solosolo@JUGEM

そろそろ、ゆっくり、こっそり革命!
そもそも牛乳より安いのがおかしい
結局またガソリンが上がるらしい。史上最高値になるかもしれないそうだから、ただこわいもの見たさで、その「歴史的瞬間」を見たい気もする。
たしか筒井康隆さんの短編で、タバコがなくなる日を描いた近未来スラップスティックSFがあったと思うけど、今月のガソリン狂詩曲は、現実がそのままスラップスティックだな。
日本人とりわけ関東人は行列が大好きだ、とトミー・リー・ジョーンズふうに観察しつつ、そもそも行列は立って歩いている人間の動作だったはずなのに、車でもやってしまうのはキュートだ。鳥の目には、人間の奇妙な習性として映っているだろう。円陣を組むのは「族」がやっているし、クルマ星人はともかく乗ったまま何でもすませたい心理構造になってしまうものだろうか。

でも民主党、いくら暫定法案復活反対!一般財源化を求める!といったって、議長ロックアウトまでやっちゃーいけませんね。主張はわかるし、「恒久財源確保」は与野党の合意事項だから近々本格審議すればいいとして、抵抗のパフォーマンスが幼稚だ。
とりあえずガソリン税を元に戻すだけで、紀伊半島一周道路ができるわけでもないし、宮崎県がハネムーンのメッカに返り咲くわけではない。

道路がほしい地方の事情も、お察しするばかりだが、入ってくる利潤より出て行く損失が上回ってしまうストロー効果も考えなくてはいけない。たとえば神戸と直結した徳島はどうなのか。富津、木更津あたりの「アクアライン効果」はどうなのか…?
地域振興が道路整備と一体になって(どころか不可分の関係だとみなされて)、ガソリン税が地域を救うかのようなプロパガンダも、あざとい気がする。人口も減少、クルマも飽和、高齢化が進む一方・・・こんな社会で、道路はそんなに神通力を発揮するものだろうか。「道路族の都合」と土建業界との結託がいかに根強いか、知れわたった点だけは「皮肉な功績」だといえるけど。

このさいガソリン税は廃止して、安くなるのがいい!とは思えない。
自営業ドライバーのご苦労は心からお見舞いするのだが、1ナンバー、4ナンバーの車両の税率をうんと優遇して、それで罪滅ぼしにすればいいと思う。
クルマがないと買い物さえできない(らしい)地方は、買い物代行を交代でやればどうだろう。JAスーパーの前で井戸端会議する奥さんの数だけクルマが駐車してある・・・なんて、ものすごい無駄だと思うぞ。「道路」特定財源ではなく「環境保護財源」にすれば、リッター200円でも納得するかも・・・いや、パニクるかな。

クルマのメーカーがスポンサーになっている番組では、「できるだけクルマには乗らないようにしましょう」とはなかなか口走れないが、NHKこそこんな正論は流していいと思う。企業に気を使うことないんだから。ガソリン燃やすの、やめましょ!とね。
ガセネタなのかどうか憶測を招いた「松下・三洋合併か!?」のニュースも、松下が車体を、三洋が電源を担当して、本格的な電動カー実用化へとつながる気配を想像すると、ちょいと楽しい。エコな充電スタンドには、風車や水車が回っていたりしてね。

それでも、神戸市北区あ、のセルフ式スタンドでタンクに入れようとして引火させてしまった間抜けがいたように、「盗電」にくるやつも現れるだろう。
そんな不届き者には、「家で発電しなさい」と、プルトニウムかウラニウムを進呈して、「自家処理」を前提に、セルフ発電の刑にすればいいのだ。クリーンでいいと思うんですが。
こんな日でした(日記) | 22:33 | comments(0) | -
1本のアンテナから日中関係へ


タイヤを替えると走り心地が変わるように、レンズで写真が決まってしまうように、ラジオにはアンテナ。シンプルなワイヤー1本でも、信号の変動をうまくならしてくれる巻き方があったり、指向性が敏感で手のかかる、思春期のような(?)アンテナもある。奥が深いのだ。

