solosolo@JUGEM

そろそろ、ゆっくり、こっそり革命!
年度末の物入り


Thinkpadのクリックが壊れてしまったまま、セロテープを貼りつけて「その場」をしのぐこと数年。
これぞ「アナログ修復パッチ」である(苦笑)。
このキーボードにはすっかりなじんでいるので、いくらOSがとろくても、仕事の文書作成はThinkpadでエディターをたたけば、とても快適に仕事が進む。キーボードへの集中を保証してくれるトラックポイントに慣れてしまうと、工学マウスは持っていてもつなぐことさえない。

それほどThinkpadキーボードにこだわっているので、交換しようとサイトを調べてみると、もう在庫がない。お先まっ暗である。
簡単な不調なら、パーツを補充して(実際には爪楊枝を削ってはさむとか、チープな作業でしかない)だましだまし使ってきたわけだが、ええかげんエクスピーに出世せんといかんかな〜と時代遅れなことを考えつつ、いかに出費を抑えるかと、チープな知恵をめぐらせている。

チープ狙いで行くと、ここのところのネットブック景気が中古の相場をデフレートしてくれているのか、3万そこそこでXPにオフィスがついていたりするので、こりゃもう、ハードは捨てるつもりで買ってもいいほどだ(ディスクさえついていればね)。
中途半端な買い物をすると、電脳検事に終身刑を求刑されそうなので、思いっきり安いのを買い叩いてやろうと価格リサーチをしているところへ、ベストカカクから「短波ラジオ、入荷したよ」とメール。

グルンディッヒを買ったとき、台湾モデルも手に入らないか?と問い合わせた僕のメール文面が、しっかり引用されている。
「あなた、欲しと言たじゃないか!?」
といわんばかりに。
まぁ、別に東京の会社がチャイナ訛りになるわけはないんですがね。

証拠を突きつけられては、「これで最後ですよん…」と己に言い聞かせながら、危うくクリクリするところだった。
ワールド無線より1万円安いのが魅力ではあるんですがね、たしかKK-S500もベストカカクで英語版を買ってすぐ後、ワールド無線でも安く扱いはじめたから、この2社はライバル関係にあるのか????

どっちにしても、「壊れたらそれまで」の地雷的スリルを味わうのに、中華デジタルグッズは最適ですな。屈折しているようだが。
めざすはサテライト・ナナハンか?
たいへんだわ、エクスピーも導入せんといかんし。

こんな日でした(日記) | 08:24 | comments(0) | -
オッサンのふんどしをはく乙女


持ち帰りというか、宅配で送られてくる仕事と格闘して、しばらく日光にあたっていない!!
レポートの採点で、どっぷり座敷仕事に漬かっているのだ。
大卒者ばかりだからといって、別に修士論文のレベルを要求するつもりはない。僕は「落とすための試験」はしないことにしているホトケなので(?)、だいたい80点前後のスコアを「おみやげ」に進呈して、平和裏にタスク完了しているのが慣例でありました。

ところが、初めて「こんなもん言語道断!」とダメ出しをせざるを得なないサンプルが現れた。
うわさには聞いている「完コピペ」が提出されたからだ。
現物は、意外にも初お目見えだった。

いくらワープロで打ったって、乙女が書くとは思えない文はいかにもオヤジ文である。
文面の加齢臭(笑)にピンときて、テクストをググってみると、ビンゴ!である。某省、某自治体のサイトからそのままコピペしている。臆面もなく。

これで大学の単位を取り、卒業証書をもらっていたわけか?
本人も本人なら、大学も大学だな。
コピペを見抜けず大甘の点をあげたりするから、本人は「これで、いいのだ!」とバカボンパパみたいな思い込みをしてしまう(いや、バカボンパパは個性的で天才肌で、えらいのだ)。

