solosolo@JUGEM

そろそろ、ゆっくり、こっそり革命!
アドエスの呪縛解除!

困ったことに、3週間ご愛用の端末を、もう機種変更したくなってきた。いや、最初からそのつもりで「仮契約」したウィルコム端末なので、作戦実行である。

ちゅーぶる野郎として、まず中古PDA売り場を偵察してしまい、この際いっちょアドエスに機種変更してみっか、と物欲が出て店員をコール。
すると、
「中古より、新品を買われた方がお得だと思いますよ」
と、ケータイカウンターに案内されてしまった。正直な店員というか、なんというか・・・そりゃそうなんですけどね。

ぷんぷん化粧が匂うケータイ担当おねーちゃん、「今月いっぱい、ダブルバリューセレクトで本体ご購入価格がゼロ円でしてピーチクパーチク、ウンチクビーチク・・・」と、マニュアル通りのマシンガン宣伝トークを始めやがる。
「本体タダゆうても、毎月の料金に上乗せされて、2年しばってローンで支払わせるってことでしょ」と突っ込んで、マニュアル音声を停止させる。

「わたしゃー機種変更したいんじゃ。1年とか2年しばられるの、大嫌いなんじゃ。素の契約で本体なんぼやねん?」
と条件を並べて迫ると、ほかの店員を呼びに行って、3人がかりで店用マニュアルを見ながらしどろもどろ。もう、ダブルバリューで2年縛られるのを拒否する客なんか、想定外のようだ。

結果的に、使用6カ月未満の端末は機種変更の扱いがなく、5万円ぐらいの定価で買ってもらって、ウィルコムへ本人持ち込みで交換してもらうしかないらしいところに行き着く。でしょーでしょ、でしょ?だからちゅーぶる狙いなんですわ。

販売員ねーちゃん、あげくの果て「新規で契約していただいて、しばらくは端末2台を並行してお使いいただく手もございまして、2台でしたらこれこれの割り引きプランがありまして」と、強引な売り込みをかけてくる。
たしかに、6カ月後に一本化できるまで割安な併用でしのぐ手もあるにはあるが、合計5回線もかかえるのは、電脳判事*んきがま先生のでん*がまオフィスじゃあるまいし、中毒ですがな。

新品単独の単価は5万円。ちゅーぶるの倍である。
やっぱり、やめとくか。
仮契約端末でサインアップして、パケット定額プランに設定。低速プランにすれば、パソコンをつないでも2100円で一定なので、まぁこれでいいや、というところに落ち着く。

ウィルコムの端末は、数年前に腰かけ的に「京ぽん」を使って以来だが、感動的に遅かった(笑)。まぁ、FOMAと比較するのも酷な話ではあるけど、現行機種も「感動」は薄めいとはいえ、しみじみ遅い。

ブラウザーはOPERAが入っていて、独特な画面処理をしているようで、ケータイモードに切り替えてもフル画面を表示しようとするから遅いのか・・・ユーザーエージェントはどうなっているのだろう。
そのへん、ザウルスだとユーザーエージェントを書き換えられるから、かなり高速で表示するようになるのだが、そもそもPCなみの機能をピッチに求めるのが邪道かもしれない。

というわけで、ザウルスは生き残った。打ちやすくてよろしい。
でも、今から52,500字の原稿を書く仕事に追われている最終週・・・これで週末は悪夢を見ることになりそうだ。
買いました(むだづかい) | 19:01 | comments(2) | -
鉄道バイパスは遠かった!
きのうに続いて、慌ただしい出勤だった。
運悪く5分前の人身事故で、JRが西ノ宮駅でストップ。
車内アナウンスで上下線とも止まっていると言うわりに、貨物列車が走り抜けて行く。阪神間は複々線だと思っていたら、5本目の線路があったのだろうか。

貨物に乗せてくれ!ってわけにもいかないし、復旧の見込みが1時間も先だというので、「別ルート」に乗り換えるのが得策か。
そう考えた乗客が続々と降りてきて、改札がごったがえしていた。

