solosolo@JUGEM

そろそろ、ゆっくり、こっそり革命!
隠し部屋といえば麻原彰晃
NOVA社長室の「奥の院」が公開されて、視聴者のねたみが増幅している・・・のか、煽られているのか、覗き見趣味のいいネタだな。
しかし・・・笑ってしまうね、隠し部屋って。
さすがに、あんな悪趣味なケバケバインテリアは、吐き気がするだけで真似したくないし、社員が階下で働いているビルで、愛人とサウナでデレデレしている神経が、どうにも理解できないのだが。

まぁ、業界1位の会社を育てたら、そりゃ天下を取った気分で、ペントハウス生活もしたいだろうて。そこでジェニファーやらタチヤーナやらをはべらせて、酒池肉林したいだろうよ。
間もなく大阪湾に浮かぶ身なんだから(!?)、冥土への土産に、「栄光の日々の思い出」ぐらい、くれてやればよろしい。

もちろん、「そんなこというあなたも、社長になったらあんなことするの?」と突っ込む女子もいるだろうが、庶民の願望がつ・投映されてしまうものだから、みな考えることは同じだって。
大人のゲス仲間だったら、
「俺だったら、大ジオラマ創って、HOゲージ1万台を走らせるな。もう、ウットリ」(38歳鉄道マニヤ)
「そうねぇ、専属パティシエを常駐させて、できたてスイーツ天国もいいかもかも」(41歳主婦)
とかなんとか、夢をふくらませるぐらいが楽しくていい。
僕なら、無線塔つきの天文台にしてしまうね、隠し部屋を。

でも、職場のビルに「くつろぎ部屋」なんて、ほしいか?あったとしても、くつろげるのか????と素朴な疑問もわいてくる。
たとえばパイロットが格納庫に寝起きしているようなもので、そりゃーよほど仕事を溺愛しているなら、それもまた幸せなのかな(基地内に住んでいる米軍兵は、どうなんだろう?)。

いろんな「仕事の鉄人」列伝を読んできた範囲で思い出すと、「ひょっこりひょうたん島」を書いていた井上ひさしさんの周囲には、NHKの中に住んでいた放送作家が昔いたらしい。
放送局は24時間眠らないコミュニティでもあるし、食事には困らないし、光熱費なんかタダですむ。おまけにタレントはしょちゅう出入りしていて、毎日ライブを聴けるわけだから、これは刺激的で楽しいだろうね。

プロフェッサー渡辺昇一さんは、極貧の学生時代に図書館に住んでいたそうな。住み込みの作業員のような形で、読書好きにはたまらない特権身分だ。これもよくわかる。

それでも、だ。
開業医は自宅の横が職場なわけで、メスをにぎった直後に家族で焼き肉とか、できるかねぇ・・・と、よけいなお世話を焼いてしまう。夫婦で合体していると「急患です!せんせーお願い!!」と中折れしそうな来客があたりして、冷や汗ものだろう。
通勤時間0で、公私混同もアバウトに許されるのは、やはり住職と神主かな。
神社でも、始めてみますか・・・
こんな日でした(日記) | 22:45 | comments(2) | -
証人カモン
守屋のおっさんの証人喚問は、あっさりした儀式で終わった。
喚問する方の議員たちも、不甲斐ないねぇ。あまりに優しくて、うれし涙が出てくる。元検事に斬り込ませるとか、ひと工夫してほしかったが、「かえって、特捜部の取り調べの練習になるとまずい!とでも、ふんだのかな。

まさか、前首相を入院辞職に追い込んでしまったのを反省した民主党が手かげんしたわけでもないだろうけど、本当にここ一番で追い詰める戦術は、ちゃんと行使した方がいいと思う。AとCの落とし穴を用意しといて、Bやね?と尋ねるぐらいの誘導尋問は、塩原幼稚園ばら組の大沢少年でもやっていたぞ(笑)。

喚問でも、ただのインタビューでも、「問い方」を身につけているな、と思わせる名質問者はめったにいない。一問一答ふうに質問を羅列して、問い1と問い2と問い3・・・が、すべて「さて」「ところで」でしか結べないような機械的質問は、中学校のホームルームでもできるわい(いや、ちゅー坊だって、もっとからむことはできる)。もっと有機的=効果的な、問いの構成を考えろっちゅうねん。