そもそも、日本橋には胸ポケット広域ラジオのために、アンテナを買いに行ったのだった。
特殊な端子なので、「2段階ベントで安くて高利得」と希望を並べると、どうしても製品としては限られてくる。
無線機専門店で買ったホイップアンテナは、マルドルという、まぁこの業界では有名なブランドのやつだったが、悲しいかな、先月会社を廃業してしまった。その遺産を買ったわけだ(と考えるとかっこいいが、要は在庫処分ね)。

家電でいえば三洋電機ぐらいのポジションにあるアンテナ・メーカーではなかったかと思う。無線機マーケットの縮小で業績低迷といえ、気の毒なことである。
受信機は、すでに中華ラジオの高性能ぶりに電脳検察庁ともどもおののいているほどで、もう日本企業とは互角に太刀打ちできるほどだから、アルミや銅やステンレスを加工するだけのアンテナは、中国なら半額以下のコストで製造してしまうだろうねぇ・・・。こりゃ日本メーカー勝ち目がない。

いや、たとえば数万円するパラボラアンテナなんか、日本円で1000円ほど出せば、オーダーメイドで作ってくれる「地方の金物屋さん」だってありそうだし、送料を払っても格安だろう。
中身がわからない半導体やICは、まだまだ「日米産」に絶対の信頼感があるけれど、アンテナなんかはどんどん中国に生産していただきたいと思う。百均ラジオがいい見本だ(君たちなら、できる!)。

うちのDVDプレイヤーも中華製で、コピーガードをフリーパスしてくれる憎めないやつだ(笑)。9800円とお手ごろ価格で、よけいな回路を省略してくれるんだから、話がわかるじゃないかキミ!と握手したくなる。この調子で、クーガーやスカイセンサーなんかを復元コピーしてくれたら、大ヒットすると思うがなぁ・・・。

ユーザーの命がかかってくるクルマや自転車、食品の安易なパクリはまずいと思う反面、懐古趣味にこたえるだけの「昭和グッズ」は、どんどん中華技術で再現してもらっていいと思う。
「たぶん、材料は大陸から」と思われるロッドアンテナで感度が見違えるほどアップした広帯域受信機をしみじみ聴きながら、あちらの工場で一心不乱に半田づけしている(であろう)職人たちの奮闘ぶりに、妙にエールを送りたくなる。

こんな日でした(日記) | 21:38 | comments(6) | -
アキバTバック


きのうは市内の農村部で、わっせわっせとタケノコを掘って、その場でバーベキュー(もちろん、肉、野菜、魚も焼きまくり)と健康的なホリデーを楽しんだのに、今日は日本橋だった。
野山にはもちろん、開脚パフォーマンスをするような個性的なご婦人はいないから、アキバの見せパン・パフォーマンスには苦笑してしまった。
うーん、美しい野山と猥雑な都心の、どっちが自分の性に合っているんでしょうか・・・と我が生きる場を模索する(おおげさ!)連休である。

警視庁に逮捕された自称モデルの沢本あすか(30歳)は、連行された後の被疑者の身体検査で「脱いで足を開きなさい!」と思いっきり開脚させられ、思う存分の本意を遂げることができただろう。「婦警さんの前じゃイヤ。部長か課長クラスに見せてやるんだから」とまで決意していたなら立派なもんだが、ともかく本人はもうパフォーマンスを封印するらしい。残念。

需要があっての犯罪とはいえ、たしかに公共の場所でやるのはまずい。パンツみせパフォーマンスは、公共の福祉にならないどころか、人口の半分(=男性)がみな喜ぶとも限らない。
僕はストリップも風俗店も行きたい気にさえなったことがないほど、「お膳立てされた通りに欲情する」気にならないので、アキバの痴態はまったく他人事でしかない。いやホント。こんなやつを振り向かせるパフォーマンスをしてこそ、アッパレでしょう?

