街の美観を損ねている。
でも、美しいのもあった。
美女が慣れたカメラ目線で、文字はドーンと
「福祉と教育」!
写真の下には
「元スチュワーデス」
と、これだけ。実にわかりやすい。地元民なら、あぁあの候補者か・・・とわかるだろう。
余分な情報は何もない明快さ。何も公約のない低姿勢。小中学生にもわかる、「政策理念ゼロ」。
おそらく、1000万人は下らないといわれる専業主婦や家事手伝いに、「これなら私にもやれそう」「私も姑の世話とPTAやってきたから、福祉と教育なら言えるわ」と、勇気を持たせるのではないだろうか。

選挙出馬の垣根が低くなるのはいいことだ。
地方選挙なら、もっとベタなのもありでいい。
タイガース党なんてのが関西にできてもいい。どさくさにまぎれて「バース党」もできたりして、タイガース全盛期の立役者ランディ・バース党首かと思いきや、街頭演説するのは刀を持った濃い顔のヒゲおやじ・・・!
というのも、世界をあっと言わせる浪速ラビリンスという感じでいい。
大波乱になって、十代の諸君は、早く選挙に行きたくなってたまらなくなるだろう。

で、バース党がそこそこ票をとったりして得票率がドングリの背くらべになると再選挙になるから、各党はバース党と合併しようと躍起になる。
こうして、日本を支配して行けまっせフセイン、と先ほどテレパシーを送っておいた。
 


出馬に向けて(笑)

at 2003 04/14 00:54 編集

ドクター中松にも、グレート・サスケにも投票できなかったのが残念!
だが、グレート・サスケ当選おめでとう。
「真実の性教育」も自信満々の当選だろう。対抗馬の樋口恵子さんも、楽しみだったけど。

グレート・サスケは岩手県議会議員だ。
当然、活躍が期待されるのは公安委員会である。
自分でも覆面で議員活動する」と宣言しているぐらいだから(試合で議会に出勤できないときは覆面を影武者にかぶらせればいいわけだな)、覆面パトカーも大幅増員、県警の取調室にはゴング常備で気合いを見せてほしい。

地元で元スッチーの主婦は予想通り洗礼を浴びていた。まぁ、塾経営しているようだから、いい広告にはなったのではないか?
神戸には、田中ヤッシーの彼女も住んでいるそうだから、「長野県知事のペログリ彼女ですっ!」と売り込めば、ひょっとして当選していたかもしれない。
選挙公約なんて、無難なやつ(福祉充実とか)か実現不可能なやつ(イラク戦争反対とか消費税廃止とか)しかないから、結局あとは気分で左右されるのではないかね。
有権者はバカではない・・・とはいえ、勇気もないご時世だからなぁ。


6時間!

at 2003 04/17 00:57 編集

毎年、勤務パターンがころころ変わるので飽きないというか、めまぐるしい。
今年は木曜日に1週間のピーク?が来てしまった。
週1回だけ、朝の通勤ラッシュに乗るのは久しぶりだ。あの乗車位置で、いつものOL様と感動の再会ができるか?(あちらはうっとうしがるだけだろうけど)。
朝イチで出勤すると、職場に「9時から9時まで」拘束されるのだが、悲劇的なのは、途中6時間も空き時間がある!
さて、どうしようか・・・と途方に暮れてしまう。

何年か前には、4時間ほど空いてしまった時間に、駅のカプセルホテルの時間貸し(デイユースってやつね)を利用してみたことがある。で、1000円払って、結局お隣のカプセルのおっちゃんのイビキを聞いて終わりだった(笑)。
いっそ家に帰って大阪と神戸を2往復しようか・・・でも2度目の出勤がいやになりそうだから、どこかで時間をつぶすか。

前の勤務先で、京都で2〜3時間空いてしまったときは、五条から四条を大迂回コースで歩いて清水、岡崎あたりを散歩したりしたものだった。老いぼれの今はそんな元気もないが、やろうと思えば無理ではないかな。新大阪から京都まで足を伸ばすのも、なんだかなぁ・・・。

1.けっきょく大阪でウロウロして終わり
2.公園のベンチで寝る
3.強引に一旦神戸に帰宅して再出撃
4.京都か奈良の古都散歩
5.ウェストンで彼女と昼下がりの逢瀬を楽しむ(笑)

さて、どれになるだろうか?
番号はオッズです。賭けに当たった方には豪華景品を進呈しましょう(結果2を当てた人にはダンボール2枚、4になれば鹿せんべい4枚、5を当てた人には毛布5枚を進呈!笑)。


