2008.12.31 Wednesday
もう仕事納めしてるかな〜?と思いつつ、いつもの中華食堂へ。
派手なネオンサインがついていて、ほっとする。客は一人しかいなかったとはいえ。
「もう閉店してるかと思いましたわ」
「いやいや、今日まででね、あと30分でしまいですねん」
「ええタイミングやったわー。今年もごちそうさんでした」
「おかげさんで。もう不景気やなんや言うても、続けるしかあらしませんわ」
と、おかみさんは妙にハイテンションだった。放課後心理ってやつですかね。
尋ねもしないのに、
「私ね、こう見えても73になりますねん。主人は74でしてね」
と、家族の紹介が始まる(笑)。
「まだ前期高齢者ですやん」とフォローすると(フォローになってないか?)
「やな呼び名ですわ、後期とかね」
とケタケタ笑っておられる。少し腰が曲がって、ジーラ博士みたいな歩き方になっているのだが、こうして店に立って接客に励んでおられるのが元気の秘訣かな。この調子で、あと20年はがんばってほしい。名物食堂になったとき、「40年来の常連さんの声」をメディアにまきちらしてあげましょう。
「ここ20年、うち値上げせんとやってますねんけどね、それでええか・・・って。お客さんがおってくれて、続いてるだけでもええと思てますねん。土曜は休みもらうようにしましたけどね」
「そうですよ、貴重な食堂やから、がんばってほしいっすわ。土日は骨休めしてもろうてでも」
とエールを送って、定食680円なりをいただいて「外食納め」になった。
いつも閉店モードになっている時間帯に行くので迷惑かいな?と思いつつ、酒でねばらず夕食だけさっさとすませて30分で出るのが罪滅ぼしになっている。そのかわり、「結婚できない男」を地で行く「4人席独り占め」で悠々食事をしてますけどね。
外に出ると、すぐ中央郵便局。ミッションその2である。
夜間窓口で年賀状を買っていると、ウール・コートの乙女が思い詰めた表情でとなりの窓口に問い合わせをしている。たぶん、元日配達してほしいのが、出し遅れたので心配になったのだろう。
「ここで出すと、県内のほかのポストから出すより、どれぐらい早く発送できますか」と泣きそうな顔で尋ねている乙女は、わざわざ淡路島から出しにきたんだそうな。律義だねぇ。
年賀状を速達で出す手もあるけど(笑)、まぁそれほど真剣に考えなくても、「正真正銘の元日に気分新たに書きました」って顔で、松の内に届けばええんではないですかい?
ワタクシを見習いなさいとは決していえないが、罪深く正月のふりをして、大晦日にやっとこさ年賀状をシコシコ書いたぞ。本当は、年が明けてからでいいとさえ思うが。
宛て名書き印刷設定ってものが僕の能力を超えているので、住所録を見て手書きである。心をこめているわけではなく、ただソフトを使いこなせてないだけ。
80枚買ってきたのが足りなくなって、あららら・・・買い足しに行くはめになる。
とかなんとかドタバタしつつ、あと数時間で、世紀の瞬間うるう秒の朝を迎えるわけか。117なんか、時報マニヤが殺到して話し中でつながらんでしょうなぁ・・・