それでも、なぜ男子はパンチラにこだわるのか、エコノミストにして大学院教授を務めていても覗いて人生を棒に振るのか、二十世紀の大問題として文科省は研究してほしい。わが敬愛する井上章一センセイは『パンツがみえる』なる高尚な研究書まで書かれている。

いくら「パンツが見えても中身が見えるわけではない」「どうせ見せパン」とわかっていても、なぜかこの衝動は男の性みたいなものだ。「見るんじゃなかった」と公開するような超ベテランおねえさんのミニスカートであっても、なにかこう、暗示になかったようになって見てしまうのだ。そして、深く落ち込む(笑)。

もちろん、撮影は野暮なハレンチ行為で、一生のうち何度あるかわからない「その瞬間」に巡り会えたことを伊勢神宮に感謝して(笑)、まぶたで静かにかみしめるのが奥ゆかしくていい。
ケータイやデジカメをふりまわすバカが絶滅しない限り、ヌーディスト・ビレッジのような文化は日本では無理だな。

「そんなもん、いらない」と突っ込まれそうだが、日本の混浴風呂はそんな場所だった。特に山深い秘湯は、最近まで「水着着用」なんて言語道断のルールはなかった。
アウトドアでさえ、「羞恥コード」は大きく変わってしまった(決して女性が大胆に、発言力も強くなった結果とは思えない)。

男や女がそれぞれ自然に心に秘めていた(はずの)羞恥心や、萌えるものを見たり撮ったりすることについての羞恥心が、屈折して、ねじ曲がって、カムフラージュされて、あげく腐ってきつつあるような気もする。
そして結局のところ、アキバでパンツを見せる「大人になりきれていない三十路女」にカメラを向ける男の方が、僕は哀しい。一般女子に男を誤解させる(パンツを見せれば喜ぶ、と)ことにもなるからね。

見えないところがグ〜!!
というレベルへ、日本男児は進化してほしいものである。磨くべきは想像力か、まぁ「赤外線パワー」で行こう(よけい、あかんがな)

こんな日でした(日記) | 23:36 | comments(0) | -
デモ術

かわいそうに、愛ちゃんビックリの長野騒乱だった。生中継で見たかったのだが、結局いつの間にか「隠密リレー」が終わっていた感じ。
ブロードキャスターで見る限りでは、集まったデモ隊の中に、光浦靖子や次長課長、タカ&トシが騒いでいた気もするのは、気のせいだろうか(笑)。
本物の本人は欽ちゃんと仙ちゃんだけで、愛ちゃんなど影武者だった可能性もあるぞ。卓球さえ披露しなければ、案外すぐ見つかりそうなタイプだから。

それにしても、沿道のすったもんだはひどい。前夜など、まるで戒厳令の夜だったらしい。
でも、幼稚だな、お互いに。
卵を投げつけた運動分子はいても、あと牛乳と小麦粉と砂糖とホイップクリームぐらいカクテルしないと「製菓リレー」にまで発展せず、ただのご乱行に終わってしまうではないか。取り締まり当局は、してやったりだろう。
リレーめがけてラジコンヘリでガソリンでも撒くと、聖火は爆発的に燃え上がるはずだが、パリでもサンフランシスコでも長野でもそこまで悪辣な運動はやっていないようだから、その温厚さに当局は感謝しなくてはいけない。

あんまり「提案」モードになると犯罪教唆になりかねないので、決して提案するつもりはないんだが、こうした草の根の抗議運動は、昔からあんまり進化していないような気もする(決して、進化せよとそそのかしているわけではない)。
チベットを弾圧する中共に抗議するなら、「中共の熱烈応援団に、チベット人を袋叩きにさせる」芝居(もちろん、どっちも抗議派の仕込み)をして全世界に生中継させるのも、一つの手だろう。すでに「暴徒化するチベット人」を仕込んだ中共の手口でもあるしね。
人体の一部をくわえたパンダの被り物が「オリンピック万歳」を叫ぶとか。

もう二昔も前に、政治家をほめ殺しする総会屋だったか思想団体だったかを札束で口封じした事件もあったっけ。その例を応用して(いや、決して応用してはいかがでしょうか、とそそのかしているわけではない)「怪しいビジュアル」が赤い旗を降って五輪応援をしていたら、これも中共は苦々しいだろうね。服を着ないで熱烈応援するのも、熱意に免じて許してやっていただきたい。
となると、「たのむから、五輪応援やめてくれ!」となるのではないかい?