行ってみてよし、食べてよし(?)

at 2003 04/19 07:41 編集

親友が、痔だと思って気にしなかったのが実は癌で、手術の甲斐なく亡くなってしまった悲しい現実が脳裏によぎる・・・これはなんだ!・・・
と悲観的になりつつ、保険証やら、入院給付金が出る保険証書やら印鑑(なんのためじゃ?)など身支度整えて、我が家の散らかり具合をしみじみ見渡して「あぁ、うっとうしい遺品やな」と感慨にふけって、病院へ。何かとお世話になっている「在日同胞のための」病院で、ここは待ち時間というのを経験したことがない(といっても3回しか通院したことがないけど)。

あっけなく、薬を塗って5分で終わった。

そういえば、病院というところへ行くのも5年ぶりだった。
病院が嫌いで、「行けば病人にされるにちがいない」「感染するかもしれん」「朱に交われば赤くなる」と迷信に凝り固まって加持祈祷にすがろうとしている(笑)前近代的な僕だが、意外にも「安心をもらいに行くところ」だった。
あぁよかった。
やはり名医の目利きは安心度抜群だ。
行ってみるもんですなぁ・・・
 


シーナ

at 2003 04/20 03:42 編集

イーストンではない。
サラリーマンのスタミナドリンク作家にしてアウトドアの達人が、自分のことを「シーナ」なんて書くから、なんだか本家?のシーナ・イーストンより有名になっているではないか。

という、その彼のエッセイ文庫本が、読みかけなのに行方不明。ロジカルに考えれば考えるほど、電車内に落としてきたとしか結論づけられない。
最後に読んでいた記憶が、退勤後の快速電車の中。よほど疲れていたのか、酒は一滴も入ってないのに降りる駅を寝過ごして、垂水で目が覚めてしまった。こんなことは初めてだ。
あわてて(まぁ、あわてなくても明石まで行ってタコヤキ食って帰ってもよかったのだが)バタバタと脱いだ上着やかばんをわしづかみにして降りた後、シーナ文庫の消息が途絶えたわけだ。

これほどの大損害(笑)を生んだ、あの初体験の寝過ごし大疲労は、いったい何だったのか〜?
肝転移・・・
いやな妄想が走る。
シーナさん、罪つくりやねぇ。
(彼のせいじゃないって?)
 


次は300点

at 2003 04/20 22:20 編集

雨で花見が中止になって、なんでいきなりボーリングなんですかー!!とブーイング混じりながら7人で2ゲーム。
最年長者がダントツの最高得点で、「おぬし、元プロね?」とにらんだ。
ストライクも1発入れたが溝掃除も散々して程よく疲れた。「3時はお茶時間でしょー!!」とまたまたブーイングながら飲みにくり出して、美酒美食を楽しんだ。

んー、こういう日曜日も健康的でいい。
足腰を痛めた仲間がいれば恨まれるかもしれんが、ついでに、超ヘビー級の残雪を滑り納めしますか連休に・・・と、またまた恨まれそうな提案だけしてお開きにしてきた。
やるからには、やらねば(笑)。


許してチョンまげ

at 2003 04/22 23:26 編集

ってケンシローが口走ったわけじゃないだろうが、懐かしいギャグがスポーツ紙の見出しに踊っている。
ラジオでは中村鋭一さんが「人はいいヤツなんですが・・・」と弁護しつつも、やはり「やめるべし」ムード一色だ。
出直してみたらどうかに?と思うが、かつてカブール大でレスリングを講義したそうだから、アフガニスタンで1年ほど働いていただいても見直す(いや、僕は投票しないが)。
この際、鈴木宗男らと本気でハマコー率いる大日本悪党党を結成すれば、それはそれでそこそこ議席をとるかもしれない。

近ごろ日本の政界にいないのが筋金入りの悪役や道化師だ。
きれいごとが裏目に出る政治屋は多いから、かえって悪役がいいことをすれば、「腹黒い白手袋」より評価されたりするかもしれない。
ま、窃盗の前科者をまとめて雇用して最強の警備会社をつくろうと目論む僕のちょっとした脱線だが、案外「いける」かもしれないぞホンマ。

サバ子と話していると、病んだワーカーが福祉業界を病ませ、そんな業界に入る新人ワーカーがまた病んで・・・という悪循環が匂ってくる。サバ子が匂うのではなく、そうした業界の臭気の中では、サバ子からトロトロしたたるフェロモン(笑)が場違いにみえるのだろう。
異端を受け入れる懐の深さは、福祉業界や、ひいてはこの国に、昔からなかったのだろうか。
これから先ないのだろうか。