そこで、たまたま同じ職場に向かうS女医と遭遇。「おやまー、いやはや、しかしまー、困りましたねー」と苦笑いしながら、行動を共にすることにした。

西宮は、北から阪急とJRと阪神が併走してはいても、それぞれがやたらに離れている不便な街で、3鉄道が同じターミナルで発着している三宮を見習ってくれぃ!!と呪いながら(笑)、とりあえず阪神をめざして路線バスに乗る。

「JR、よく遅れますよね」とS先生。
「そうですね、去年だけで10回は冷や冷やする遅れがありましたっけねぇ」
「私なんか、去年5回、振り替えでしたよ」
「えっ!さすがに僕は、そこまではありませんでしたねぇ。振り替えは今日が初めてですわ」
「けこう、飛び込み、多いですね」とポツリつぶやく中国医師のS先生は、自殺大国日本をどう見ておられるのだろう・・・と考えながら、「遅刻、心配ない。わたし、証人」と笑うS先生の大きな目で、イライラを鎮めてもらった気もする。

バスも阪神特急もすぐに来たので、乗り継ぎはうまく行って、梅田で地下鉄に乗り換えて職場最寄り駅へ。結局、30分遅刻になってしまった。
ふだん、すんなり直行したときのJR快速通勤がいかに速くて便利か、「バイパス」がいかに面倒かを痛感した。

本当に鉄道自殺は多い。それぞれ、やむにやまれぬ事情があるのはわかるし、自殺そのものは否定しないが、遂げかたをよく考えて、迷惑をかけないでほしい!とつくづく思う。どうしても飛び込みたい鉄分濃厚自殺志願者は、夜中の貨物にしてほしい(おい、やめてけれ!と義兄に叱られるかも)。

ビルから公道に飛び降りたり、自宅だからと焼身自殺を図ったりするのも、往々にして巻き添えをくらうから、人に迷惑をかける死に方には「自殺罪」を適用してほしいとさえ思う。
もっとも、処罰すべき相手はこの世にいないから、実際には民事上の責任を遺族に追求して行くしかない。

いまJRが飛び込み自殺者の法定相続人にどれだけの損害賠償請求をしているのかわからないが、ちゃんと報道した方がいいだろう。何カ月の前の事故の損害賠償請求といってもニュースにしにくいだろうから、「ラッシュアワーの何本運休で何千万円」ぐらいの相場は報道すると、少しは抑止力になるかもしれない。

事故の報道も「全身を強く打って死亡」とか、悲惨な事故にオブラートをかけてやんわり報道するから、自殺へのハードルが低くなってしまっているのではないだろうか。
正確に、「全身バラバラ、脳髄飛散で現場は鮮血に染まっています。おまけに片足が未発見」と報道すべきではないかねぇ・・・。
ご遺族の心情にも配慮すべきだとはいえ、「やんわり報道」が惨劇への歯止めを弱めているとしたら、それはイノセントな残酷さでしかないと思う。

あらかじめ、「○時○分の電車に飛び込むつもりだから、推定乗客数○百人ぐらい。ならば振り替え輸送用のバス50台をチャーターして現場近くの駅にスタンバイさせておく」ぐらいの用意周到なことをやってくれると、少しはリスペクトできるかもしれないのだが。
こんな日でした(日記) | 21:54 | comments(0) | -
奴隷の返し技

今朝は危なかった。うっかり二度寝してしまって、目が覚めると出撃時刻の10分前。
着替えて顔を洗ってヒゲを剃って「荷造り」して、駅へ走る走る走る!!・・・で快速電車セーフ。
薄着の夏には5分の記録を立てたことがあったが、ネクタイにスーツにコート姿の冬に10分は新記録ではないでしょうか大沢選手!大沢審判!大沢アナ!と完全に一人で自己満足しているしかないな。