問う側は、「こいつはクロだ」との信念で筋を通した質問を構成してほしい。シロの可能性をつぶし、クロを裏づける証言を引き出すような巧みな問いの根っこにあるのは、クロを立証するために水も漏らさないロジック。

「ゴルフは何回行きましたか」なんて愚問はいらない。それぐらい、認めるに決まっているから、かえって「正直に答えているな守屋さん」と好印象を与えて得点アップさせるだけ。問いABCに対する答えA’B’C’の答えを構成すると、クロが浮かび上がってくるというか、矛盾でガタガタになるような、そんな質問をしてほしいものだ。

感情的にやるのが得意な昔気質の政治屋なら、ぜひ参考人にはナマ松本明子を呼んだれよ、って話になるのが、今回の偽名ゴルフ問題。
「なんで私の名前なのーヒツレイね!!」と、国会で声高に嘆いてもらえばいいのだ。これがもし「松本ちえ子」なら、現役感が乏しい引退アイドルだからクレームは出そうにないけど、ジェニファーなんちゃらと偽名をかたっていたら、「おばはん、ジェニファーは無理あるで!!」と突っ込まれて恥をかくね。こういうのは、夫婦で首をそろえて国会でさらし者にすればいいのだ。おねだり夫婦です、と。

あの、某民主党の「ぶってぶって姫」に突っ込ませるのもいい。
「あなたには言われたくないわ、おねだり議員さん」
「キィ〜〜〜ッ!!私は賄賂を要求したんじゃありません!猥褻なだけです!!」
とかなんとか、泥仕合になると楽しい。

そして、元次官本人が、次に灰色ゴルフをやるときには(いや、やったらいかんけど)、「セバスチャン」とか「ポール」「モーリス」あたりを名乗ってみるがいい。
あのおっちゃん、けっこう「ポチャかわ系のその筋」にもてそうなホモ顔してるから、その筋が鼻をきかせて接近してくるかもしれない。

てな下衆な尾ひれをつけさせてくれる、突っ込みどころありありな証人肛門いや喚問だった。
次も、いってみよー!
こんな日でした(日記) | 23:10 | comments(0) | -
秋の夜長はラジオ番組表
ストレートすぎる誌名で、もうちょっと何とかならんか?と苦笑してしまう『ラジオ番組表』秋号が、日曜日が発売日なのに、ぴったり出ていた。待ってました。

アニメやコミックやゲームの雑誌は買ったことがない(マンガ技法書は愛読していたけど)ので、どことなく声優雑誌っぽい(声に萌える部類では、声優ファンとラジオファンは重なるかも)『ラジオ番組表』は、なかなか買いにくい。

しかし、「アキバ系ラジオ」なんて、表紙に書かないでほしいねぇ。モデルはショコタンだし。おじさん読者は困ります。
で、「サンドイッチ作戦」でレジへ。まぁ、別に恥じることないのだが、こそこそとおねーさんの打つレジに雑誌を出すトキメキ(笑)は、レモンの思い出っちゅうやつである。

で、「ただのラジオの番組表」それ以上でもそれ以下でもない週刊誌綴じのこのムック、格別に役に立つわけでも、必需品でもないのに、なぜか我が国のラジオの全貌を把握したような気分になる。
それだけといえばそれだけのもので、このムックの値打ちは、番組表が全局集まっているという一点にある。
ここはディアゴスティーニ商法で、関西版、関東版、中京版と分冊にして並べた方が、おマニヤさまは全部買いたがるだろうし、おマニヤさまでない一般客は地元版だけ買うだろうから、総売り上げは伸びるんちゃうかとも思うが、違うのかな。

そのおマニヤさまも二極分化している。いや、三極分化しているのかもしれない。真空管世代とBCL世代と、現役のミューパラ(あぁ、聴いているのが我ながら情けない)世代に。
番組表とベリカードを集めるためだけに、中学生が小遣いを使い果たしていたかつてのラジオブームは、一体なんだったんでしょう???と思うけれど、郵便局に小遣いを貢いでいたのが、息子世代になるとケータイへ貢ぎ先が置き換わっただけで、構図は似ている。世の中、あまり進化していないような気さえしてくる。

考えようによっちゃ、「BCL世代」の方が放蕩を尽くして、親のスネを細らせていたかもしれない。
ラジオだって、父親の初任給の半額ぐらいしそうな豪勢なやつを競い合って買い揃え(30年前に32万円のソニーのラジオを持っている友人もいた)、初期投資だけでなくその後の維持費も金食い虫な趣味が、熱病のように少年に感染していたもんなぁ・・・。

性懲りもなく、今なおソニーには献金するラジオ中年が多い。
そして、かつてのサンヨーや松下のポジションを狙っているのが、中国のメーカーだ。
なんだか、さかんに世界戦略を展開しているぞ。

ヨドバシで衝動買いしそうになったオーム電機(Audio Commなんてブランドをつけている)のカセットケース・サイズのマルチバンドラジオも、DEGENという中国ブランドのOEMだったりして、アメリカでは別ブランドを名乗っている。
がんばってますなぁ、中国家電業界!