ここで二句。

豊かさは 金じゃないよと いう金持ち

「オレ異端」 それでも年金 かけてます
 


初すいか

at 2003 04/25 00:14 編集

6時間もヒマになれば、もう喫茶店に沈殿して時間つぶしをする根気もなくて、まっしぐらに神戸に帰るようになった。寝込んでしまわないように気をつけて(笑)。
それにしても、再出勤するときはつらいが、気分の切り替えにはなっているようで、全身虚脱状態にはならない。

スーパーで西瓜を買って帰る。
初ものだ。
あぁ、初夏の陽気でんなぁ・・・
カリウムを補うぞ!


レミングの連休

at 2003 04/25 19:57 編集

なぜか雨の日は、約1km南の神戸港の汽笛がよく聞こえる。
カーペンターズに「雨の日と月曜日は」という曲があったけれど、「雨の日と連休前」はどう反応していいか悩ましい。
ま、今年も予定はないから、「待ちに待ったゴールデン!」という実感がさっぱりない。いつの間にか連休になり、バタバタと掃除や洗濯をしているうちに連休が終わり、あぁぁぁぁぁ・・・・・・と夏休みまで連休なしの蒸し暑い勤労生活になる。
というのが例年のパターンだ。
もっとも、今年は毎週3連休だから飛び石連休はありがたみがない。
月給定額のサラリーマンや、余暇消費のおこぼれにあずかれる業者には、ハッピーマンデー政策はありがたいだろうけど。

あと「家族で行楽」するにも連休は必要かもしれなくて、黄金連休と年末年始は年間2大決戦かもしれない。家族サービスが試される、おとっつぁんの試験期間になってたりする。お気の毒に(笑)。
・・・と、憶測しかしようがないのは扶養家族がないせいかもしれなくて、そればかりか家族4人で暮らしていたときも、黄金連休をワクワクして待ったとか、そろって遠出したといった思い出がさっぱりない。うんと幼いころは、泊まりがけドライブによく行ってたらしいが、弟の面影がさっぱり兄・osawasenseの記憶にないのは、なんでだろう?なんでだろう?

連休連休!日本脱出!安近短!とニュースが踊っているのは、かなり最近の現象ではないかと思う。
いつの間に、国内旅行が高くて敬遠される国、毎年脱出したくてたまらなくなる国、それでも戻ってきてため息をつく国(笑)になってもたんやろ。
なるほど国内旅館は高い。僕も旅館の類には泊まらない(一人旅は歓迎されないし)。でも、宿にしてみれば、客は6月とか11月に泊まりに来てくれんではないか。かきいれどきにドヒャーッと高値をつけないと経営できない事情もわからんでもない。
「梅雨どきも情緒があっていい」とか「木枯らしの野山は渋くていい」てな発想をする行楽客が増えればいいのに。

なんで皆、群れたがるのか。
なんで皆、並びたがるのか。
日本語では「列に並ぶ」という言い方になるが、英語では「列を作る」という表現になる。
「列に並ぶ」だと、列は絶対の、自明の秩序というニュアンスになって、乱すやつ=反社会的とみなされる。「列を作る」のは主体がはっきりしているから、列を作るのが誤りかもしれないし、列は別に「所与の秩序」ではないぞと考える余地が存在する。
何百万人が脱出したくなる日本は、「考える余地」が与えられていない社会。というより、考える余地を勝ち取ろうとしない日本人が脱出をくりかえす。それが「考えない余暇」だ。

横並びしたがる人民が多いのは、横並びさせて一網打尽に金を搾り取る闇の力がどこかに働いているせいではないか?
と、いつもの妄想癖が出る。社会保障って制度も、そうでないと困るからなぁ。
考えてみたら、年金は損だし、今の年金受給者もどこか変だし、わたし払うのやめました」というイチ抜けた組は、加速度的に増えるだろう。
考えて節約するか、考えずに搾り取られるか・・・。


ホンマかいな

at 2003 04/26 23:51 編集

電車に飛び込み自殺未遂して、なんで「腕の骨折」ですむのかね?
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20030426ic21.htm

「切断!」「粉砕!」・・・と、グロテスクなものはグロテスクなものとして正直に報道しないと、自殺抑止効果はないぞ商業新聞よ!
と、電車ニュースに敏感に反応してしまうのは鉄道マニアゆえか?
いや、きょう乗ってきた近鉄が、準急でやったらに時間がかかる一方、特急だとほぼ倍額になる運賃にもちと腹が立ったせいか。
平和な連休にせねば・・・(笑)。