雨がしとしと降る湿っぽい日だったので、うっすら汗をかいてしまった。冬の汗かき後は寒い。
なんとか仕事を2ステージこなして、午後早く神戸へすっと戻ったので、なんだか慌ただしくトンボ返りしただけで、またたくような一日だった。
帰り道も、昼下がりの奥様モードが入ってしまい、みかん安売り袋やら特売濃厚牛乳やらコチャコチャ買って、両手が重いぞ!指先も冷たいぞ!こんなスーツ男、真っ昼間に歩いとらんぞ!トホホホホホホホホ

ぶざまではあるけれど、こうして日々の暮らしの中でみみっちい格闘をするのは、ゲーム感覚で楽しめる。「無料」や「○割引き」「タイムセールス」に萌える奥様心理もわかる気がする。
ほんの2時間前には、「はやく家庭に入りたいわん」とつぶやく二十歳乙女に「せっかく専門教育を受けとるのに、もったいないのぅ。働けるだけ働こうではないか」と説教していたのだが、パート主婦でもなく、フルタイムくたくたOLでもなく、その間ぐらいがちょうどいい労働量ではないかと思う。

家庭により事情はそれぞれあるとしても、世の亭主族は、タバコくさい立ち飲み居酒屋なんかに入り浸ってないで、ジムや習い事に通う時間を捻出した方が賢いのではないかな?
もちろん、子供と一緒に「夜の千本ノック」もいい。

たぶん欧米なら妻からの離婚訴因になりそうな、亭主の家庭での影の薄さは、ともかく「時間がない」に大きな原因があると思う。
「マクドナルドの店長は管理職でない」と出た判決を聞いて即、僕はもう10年以上も前に「わたし管理職になりましてん。名ばかりの」と苦笑しておられた、知人のコードネームひさうちみちおサンを思い出した。
残業させ放題を合法化するために、社員を管理職に任命するセコい会社が、マクド以外あちこちにあるのは確実。中には、半分以上が管理職なんていう冗談のような会社もあるとか。笑えますなぁ。

つまり、バイト君をつかまえて「君、来月から部長ね!」と任命してしまえばいいわけだ。
そのうち肩書きがたりなくなると、CEOだCOOだCCCPだと何でもかんでもでっちあげて、管理職だらけの会社になってしまったりしてね・・・(笑)。

危ないのは、小規模な事業所の多い福祉職だ。また仕事が大好きな善男善女が多いから、二十代そこそこにして「所長」や「次長」に出世させられ、ぬか喜びしている管理職がいるのではないかな?
管理職なら人事権をふるいまくって、タイ人、モンゴル人、中国人、ロシア人をどんどん雇い入れて、租界をつくってしまえばいいのだ。楽しいぞ、九龍城みたいで(笑)。
こんな日でした(日記) | 23:02 | comments(0) | -
敗因分析

大阪府民の「おちゃめなクセ」が、またタレント知事を産んだ。少し驚いたが、やはり知名度が決め手かな。あのノックを選出した土地だからね。

官僚への敵愾心がことのほか強い土地だから、ナマケモノを働き蜂に変えられる知事はだれか?と考えたのかもしれない。
だとすると、国家公務員から地方公務員になるだけの熊谷候補より、「自由業の若いパパ」への期待も、わからなくもない。いくら稼いでいても、人気と実力でのしあがってきたタレントは惜しみなく応援する割り切り感が、なにわっ子のいいところだ。

共産党の力が妙に強い京都と違って、大阪は「反権力・反中央」といえど、自民党と正反対の共産党にはなびかない。赤い大阪になると、もっと大企業が流出するんではないかと恐れるあまり、「どうせなら、もっとおもろい自民党」を選んだような気がする。どうでしょうか梅田さん!