中国製の食品や薬品、自動車や飛行機となると、安全性が心配だったりするのに、ことラジオになると、性能の欠陥もかえって人間くさくて、アバタもエクボに見えてくる。身の危険がない、安い製品である限りにおいて、だが。

もう、ソニーのデジタル・マルチバンドラジオになると成熟しすぎた工業製品で、すきも欠陥もない超優等生だから、面白味はない。
DEGENのラジオなんか、デジタル表示のくせに、くるくる回すダイヤル(ソニーは完全にプッシュボタン化してしまっている)をつけていたりして、うーん30年前の松下プロシードみたいで、懐かしいやら指がうずく(笑)やら。
どれどれ、ちょこっと中国ラジオをいぢってみるか、と前向きにもなるのに、「ソフト面」では、中国国内ラジオの混信はどうにかならんものかと思うこともあるけどね。

日本人のDEGENと、中国農民のSONY・・・こんな相互乗り入れも、おもしろい構図やなぁと思う。
ただ、よーく見たら「SQNY」だったりするのはおなじみの話だから、「正しいスカイセンサー」「正真正銘クーガー」で、ぜひNHKやMBSを聴いていただきたいと思う。
「14億人のBCLブーム」なんて火がついて、広州や上海から「ベリカードくれくれくれくれくれくれくれ!!」とお便りやメールが殺到することを想像しただけでも、コーフン再燃である。

こんな日でした(日記) | 21:18 | comments(4) | -
小さい秋は訪れ遅し
小さい秋を求めて、昼飯を食ってから裏山へのっそり出かけてきた。
最近発見した、大竜寺(中央区)を経て、鍋蓋山(兵庫区)に登頂、再度公園(北区)で休憩してから下山する「3区をまたぐお得げなコース」へ。

雲ひとつない青空で、日なたは真夏なみに暑くても、風は最高にさわやかでカラリとしている。
メタボリ気味の足腰をしゃかしゃか動かしていると、汗だくになってしまった。いつものように、いつもの場所で迎えてくれる楡の木が、カプセル怪獣ウインダムのように屹立している。


486mの鍋蓋山へ、2時間15分のところを1時間半で一気にかけ登る。どや!といってもしかたないのだが、一人で山を歩くと無性に速足になってしまう。ダベる相手がいないから、歩くしかないせいかな。

ちょこっと登ったぐらいで、初冬の3000m峰への足慣らしになるかどうか・・・絶対ならへんなぁ・・・とブツブツ反省したり意味もなく自嘲気味な笑いをかみころしたりしながら、再度公園にたどりついて、いつもの茶屋のタコ焼きが午後のお茶うけになる。

僕の前におでんを買いにきていたおとっつぁんが、皿に乗せていた具を見て、ちょっと僕は狐につままれた気がした。
ごぼ天、昆布、じゃがいも・・・と定番がそろっていて、こんにゃくなど2枚もあったのに、大根がなかった。不思議なおでんファンもいるものだ。やっぱり、おでんは大根でしょう!

ま、人のおでんはどうでもよろしい。
僕はハフハフと昭和の風味のタコ焼きにぱくついて、あとは下山するのみ。

完全に、秋の夕日が木々の長い影を落としている。
90分の下山コースは、結局60分で一足飛びに下りてきた(この加速ぶりは、ケガの元だな)。トータルで山道を2万歩は歩いたと思うが、足腰にガタはこなかった。まだまだ動けるぞ。いい調子。


シャワーを浴びてから、愛車をこいで図書館へ調べ物に出撃する。完全に、いつもの日曜日へ切り替わった。
クロワッサンの10個詰めが半額セールに出ていたのを本日最後の獲物にして、さーてこれから居眠りしないように、明日の予習である(サイキックは必ず聞くけど)。