もちろん、あんな手こんな手そんな手は、イケマセンよ!というつもりのご法度集であって、提案Tips集ではないんですが(笑)。
あとは、ラサと北京が正念場だな。
まるで警備と抗議の腕を競い合うプレ・オリンピックみたいで、これはこれでひとつの前景気ってことで、にぎにぎしく行ってみよう!と欽ちゃん走りで訴えればいいのだ。

こんな日でした(日記) | 19:22 | comments(4) | -
妄想連休

まったくバカバカしい痴呆ぶりを発揮した今朝、早起きして待ち合わせの駅前に出向いたところ、そのアポは明日なのだった。
トホホホホホ・・・

もう、堅気の人々から逸脱した暦で生きているもんだから、曜日の感覚がない。「日日火水土日日」だから、「今日、何曜日やったかな」と勘狂うこともたびたび。ちゃんと、日時でアラーム設定しとかにゃなりませんな〜と反省した。

トボトボ(といっても快速電車で)神戸へ引き返す。
9時前の山陽本線は、やたらに混んでいた。まるで「おや、平日の通勤ラッシュ?」と思うほど。
さすがに背広の客はいなかったから、みな神戸、大阪方面へ買い物か行楽なのだろう(これも民族大移動ってやつですか)。それにしては、子供連れがほとんどいなくて、高齢化率が高い。
あ、学校は営業してるのか。28日も、30日も、1・2日も。なんと無粋な暦だこと。

こんな飛び石はぶち抜いて、家族で旅行できるようにした方が、経済効果も上がると思うし、ぶちぬいた分は、どうにも間延びした感じの夏休みや春休みから差し引けばいいだけ。
僕がもし公立学校に通う子の親なら、堂々と休んでカナダにでも連れ出すね。
「そんなことしたら、この子はクラスでいじめに遭うから、あなただけ寝袋かついで好きなとこに行ってくれば?」
てなことを言い放つ悪妻と闘う余生になりそうだが(涙)。

きむにぃと辺見えみりの離婚も、待ち合わせを間違えた相手も「経験者」なので、コメントを聞こうと思っていたのだ。
そりゃーもてる男とくっついた妻は、浮気の覚悟もせにゃならんよね。特に、きむにぃのタイプは、一見さえないヤモメに見えるからこそ、若い美女と結婚したことで、ますます箔がついて、ますますもてる。これ、「意外と志村けんモテ現象」に通じる法則みたいなもんである。

フッフッフ、こうして結婚の虚構に目覚めたバツあり子連れ彼女が、ワタクシに注目する栄光の未来がくるのだよ(高笑い)。
川上弘美の『センセイの鞄』に腹黒さをまぶしたような世界が、ワタクシの生い先には待っているような、いないような・・・。

こんな日でした(日記) | 18:49 | comments(2) | -
あくまでも妄想

文通拡大中。
お互い、メールアドレスも電話番号も写真も交わしているのに、あえてメールも打たず、「週刊お便り交換」で萌えあがっているのだ。ムハハハハハハ
大人の分別がちゃんと二人の間を隔てているからこそ、独り寝の夜に、筆まめな乙女はワタクシに、ふるさとの思い出やら仕事のグチを書いていただくのが、精神衛生上よろしいのである。

こちらも、メールのようにカット、ペーストが自在にできないから、考えて書く。脳内で構成を考えつつ、今日は無印ペンでさらさら書いてみようか、今日はファーバーカステルでキザに書くか、と「攻防、筆を選ばにゃ」を実践する。書く習慣を忘れないためにも、「ぶんつー」は手軽で安上がりで、なにより心地いいのだ。

ちゅー坊のころは、たぶん世の中がそんなブームだったのだろう、僕は札幌と文通していて、あれこれ妄想はふくらむのだが、なにぶん遠距離すぎる。
遠いからこそ、あきらめもつくわけで、小さな鯉の物語りはうやむやに蒸発してしまった。