あと、やはり橋下弁護士が「この人の言葉をもっと聞きたい」「このおにーちゃんに、突っ込んでみたい」「役人を斬って捨ててくれそう」と思わせたのではないだろうか。
やんちゃな府民キャラだが、こうやって首長との対話を住民が求めるのは、健全でいい気風ではある。これは、見習いたいものだ。

そんなムードづくりも含めて、さすがTVと法廷で自己演出をしてきた橋下さんは、メディアの使い方も実にうまいなぁと思う。
熊谷さんのフィールドは、阪大の秀才クンたちと大阪の財界だから、まるで霞ヶ関の官僚だからなぁ・・・。実際、在阪のローカル局で討論などやっても、まるで庶民に届かない四角四面な言葉を力強く(これがクセモノ。力のない官僚言葉はNHK橋本前会長のように無益無害なのだが)並べるから、「あ、この自称ガリレオさん、話が通じひんな」と直観されたと思う。

勝手に抱かれる人物像は、いくら一方的ではあれ、僕も仕事がら「気をつけないとなー」と自戒する点でもある。
橋下弁護士の下ネタ・トークは、ひとつの自己演出の戦略だったのは間違いないだろうが、僕の下ネタは「ただの垂れ流し」「呼吸するようにセクハラ」「三度のメシより下ねた」としか見られないのが、つらいところだ。
こんな日でした(日記) | 23:17 | comments(0) | -
福士基礎構造改革を!

「自称スポーツ好きの日曜日」になってしまった、大阪国際女子マラソン――略して女子まら!
福士加代子が後半でも独走していたので、すごいなーと感心するあまり僕は安心してベランダで鳩と遊んでいた間に、ヘナヘナヘナヘナ〜ッとスタミナが切れてしまったようだ。残念!

まるで箱根マラソンの順天堂大の悲劇をプレイバックさせる「腰くだけ方」で、観衆もやきもきして必死に浴びせる声援!・・・も併せての福士ソロ中継は、入賞からかけはなれた19位であっても、やはり別格扱いだねぇと感心してしまった。いつもニコニコ敗者の弁を語る明るい女子なのに、今度はフルの洗礼を受けたということかな。

フルマラソンの経験が浅いとはいえ、調整もしていたはずだから、どこかで想定外のトラップにひっかかった・・・とも考えられるぞ。
それはつまり、「大阪の壁」である。
いくら京都の会社に所属して関西の空気に慣れているとはいえ、やはり東北人にとっての大阪は、ニューヨークより北京よりモスクワより異質な異次元空間でありましょう。

関東人は、まぁ大阪が勝手にライバル視して闘ってきた相手だから、大阪と戦闘モードで相対すればいいだけ。中京人も、東京人を偽装するのに慣れているから同じ。
道産子は、そもそも地元が移民でできた土地だから、クルド人やボヘミアンと同様、大阪人も同じようにあしらえる。北陸から西は、まぁ大阪の縄張りみたいなもの。
だから唯一「お互いに不可解な謎の人民」が、東北人と大阪人なのである!と思う。

東北は、広くて深い文化のシュバルツバルトみたいなところなのに(←ほめている)、関西ではわんこそばとイタコと秋田美人と喜多方ラーメンぐらいしか知られていない(いや、僕だけか?)。
東北人からしても、大阪のイメージはかなり一面的だろう。たとえば、平城京よりも古都だったりすることは知られていないはずだ。

だから、福士は沿道から漂ってくる焼き肉やらタコ焼きやらなんやかんやのうまい匂いで、腹が減ってしかたなかったと思いますな。かわいそうに。腹いっぱい食いてぇ〜〜〜って顔でころがっていたからね。
補給所でお好み焼きぐらいほおばって走ってくれてたら、たぶんビリでも大阪のアイドルまちがいないと思う。もう、あのキャラクターが、まんま「阿倍野の女子」だから。

マラソン初勝利が初優勝になったマーラ・ヤマウチもすごい、インタビューにちゃんと日本語で答えているのは、さすがダブルの血。こんな選手が出てくるのも、楽しみではある。
ともかく力強い世界の強豪は、それぞれ闘志まる出しであったり、「かーちゃん、仕事してっからね!」といわんばかりの力強さを見せつけていたりと、やはり世界の壁のタフネスをつきつけられるような気がする。