まだ、学内のレポートや卒論のレベルだと表沙汰になりにくいとしても(だから許されるものではないが)、この調子で業務文書を書いたり公の場で発表したりすると、どこでアップされて剽窃が社会問題になるとも限らない。だから、受理するわけにはいかない。
ひょっとして、「白書はコピーし放題だから、公文書に著作権はない」と飛躍した耳学問でもしたのだろうか…。

もし僕が「書いた労力は評価してあげましょう」なんてニュアンスで合格させると、相手はそのニュアンスを読み取らず「やった!コピペでいいんだ」と学習して、同じことをくりかえしてしまう。
それが社会問題になったとき、事なかれ的にスルーしてきた教育者の責任が、これまたメタ社会問題になるのだ。「こんなインチキを教えた教授は、だれだ!?」と。

まさに僕が今その気分だから、自分がそう見られないよう、偽装レポートはここで打ち止めにしておいてもらいたい・・・といえば、本人のためではなく自分の名誉のためなんですか?と疑われかねないんですが、半分は図星ですな(笑)。
逆に、お互いにとって名誉になることもある。 「やっぱり、大学+αの勉強をしただけのことはある」と評価されることは、本人と教える側の双方にとって勲章になるのだ。

なるほど、「子は親の鑑」やなぁ…と実感するからこそ、文章の作法は、本人の未熟もさることながら、放置して卒業させてきた大学には「未熟」ではすまない大罪が問われると思う。
コピペなんか、受理したらあきませんて。いやほんま。

レポートの書き方だけでなく、「わけがわからなかった社会学が、わかるようになりました」と声をかけてくれる学生もおられる。
それは別に自慢ではなく、ことさらにわかりにくく、難しく、唯我独尊的に講義をやっている社会学のセンセが、「閑閑童率」あたりの大学にもゴロゴロいるだけのことで、僕は普通に「対価に見合ったサービス」をしているにすぎない。

つまり、大学教師が低レベルすぎるわけで、その尻拭いを、卒後教育機関でやっているのだ。
「我が家」の至らぬ点をちゃんと自覚した上で、外の尻拭い機関から僕のようなかんしゃく玉を招いて集中講義をさせる立派な大学も、あることはある。こういうすばらしいミッション校は、倒産せず発展してほしいものだ。

しかしまぁ、コピペは検出ソフトが開発されているから、間もなく自動的に「パクリ度92%」なんて判定がされる時代になるだろうけど、コピペする側はどう裏をかくつもりかな?なんぼなんでも、乙女が「然るに」「これほどさように」なんて書いてあれば、まるで中学生ホステス化粧にも似たバレバレお間抜け表現だからね。すぐ大西ケンジが出てくる、はるな愛みたいなものか?
そこは、椿姫彩菜ぐらいになれば、まぁだまされてあげてもいいか…と、いけない気分になってしまいますがね。
こんな日でした(日記) | 07:16 | comments(2) | -
安全痴態?
 

いやもー、びっくりしたねぇ元祖プッツン女優と、実はセイフティ・ゾーンにいなかった玉ちゃんとの電撃婚
中華メディアでも報じられたりしていて、「四度結婚」を宣戦布告したかのような見出しは、なんだか笑える勇ましさ。
いったい何があったのやら????と憶測が疑惑を、疑惑が驚愕を生んでいる(らしい)。
よりによって、別れた後あんな闇討ちをしかけてくる元カノなんて、おっかなくないのかな?

と考えるのは、小市民かもしれない。
あの二人の場合、別に無理心中をせがまれたような破滅的な壊れ方をしたわけではなく、痴話げんかとSMプレイと露出マニアなだけだから、そんな相手だと納得済みで元のさやに納まるのだとすると、ご立派である。
相討ちは両成敗ってことで、手締めにしようじゃないか…と大人の判断をしたなら、ほんとに大人ですな。

でも、でも、しかし!!である。
泰葉と違って、あのおばさんは最初から変だったからねぇ。
「評価アップ」を狙って、また暴露するドラマのねたづくりのために近づいたとしたら、まんまと「第二幕」制作進行♪てことだったりするのではないですかい?

