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そろそろ、ゆっくり、こっそり革命!
2006年2月の日記
保育バー

at 2006 02/28 22:24 編集

枝川さんの『バーのある人生』(中公新書)にからんで・・・
アウトドアの会の携帯用PRサイトをエキサイトでやっている縁で、携帯サイト一覧をずりずり見ていて、ふと目にとまったのがあった。

バーテンドレス(女性バーテンダー)のつぶやきという小さいサイトで、どうも母校の近所でやっているバーらしいのだ。
http://k.excite.co.jp/hp/u/toji9/

プロフィールによると、農業高校から幼児教育の道へ進み・・・とあり、僕は勝手に南海キャンディーズしずちゃんのようなイメージを持っていた。

僕の通うキャンパスの1駅となりに、高貴な(?)女学院大学があって、ここは合コンでも我々を煙に巻いてくれた、手の届かない淑女どもの園だから(もう、ヤケクソ)、個人的には近寄りたくない、いや近づかせてくれない禁断の花園だった。

この、花園と牧場(と呼ばれていたのが僕の母校)にはさまれて、幼児教育を専門とする可憐な大学があって、なんとなく好感を持っていた。真面目で健康で清楚な、すばらしい保育士さんの生誕の地!!と、勝手に持ち上げて。
まぁ、たまたま個人的に肩透かしに遭わなかっただけの話かもしれないが。

フムフム、学び舎の地元で蝶ネクタイしめてがんばっておられるのか、すばらしいねぇしずちゃん!!と決めつけモードになりかけていたぞ恥ずかしながら。
エールを送りつつ、機会があったらまいりましょーと思っていたら、このバーテンドレスの日記で、「今月一杯でやめて、実家に戻ります」というではないか。
あぁ、気づくのが遅かった。

バーが閉店するわけではないようだから、一人のバーテンドレスが退職か転職しますというだけのことだが、こういう形で楚々と日々の仕事や想いを語るバーテンダー、バーテンドレスの姿は、いいものだ。
見習いたいものだねー・・・と、刺激をうけた携帯サイトであった。
ぜひ、カムバックをお祈りしたい。



壁の向こうの別世界

at 2006 02/27 23:14 編集

「移動の季節」になって、隣室に新人が入居してきた。
すさまじい音と振動、話し声で驚かされる。
1週間かかって、夜中までの引越し作業と家具の据えつけ(?)が終わると、休みない話し声。
なんじゃこりゃ!と、驚きが怒りに変わりはじめるころ、ついに廊下で「お隣りさん」とバッタリ。
まなかまとビビアン・スーをたして3(2か?)で割ったような、国籍不明の外国人であった。
中国人だと思って片言の中国語で話しかけてみるが通じない。
日本語もほとんど通じてない(ふうに見える)。
もう、しゃーないなー・・・と、あきらめの境地だ。

ダンナとおぼしき男の同居人が、特にガサツで振動が走るほど。
ところが、テレビはかけないようで(見て楽しむほどの日本語力がないせいか?)、音楽もかからない。生活騒音の中身からして異文化である(笑)。
そして、夜の声もさっぱり聞こえない。
夫婦か?兄弟か?んんん・・・?

朝は8時にそろって家を出て、夕方に帰宅してくる。まるで公務員である。
近所に県庁や県警本部があるから、日本研修中の中国共産党幹部とか?
中国人=ラーメン屋かマッサージ屋と、(失礼な)先入観を持っていたので、謎の隣人である。
いやはや、腹をくくってミステリーを楽しむとするか。


読む書くしゃべる見せる考える多忙

at 2006 02/26 03:05 編集

レギュラー通勤が終わったと思ったら、バタバタと忙しい。
といっても、「お楽しみ」で忙しいだけだから、渡りに舟で2カ月を消化するばかり。

中公新書から、「さすが中公の風格」と思える中公新書らしい『サンクト・ペテルブルグ』が出ていた。ただのガイド本ではなく、これは中公新書の中でも「地誌」というジャンルに分類されている。このジャンルには、さすが中公新書らしいなぁと脱帽する陣内さんの建築紀行『カラー版地中海都市周遊』も、ズシリと読みごたえがあった。

同時に、いい意味で中公らしくないくだけたエッセイ『バーのある人生』も出ていて、一緒に即買い。
たしか80年代から街歩き評論家の地位を築いてきた(変なの・・・)枝川公一さんによる体験的入門書は、手慣れた文体で、なかなかいい。

読みたい新刊を、とりあえず「積ん読フォルダ」に入れておいて、メールも四方八方からひょっこり届くから、書く方もにわかに忙しい。
「四方」でない45度の角度から来るメールは、なんだかお久しぶり感がうれしい。

ある年上の女性から、春の気配で去りゆく冬を惜しんでか、「またスキーでご一緒できますように」と届いた便りも、うれしい。
孫もいらっしゃる「とても年上」の女性だが、自分なりに雪の上で格闘なさるにつけて、かつて横で見ていた僕のエッジの使い方の意味がわかりました・・・と、あらためて発見されたようだ。学び続ける大姉御の姿に、しみじみと感動さえ覚える。

僕は見本を見せる立場だったかもしれないが、彼女の年齢になったころ、僕は元気でゲレンデに雪煙を上げていられるだろうか?と考えると、滑り方を示しつつ、実は逆に生き方を教えられるような気がする。

今はちょうど卒業や転勤で、別れがあって、また新しい出会いのある季節。
僕なりの雪遊びは、若い世代に何かインスピレーションを与えているのだろうか。また、汲み取りたいと思われるような何かを、僕は表現できているだろうか・・・と、一応しみじみ顧みたりする。
あれやこれやのためらい、戸惑いをかかえて腰が重い仲間に背を向けて、一人でぷいっと出かけてしまう薄情野郎だから、何も伝わらなんかなーこりゃ。


東京都荒川区に静香特区造成!?

at 2006 02/24 22:35 編集

早起きどころか、寝ないで見ていた女子フィギュアだから、見終わって寝て起きて、荒川ゴールドが昨日のことのように感じる。
これ、ちょっと損した気分か?