福士は、鶴橋と生野で「別世界合宿」すべし。高地の低酸素トレーニングはできないかわりに、「排気ガスで低酸素」に慣れることができるから、北京は大丈夫だ(いや、マラソン出場は絶望的かな?)。
あのキャラクターは、ぜひ世界に売り込みたいもんなぁ。卓球の四元とセットで。
スポーツ | 21:58 | comments(2) | -
幸福検定

国試、酷使、国士、国史・・・と、目の色を変えた福祉の担い手が、まさに乾坤一擲の大勝負に臨んでいる週末。
一方で、「ボク福祉に向いてないっす。生活も苦しいし、転職しようかと・・・どうしましょ」と悩める青年もいた。

「向いてるかどうか」と薄給とは必ずしも一致しないから、「適性と生活苦は別問題やから、ごっちゃに考えたらあかんよー」と返信はしておいたのだが、経済的に追いつめられると、仕事を楽しむどころの余裕がなくなるのも、つらい現実だろう。年2500時間働いて250万円で幸せなワーカーもいたりするから、それはそれで才能というか、適性というか・・・。

彼はまだまだ新人の給料から、実家で失業中の親と年の離れた弟のために仕送りをしている一人暮らし君だから、自分のふところの余裕など、ほとんどないようだ。
まだ若いので、転職は何度か試してみてもいいと助言した・・・とはいえ、まさに今まとまった現金がいる切羽つまった状況でなければ、「石の上にも3年」でがんばって、じっくり適性を見極めてみては?とも書き添えた。そのうち見えてくる能力もあるかもしれないしね。

実際、適性なんか僕は今になってもわからない。
もっと向いている仕事があるかもしれないし、向いてなくても熟練すると世間から求められるスキルが身についていた、ということもある。内側から評価する自分と、職場で評価される自分とは、ぴったり一致しないのが普通だろう。

そんな状況を楽しむか、耐えられすに転職をくりかえすか、ニート化するかは、人によりけり。そんな行く末は、よほどの鈍感でなければ自分でわかっているはずだと僕は思うから、人からああしろ、こうしろと言われて天職が見つかるものでもないだろうなーと思う。

「好きなことをして金儲け」の呪縛にとらわれているのは、世間知らずの証拠みたいなもので、そんなことが働いて2年だか3年かの新人に見つかれば、キャリア30年の中年男性たちが自殺する理由がなくなるわい。

金儲けはつらい。好きなことはもうからない。永遠の黄金律みたいなものだ。
わりきって別人格転移して、守銭奴になれば汚いゼニはたまるだろう。善人になれば金と時間とハートは人のために使う一方で自分がすり減って行くばかり。

いや、実は魔法の法則があるんですよ、金も時間も人望も手に入ってムハムハ人生!!
てな焚きつけ本があふれかえっているのも罪な話で、悩める羊をどん底に突き落とす仕事と救って栄光を与える仕事が合唱しているような感じもする。何匹かのスピリチュアル芸人を見ると。
あっち方向だけは、行くなよ・・・幸福を求めるなら、大日本スキー教に入信しなさい!!と僕は布教しているのだが、「入信」して歓喜に震えているのは高齢者ばかりのようだ。ま、それでいいけどね。
こんな日でした(日記) | 21:06 | comments(0) | -
こたつはほしいかも
寒かったなーきのうは!
昼出勤だったのに、吹雪いていた。積もってくれない、しぐれの雨が横殴りだったからつらい。つらいといっても、「男はつらいよ」気分のつらさだから、どこか笑えるのだが。

3ステージ出演すると、けっこう疲れる。1日に6ステージやっていたのはもう一昔前。「多い日も安心」だった。今やると、死ぬと思う。

カッカと暖房して、しかも皆「すきま風シャットアウト!」に神経を尖らせている気密性の高い部屋は、どうにも息苦しかった。鼻がおかしい。あぁ、どの部屋にもウィルスが充満してたんだろうな・・・。