こんな日でした(日記) | 23:10 | comments(7) | -
タッチ!タッチ!の某双子タレントはどうしてる?
ふだん梅田で途中下車しなくなった僕のように、たとえば茨城と神奈川の間を通勤している人は、東京駅あたりに下車するのが面倒くさくなったりするのだろうか・・・とかなんとか思いながら、わざわざ「休日出勤」してきた。梅田まで。

そろそろXPマシンを買うべ〜、と時代錯誤な動機で偵察するのがミッションである。
まぁ、今のシンクパッドに「エクスピー」をインストールするのが安いのだが、まぁいろいろ欲がわいてくるわけで、「お外で仕事をしたい」のだ、ノマドとしては。

だから別に12インチ表示もいらないし、ドライブもいらない。スタミナ抜群の電池がほしい。
で、LOOXの中古が出ているので、唾をつけまくりに行ったわけだ。先週ソフマップにひっそり出ていたバイオC1のWin2000つき「ニッキュッパ」は、さすがに激安ハンターの手にさらわれていた。こういう激安の、入力マシンに徹したセミクラシック・マシンも悪くないけど。

LOOXP70は、けっこう僕の唾だらけになっているはずなのに、なんだか今ひとつ乗り気がわいてこない。今年カタログから落ちたレアな位置づけのモデルだから、見逃すと後悔するのか・・・と、自分で自分を追いつめてしまう。
僕の大好きな感圧タブレットだし、キーボードはギリギリのサイズをとっていて、DVD-RAM対応ドライブもついている。電池寿命は8時間。で、13万円。

それならなぁ・・・と前から気になっていた工人舎の超ミニ・マシンが視野に入ってくる。オフィスつきで10万円。
実際、感圧タッチパネルの精度はなかなかいい。富士通より、いいかもしれない。モデルチェンジごとに液晶はきれいになっている。
でも、ドライブはサードパーティー製のを買わなくてはいけないから、その相性も心配になる。
唯一、ヘナヘナで低スコアだったのはキーボードだけ。打ってもなかなか入力されないキーがある。根本的に、あかんがな!(笑)。

と、期待を裏切られ、妥協にイラつき、だんだんクラクラしながら土曜日のキタの人込みにも疲れてきて、結局「戦果なし」で撤退命令を出した。
繁華街を歩いたわけでなくても、無性に疲れるなぁ・・・ビジネスマンでない群衆の無秩序な渦は。

往復電車賃500円がしゃくなので、通勤カバンを買って帰る。
電動おもちゃにばかり色目を使ってないで、仕事に励みなさい!の意味をこめて。パソコン対応カバンだったけど。
タッチパネルに執着した「さすらいの旅」は、しばらく続きそうである。
買いました(むだづかい) | 21:32 | comments(0) | -
痔の肉
そのまんまショック!
だそうな。宮崎産の鶏を加工して、鹿児島の業者が「地鶏」と表示しただけで問題化しているトラブルも、ずいぶん細かい話やなぁ・・・と思うものの、中国産の三輪そうめん(笑)のような明々白々のインチキへの牽制球になるのかな。

地域ブランドといえば、最近なにげなく真夜中ザッピングしていて、日本の米が世界に!という特集報道を見てしまった。そこで見た中国産のコシヒカリとか秋田こまちに、僕はおいおいどうよ!と突っ込んでしまった。安値を武器に、日本に輸出攻勢をかけるという。
「1円でも安いもの求める消費者も消費者だ」と、またミートホープ田中親父がつぶやきそうだな。

中国の農業を否定するつもりはないが、日本の消費者は、越後や庄内で田起こしして田植えして、稲穂が垂れて稲刈りして・・・と想像して買っているはずだわな。中国産と表示してあったとしても。
だから、正々堂々と「満州誉」とか「ニイタカヤマ錦」と名乗って日本への輸出に励んだなら、熱き帝国陸軍の子孫は喜んで買うと思うぞ。
そもそも米は中越国境地帯あたりが原産らしいから、「黄河文明米四千年的奇跡」とか銘打って、自信をもって輸出すればいいんではないかい?