今の筆まめ乙女も、こちとらベテランであるから(!?)クールな文通に徹していて、「毒牙にかかって傷モノになる前に、はやく嫁に行くんだよお嬢さん」とかなんとか、えらそーに諭したりもする(笑)。そのうち、先方が飽きて途切れて自然消滅して行く・・・シナリオまで見えてしまうのが、ベテランの哀愁ってやつである。
それでもまぁ、シリンダー回ししに行こう(笑)と思えばすぐ行ける隣県だから、よくまぁ個人情報を明かしてまめに手紙を書いてくださるものだと思うと、ありがたい話であるね。

さすがに、隣の区の乙女と五月雨のごとき文通をしていたころは、会わないのも不自然でしょう、という運びになるもの。
親と同居の令嬢だと、「この達筆の男性、今度うちにお招きすればどうなのヒトミ」なんて話がざわついている気配がひしひし伝わってくるし、のこのこ行けばどうなるかも想定内。
ご家族勢揃いで豪華な料理が並び、ジジ殺し&マダムキラーの僕はとんとん拍子ベルトコンベアーに乗せられ、「どうだね大澤クンとやら、うちには一人娘しかおらんし、我が社の跡取りがいないんじゃが・・・専務は君の先輩だから助けてくれるじゃろ」とかなんとか、そうなること必至。「いかがかしら裕司さん」と、おかーさまがいきなり名前で呼んだりして畳みかけてくるし(笑)。

「そろそろ僕の星からお迎えがくるので」
と体よくお断りすると、今度はおかーさま48歳からこっそり電話がかかってきたりして、あぁイケマセン!イケマセン!!
てな展開が垣間みえるのも、家のポストに届く紙メールの魔力ですな。
やはり、一人暮らし乙女宅に、石狩鍋でもつくりに行ってそのまま住み着くのが、スマートでよろしい。机上の作戦に溺れては沈没するばかりですけどねぇ・・。

こんな日でした(日記) | 15:31 | comments(0) | -
ついに連休スタート

明日は昼起きでいいから、とキリンSTOUTをぐびぐびやって寝たら、夢の中にDんきがま社長が出てきた。今朝、ちょうどコメントが書かれた時間帯だろうか。睡眠中の脳内にも侵入してくる、おそろしきwebテクノロジーですな。

でんKがま社長ともう一人、電脳小僧が前に乗っているクルマの後ろに僕が乗り、どこかとりとめもないドライブ(須磨あたりと思われる)をしていた。そして、僕が駐車誘導か何かで降りたすきに、その電脳カーは走り去ってしまい、途方に暮れた・・・わけでもなく僕は電車で帰宅してため息をつく。それだけの話。
起きたら外はしとしと雨が降っていて、夢の中も雨模様だったのは、脳が湿り気を感じて夢に反映されたのか、コメントとあわせて不思議なシンクロであった。

不気味なのは、ゲーム機のようなガジェットを手放せないでんきGま社長の相棒が、のっぺらぼーで印象が薄すぎるアンドロイドだったこと。僕のみる夢は、土地柄も出演者も実在に近いものばかりで、まるで「ストーリーだけが夢」だから、アンドロイドは初出演だった。

そんなアンドロイド君にも、いつか夢で再会して「なんや、あんたかいな」と拍子抜けすることがあるかもしれない。
夢で歩いた美しい街には、「次はあの路地に入ってみよう」と思っていると、見事その「続き」から見られたりするから、「前編」はこうして日記にしておくと、ぴたりと続編がつながると思う。

ただ、美女と出会ってデートに持ち込み、次のステップにもつれこみ・・・というストーリーの続編は、なかなか見られないのがくやしい。目覚めて「ちくしょー、あと一枚だったのに」と恨んで急いで二度寝をしても、全然ちがう話が始まったりするのがオチ。
確実に好みの夢が見られる「サブリミナル枕」なんか発売されないものだろうか。

こんな日でした(日記) | 21:01 | comments(4) | -
熟睡なしネタなしオチなし

二日続きの12時間拘束で、ぐったり疲れた。昨夜など、頭がほてってめまいも覚えるのに、夜中まで寝つけなかった。結局2時間ほどの浅い睡眠で、今日も駅まで「朝ラン」。もう、体に悪いこと悪いこと。

