2008.10.31 Friday
まだ、あまり紅葉も見映えがしないし、モズの声に小さい秋を感じる風情もなくなったなぁ・・・と思いつつ10月が終わる。
ブログのアクセスは、なぜか最高だった。さっぱり理由はわからない。とはいえ、毎月何万ものご来客に、ただただ感謝するばかりだ。
出雲の乙女が、宍道湖を眺めながら「こっちでは、神無月といわず神有り月っていうんですよ」と教えてくれたことがあったっけ。
でも、出雲に集まって会議をしている場合やなかとですよ。神も仏もないのか!!と食ってかかっても、拝金教のリーマン・ブラザース一族郎党には通じないようで。
その一族郎党の子会社がおさえた京浜ホテルの明け渡し期限が、今日なのだった。
ふつう、ホテルが売却だ廃業だとなると、テナントは渋々よそに移るケースが多いと思うのだが、すごいね京浜テナントの皆さんは。あれほど、徹底抗戦モードの労使紛争は、不景気で労使協調あきらめムードが定着してしまった昨今では珍しい。
闘志むき出しを、あえて接客業でやりますか〜?と苦笑してしまう砦に、一度ぜひ客として行っておきたかった。
けっこう、学生時代はキナくさい時代だったおとっつぁん方が多いようだから、従業員みなハチマキしていたり、ゲバ棒とヘルメットとマスクの定番3点セットで武装していたり・・・昔とったきねづかよ!とか怪気炎あげながら(笑)。
ロシア民謡を合唱する歌声酒場でもあれば、団塊世代が殺到して、その店だけ京浜ホテルの売り上げを超えたりするのではないだろうか。
なんせ、ニュースが無料の広告になるわけだから。
オーナー会社も、収益が見込める店は活かして営業継続できるように考えた方が利口だと思うのに、ころがして差益をかせいで、あとはマンションになろうと商業ビルになろうとわれ関せずなのだろう。
土地転がしや地上げはもうバブル時代の遺物で、それが異常だったことがわかった今、ハチマキして働く中小の商店主に栄光あれと願うばかりだ。町工場もしかり、農家もしかり。
闘争レストラン、団結居酒屋、連帯喫茶店に結集してみてはどうなんでしょうね?フリーター、派遣社員諸君も。
雇ってもらうことばかりアピールするだけでなく、その気合いで経営に乗り出せばいいと思うのだが。