疑問というか違和感があるのは、農業関係者は、ちゃんとした手続きで苗を輸出しているとしても、ネーミングまで輸出できるもんかね〜?という点。
そのへんのブランドの意味を、アグリビジネスは甘くみているような気もする。これが、たとえば「ケンタッキー産松坂ビーフ」「上海すすきのラーメン」なんて出てくると、おいおい・・・だからね。

逆に、ペプシZEROなんかは日本が開発したコーラということで、米ペプシコ社はずいぶん難色を示した末、たしかサントリーの技術と情熱に折れて日本での販売にライセンスを出したらしいが、気持ちはわかる。やはりアメリカ人にとってのコーラは、日本人にとって主食の米なのだろう(笑)。

それに、地鶏だ地酒だ地野菜だとジばかり求める痔マニアが多いことに、勝谷さんも首をかしげていた。地のものは、別に味が一番というものでもなくて、そこへ行って、そこの風土と一緒に味わってこそうまいんですよ、と正論を吠えておられる。
おっしゃる通りである。

土がついたり曲がったりした野菜を嫌いながら「地がいいの!!」と飛びつく消費者も身勝手やなーと思うし、こんな痔マニアは、せっかく地鶏を買ったって、化学調味料ドサドサの調理をしてたりするんではないかな?
ジにこだわるなら、あんたら養鶏場で鶏を絞めて、牧場で牛を屠殺して食らいついてみんかい、とまで悪態をつくのは、勝谷さんより口の悪いワタクシである。

僕は、どこ産でもうまいうまいとあさましく食らいついているから、正直いただいた米が南魚沼産か能代平野産かわからない。
たぶん、もっと鈍感な消費者も増えているだろうから、アグリビジネスのいいカモになりそうだが、もう少し賢くなった方がいいのかな。

地の食べ物にこだわる風潮がある一方で、「地の人」とか、一時ジモティとかいわれたローカルな人物像が、最近あまりはやらない。
方言タレントもそうだ。ちょっと寂しい。

いかにも「宮崎な顔」とか、「いかにも喜多方ラーメンぽい人」なんてのは、いるのだろうか。宮崎の牧場の娘が何年か前に職場にいて、いかにもイメージ通りだったので、目一杯かわいがっていたけど、「琉球な女子」とか「ミートホープなおとっつぁん(笑)」には出会ってみたい気がする。エロカワもぽちゃかわも、ローカル色を出してもらいたい!

「いかにも大阪な顔」は青木雄二さんがナニワ金融道で描いてくれてすっかり全国区になっているが、もっと全国から、そのまんま東のような「土地の顔」が出ればいいと思う。
鶏より、まず人である。
こんな日でした(日記) | 22:32 | comments(6) | -
何の発見もない学力テストは、税金をベネッセに貢いだだけ
学校の序列化につながる、現場の士気に悪影響だ、と騒がれた全国一斉学力テストの結果が出たようだ。
学校の序列化が、出た(笑)。当たり前か。
国立>私立>公立・・・予想的中!で喜ぶ人はいないとしても、出来レースなんだから、その先を見越して対策を立てるのが政策だろうよ、と思う。

私立と公立の優劣も、一筋縄では測れないと思うぞ。
中高一貫に通っていた弟の学園の高校から「勝手口入学」した僕は、公立も私立も、それぞれ捨てがたいメリットがあると思う。今さら、「女子高生」のいなかった暗黒の高校時代をどうにかしてくれとはいわないが(笑)。

公立の校風というのはわからないまでも、教育行政府の末端機関でもあるのは事実。教職員は異動につぐ異動で、卒後10年もたって母校を訪ねると、ほとんど恩師はいない。
私立高校の方は、まだまだ恩師ウジャウジャだから、率直に「懐かしい学び舎」であり続けてくれる。
そんな運営形態の違いも、学力との相関を調べる価値はあると思う。それによって、PFI方式だチャータードスクールだと多様な学校が生まれてくるのは、いい兆しではなかろうか。

気になったのは、生徒の環境と学力の微妙な相関だった。メディアによっては、かなり決定的な違いとして報じているところもあった。
いわく、生活保護率の高い県、離婚率の高い県、持ち家率の低い県は学力が低い、よって家族関係が安定して所得水準が高くて転居が少ない家の子は、落ち着いて勉強できる・・・というわけだ。
真実っぽくて、どこか嘘くさくて、カチンとくる反面やっぱりなーとため息が出る、複雑な結果ですなぁ。

たしかに、ブルーシートの家の父子家庭から「東大一直線」が出た話は聞いたことがないが、「ほんなら、やったろやないか」と意気込む突破モノおとっつぁんが続出するのも困るから、まぁ、せっせと住宅ローンのための労働に励むしか男の選択肢はない。
自宅をICUと名づけて、息子にガリ勉を強いていた医師パパが、その結末に慄然とすることになった事件のように、また「亀父」やさくらパパの脱線人生を見ても、あまり父親が子供に密着しすぎるのもまずいようで、「父親教育」の距離感は難しい。