そこは栄養で撃退だ!辛子で気合いだ!
てことで、10時に退勤して陳麻家へ。麻婆丼と坦々麺のいつものセットを、いつものウェイトレスのおかーさんに注文する。
どっちも辛さ満点で力がわいてきますな。喉にいがらっぽいものをひっかけて、咳き込んだりくしゃみをしたりしながらペロリと完食。
となりの席には、新聞を読みながら一人で定食を食っている美女がいた。いいねぇ、こういう堂々とした個食姿は。

もう、11時前の恋川筋は雪もちらつかず、人けもなく、ただしんしんと冷え込んでいただけだが、レジでいつもなごみ系の笑顔でおかーさんが「お気をつけて」と見送って下さる。
わたしゃーまだ足腰はよぼついてませんって(笑)。

でも、さすがに夜はストーブをつけても寒かったな。せめて室温は2けたほしいのに、これじゃー「冬の昼間のお外」ですがな。
浴室の換気扇を回しっぱなしにしていて、部屋の窓を少し開けて空気を通しているから、それはそれは冷える(苦笑)。

でも一度、完全に締め切ってガス・ストーブをつけて朝まで寝ていたら、頭痛ガンガンで目が覚めて危ない思いをしたので、引っ越して二冬目のこの部屋の潜水艦仕様(笑)に、びびったことがある。玄関扉にまでゴムのパッキンがついているので、僕が孤独死していても、何年かは死臭さえ漏れないだろう。

寒さに耐えつつ換気するか、電化生活にするか・・・?
炎にコーフンするのは男の本性みたいなものだから、ストーブにやかんをかけたり餅を焼いたりするホノボノ生活も捨てがたい。
阪神大震災で、ライフラインがないと役に立たない電気とガスの弱みを実感したからなぁ・・・やっぱり、薪と石油でしょう!山小屋を見習いたいものである。

え、IHじゃないの?ドライヤーも使いたいんだけど・・・あらまー電子レンジもないの〜
とぬかす原発チアリーダーみたいな女子は、火鉢であぶってやらねば!(笑)。
こんな日でした(日記) | 11:31 | comments(4) | -
文庫目録読書
講談社文庫から出ていたシーナさんのフォトエッセイ『小魚びゅんびゅん荒波編』、文春新書だからか書名もダサくて内容のわりに図版が少なすぎる千住博さんの『美術の核心』を併読中。

写真家に日本画家・・・おかげさまで、絵心が少し萌えかけてきたかなー?と期待していたところへ、えい文庫の初目録を発見。
ちょうど今えい文庫フェアをやっている絡みなのか、「まだ190冊ほどしか刊行してないのに、目録かえ?」と苦笑しつつも、えい文庫がんばれ!とエールを送りながら、目録を万引きしてきた。

ふつう文庫目録といえば、新潮や岩波のようにズシリとつまっていて、万引きさせてもらってよろしいんですかっ!?と恐縮するほどのボリューム感があるものだ。ここ10年ほど個人的には、ちくま(+学芸)文庫がおもしろいなぁと思う。

それほど「読み」ごたえもあるし、紹介文がこれまた編集者が頭をしぼって書いた温度が伝わってくるような名文ぞろい。だから、目録だけで読書したような気になれるところも「目録の余禄」みたいなもの。大学入試の国語の文学史対策に、目録を使っていた受験生も多いと思う。

とりわけ岩波文庫目録なんか、まるで古典の森のような世界で、新発見が必ずあったし、森は今でも増殖中だから、発見も毎年ある。こんな広大な森の散策がタダでできるのは、幸せですよね〜とうなずきあえる仲間がいるのも、幸せだな。
最近『カラきょう』や『星の王子様』、『ライ麦畑でつかまえて』の新訳が話題になったように、改訳を発見することがあるのも、再読してみようと思うきっかけになる。

そんな伝統的な名作の目録は、どこから読んでも、つまみ読みしても自由なところが、気楽でいい。
内容も大ざっぱに把握できて、改訳の情報もつかめる「貴重な情報源」でもあるのだが、えい文庫ぐらいの規模だと、内容は全部カバーしてしまっとるわい。
それでも目録ならではの情報としては、一番売れた「カメラもの」は、『絶対ニコン主義』だった・・・なんてトリビアも書いてある。僕は田村彰英さんの『スローカメラの休日』が、心を打つ名作だと思うけどなぁ・・・。