でも、金メダルには変わりない。よかった、よかった。
何度もこけたりミスったりしたコーエンとスルツカヤが、なんだかいやにスコア高いなぁ・・・と思うのは素人考えかもしれないが、文句のつけようのない演技をすれば、荒業で決めなくても勝てるということか。

でも、ミキティの4回転チャレンジも偉い。よくまぁ、五輪の舞台で前人未踏の技に挑んだものだ。
この勇気は、金メダルものだ。マイメダルをあげるから、おじさんちに来なさい!(笑)
転倒後の動揺も人間くさくて、こんなドラマを見せてくれるところも、いいなぁと思う。
人間くさいということは、次の五輪では「ゴールドミキティ」に成長してくれるにちがいない・・・と期待がふくらむ。

コーエンやスルツカヤにくらべると、ミスもなかった村主も、惜しい。
ただ、あのラフマニノフのピアノ協奏曲は、(アシュケナージの演奏は僕の愛聴盤なのだが)ちょっと暗かった。滑っているうちに自信の笑みが咲き乱れていた荒川にくらべると、村主には「笑顔点」が伸び悩んだ感じもする。

笑顔といえば、スルツカヤが自分のスコアを見て「アラ、やだわっ!!」と落胆していたのも、愛嬌満点だった。色丹島あたりに住んでいる気さくなおねえさんという感じ(勝手に決めるなって)。

こんな勝者の笑顔、敗者の笑顔が並んでみられるのが、五輪の醍醐味だ。
あぁ人生ですなぁ・・・


永田クン、自慰!

at 2006 02/23 22:37 編集

やっぱりなぁ・・・のメール自爆。
一人で舞い上がって果てた永田クン、ちと速いんでないかい?(笑)

ある筋によると、あのメール、実は自民党にも、そして首相にさえ、リークされていた正真正銘のガセネタだったらしい。
「こんなのをばらまく困ったやつがいるもんだね」と笑い飛ばしていた自民党に対して、鬼の首を取ったように真に受けて、疑惑追及!!なんて拳を振り上げた永田クンが、幼かったということか。

怪文書というのは、選挙や企業の役員人事のときによく飛び交うもので、過剰に反応する当事者、動じない当事者を色分けして見せてくれるリトマス試験紙みたいなものだ。
そもそも、メール1本で政局が変わるほどの、生徒会みたいな舞台で、ご自身これまで全力投球してきたわけ?と問われると、永田クン意気消沈して泣きじゃくるしかない。

最高度に公の舞台で、武部ジュニアといえど私人の名誉を攻撃するからには、もすこし冷静にセルフチェックしないと、とてつもないお釣りが返ってくる。
懲罰動議、名誉棄損で刑事告発、損害賠償請求で民事責任、おまけに民主党は傾くこと必至。
そこまで念頭にあったのだろうか、永田クンにしても、鉄道マニアの党首まえちゃんも。

ただ、永田クン完敗だけでもあっけなく、おもしろくないから、隠し球がどこかに忍び込ませてあるんちゃうか?と僕はにらんでいる。
つまり、永田クンにつかませたのはできの悪い偽造メール。
実は、証拠つき爆弾もどこかにあって、与党が「永田の乱」の処理にあまりえげつないことをすると、隠し球が飛び出してくる・・・というシナリオだ。

いや、もしかすると与党の老獪な政治家なら、隠し球を察知して、「ここは坊やに火傷を負わせるぐらいで勘弁してあげて、民主党に貸しを1つつくっておけば、後々有利じゃぞ」と考えているだろう。
老練な、歴史の波で洗われて後世に全貌が明らかになると、「いやはや、あざやか!!」とうなってしまうような老練な手腕こそ、政治家たるものには備わっていてほしい。

それにしても、こんなふうに「俺の才能」に自ら万能感を与えてしまった全知全能の王子様が、なんだか最近やけに目につく。
だから、今回の永田議員、阪大生ホストゆうまクン、そして時の人ホリエモンに共通して、僕が感じるのは、「あぁ、こういう顔の子、進学塾によくいるよな」という印象。実際、よくいた(笑)。
あとはタイゾー君だ。


ミキティちゃんこ、すぐり部屋、料亭しずか、原田乳業

at 2006 02/22 22:30 編集

気づかないうちに、スケルトンの越さんが燃え尽きてしまっていた。あれまっ
ソリを押して走って50m5秒を切るというスーパー四十代には、熱く期待していたのに。

「敗戦の辞」で、これ以後スポンサー契約が続くかどうか・・・と聞くと、なんだか人生を折り返したフリーターのような、せつない不安が伝わってくる。安藤美姫の父親世代だから、無理もない。

これが、フィギュアスケートの姫たちなら、引退しても、CM出演契約だけで平均的日本人の生涯所得を一瞬にして手にすることができる。
ところが、おじさんの星は、浮かばれない。
スケートの解説に出ていた佐野稔さんは、昔のままでかっこよかったけど・・・

「パパ、五輪ご苦労さま」とねぎらわれて、あぁ肩の荷が降りたと思うころ、子供が「私もフィギュアした〜い」と言い出したりすると、一難去ってまた一難。今度はうまく横峯パパに転身しなくてはいけない。
ジャンプ原田なんか、あの雪印社員だったりするから、まず会社の先行きを心配しないと、マイホームローンさえ心配になってくるだろう(笑)。

マスコミでいじられる以外での「アスリートの後半戦」が輝かしく見えていないと、現役での活躍にも身が入らんのとちゃうか?と思ったりするのは、素人考えだろうか。
こう考えると、嫁ばかりか、引退後は部屋か「ちゃんこ屋」がついてくる力士の世界は、恵まれている。


ラーメンライス改善指令

at 2006 02/21 22:12 編集

ラーメンライスというと、貧乏学生の定番メニューみたいだし、実際うまくなさそうだから食ったことはない。ラーメンは、ご飯のおかずとしては何だかなぁ・・・という違和感を、日本人は引きずってしまうせいかもしれない。
僕の見るかぎり、「そうめん定食」と、どっこいどっこいなキャラかぶり(カーボかぶり)だ。

どっちかに色がついていると、やっと合格点だ。
たとえば、ラーメンとチャーハンになると、これはなかなかおいしい組み合わせ。
ご飯と冷や奴だと味気ないのに、麻婆豆腐とご飯なら許せるし、中華粥や天津飯になると、なおよろしい。

麺と飯の両方に濃厚にカラーリングされた組み合わせもある。
それが、きのう発掘した夕食新メニューである。
新開地の食堂で、焼きそばカレーライス定食を見つけたので、790円なりを出費して点検してまいったのだ。
ソースとルーでかなり濃いめのトロトロ風味だが、悪くなかった。

焼きそばは焼くときソースをからめるし、カレーにソースをかけて甘口にする人もいる。
だから、この焼きそばカレーライス定食、「ソースが架け橋」になりそうな、いいタッグマッチだった。

ならば、ラーメンライスの貧相さは、どうやって救えばいいのか。
餅という変化球もあるし、ライスをおむすびにすしても少しは救われる。いっそ一緒に似て麺を除けば、中華粥になるか・・・(ラーメンではなくなるけど)。
いやはや、簡単なメニューだからこそ、難しいものだ。

ただ、ラーメン+飯は、僕が勝手に貧乏学生のシンボルのように決めつけているだけだから、学生の食生活からラーメンライスのともしびが消えるのも寂しい。
学生は、貧乏でいてほしい。
ホストクラブなんか経営しているバカ学生は、ラーメンのだしにもならんから。


溶けます、融けます!

at 2006 02/20 22:35 編集

滋賀県で起きた中国人妻の幼児殺害事件、「のどかな田園地帯で惨劇が!!」とステレオタイプな報道が、意味もなくくりかえされて、ピンぼけなままフォーカス・アウトして行きそうな気がする。
これで、トリノで安藤美姫が8回転でもすれば、完全に風化してしまうだろう。