うちは親が何も言わなかったし、唯一「行かされた」のはバイオリン教室ぐらいで、どうせバイオリニストになんかなれるわけないんだから、進学塾のひとつにでも行かせてくれたら、何かモノになったかもしれない。
・・・と、恨むつもりはない。
借家の長屋暮らしのころは灘中一直線と嘱望されていたから(ほんまかいな?)、持ち家と学力との相関は疑わしい。郊外の分譲住宅に引っ越して自分の部屋をもらってからは、勉強部屋なんぞ「エロ本図書館」「電動おもちゃの殿堂」と化して、学力は下がる一方であったもんな。ヌハハハハハハ

それより、街の中を縦横無尽に(それこそ人の家でも工事現場でも)遊び回ったり、野山やため池や川で夕闇におびえつつ遊び呆けたりした経験は、十代の情操的な発育に、どれだけ役に立ったか、まさに「検査」では測り知れないほどだ。

そんな意味での環境は大事だなぁと思うし、あと異文化というか、華僑、アメリカ人、オランダ人らのガキンチョづきあいと、それを不自然に思わせない神戸の風土は、宝物だったかなーと思う。
金をつんでインターナショナルスクールに行かせるとか、ホームステイさせるような、「親が仕組んだ発育環境」も否定はしないが、外国人とかアーチスト、職人さん、商売人など、ユニークな大人との生身の接触は、子供の宝になっていつか結実すると思う。いや、思いたいけどね・・・。

塾と進学校で、和田秀樹みたいな秀才センセイとばかり接していたんじゃ(個人的には和田氏は決して嫌いではないけど)、そうでない亀田3兄弟みたいなやつと実社会でつきあっていかねばならないとき、またマネージメントしていかなくてはいけないとき、「教科書」がなくてうろたえるだけ。
クレバーなやつは、そもそも「ややこしいシモジモ」と接する場を避けて、手を汚さず巨額マネーを得るのだろうけど。
こんな日でした(日記) | 23:55 | comments(0) | -
二途を追う鴨
今ふうの好青年「コードネーム陣内君」が久々に職場にやってきたので、鉄板焼きを囲んで(前にして)、四方山話になる。
彼女が金食い虫なわけでもないだろうに、金欠気味だそうで、さえない顔をしていた。

僕は「はした金を彼女に投資しても裏切られるのが関の山、がんがん働いてキャリアアップした方がええよー」と教え諭すモードに入る。
まぁ、金欠男につきあってくれる女子というのは「いい子」だろうけど。

それでも、やはりイマふうの男子である。どこで小耳にはさんだのか、「ブログで毎月何万ももうかるそうですけど、どうやれば・・・」と聞いてくる。
おぉ、絵に描いたような「甘い夢」を、こんな身近なところで真面目に信じている人民がいるなんて!と驚いてしまった。
おそらく、吹き込んだやつがいるのだろう。魔の手にとっては、いいカモ候補だな、陣内君。

以前は、無店舗ケータイ代理店ビジネスとやらにはまっていた子もいた。基地局オーナーになると、何もしなくても毎月ザクザク!!なんてのも、あったっけ。
そんな商売・・・というか、そんな口実でカモを集める商売があるなんて僕は知らなかったが、一体どこで宣伝していて、どんなルートでカモの目に耳に入ってくるのだろうか。つくづく、謎である。

僕は、彼ら彼女らがどんなルートで何を聞いてどんな裏バイトをしていようと責任を負う立場ではないし、基本的には自業自得だと思うのだが、気にかけてやる大人がいない気配が「気にかかる」。
ネットいじめや学校裏サイト、出会い系や自殺サイトに簡単につながるケータイを小中学生に買い与える親も問題だし、わが子が殺されてから悔やんだって、後悔先に立たずである。

この「見えない情報チャンネル」には、薬物や快楽やゼニが流通して、あんなものやこんなものが手に入るというのと裏腹に、失うものも多い。
ミクシィにはまりきっている学生は、あの村内での人づきあいが異様に気になって、実社会で自分が今いる教室や職場は「背景」でしかない。しんどいならやめりゃーいいものを(とは決してならないけど)、抜け出せないらしい。
と、秋葉系コメンテーター斎藤くんはレポートしてくれる。なんだかねぇ・・・。