今日も、公衆衛生ドクター、臨床心理士さんと職場で雑談していたら、お二人とも何年かに一度は声が出なくなるとのこと。「それって、ただの疲れではなくて、隠れ脳梗塞のリスクの気配の芽の兆しみたいなもんではないかい?と心配しつつ、気持ちは「ご自愛」で手一杯だ。

疲労はたまるのに、骨休めはまとめてできない。
だから電車に乗っても一瞬熟睡、ドトールで座ってこの日記を書こうとしていたら一瞬熟睡してしまう。なんやかんやで、犬の電柱しょんべんのように居眠りしてまわって、今夜も坂の上の蜘蛛屋敷に生還できた。やれやれー

明日の夕方だけ出勤すると、いよいよ連休突入!
・・だというのに、さっぱり予定が決まらない。「タケノコ狩り、行きませんか〜」と、季節が逆戻りしたような話があっただけ。
とりあえず「外食」の誘いはありがたいけれど、何かでかい事業に充てたい大型連休ではある。
洗濯と掃除と資料整理をごそごそやっているうちに終わってしまう、いつもの連休が見えかくれする・・・。

こんな日でした(日記) | 23:10 | comments(0) | -
薄くて熱い自費出版

かれこれ20年、研究活動で通い続けた病院の元事務長さん、のちに関連薬局や関連会社に転じた社長さんから、ひょっこりとメール便が届いていた。
今までも、薬きょうの開業何周年かの節目に、地域に配布する記念文集を発行されたり、まめな出版活動をされていた律儀な方でもある。つい、事務長と呼んでしまうクセが治まったものの、局長なのか社長なのか…いずれにしても、いい意味で偉そうなところのない、気さくなおとっつぁんだ。

はたして、メール便の中身も、「いろいろありました人生」を回顧した私家文集であった。
関西の一地方で、高校を出た後ちょうど上げ潮に乗った感じの高度成長期を、馬車馬のようにかけぬけたごく普通の労働者の半生記は、自費出版だからこそ、自由に筆(キーボード?)が進む勢いで書く書く書く・・・勢い余って、浮気談義まで書いてしまう軽快さには、つい笑いがもれてしまった。「奥さん怒ってはりまっせ!」と突っ込みつつ(笑)。

奥様の壮絶な癌闘病を看取られた経緯は、ちゃんと執筆されたボリュームのものが出版されているので、そこで書き残したことや、ご自身の生い立ち、職場のつきあいなど、落穂拾いのように短い章構成で編まれている。

ブログにアップして行くのとは違う、練って書いて校正して、また書きためて、満を持して出版としてまとめて…というプロセスが、手にとるように見えてくる。
年金世代とはいえ好奇心旺盛で、自分でパソコンをたたいて出版している彼には、もちろん「ブログはいかがっすか?」と打診してみるつもりだが、どんなメディアを選ぶかにかかわらず、年輪を重ねた方の自己表現は、ぎくしゃくしたところはあっても、無性に人間くさくて、血潮が沸き立つような文面になっているところはさすがだなぁと思う。

彼の勤労生活の最初は共産党の労働運動に熱を入れ、のちに専属となって反ベトナム運動にも力を注がれた、まさにそういう時代の空気をめいっぱい呼吸してこられたファイティングスピリット(?)を、よくまぁ中途で雇用したもんだな院長先生は!と、あらためて強烈な院長(現理事長)のフトコロを思い知らされた感じもする。僕にとっては直接の主従関係はなく、あくまでも研究の場を与えてくれた社会運動家として映るのみだが、素顔は若月賞を授与される高潔な医療者である。

その強烈な磁場のようなものには、いい意味で僕は翻弄され、僕なりに闘い、それでも追放せず相手をしてくれている。元事務長さんの随想を通じて、なおさら畏敬の念を覚えるのだ。
そうした個対個の思いなり主義主張なりがスパークしつつ、でも日常診療も行い公的な使命はコンスタントに守っているこの病院のスケールは、絶妙ではないかと思う。これでこそ、生身の人間が営々と守っている生きた職場といえるのではないかな。