被害者とご遺族は気の毒だし、実行犯は罪に問われる。
で、犯人への憎悪と「よそ者」への警戒だけで、悲劇は再発しないのだろうか。
哀しんでみせるポーズと犯意の追及以外に、マスコミがすべきこともあるだろうに。

司法の守備範囲は、動機の解明と量刑だけ。
悪意を持った人間は世の中にたくさんいる。ただ、犯罪に及ばない条件がフタをしている・・・とフロイトなら考えるだろうが、環境条件も大きな背景因子ではないかと思う。

ただ、周囲を見渡そうとすると、「地域住民に責任をなすりつけるのか!?悪いのはとにかく鄭だ!」と反発も起きるだろうから、なかなか冷静な分析ができない。

僕がテレビ画面で現場を見るかぎりでは、現場は「のどかな農村」ではなく、元農村に開けた郊外ニュータウン、しかも農村的なコミュニティが壊れ都市文化も育っていない中途半端タウンのようにも見える。
三浦展のいう「ファスト風土」な街。

いま『下流社会』が売れている三浦展さんが、おととし『ファスト風土化する日本』(洋泉社新書)を出しておられて、その中で、ジャスコとファストフードでのっぺらぼうになりつつある「のどかできれいで便利な郊外」で、意表をつくような犯罪が増えているのだと分析している。

もちろん、地域差はあるだろうし、仮定しかできないのだが、もし今回の鄭容疑者が横浜や神戸の中華街に住んでいたら、「周囲に溶け込めない」孤立感を深めていただろうかと思う。
そして、容疑者の立場を、異国で暮らす在外同胞におきかえてみて、地域に溶け込む難しさや孤立感やストレスを慮るぐらいの想像力を、日本人は持てないのだろうか。

鄭容疑者は、子供が幼稚園になじんでいるか過敏に気にしていたそうだが、これはもしかすると自分の不適応が投影された感情かもしれない。
かりに子供が問題なく周囲になじんでいたら、この社会に適応できないのは自分だけということになり、まさか子供を孤立の道連れにするわけにはいかないから、子供へのアンビヴァレントな期待も、彼女を苦しめただろうと思う。
それゆえの、通院治療だったのか・・・?

結婚して、我が子と近所の子を幼稚園に送り迎えしていたということは、それなりに日本に根を下ろして暮らす覚悟をしていたと思う(旦那がどういう経緯で中国人妻と出会って結婚したのか、「外国人」の日本での主婦業の苦労をどうサポートしていたのかは不明なままだ)。

ここの住民になろうと決めた土地に、しっかりした文化なり伝統なりがあれば、坂上二郎さん風に「溶けこみます!溶けこみます!」と覚悟すれば、遅かれ早かれ、受け入れられて行くという手応えは実感できるものではないだろうか。土地に「郷に入っては郷に従え」といえる我のようなものがあれば、その色なり匂いなりに染まる努力をすればいい。古い町、大都会なら、マニュアルもある。

「よそ者」を受け入れているのか、受け入れていないのか、はっきりしない郊外ニュータウンというのは、身の振り方がわからない空間だ。無味無臭に漂白されたニュータウンの不自然さというのは、Dr.野田正彰や宮台さんもそれぞれフィールドワークから指摘しておられる通り。
コミュニティの「我」が、まだ幼少期のようなナイーブな段階だと、異人には深くコミットせず、何か波風が立てば即座に拒絶反応、排除行動に出るというものかもしれない。

僕が、生まれ育った都心から農村に引っ越したとき、まず農家のやんちゃ坊主たちにいじめられる日々が半年ほど続いた。あるとき突然、仲良くなったわけではないけれど、気がつけば、茅葺き屋根の同級生の家に遊びに行って、田畑で遊ぶ仲になっていた。

こんな風に、子供の異文化適応は(我の塊のような僕でさえ)早いし、ましてや鄭さんの娘は、あの街で生まれ育った「土地の子」である。
地域の中で孤立し、家族の中でも父子の日本語での会話に入って行けない、二重の孤独感をかかえていたのかもしれないなぁ・・・とお察しするばかりだ。

鄭容疑者が実際に起こした行動と、海外で暮らす善良なる日本人の孤独感は、暴発するかしないかだけの神一重の差であって、実は地続きではないのだろうか(僕の先輩が起こしたパリ肉食事件というのもあった)。
無理して外国人をもみ手で歓迎したりする必要はないだろうが、自然なコスモポリスが育ってほしいと思う。


メール戦争?

at 2006 02/19 23:30 編集

民主党永田議員のメール疑惑追及は、暗礁に乗り上げた感じ。
結果がどうなるか、新たな証拠が出るのかどうか、まだ第2幕がわからないが、永田クンらしいといえば、らしい騒ぎだ。

メディアでは、もしメールが本物だったら?とニセモノだったら?の2通りの読み方をしているが、僕は立場を変えて考えてみる。
もしホリエモン=自民党側だったら、こうするだろう、と。
まず、証拠隠滅が難しいメールなんか使わないだろう。村上ファンドのボスみたいに、「大事なことは口頭で」を通す。

そして、あえて怪しい請託をメール文面にして、新聞記者あたりにリークさせる。
鬼の首を取ったように野党が騒いで、決定的な証拠がなくて行き詰ったころあいを見計らって、「実は偽装メールだよ」と新聞記者に気づかせる。万事休す!である。

本当に動かぬ証拠を突きつけようと思えば、ヘッダーなんか偽装するのは簡単だから、海外サーバーまでたどって、アクセスログまで全部押収でもしなければ、「ホリエモンが入力したメールを武部ジュニアが受信操作して受け取った」ことまで、証明できないではないか。

ヘッダーつきメールだけで犯罪の証拠にされてしまうなら、たまったものではない。
ミイラ取りがミイラになりかねないし、メールでの陰謀、はめ合い、オトリが横行することになる。
永田クンの勇み足は、ちとこわい。


のがした出雲

at 2006 02/18 22:50 編集

あぁ、春の時刻表が出る時期だなーダイヤ改定だなー・・・と思っていたら、そうだ、またこの春、ブルトレが1本なくなるのだった。
大阪も神戸も通らない、東京からの山陰連絡便のような「出雲」だから縁はなかったけれど、やはり寂しい。

この機会に、乗るだけ乗っとくかな?という程度に構えていたら、最終便の指定券が、発売後なんと1秒で売り切れたとか。新聞によると、ネットワークから予約できる客が一瞬にして入力しておさえてしまい、「みどりの窓口」では来客に謝るしかなかったという。

しかしまー現金なもんだ。
1秒で指定券を取ってしまうようなブロードバンダーが、ブルートレイン愛好家とはとても思えない。最初からヤフオクで売りに出す目的で取った確信犯なら、これは鉄ちゃんの風上にも置けぬ!(そのかわり踏み切りに置かれるぞ)

列車そのものの先細りより、「ブルートレイン魂」の荒廃が、ワタクシは寂しい。
きっと、こんなときだけ、東京駅ホームの橋っこに三脚が林立して、場所取りだ頭じゃまだフラッシュ焚くな云々の阿鼻叫喚がこだますることだろう。
そして、ふだん乗らないくせに「いやー、夜汽車の情緒が消えるのは寂しいですねぇ」なんて、したり顔でインタビューに答える客もいるにちがいない。