セカンドライフで稼いで実在の円に換え、利殖したりクルマや家を買ったりするヘビーユーザーは、それなりに才能があるのだと思うけれど、一握りの成功者と、99%以上のお囃子(場合によってはカモ)によってバブっているのが、サイバーなビジネス空間だ。

そう考えると、まめに電車で通勤して汗流して働く方が、はるかにロー・リスクな儲けかたではないだろうか。
陣内君にも、「あのな、アフィリエイトだけで、毎年400万も500万もコンスタントに稼げるんなら、毎日満員電車にもまれて通勤する人なんか、おらんようになるわい。そやろ?」と冷水をぶっかけておいた。

で、さんざん怪しい商売を斬って捨てている僕なんかが、「とっころがところが、初めて出会った究極の知財ビジネス!!」なんて言い始めたら、それはそれでカモになる子も出てくるんだろうね。
君たち、危うし!
こんな日でした(日記) | 22:35 | comments(0) | -
NOバリューの流儀
「猿橋社長逮捕」のXデーも匂ってくるNOVAの迷走。
どこかで見覚えがあるゼネラルユニオンが、給与支払いを求める集会を開いていた。
おそらく準備段階で法人資産の仮差押ぐらいはやっていると思うが、大丈夫だろうか。しっかり給料を勝ち取れるよう祈るばかりだ。

欧米人講師は、気の毒な面もある。日本イイトコ日本人イイヒトと思い込んでいたなら、裏切られることもあるだろうね。
とりあえず日本に来れば、いくら本国でニートのような輩であったとしても、ネイティブスピーカーを崇め奉るジャップが何千万といる。で、「英語教師できあがり」である。一番お手軽なのはNOVAに雇われること。

まともなリテラシーを持つ消費者なら、マックスバリュの中や風俗・サラ金と貸しビルに同居している「学校」とやらのうさんくささを嗅ぎ取って敬遠するだろうに、何十万も前払いしてしまった「カモ」が少なくないようだ。
「返金か、授業をしろ」と求めるのは当然の権利だとしても、うかつでしたわなぁ。高い授業料を払って、心底染み入る勉強をしたわけで・・・。

給料が未払いのまま、労働を提供してしまった講師も債権者。
で、この外国人債権者たちは、日本の労働法を知っていたのだろうか?と、ふと訝ってしまう。決して非難するつもりはないのだが、もし「ちょろい国」と構えて、日本の六法や社会保障、税制も知らずに漫然と出稼ぎに来ているだけなら、落とし穴にはまるのは時間の問題。

決して多数派ではないと願いたいが、毒にも薬にもならんおしゃべりをして、安月給ながら「おいしい思い」もして、飽きたら何年かでずらかる・・・連中のビジネス・モデルが、NOVAというビジネス・モデルと、うまいこと符号していたわけだ。

茶話会のような雑談に、1時間1000円も2000円も払う消費者も太っ腹ですなぁと感心する。
「TOEICをあと250点スコアアップしたい」「○○大学に留学して**を専攻したい」と目的を明確にして身銭を切る大人なら、駅前留学よりインターかサイマル、ブリティッシュ・カウンシルあたりを標準にスクール選びができるはずだ。
そして、そもそも「駅前留学」は冗談としても、半年や1年の「ちょい知的な長期旅行」感覚で学位も取らない遊学は、ほんらい留学と呼ばないことも、わかる・・・はず。

僕の立場から見ると、時給1500円とか2000円の「教育職」に誇りと責任が生まれるのか大いに疑問だが、いや私は誇りと責任を持ってやってます!と胸を張る講師もいるかもしれない。
そんな篤志家は、それはそれで偉いと思うけれど、「猿橋ボロもうけ」のモデルは、まさに篤志家を搾取することで肥大してきたわけである。

別の意味での篤志家は、賃金は後日NOVAから勝ち取るとして、青空教室で教える仕事も始めたという。受講生からの求めか、講師のボランティアかにかかわらず、これが本来の「スコラ」の原型だと思う。
学びたい人がお膳立てをして学費を決めて、講師を面接・採用して、スクールを運営すればいいのだ。講師の賃金は増え、受講生の負担は減るぞ。