どっちもどっち制服プレイ?

at 2003 04/27 01:15 編集

痴漢センセイ御用!
なんて珍しくもなくなった今日このごろ。
http://www.kobe-np.co.jp/kobenews/flash/23.html

お間抜けなのは、オヤジ教諭が触った相手が、よりによって婦警さん!
とまぁ笑えるニュースなんだけれど、ちょっと引っかかったのが「満員状態の車内で、ドア近くに立っていた巡査長を五分間にわたって触り続けた疑い」という経緯だ。

もちろん犯罪は犯罪だからイケナイとは思うが、なんで5分間も?と素朴に疑問。
せめて、最初のワンタッチで「本官を触るとコワイよ」と警告しなかったのだろう。
泳がせて様子を見て、犯罪構成を現認してから有無をいわせず逮捕!
というのが警察の作戦だったのかもしれないが。

「まぁ、そういう取り締まり方針で行くのでローバー巡査長君、しっかりやってくれ」
と職務命令を受けて、「つらいけどがんばります」と宣言しつつも、実際に痴漢が網にかかってみると、「気持ちよくてアラいつの間にか5分」て事情・・・ではないだろうなまさか。
この婦警さん、同様の悦楽・・・いや被害というか手柄というか、初めてではないそうな。
会ってみたいぞ。
いろんな憶測をかきたててくれる「5分の謎」であった(笑)。
 


老化で立っとれ

at 2003 04/29 16:49 編集

ふだん毎週が3連休なので、黄金連休は切れ切れでメリットないなぁ・・・と思いつつ、あらためて職場のスケジュールを確認したら、いま5連休中だった(笑)。なんじゃいな〜。

そもそも、連休の始まりがずれこんでいて、頭の2日間は学会観戦で中尾ミエ県に通っていた(あ、もしかして近鉄特急というのは初めて乗ったのではないだろうか?と鉄道マニアチェック)。
推薦状などいらないオープンな学会だから、集まる顔ぶれは(あくまでも僕の一方的な印象として)玉石混交だ。
会場質問を受けつけると、延々と演説を展開する人、ねちこい糾弾を始めるおじさん、「私劇場」の幕が開いたとばかりにモノローグを始める常連さん、マイクをにぎったまま考え込んで、順番待ちしている他の発言者が目に入らない人など、難儀な人々が目白押し。「私が注目される場」に飢えている様子と、集まっている仲間の話はほとんど聞いていない(笑)のが、共通する特徴だ。

おっしゃることは1つ1つとりあげるとごもっともなんだけれど、それをうまく配置したり組織化したりできなければ、結局「貴重な御意見」はその場で消費されて終わりだろうなぁと惜しまれた。もったいない話だ。不謹慎なたとえかもしれんが、射精を受精にしないと、結局オナニーで終わるんだがなぁ。

ふと、ドラッカーに入れ込んでいるわりに、「ナレッジ・マネージメント」の発想がない滑稽な経営者が思い浮かぶ。
「経営資源は、ワシとワシの取り巻きの頭の中にある」「従業員にそれをわからせるのが経営管理」と信じきっている。経営とは、経営者の哲学(とやら)の射精なのだ。この類は、演説が大好きである。一方通行の。
現場第一線にこそ、本に書いてない知識の原石が埋もれているのに。
こうして、労使は溝で隔てられる。

「過去の達人」が、組織の高い地位につくのは、長生きのご褒美としてはあってもいいが、現場を離れて「指図専業」になるとまずい。「今も達人」というところを見せてなんぼ、である。
ああしろこうしろという前に、じーさんアンタがやって見せろと言いたくなる。できなくなれば去れ。
25年ぶりに再会した中学時代の同級生は―教育出版社をやめて研究所を経営しているが―「つまるところ、問題は先生たちが年とりすぎとる点に行きつく」と批判する。抜いた刀で、「ジジババ教諭は年金くれてやるから引退しろ」とも気勢をあげていた。
まぁだれでも加齢はするもので、先生業は毎年、相手との年齢差が開いて行くのが普通だから、年をとらないのも難しいけど。