あと長距離を誇る夜行らしい夜行といえば、「日本海」が燦然と残っている。トワイライトは邪道な気がするし。
日本海保存会でも立ち上げるか?
保存のためには、ともかく乗車率を上げるしかないのだが・・・。


嘉手納と佐世保と岩国と横田と三沢を神戸に!

at 2006 02/17 22:21 編集

神戸市営空港が開業した。
もし、「横浜空港」なんてのができれば物笑いにしかならないようなものを、神戸は恥ずかしげもなく造ってしまったわけだ。

パイロットは「ややこしい空域は飛びたくないね」とこぼしているし、3000億円の公共投資の回収見通しは立たないし、前途多難なゼネコン遺産である。

できてしまったものはしかたない。活用法を考えるしかない。
明確に地方空港ということになっているんだから、電車では(不便で)なかなか来てくれない地域との直行便に特化した方がいいのではないかと思う。沖縄とか、四国とか和歌山とか。
鉄道派としては、好敵手になっていい。

とはいえ、空港から来る客ったって新幹線で来る客と大差ないから、別に何が変わるわけでもない。
だから、明治維新後に租界があった神戸にちなんで、空港島はハイジャック特区にでもして、「ここに着陸したら罪に問わない」ということにすれば、珍しい客が世界中からどんどん飛んできてくれるだろう(笑)。

まぁそれは実現可能性7%だから、26%ぐらいの案として、沖縄で負担をかぶっている米軍基地を、神戸に誘致するのもいい。
空軍と海軍の基地にちょうどいい立地だよ。

神戸なんか、椎名誠さんにいわせれば、英米人の中古住宅や中古家具をありがたがって飾っている異人館街をかかえる、おめでたい土地柄なのだ。
米軍兵にとっては、とても暮らしやすい街になると思うから、どんどんドルを落としてくれる。気分転換には京都、奈良もよろしおす。トム・クルーズのようなパイロット、ブリトニー・スピアーズのような水兵が街を歩けば、そりゃ全国から観光客が殺到することまちがいなし。

それにだ。日本最大の広域B力団の総本部がある神戸に、極東最大の米軍基地をおけば、華僑世界もからんで、世界最大の仁義なき勢力争いになる。ウゥゥゥ・・・興奮してきた。
何かあるたびに取材に来たマスコミ各社から、放映権料をがっぽり取れば、漁夫の利を得られるぞ。

荒唐無稽にみえる提案かもしれんが、住民投票で「空港いらない」となってもゴリ押しに負けるようなヘタレ市民は、これぐらいの刺激がないと目が覚めないと思う・・・という皮肉である。あくまでも。
次は、首都機能までほしいと言い出しかねないからね(そういえば、あの某都知事は神戸出身だった)。


明日は神戸空港ネタ

at 2006 02/16 23:15 編集

JALのお家騒動には笑ってしまった。
新町社長に、「マグロを運んできただけのくせに」なんて罵るグループ会社の経営陣は、これがJALグループのトップかと思うほど大人げない。
マグロで悪いか。

地味な貨物運送が、旅客運送より見下されているのだろうか。
だとしたら、けしからん。

こんな業界内・社内の派閥抗争は、どんな分野にもあることかもしれない。
鉄道はどうなのか。
僕の義兄は蒸気機関車を運転したあと「のぞみ」を運転し、今は貨物にいる。僕にとっては、誇らしいアニキだし、SL撮影が趣味という民主党の前原党首なんかにしてみれば、キラキラ目でまぶしく見つめてもらえる「前歴」だ(笑)。

旅客も貨物も、両輪うまく肩を組んでこそ一流の運送屋さんだろう。
ホンネで貨物出身だ旅客出身だと揶揄したいなら、そこはユーモアというオブラートに包んでほしいわな。

「わが社は自衛隊出身パイロットが多いから撃墜する腕前があるぞ」
「うちの客室乗務員は同伴出勤可」
「受験生に配慮して、受験シーズンだけは落ちません!!」
なんて自慢を、JAL、元JAS、ANAが競い合っていたら、これは見もの聞きものだ。
こんなファンキーな航空業界になってしまうと、事故率もあがって、日本人は鉄道に回帰する。遠方には、寝台特急が復活する・・・なんて皮算用は、なんぼなんでも絵空事かな?


エビで鯛を釣れるか?

at 2006 02/15 21:47 編集

昨夜、ドトールでお茶していたら、すぐ隣りにやってきた、足して僕の年齢ぐらいのカップルが、聞き捨てならぬ話をしていた。

「ねーねー、バレンタインチョコのお返しは、3倍が相場って知ってた?」
「なにそれー。食事とかなら、あかんの?」

おぉかわいそうに、彼女の歓心を買いたい奔馬クン、「3倍か。3倍3倍・・・えーと何を買えばええねん」と、餌づけのしかたに苦心している。すでに餌づけされた身で(笑)。

どこでだれが広めはじめたのか知らんが、チョコの3倍の甘い甘いお返しとは、一体どんな荒技・・・いや裏技、いや秘技を披露すればいいのだろうか。
歯の溶けるような歯の浮くような甘い言葉なら、僕は臆面もなくしゃべりまくるぞ。
でも、言葉なんか信用されないものだし、では具体的なもので示せばいいのか!?と、大福餅詰め合わせでは笑われる。
お返しというのは、だからむつかしい。

これ実際にやったお調子者がいたのかどうか、浮かれ景気の時代には、「まっぱ」にリボン!!・・・で、私をあ・げ・る♪なんて婦女子が、いたとかいなかったとか。

もし今どきこんなハイテンション婦女子がいたら、お返しに困ってしまうだろう。
「まっぱ」にレザー・・・では、レーザーラモンになってしまうし。

そういえば、水野晴男さんの病状は、いかがなんだろうか?
レイザーラモンから、つい連想してしまった。


トリノ大本営

at 2006 02/14 21:23 編集

男子スピードスケートも、生を見てしまった。
両手をついて相撲の立ち合いのようなスタートをする選手を発見して、ほほえましかった。彼を琴欧州に紹介したい。

今回はスキー・ジャパンにはまったく期待してなかったが、スケートは何とか・・・と思っていた。
だから、ひときわ結果が寂しい。どうしたことかジーコ・ジャパン・・・

善戦した、とは思う。
どの選手も、自分なりに。

ところが、上には上がいた。それに尽きる。
そんな世界のライバルをろくに報道しないメディアは、まるで「大本営」ではないか。いや、大本営の御先棒をかついだのは朝日新聞だったか。

この選手と、あの選手がこけたら日本にメダルが!
というのが、正確な報道というものだろうに。

何か似てるぞ・・・そうだ、渡航移植手術のニュースだ。
善良な募金者のおかげで数千万円の費用を集めて、欧米に渡って無事に移植、よかったよかった!!
・・・と感動美談に仕立てられるが、日本から現金持参で来て順番待ちの列に割り込み、命拾いしたおかげで、だれか確実に現地で一人、犠牲になっているのだ。

木を見て森を見ず。
いや、森を見ないよう、背景を見ないよう、競合相手を見ないよう、「ここだけ見て感動と応援をしてて下さい」と誘導しているかのような、報道の意図を感じる。
ファンとアイドルしか見えないしかけを報道するのは、プロパガンダと大差ないぞ。

視聴者も読者も、「大本営発表」に喜んでいる。
そりゃ、悲しい現実を見たくないのは、素朴な気持ちとしてわかるけど。
女子フィギュアスケートも、スルツカヤの陰に見えかくれするロシア、東欧、中国のモンスターのような精鋭選手が、日本の可憐な花を吹き飛ばそうとしている。
大丈夫だろうか?