こんな話を、塾や予備校や各種カルチャースクールなど、通学しても公的な学歴にならない教育サービス業でささやくのは大きなタブーで、ことによると粛正される(笑)。
でも、ええかげん外国語の勉強のような世界には、生徒がスクールを経営する発想が根づいてもいだろうに、と思う。語学だけでなく、保育も介護も地続きで構造転換できる可能性がある。
そんな根が生えないところに、第二、第三のNOVAが再来する。
こんな日でした(日記) | 17:12 | comments(0) | -
手帳哲学第一講
猛暑にあえいでいたのがつい昨日のことかと思ったら、もう、文具屋にも本屋にも雑貨屋にも百均にも手帳が並びはじめた。早いねぇ。
秋にも正月にも春先にも、これでもかこれでもかと並んでいるのは、それなりにニーズもある証拠なのに、かやの外の僕は、外野でブツブツ言うしか、することがない。

ちょうどグッドタイミングで、舘神龍彦さんの新刊『手帳進化論』(PHPビジネス新書)が出たところなのでフムフムと通読。たしか、今はなき岩波アクティブ新書で『システム手帳新入門』を出されていた、ビジネス・ハック系のライターでいらっしゃる。
仕事に手帳を使い始めた元祖は福沢諭吉で、企業の年玉手帳文化の定着を経て、ファイロファックス・・・と歴史を通覧して、手帳の浮き沈みを描き出している。なるほど、ナルホド・・・。

まさに歴史のプレイバックのように、僕も親からもらった、たぶん出入り業者からの回り物とおぼしき金箔もどきの縁取りの手帳を、なんや不便やなぁと思いつつ使い始めて(かわいげのないチュー坊だ)、やがてシステム手帳へと「進化」して行った。今は、使わない探偵手帳がころがっているだけ。

あのバイブルサイズは大学生の手に余るものなのに、やたらメタボリックなファイロファクスを持ってエリを立てた大学生が、アポだ企画だと色めきたっていたっけ。
僕はひねくれてバインデックスの8穴手帳を愛用していた。独クラウゼ社のバインダーのついた革カバーの文庫サイズ手帳は、それなりに使い勝手がよかった。

そしてインターネット前夜、時代は「液晶ペンコム」のザウルスへ。竹村健一の「これだけ」手帳より、橋爪功のCMの方になびいて行った日本人は多い。
4年前に親父の遺品を整理していたら、液晶ペンコムが出てきて、「あぁ、親父はやっぱり新しモノ好きなエンジニアやったのか」と妙に苦笑してしまった夜を思い出す。血は争えないものだ。

そのザウルスもどんどん進化して、モデムがついているから、家にFAXがない時代でも、公衆電話につないでけっこうFAX送信に活用していた。単四電池で駆動するから、どこででも補充できてありがたかった。
ザウルスは単三電池の「カラポケ」に進化して、ネットサーフィンも自在にできるようになる。シャープは偉大な手帳メーカーでもあったと思う。

10年たった今でも、ペンコムのコンテンツは今のリナックス・ザウルスにそのまま移行できているから、電子化のメリットさまさまだと思うし、特に個人情報は万一落としてもパスワード・ロックされるから安心だ。紙の手帳に人サマの個人情報を書いて利用する習慣は、僕は完全に捨ててしまった。

ところが、舘神さんの分析ではスピリチュアル系の紙の手帳が再流行しているそうで、そういえばミリオネーゼだ超整理だフランクリンだとビジネスのカリスマの知恵が宿っている(かのような)手帳が、じゃんじゃん売れているのだという。
中には、ありがたい格言を書いてあったりするらしいけど、使ったことはない僕には、そのへんのありがたみはわからない。中谷彰宏の「日と駅ごとに君は聡明度を増してくるのさ」なんて一行メッセージで奮い立つOLさまがいたりするわけだろうか?(笑)。

そんなこんなで、絶妙にしっくりくる「わがビジネス・パートナー」みたいな手帳には出会えないで来てしまったので、会議の席で手帳にまめにメモっている同僚がうらやましい。タバコ、手帳、部下にちょっかい・・・等々、実に見事にこなすオジサン道の達人技は、僕は何ひとつ未習得だから情けない。
せめて「手帳にメモとってます俺!!」と誇示すべく、百均の手帳は買っているのだが、結局これが一番しっくりくる。

コストパフォーマンスは抜群だし、徹底的に安くあがっているから、六曜さえ刷り込まれていない。
そこが、「いい日わるい日を勝手に決めるなバカヤロー!!」派にとっては、清々しくて最高に使いやすいツールだったりするのだ。
こんな日でした(日記) | 23:57 | comments(4) | -
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