「ワシも昔は苦労したのだ」と、
「お前もやがてわかる」
と言うようになったら、老化の始まりかな?
これ実は定番の「その場を逃れたいだけの煙幕」で、かつ自分が思考停止しているのに相手の未熟に問題をすりかえている詭弁なのだが、高齢化率20%になろうとしているこの国に、ヘドロのようにたまっているような気がする。
ジジババは、どこへ行こうとしているのだろう(ケアつきマンションってか?)。
若モンをどこへ行かせようとしているのだろう(ヒモつきで自由ってか?)。
サンドイッチ世代代表(笑)としては、うまいこと「イチ抜けた」したいのだが・・・。


みどりの日

at 2003 04/29 23:47 編集

梅ドリンクがスーパーで安売りされているので試飲がてら買ってきた。
おととし、伊藤園から「超清涼!梅」という缶ジュースが出ていて大好物だったのに消えてしまい、去年はやはり伊藤園から「しそ快適」というペットボトルが出てこれまたひいきにしていたのに姿を見かけなくなった。
梅とかシソの類が大好物な僕は、もしかすると「遺伝子がおばーちゃん」なのかもしれない(笑)。タモリが懐かしいテレビ番組で永六輔さんのことを「男のオバサン」と笑っていたのを思い出した。

で、梅ドリンク(伊藤園製ではない)だが、きゅーっと飲み応えさわやかだ。口の中がキュッときしむほどだから、何か洗浄効果もあるのかもしれない。

MBSラジオ「ごめんやす馬場章夫です」で、みどりの日にちなんで植木の話をしていた。
盆栽やガーデニングにはあまり興味はないけれど、「樹木」は好きだ。
生まれ育った家には毎年出荷するほど柿が実る大木が2本あったし、火事で更地になってしまった親の家には屋久杉が立っていた。
いま小人閑居して不善をなしているわが第3サティアンのそばには、楡(プラタナス)の並木が見事だ。
こんな木々は、四季によって姿を劇的に変えて見せてくれる。

今は庭さえない暮らしで、コンクリートの密室もこれはこれで好きだが、並木道のあるマイホームというのもいい。無理だろうけど。
とはいえ、柿とか梅、梨など実が繁る木がいいなぁ・・・と食い気が出てくるのは、われながらさもしい趣味だな(笑)。
 


白塗り

at 2003 04/30 01:58 編集

なんだか楽しいなぁ、パナウェーブ。
最初、松下電器が製造する流し台かと思った(笑)。
http://www.nikkansports.com/ns/general/f-so-tp0-030429-0024.html

「人騒がせ」で報道されれば、無料の宣伝になる。うまいこと考えたものだ。もしかして白虎隊ふうの劇団のパフォーマンスか?はたまた、ホワイティ梅田の宣伝か?鈴木その子の会社の関係者か?
白装束だけでなくガードレールまで白に塗るというから本格派だ。この勢いで、目玉もウンコも白くしてみたら尊敬する。

そのうち、全身ゴールド族とか、七色団体(昔ゴレンジャーというのがいたな)なんてバリエーションも出てきそうな気がする。

JRで通勤する鉄道ファンの僕としては、アーバンライナーより112系が好きなので、グリーン+橙色のツートンカラー(柿カラーね)を装束にしたマニアグループを結成して、JR車両を塗ってみようか・・・いや冗談だが。
 



霊媒師?

at 2003 04/30 14:26 編集

8連休の中に、1.5時間だけ仕事があるというのも、「バカ混みリゾート地に行かないよなお前は」という天の声あるいは天からのクサビという感じ。

この天の声は、最近たてつづけに出たシーナさんの文庫本に影響された幻聴(笑)かもしれない。
どんより雨上がりした午後に、『くじらの朝がえり』(文春文庫)を読み終えたところに出た角川文庫の『ばかおとっつぁんにはなりたくない』を読み進める。原作はそれぞれ90年代と80年代に出ていて、この間のシーナさんパワーの移り変わりはしみじみと「年季」を感じさせてくれる。パワフルなのはやはり80年代、シーナさん四十代のころだ。
角川文庫の『ばかおとっつぁん』の方は、表紙写真が絶妙だ。ニュース23の某キャスター氏のはちまき姿もいいし、ドラム缶風呂もいい。

シーナ本はもちろん文字なんだけれど、大自然とむさくるしいわが書斎(といえるのか?)をつないでくれる触媒のような本だ。
触媒と並行して、学会で買ってきた『臨床心理の問題群』やら、自転車関係のムックやら山のガイド本など乱読していると、右脳と左脳が統合失調症状態になってしまう。それが快楽なんだけど。