極上の 地元の青空 銀世界

at 2006 02/13 22:31 編集

三寒四温のような寒暖の波が、あぁ冬将軍も後退しかけたかな・・・と感じさせる連休、またまたホリエモン企画の雪山遊びに誘われて、遊び人3名で雪彦山にアタックしてきた。

この冬は、八ヶ岳、氷ノ山、千ガ峰と、のどかな雪遊びが続いた中で、一番低い地元の雪彦山で、一番の身の危険を感じるとは思わなかった。
いやはや、こんなにスリル満点の岩山があるとは・・・。

連休なのに2〜3組しか出会わなかったパーティーと、それぞれ短い会話も楽しみながら、まるで我々の登山を待っていたかのように吹雪がやんで青空の下で雪と戯れ、極上のテンションを楽しめた。
アイゼンを持って行かなかった点だけが、ちょっとした失態だったかな。それでも、何度もズリ落ちたり(笑)しながらも深刻なケガもなく、「よーし、次はバッチリ装備して、どこ行きましょう!!」と次に楽しみを持ち越す余裕もしゃくしゃく。
ダブルストックはひざの疲れを追放してくれて、帰った夜にすぐ写真を編集してアップ、今日は筋肉痛もまったく出なかった。

とことん楽しんで、さっぱり通常のウィークデーに戻れる・・・これがこそ、働く大人の巧みな余暇っちゅうもんやねー!!
と、うなずきあえる幸福なワンデイ・スノーハイクだった。

八ヶ岳の登頂を目の前で断念したホリエモンが、「次は厳冬期の八ヶ岳へリベンジ!!」と闘志を燃やすことになったのはアッパレではあるけれど、もしかしてその道連れになるのはワタクシか???と、少し楽しみのような、おそろしいような(笑)。
毒を食らわば皿まで。
となるか?ワナワナ・・・


200グラム

at 2006 02/12 21:55 編集

オリンピックが始まる前から、
「夜中の中継のせいで、寝不足になりそうです」
というタレントやキャスターに、
「舞い上がらなくても、留守録画しとけばすむ話やがな」
と悪態をついていたくせに、やはりモーグルとジャンプの予選から、僕は真夜中テレビに釘づけになってしまった。

今日は、早起きして雪の岩山登山(これはこれでスリル満点の極上ワンデイハイクだったので、また明日書こう)に行かにゃならんのに、おまけに留守録画をちゃんとセットしていたのに、リアルタイムで見たくて、結局夜更かしするはめに・・・。

やはりナマである。
メダルが期待されていた上村愛子は、残念ながら5位だった。
ソツのない技はさすがだし、のびのび滑っていたのが伝わってくる。
けれど、やはり上には上がいた!の一語に尽きる。
スポーツ報道は「世界」を報道せず、どうしても愛子キャーキャー、多英キャーキャーに流れてしまうせいだろうか。
もう、全身バネのようなモーグル・モンスターが、次々に出てくる。こんな強豪がいたてゃ・・・とあっけにとられるばかり。

ジャンプもそうだ。
日本のスポーツ観戦ファンは、「原田のキャラ」を楽しんではいてm、フィンランドの山で、オーストリアのスキー学校で、ドイツのクラブチームで、どんな選手がどんな訓練を積んでいるかは、あまりにも地味でニュースバリューがないせいか、ほとんど伝わってこない(僕も知らない)。
冷静に情報を集めて比較すると、太平洋戦争みたいな構図が浮かび上がってくるのではないだろうか。

情報不足といえば、笑っちゃ悪いものの、それでも笑える原田の失格。
200gの体重減で、板の長さが規定外になるのもトホホな顛末だが、おいおい、コーチ陣もしっかり選手の肉体管理しときなはれ。
雪山という自然環境と人間の生理ぐらい知っておかないと、オリンピック選手団としては恥さらしだろうよ。ジュニアスキー同好会じゃないんだから。
4年間、いや8年間の雪辱を、たった200gのミスで門前払いされてしまうんだから、あっけない。おまけに、原田自身これ以上「あっけない」が似合う人はいない顔の持ち主とくるから、決まり役すぎる。

長野で愛息に「パパやったよー!!」と呼びかけて日本中の感動を呼んだ原田の息子は、今どんな気持ちでいるだろう。臨床心理士を派遣して心のケアにあたらせよう、なんて阿呆な案が出ていたりして。
川島なお美に、未だに「だん吉」「お笑いマンガ道場」「カンニング」がついて回る法則(笑)みたいに、オリンピック失格の一件で
「ジャンプ原田の息子」→「200グラム!」
と、末代までいじめられなければいいが・・・。
10年後ぐらいに、「ボクあの原田の息子でございま〜す皆さん!」の乗りで、さっそうとシャンツェ・デビューしてくれないものかだろうか。


憎いルミックス

at 2006 02/11 23:08 編集

地元のカメラ仙人の店・マツミヤカメラに、現行機種が新古品で出ていた。パナソニックのルミックスFZ30が。
売り物でも平気で「写り悪いで」とズバリの採点をしてくれるご主人は、よく値札にもヒトコトをつけている。「キレイ」とか「傷あるも写り良し」とか。

辛口のご主人のルミックス評は、「現行品では写り最高」だった。
こう書かれると、ばかにしていたデジ一眼も、気になるではないか。

それでは、とFZ30を手に取ると、よろしいなぁ・・・いやぁ、なかなかなか・・・ユーザーの写心(しゃごころ)に応えるマニュアル操作部分も、にくい。
ライカ・ディコマーレンズも売りの1つだ。

レンズ交換式のデジタル一眼レフは、CCDの標準規格が変わること確実だから、いまの交換レンズ・ラインナップも膨大なリストラが待っている!というのが僕の観測。
そこが、レンズ固定式なら心配ない。

手回し大好き野郎だから、マニュアルフォーカスの使い勝手はどうかなーと思うと、これもいい感じ。ファインダー内でフォーカシングポイントがアップになるような機能も、デジカメならではの芸だと思う。
まぁ、フィルム一眼レフにくらべれば、ファインダー内液晶の見にくさは雲泥の差だから、欠点を補うにはこんなデジワザもあるということか。

あと、これで単三電池が使えたとすると即買いなんだがなー単三
が使える似た機種ないかなーファンピックスS9000もいいかー・・・と、たぶん買わないデジ一眼の品定めをしているこんな時間が、一番幸せかもしれない。