それに、前から「えい文庫」の名前が、損している気がしてならないんですな。そりゃ自転車マニアや家具フェチにとって、えい出版のムックは一目おく存在だろうけど、漢字で読み書きできない名前だったりするのが、どうも知名度が伸び悩む一因ではないかな?えい文庫は欠品も多いしね。
この際、いっそ「マニア文庫」とか「こだわり文庫」、どこかをパクって「知的生きがい文庫」なんかにしてはどうかと思う。
だめでしょうか?
読みました(書評) | 22:44 | comments(0) | -
吉兆おかみにも一応エール
連日連夜、おばちゃんランチに、おばちゃん晩飯と続いているので、なかなか暖かい冬の食生活。
今週は仕事が変則的で、不意に時間が空いたりしたので、「そういえば、しばらく四季定食ご無沙汰やなぁ。いっとくか」てことで、いっといた。

浪速のおばちゃんは、「アラお久しぶりねぇ!!」と満面の笑みで出迎えてくれた。おいおい、真っ昼間の駅食堂街なのに、スナックみたいですがな。
「炊き込み(ご飯)、あるよ〜」とツボをおさえてくれたので、僕は店内ど真ん中の4人席にゆったり座り(阿部寛演じるKY男だねこりゃ)、おいしく四季定食をいただいてきた。

最近は月イチぐらいにしか寄れないのに、よく憶えてくれているものだ。
もし、こういうおばちゃんがやっている小料理屋なんてのが神戸元町恋川筋にあったりすると、はまりそうでこわい。
毎晩のように入り浸って、「奥さんが寂しがってるわよ、早く帰ってあげないと」と諭されては、「てやんでー!!ナスターシャは粕汁も納豆も、食わねぇんだ!なのに俺を食べちまおうって、今晩も待ちかまえてんだよタスケテー!!」と嘆いていたりする(笑)自画像が目に浮かぶ。

晩飯は地元に、いっとこー!
西元町のいつもの中華定食屋は、去年から今年にかけて、吉兆問題で店長ワンさん(推定)と従業員が、あーだこーだとボヤきながら閉店前のまったりした時間を過ごしている。
和服をぴしっと来て、息子にささやいていたりすれば、この中華料理屋のおかみさんも、顔立ちといい腰の曲がり具合といい、吉兆の湯木佐知子新社長に似ていなくもない。

経営規模は月と6ペンスぐらい違うが、同じ飲食業だからか、無関心ではいられないようだ。
2カ月の休業をはさんで再開した吉兆のニュースを見た後、「2カ月は長いけどな、私ら去年から土日休みにしましたやろ。2日休んだら、やっぱり楽やわぁ」と苦笑いしながら、おあいそしてくれた。商人の悲哀と根性が、しみじみ伝わってくる。

腰を曲げて店内をえっちらおっちら歩いているおかみさんに、
「そうですよー、無理せんとがんばって下さいよ」
と声をかけて、ねばらずゴネず暴れずグチらず品行方正に退店したのだが、こちのおかみさんは「小料理屋」タイプではない。がんこ親父の喫茶店を、未亡人になった老後に細々と守っている姿なんてのが絶妙に似合うので、そこにも僕は入り浸る(笑)。

僕が行くと、いつもコルトレーンをかけてくれたりして、「私が行くとモーツァルトをかけてくれるの」という常連客の女子もいたりして、おやいつの間に、鯉の花咲く夜!!
なーんてドラマは、2万%ないだろうなぁ。
こんな日でした(日記) | 22:56 | comments(0) | -
自転車版パーク&ライド
新大阪駅の前で謎の工事をやってるなぁと思ったら、「ちちんぷいぷい」で紹介されていた。ちょっと「東大モトクロス」な気分・・・。
駅周辺の駐輪洪水に業を煮やしたJRが、自転車の共有をやってみようと考えて「駅リン」なる事業を始めるようだ。月1500円ほどで、下駄代わりの自転車を貸し出す――正確には、利用権料を徴収する、かな?――形になるので、基本形としては登録された自転車は駅リンに付随する備品のようなものだ。