本もいいが、雨があがったばかりの「したたる緑」もいい。裏山が呼んでいる。外へ誘い出してくれる触媒が、廊下にきらきら輝いてたたずんでいる。
さて、こぎに出るか。


家族も頭脳もワープ

at 2003 04/30 23:38 編集

学生の引越しはともかく、家族ぐるみの引越しは、連休の前半に引っ越して、後半に片付けたり友人を新居へ招待お披露目ランランラン!(笑)
・・・と、勝手に「世俗の流れ」を予想していた。
隣りにできた巨大マンションを横目に通るたびに。
まぁ、僕の見込みが見当はずれなんだろうけど、それにしてもいっこうに入居が増えてない。売約がどうなっているのかわからんので、入居状況だけ見ると2割から3割というところか。
値下げするとすでに買った人から差額返金訴訟を起こされるし、賃貸に出すにも15万は下らないだろうから借り手がつくかどうか・・・。
震災の後ニョキニョキ建った近所の少し小さめの分譲マンションは、軒並み「分譲貸し」の看板が並ぶようになったから、このご時世に強気の大規模開発をやれば、予想された売れ行きではないかね?

いや、なにもデベロッパーの阪急不動産と三菱不動産になりかわって心配してもしかたないし、その気もない。無謀な開発をした間抜けというだけだ。
コストパフォーマンスはかなり良好な物件だと思うが、「お買い得価格」でも売れないのは、ローン計画に不安がぬぐえないせいではないか?と思う。
安心して30年ローンなど組めるのは公務員ぐらいしかいない。いま無理してローンが組めても、史上最低金利ということは将来必ず金利が上がりそうな気配も匂ってきて、それも不安の1つだろう。

先の見えないデフレは政府が悪い!とぼやくのは簡単だ。
たしかに持ち家政策というマインドコントロールはある(現在継続中)。
でもなぁ・・・年収の10倍もの不動産を買ってた庶民もアホでした。と、だれか言わんのか?
仕事で使うわけでもないクルマに、これまた60ヶ月ローンなど払ってたいじましいサンデードライバーも、ええかげん目はさめたんやろか。

「子供を大学まで行かせて教育費4000万円」てな経済記事に脅かされて、我が子にため息をつく親もつらいだろうけど、そんな親を見る子はもっと気の毒だ。
ビンボー家庭なら、我が子は北京大学かチュラロンコン大学か梨花女子大か、そのあたりにケツたたいて行かせれば、東大生より優秀になって学費は東大の半額以下ですむのではないか?

と、ハッパかけるのは簡単だが、おまえ実践するの?と聞かれたら・・・
もちろん、やりまっせ(笑)。
gaiax日記アーカイブ2003年 | 23:49 | comments(0) | trackbacks(0)
2003年4月の書き込み
To sabato@koubo osawasense@laguz at 2003 04/16 23:14 編集 返信
RE:イエ〜イ!

>8000番のキリ版取りました!
>こんなの初めてです。(ドキドキ)

おめでとう&ありがとうサバ子。

>あんな恥ずかしい写真送ってこないでくださ〜〜い(爆笑)

「恥ずかしい写真送ります裕子」
てな懐かしい世界がありましたな昔。
さて、日刊「恥ずかしい写真」本日の部を、そろそろ加工して送るとするか。ボカシもいけるよ(イコケ?)。


From sabato@koubo To osawasense@laguz at 2003 04/16 21:31 編集 返信
イエ〜イ!

8000番のキリ版取りました!
こんなの初めてです。(ドキドキ)
とりあえず、ご連絡しました。

P.S
あんな恥ずかしい写真送ってこないでくださ〜〜い(爆笑)
普通に添付して送ってくださいよ。。
加工せずに・・。


From osawasense To sabato@koubo osawasense@laguz at 2003 04/02 23:52 編集 返信
RE:またやられた・・・

>>「おかあさんといっしょ」のお兄さんにぢゅん・・

>「キュン」ではなく「ぢゅん」。
>くううう・・・。
>スポーツ新聞の読者には勝てないですね(笑)

お互い、団鬼六先生の後輩ではないか。
ジューシーに、「ぢゅん」と行こう、ぢゅんと!(下品)


From sabato@koubo To osawasense@laguz at 2003 04/02 22:54 編集 返信
またやられた・・・

>「おかあさんといっしょ」のお兄さんにぢゅん・・

「キュン」ではなく「ぢゅん」。
くううう・・・。
スポーツ新聞の読者には勝てないですね(笑)
gaiax掲示板アーカイブ2003年 | 23:38 | comments(0) | trackbacks(0)
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