反省猿社長

at 2006 02/10 22:38 編集

いつも寄る図書館のとなりに開業したての東横インは、なぜか繁盛している様子。
図書館で調べても何もわからないが、テレビ画面は実にいろんなことを映し出してくれる。おかげで、あの東横イン社長の思考回路が読めるぞ、何となく。

行政へ書類を出して開業許可をもらって、直後に違法改築をしていたのはケシカラン!!
というのが世論の発想で、それは自然なことではある。

許認可と改築が時間的に近いから、ワンセットにして「ずるい!」と考えてしまうのだろうが、あの反省猿の頭の中では、「今までの俺様商売」と許認可がワンセットになっていて、俺のやりかたは成功しているのだ!行け行けどんどん!!の乗りだったのだろう。

今までこれでうまくやってきたから御殿も建った、障害者は泊めてやらないけどさ、俺様ハーレムは女性に働く場を提供してるんだよね何が悪い・・・と、腹の底から弁明が聞こえてくる。

だから、許認可が出た時点で俺様商売まるごとOKの気分で、あとは好きに改造するぞ障害者用施設は邪魔だ取っ払え!という勢いで、文句を言われたら「これから改築の許可申請をするつもりでした」ということにすればいい。
そんな屁理屈を、マスコミがいないところでつぶやいていそうな名演ぶりだ。

おそろしいことに、真面目にこの手を使って、悪びれない人物もいる。
店で商品をかばんに入れて、レジを通さず家に持ち帰る。そして「明日払うつもりでした」とか。
タクシーに無賃乗車して、家に着いてから家族に払ってもらうのも、運転手が事前に承諾していなければ詐欺になる。

法律ではAとBのシークエンスが犯罪を構成するところが、被疑者の頭の中ではBとCがワンセットになっていて、本当に何が悪いのかわかってないような罪人もいたりする。だから、確信犯といえるのかどうか。

ただ、東横インがハートビル法を屁とも思ってない事実は世間に知れ渡ったわけで、「ハートビルな設備」に安心して障害者が泊まると散々な目に遭う・・・という悲劇は避けられたとはいえるのかもしれない。
「看板つき落とし穴」みたいなものだから。


なでなで愛すりすり愛

at 2006 02/09 16:44 編集

半ドン勤務だったのに、梅田や三宮で寄り道しすぎて、地元へ戻ったら夕食どきになってしまった。いつもの激辛マーボー丼でひと汗かいて、帰宅したらけっこう夜更けになっていた。

カバンをおいて、その足で大家さん宅へ家賃を払いにダッシュ。
アパートの駐車場に停まっているMR2の、背中ボンエットというのかなんというのか、エンジンの真上の暖かいところに、トラちゃんが幸せそうな顔でうたた寝していた。
あとですりすりしてやるで〜と、頭だけなでて行く。

「通勤姿」で現れた僕に、大家さん「あらまぁ、いいコート」となでなで(笑)してくれて、ひとしきり井戸端トーク。
この春、震災被災者への家賃補助が終わるので、助成分だけ家賃が上がる覚悟をしていたのだが、「据え置きでいいですよ」と、慈愛に満ちた太っ腹に、じんとくる。

「そうそう、あちこちからいただく季節でしょうから珍しくないでしょうけど・・・」と、ゴディバのチョコレート詰め合わせをいただいてしまった。
こらまた、ほのぼのとうれしい。

バレンタイン・インフルエンザの時期は、いつもは春休みに入っているから、何ももらうことがないどころか、「今日も人と会話しなかった」という隠遁生活。
ふだんの御近所づきあいで気にかけてくれる人の気持ちが、やはりありがたい。

唯一、すりすりしてくれる雌猫トラちゃんの寝床を襲うべく(笑)駐車場に戻ると、通りすがりのおとっつぁんが相手してくれていた。なんと、猫缶まで開けて(用意周到だな)。
見知らぬおとっつぁんから猫缶をせしめるトラちゃんのフェロモン(笑)にあきれつつ、「ええもんもらってますねー」と声をかけて、部屋へ駆け戻った。

久々の寒波に洗われた冷たい街角に、愛があふれていた。
愛だろ愛!
と、永ちゃん(六輔ではない)モードに入ってしまう、春まだ遠い冬の夜であった。


三人目の正直?

at 2006 02/08 21:58 編集

紀子さまが解任された!とは、前代未聞のお后さまクビ波乱か!?と思いきや、「御懐妊」だった。なんだ・・・めでたしめでたし。
ホリエモンが避妊を続けているというのも、独居房で合コンもナンパもないから必要ないだろうに・・・と心配してあげることもない、ただの「否認」なのであった。

ったく、最近のニュースはまぎらわしい。
時代劇ふうに、「孕んだ」とか「口を割らない」の方が(どこが時代劇なのかわからんが)、わかりやすいのではないだろうか。

それはそれとして。
我が国マスコミより踏み込んで、「もし男児なら行為・・・じゃない皇位継承者3位になる」と報じていたのはBBCだった。
日本人の気がかりポイントを、よくまぁ見抜いて直球を投げてくるなぁと感心する。あの王室のお膝下もとだからか。皇太子ご夫妻の学ばれた国だからか。

次の天皇に即位されるナルニヤ、いやナルヒト殿下の次が秋篠宮殿下、その次がもしかすると長男になるかもしれないベビー。
という順序らしいが、そうならない場合を想定した最近の女性天皇・女系天皇論議は、三笠宮さまも参入しての論戦になっている。もしかすると、うちの宮家から天皇を!と秋篠宮さまは考えてヒニンをヒニンしたのかもしれない。嫁に「もう二人娘がいるじゃない」と諭されてでも。
で、結果的に「あぁ、よほど男の子がほしかったのだろうな〜」と想像させる三人娘というのも、世間によくあるパターンだったりするのだが。

個人的には、男系男子の伝統維持がいいのか、男系女性天皇まで認めるのがいのか、女系女帝もOKなのか、とまどってしまう難しい問題だ。
保守派は、女性保守の論客まで味方につけて「皇統はジェンダーフリーになじまない高尚な伝統だ!」と猛々しい。かたや改革派(?)は、女性天皇と女系天皇の違いもわからないまま世論調査されて「いいんじゃないの〜?」と気分で答える国民世論を後ろ盾にする(気分がもっともらしい統計の数値で化粧してしまうのも怖い)。

それでも、僕には男子男系の血統を死守したい立場の切迫感が、どうもぴんとこない。

どっちになろうと、たぶん雅子さまは男児ができるまで出産しつづけるとは思えないし、一人娘が皇位を継ぐことになろうと、別の宮家が世継ぎしようと、とにかく皇室を出て外交か学究の道に進みたいのだろうな・・・とお察しするばかり。
「私は出て行きますから、あなたは後妻との間に男の子をもうけて下さればいいわ」ぐらいおっしゃりそうな予感もあり・・・は不謹慎だろうか。