これはこれで、レンタサイクルとして利用されるかもしれないが、駐輪洪水に効果があるかどうかは、なんともいえない。
まさか「これで駅前スッキリ!」と確信して設備投資するわけでもないだろうけど。

駅のレンタル傘を見かけた役人あたりが考えつきそうな「共有自転車構想」について、かつてジテツウのカリスマ(?)疋田さんは、「利用者が自分の持ち物としての責任感を感じないから、放置自転車対策にならない」と指摘しておられたが、傘の貸し出しと同列に考えて大丈夫か?とは思う。そもそも、駅のレンタル傘が大成功しているようにも見えないし。

そこは、さすがにナニワの本音ワイドショーだけあって、ちちんぷいぷいでは「その自転車で、よその店やら駅やらに乗ってって駐輪したら、迷惑になるんちゃいまんの」とだれか(なるみだったか?)が突っ込んでいた。なるほど、その通りだ。
もし、自転車が自宅と駅との間で乗るだけの足と仮定すると、その地域の需要分だけ供給すれば、理屈の上では足の共有は可能。つまり、自転車を公道とみなして、旅館のスリッパのように扱う発想で。

ところが、自転車は一方でコモディティだから、どうしても「私の乗りたい車種」とかなんとか、好みが出てくる。駅以外にも乗って行きたいし、あちこち行けるから便利なわけで、旅館のスリッパで散歩に出回る客もいたりするわけだ(笑)。

だから、結局は個人の責任で自分の愛車をきっちり管理して、駐輪場に停めましょう、ってところに落ち着くしかないのかな?と思う。もし僕が、使うあてのない遊休地を駅前に持っていれば(ありえない話だが)、固定資産税が払えるぐらいの年間料金を台数で割って駐輪場を経営してもいい。別料金で、清掃や注油、パンク修理なんかをつけてあげたりして。
まぁ実際には、駐輪場スペースがあれば最大限の効用を考えないと、割に合わんわな。

駐輪場といえば、いつも寄る図書館に、先月あたりからコイン駐輪場ができている。90分以内は無料で、それ以後は1時間100円なので、「ちょいと野暮用」ぐらいの駐輪だとほとんど無料ですむ。90分ごとに出し入れしなおしに来ると、ずっと無料にもなる。

ところが、利用して気づいたのだが、駐輪するとガチャンとロックされて、90分以内だと番号ボタンを押して愛車を引き出せば、無料でロックが解除される・・・なんか手軽すぎるな。変だぞ。
ってことは、無料か数百円かで、だれでもほしい自転車(笑)の番号を押せば取り出せてしまうんじゃございませんこと?
施錠は別に必要で、あくまでも場所を貸してやってるだけなのだ。こりゃー利用者を油断させかねない、おちゃめな駐輪場ですなぁ。機械化すると人件費はかからんだろうが、インチキもしやすくなるしね。

街のあちこちで平積みにされていたりするサビだらけの自転車は、もうさっさと撤去して溶鉱炉で溶かしてしまうとか、強行手段に出てもいいと思ったりするのだが、法律上は「占有離脱物」でしかないから扱いが難しい。
自治体による強制移動も、決して黒字にもなっていないようで、「前科者」としては反省して通勤の足に使わないぐらいの工夫しかできない。

本当に、ジテツウやパーク&ライドが快適かつエレガントに市民生活になじめば、とても健康的で環境にも優しい暮らしができると思うのだが、旅館のスリッパみたいな自転車では、「お得な共有」にぬか喜びはできても、「公共性」や「粗大ゴミの環境負荷」まで考えるきっかけにはならないような気もする。

こんな日でした(日記) | 23:07 | comments(0) | -
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