フリーランサーしか経験のない僕は、職場の人間模様の機微とかドロドロしたものには触れずに「労力と賃金の交換」をしてきたにすぎないのだが、それも人生、これも人生である。
とても組織的な人づきあいや力関係のやりくりは今さら僕の手に負える仕事ではなくて、市場を漂流しているような身分だから、共産党の地方組織から叩き上げた彼と僕の「働き方」のモードは175度ぐらいちがう。
それでも、組織も社会運動も、人から始まり人をめざすわけだから、いつか酒でも酌み交わしながらそんな運動論でも闘わしてみたいものだ。
 
こんな日でした(日記) | 23:53 | comments(0) | -
写真屋さんデジタルプリント初体験
家のインクジェットより、どれだけきれいに出るんですかい?と試す気分で、フジカラーのパレットプラザに初めて「デジタル現像」を出してみた。
コンビニのプリンターだと、自販機ふうにコインを入れて数十秒後その場でプリントアウトできる気軽さで何度か利用したことがあるから、ついコイン投入口を探してしまった(はずかしー!)。

画面でコマを選んで、印字された伝票を店員に出して仕上がりを待つシステムになっていて、どこのデジプリも、こんなもんかな?
けっこうアナログというか、フィルムプリントと同じぐらい人の手を介したやりかたですなぁと思ったぞ。
おまけに、フィルムだと25分で仕上がる(しかも、現像から焼き付けまで!)パレットプラザだから、デジタルプリントなんか爆速だろうと思いきや、「翌日仕上がりです」といわれたのは、拍子抜けした。なんだかねぇ・・・。

仕上がりは、小さなサービス判だから、銀塩と大した差があるようには見えなかったし、期待しすぎる分、コントラストが・・・色の乗りが・・・と自分の腕前を棚に上げて減点してしまった。
それでも、写っているのは弟の結婚式だったのだが、母子世帯から独居世帯に変わった老母に配達しに行くと、「あー、きれいに撮れて・・・」と見入っていた。画像のアウラは、クールピクスで撮ろうと銀塩カメラで撮ろうと、変わらんのですなぁとしみじみ思ったとさ。

ただ、ご婦人がたの見映えを黒木瞳に変えたり、天国にいる父を「参列」させたりするレタッチをすると、「私はもっと細いはずやから、調整してんか」とかなんとか、無理難題が寄せられる時代がくるんだろうね。記念写真は、永遠に完成しない(笑)。

クールピックスは、単三電池を使うやつだから、最新鋭機にくらべると決して超小型とはいえないタイプだったのに、母は僕が撮っていることに気づいてなかった。第一、弟の初婚のとき反対していた僕は列席したものの中座してしまった(計画的犯罪)ので、カメラさえ持って行かなかったほどだから、「弟孝行の兄貴」とは思われていない。

今回は特に確執もなかったし、デジカメは肩肘張らずに撮れるのがメリットかな、と変なところに気づいた。
そりゃー、ジッツォにハッセルのせて「ハッタリブラッド」かますこともできたかもしれんが、銀塩写真ほど力こぶを入れて撮る気合いもない(第一、運ぶのがしんどい)、かといって撮らないつもりでもないし・・・の間の休戦ゾーン(!?)のようなところで、自然にコンデジが仕事をしてくれる。このカジュアルさは、コンデジのいいところかな。

対するフィルムのアウラはこわい。
最後にフィルムで祝い事を撮ったときの被写体――「妹の式のスナップ撮ってくれへんかー」と依頼してくれた昔の同級生――は、その直後に病死してしまい、僕の撮った写真が御実家で額縁に入っているので、フィルムで命を吸い取っては申し訳ないなーと僕は明治の感覚に引き戻されているのだ(笑)。

だから、「フィルムを装填して臨む銀塩写真」と構えると、友人や家族は撮るとき、どこか畏怖の念みたいなものが湧いてくる。個人的にも、この感覚は大事にしたいと思う。
エクタクロームで撮るのは、ネイチャーかネイチャンだけ。
まぁ、後者は生命力がみなぎりまくりあふれすぎているから、吸い取っても差し支えないでしょう、ってことで・・・。

こんな日でした(日記) | 18:25 | comments(6) | -
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