ピッチぎれ

at 2006 02/07 16:44 編集

未練がましく維持していた@FreeDを解約すべく、氷雨が強風で吹きすさぶ中、ドコモショップへ。
荒れ模様の天気のせいか、カウンターで大声をあげてクレームをつけているあんちゃんがいた。ときおりテーブルをバーンと叩いて、啖呵を切っている。となりには、「ガツンと言っちゃいなよー」と言いたげな女が、無言でぶすーっと座っている。

どっちに本当の落ち度があるのかわからんが、こういう状況はやるせない。とりあえず、店側に同情。
さっさと用事をすませて帰ろうと思っても、番号札をお取り下さい・・・というわけで、罵声カウンターにヒヤヒヤしつつ、待たされること20分。

解約がすんなりかたづいた後、今なら携帯電話へのグレードアップ優待キャンペーンで・・・云々の宣伝を聞かされる。
今年秋の番号ポータビリティ解禁に、ドコモもちょっとは危機感を持っているのだろうか。不良債権化している「070」を早く一掃して、FOMAへ促したいのだろう。はいはい、1回線一掃されてあげましたよ、残りは2回線。

たまにしか窓口には行かない立場で、あえて断定してしまえば、PHS加入者に「声のでかい客」はいない。
まぁ何か手続きの行き違いがあったとして、カウンターでごねようにも「ピッチ野郎あばれる」ではサマにならんし(笑)、おんどりゃー親分よぶぞ!で親分も070・・・では笑える。

だから、PHSの客質は優良な方ではないかと思うのだ。
今なら、ビジネスユースのデータ回線ユーザーと、料金をかしこく節約したい殊勝な庶民がウィルコムに集まっているから、こと窓口業務に限れば、「ピッチ客」の応対は、案外なごめる(?)のではないだろうか。

ちょっと田舎や地下に行ったぐらいで電波が途切れると、すぐFOMAは弱いだのauが強いだの評価する人民が多いけれど、そりゃ電波だから、届かない穴ぐらいあるわいな。
PHSだと「あぁ、ここ届かんわ。こんなもんか」ですんでしまって、あんまり過剰な期待をしない(どこかせつないため息がもれるのは味わい深いものがある)。
どこでも何でもあれもこれも!みたいな万能感(=錯覚でしかない)をもよおさせない点でも、PHSは賢いと思うのだが・・・。


とんでもありです!

at 2006 02/06 20:35 編集

アカデミー賞ノミネートで話題になっていたので、世間に知られることになったナルニヤ国物語・・・
とは何ぞや?最近どこかでこの関係の新刊をみたぞ・・・と思って調べた本が悪かった。
と学会『トンデモ超常現象99の真相』(洋泉社文庫)という新刊であった。
ここでぶった斬られているのは、ナルニヤではなくレムリヤであった。おぉ、まぎらわしい。

まぁ、ファンタジー文学はいいとして、ナルニヤ国物語を生んだ国は、ファンタジーや妖精の宝庫でもある。ネッシーとミステリーサークルのような、ご愛嬌のジョークもあったっけ。
と学会の手にかかると、アトランティス大陸もレムリヤ伝説も、そしてチュー坊時代の僕が間抜けにも信じていた地球空洞説も、かたっぱしからトンデモ扱いだ(笑)。トホホホホホ・・・

かつてのイーハトーブや吉里吉里国がはやった時代とはいささか違う21世紀の今は、ファンタジーとリアリティの区別がぼやけたファンキーな人民が多いから、と学会にも奮闘してもらわにゃならん!
と思いつつ(おのれの恥ずかしい思春期は棚にあげて)、と学会の新刊を3冊ほど手にとって、細木コーナー、江原コーナー、コパコーナーに置き直してきた。書店員さん、ごめんね。

しかし洋泉社は、新書と文庫の展開をどうするつもりか、ちょっと混乱しているように見える。「あれ?これ新書の方で出てたような気もするけど」と思うのが文庫に入ってたりして。
僕の、学会(そうか、ではない)での師匠が書かれた『心の専門家はいらない』『心を商品化する社会』のような痛烈なアンチテーゼは、ぜひもっとメジャーなところから出てベストセラーになってほしい警世の書だと思うのだが、スピリチュアリティやマインド・ビジネスの方が、けた違いに売れるからなぁ・・・。

うさんくさいマインド商人にくらべると、韮沢たま出版社長のユーモラスな破綻ぶり(笑)が、かえって許せてしまうのも妙な気分だ。
コンタクティ〜にでも、転身しようかね?
養成ベーシックコースが8万円、アドバンスコースが25万円、と・・・(笑)


p.s.最近はやりの謙遜言葉で「とんでもないです」がいやに耳につくのは、気のせいだろうか。
と学会の陰謀か?それともユダヤか!第十惑星か・・・!!


いまマッケンローは?

at 2006 02/06 02:42 編集

たまたま生中継で見ていたシャラポワとヒンギスの試合は、「さすが横綱」の風格を、まざまざと見せつけてくれた。すごい。
シャラポワの雄叫びも、だんだん悲痛な声に尖って行って、しまいにゃ愛ちゃんのチュワーッ!!になりそうな勢いだった。

横綱ヒンギスといっても、ついこの前までニキビも初々しい女子高生だった姿が、僕の記憶には鮮明だ。やがてシャラポワも、同じ道をたどって行くのだろうか。
いやまー、連中は成熟するのが早い!と思う。スポーツ選手だけでなく、芸能人も一般人も。

だからといって、日本人が未熟だとか不完全燃焼だとかいうつもりはない。
マコーレ・カルキンのような落差を見ると、我が国のピンクレディやキャンディーズの不老不死は偉大だし、城みちるは永遠にイルカに乗っているし、黒木瞳の実年齢は欧米人だれも当てられないだろう。

デイリースポーツ三面記事によると、一青窈29歳も、ステージ衣装で萌えはじめて、まるでメイド喫茶!と話題になっていたけれど、写真を見る限り問題なく決まっているからすごい。
まぁ、メイド喫茶は泉ピン子の例もあるから、杉本彩あたりに飛び火しそうな気もする(そうなりゃ行くね)。

こんな日本のアイドルの不老不死に刺激されて、くれぐれも海の向こうから「なによ、ノーランズだって、まだカクシャクとしてるわよ!!」と、本人が登場したりはしないでほしいものである(笑)。別の意味で、見てみたいような、見たくないような・・・

個人的には、この春オリビア・ニュートン・ジョンが何十年ぶりかで来日講演・・・という情報はちょっと気になるものの(たぶん観客席は同世代のオッサンたちで埋まるだろう)、思い出は当時のままで封印しておいた方がいいのかもしれない。



戦闘のムスコ

at 2006 02/04 23:00 編集

矢口真理が主演の昼の連ドラ「銭湯の娘」!!と評判になっていたのを、いやでも雑誌や新聞で見かけた今週だったが、そもそも矢口なにがしという娘を知らないのだった。

そのドラマを今週チェックしてみたが、うーん、銭湯を舞台にする必然性がないんちゃうか、こりゃ。むやみにハイテンション&オーバーアクションの少女がギャースカわめいているのは、ほほえましく見てやればいいのかどうか、わからない。
東京ラブストーリーの鈴木保奈美の乗りがコメディにしか見えない21世紀の今、まさか今その娘世代の少女に、保奈美が「降臨」しているとは・・・!
昼下がりの視聴者が見ても、ちょっときついんじゃないだろうか。

銭湯といえば、往年の「時間ですよ」を知る世代にとっては、あの「あっけらかんさ」を期待してしまうから、あてがはずれた憤懣はやるかたない。ズバッと行こうではないかズバッと。
少し新しい11PM世代にとっては「うさぎちゃん秘湯コーナー」。が新鮮だ。まぁ、これは夜の殿方をターゲットにした番組だから一般向けではないが。

まぁ、まさか真っ昼間からズバリポロリもないものだろうけど、たしかこの同じ局は、同じような時間帯で、かつて「蜜の誘惑」を放映して度肝を抜いてくれたものだ。生まれた姿の熟女同士の情事が、なんでまた昼の1時台に普通のMBSテレビで流れているのか、今となっては信じられないアケスケ度である。

あぁ、このアケスケよ、もう一度・・・(笑)
別に色欲めあてではないのだが、どこかアッパレ感のようなものを求めてしまう。せっかく葬られていた煩悩に、また火がついたではないか!


名を捨てて実を取る

at 2006 02/03 23:15 編集

横田滋さんが難病で入院していたそうだ。
もう70代だから、一刻も早く娘を返してほしい、と願う気持ちは、切迫感さえ伝わってくるし、日本人みな同感だろうと思う。
あんな国に食糧支援なんて!経済制裁するしかない!
というのが家族会の立場で、それはそれとしてわかる。

ふと、あのヒューザーの、資産保全のための破産申告と重ね合わせてしまった。
結果的に、あの会社の資産隠しをストップできたとしても、いま現在、着々と名義変更や資産移転を進めているのは確実だ。会社を兵糧攻めにするのと並行して「金払え!金返せ!」というのは、ちょっと無理がありそうな気もする。
僕も、小学生のころ何かいたずらして相手につかまり、首をしめられながら「謝れ!」と言われて「おいおい、謝りたくてもできんがな」と思ったものである。

目的が金銭的賠償なら、会社が自治体の責任を追及して損害賠償請求しているのも応援すればいいわけで、会社の一層の繁盛あってこそできる債務弁済だろう。
「ともかく、にっくき相手の息の根を止めるのだ!」が目的になってしまうと、賠償は遠のく。

「許してやるから返すものは返して、謝るべきは謝れ」と迫って、取るものを取り戻した後でとどめをさす・・・なんてのは、映画なんかで見る悪魔そのもののイメージだが、普通の庶民はここまで悪魔になりきれない。それは無理もない。

この「善良度」を、敵がどこまで見抜いているかが、交渉事の成否を左右するのではないだろうか。
「見抜かれている」「なめられている」ことを前提に作戦を立てないと、誠意や熱意だけでは、主目的を得られずに、「闘った思い出」が残るだけだったりする。

だから、運動はやめろというつもりはない。
謝罪なり賠償なりを求めるなら、生かしておかなくてはいけないし、コトによっては前以上に太らせてやる必要も出てくるかもしれない。この遠回りに耐えられるかどうか、市民運動そのものの「耐震強度」が、今度は問われることになる。

闘いは必要だが、闘うことが目的ではないはずだし、首を取ってしまえば何も得られない。
もし小嶋社長が切腹して、「首をマンション住民にさしあげます」と覚悟されても、困ってしまうわな。

偉大な将軍様には、国交回復交渉も進めて、食糧援助もして、エネルギー開発に力を貸して、「これで裏切ったら本気で怖い」と思わせるところまで、堀を埋めて行く方がいいとのではないか?
と、外野の素人としては考えるのだが。


スリックリング

at 2006 02/02 23:33 編集

ひたすら街を歩いての「路上観察専門」かと思っていた赤瀬川原平さんが、カメラ用の三脚をかれこれ5本も買い込んでいた、とエッセイで書いている。
そんなことって、あるのかね?
と思っていた我が身が、三脚5本合計15本足(笑)状態になっていた。

大・中・小・ミニ・マイクロとそろった15本足の「真ん中」は、きのう梅田で発見した小型三脚。
投げ売り価格で出ていた平凡な国産品で、重さ900gしかない。
ところが、全体がちゃんと金属製で、アルミ合金にマグネシウム配合とかで、けっこうしっかりできあがっている。高さも160cmと充分だ。
そこに感心して、えらいぞスリック(これメーカー名)!とエールを送りがてら買ってしまったのだ。

で、ホクホク顔で買って阪神電車でイソイソ帰宅したところ、電車に置き忘れて下車してしまった。
あわてて改札口へかけこみ事情を話すと、いくつもの駅に電話をかけてくれて、恐縮するばかり。
特急電車だったので、ダイアグラムを見ながら「今このへんを走っているから…」とあたりをつけてくれたのが、タッチの差でつかまらなかったりと、不謹慎だが少しスリリングだったりする。

結局やっと須磨で駅員によって発見され、「よかったですねー」ということで、取りに行ってきた。
まったく、ドジなだけでお恥ずかしい話だが、阪神電車サマサマである。
無事に三脚を手にして再会を喜びあい(笑)、おぉ間抜けな飼い主、いや買い主を許しておくれースリック君!!

と、ばかばかしくも涙また涙の抱擁をかわして、家路についたのであった。
機敏な阪神電車には「今年も優勝」願かけをするばかり。
いや、日本一も期待してますぜスリック君とともに!!



おい、カツ丼でも食うか

at 2006 02/01 22:53 編集

かっこいい、珈琲文芸復興−Cafe Renaissance−という看板だけが取り残されて閉店状態だったビルの一角に、久々に通りかかると新しい看板があがっていた。
新装開店、業がんばっていただきたいものだ、ウムウム。
と通りすぎるのも薄情だから、点検してまいった。

居抜きで営業を継いだのかどうかはわからないが、可もなく不可もなくの喫茶室という感じ。
大きく開いた窓からは、手の届きそうな目の前に桜の木が見える。
この界隈はビルの谷間で、さんさんと日が射すこともなく、いつも鈍色の弱い光がビルの壁に乱反射して減衰し、荒涼とした空気が冷え込んでいる。そんな空気感が僕は好きなのだが、商売には向いていないかもしれない。

案の定、客足がにぶい。
超高層が偉容を誇る県警本部とビル何棟か隔てた並びだというのに、客が来ない。
まぁ、「県警本部すぐ近」といっても何かメリットがあるわけでもなし、通り自体もあまりにぎやかでもないから、付近のどの飲食店も、何となくひっそりしている感じではある。

店の名前は、片仮名で「キトラ」。
ルネッサンスの次は古墳の名前ね。次は「クロマニヨン」と来るか!?。
というのは冗談としても、場所にちなんで「七曲署」とか「ワニ分署」とか、パンチのきいた名前にすれば、警察官僚が密談しに来るようなハードボイルド風味が出てよかったかもしれない。
窓には金網で(笑)。

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