それに、玉置には印税収入という「安全地帯」があっても(役者としてもいい味があるしね)、石原には何もない。将来を見越して、「被扶養者になっておくのが私の安全地帯(バンド名にこだわります!!)よね」とソロバンをはじいたのかもしれない。

先のことは心配しつつ楽しみにするとして、「波及効果」は期待できるぞ。復縁ブームが起きたりして。
筆頭は、フライデー・チャイナタウンと金髪豚野郎の復縁である。きっとコメントを求められると思うけど。
井戸田と安達有里が「復縁」したりすると、いくら部外者でも心ざわつくものを感じながらも、話題としてはありかな(私とちがうんかい!!と安達祐実の方が突っ込みを入れたりしてね)。

感情的にぶっこわれただけのカップルだと、復縁は不思議ではない。「雨降って痔かたまる」てこともあるから。
ほとぼりが冷めると、「あばたもエクボ」に見えたり、「けんかできただけ幸せだったかも。まちがいを言ってくれるのは彼(彼女)だけだったし…」と回顧したりして、残り火が燃え上がることもあるようだ。僕の両親もそうだったから、あり得る話だとは思う。リアルに。

だから、復縁ドラマは、芸能界に限った話ではなく、これからますます高齢者が増えると、「新しい鯉」か「やりなおす愛」か?は、大きな社会的テーマになるだろうね。
おとっつぁんの年金と退職金を折半して離婚して、結局どっちが勝つのでもなく「二人して貧乏な老後になるだけだった」と気づいた熟年夫婦なんか、いったん離婚してみるのも社会勉強としてはいいだろうけど、目からウロコを落としてやりなおしてみたらどうかいな?と思う。

そんな死と再生(おぉ、ユンギアンみたいですなぁ)ができる二人は、まだ救いがある。
僕は男女交際からして未開拓であるし、近づかないで!生理的にイヤ!この、ケダモノ!!!!と罵倒されて取りつく島もないと、いやはや復縁どころか良縁からしておまへん!
安全地帯すぎる人生も、考えものである。

こんな日でした(日記) | 05:42 | comments(2) | -
ろくろくでもないカメラウィルス


CAMERA magazine 9号を買ってしみじみ鑑賞していると、新製品記事で「フジのブローニー判、限定発売!」を発見。やってくれるやないすか・・・!

6×6と6×7を切り替えるギミックつき!!いまどき蛇腹が粋である。
限定5000台で、ちょっと絶望的に手に入らないだろうから、触れてもいないのにアラさがしをして納得しておくとしましょう。くやしいけど。

6×6は、レンジファインダーが似合っているフォーマットだと思う。フジのGS645のような最軽量の中判でゆったりスナップを撮って歩くのも、優雅でいい。
持ち替えなくていいから、縦横で悩まずスナップ感覚でどんどん撮れる・・・はずだったが、僕はハッセルなんか買ったもんだから後悔している今日このごろではある。中判一眼はスナップ向きではないね。

安かったから損したとは思わんけど、同じ値段(6.8万円)でマキナ67が出ているのを発見してしまった。罪ですねぇ。
こちらも蛇腹だ。弁当箱のような形で、フォルクスワーゲンのように実用一点張りのデザインは、古さを感じさせない。こういうのを1台だけ持って山に登るのが、仙人の域に達した山岳写真家のような感じがする。俗人は交換レンズをゴロゴロ持参してばててしまう。

蛇腹の遮光と距離計の精度だけが心配だが、まぁ見るだけ、あくまでも動作チェックするだけ・・・と言い訳しつつ、手に吸いついてしまったらどうしましょ!!
上北沢暗室職人君なら「掘り出し物じゃないですか」と背中を押してくれるのはわかっていても、一方で確実に非難しそうな予感を漂わせた電脳検事もひかえている(笑)。
このスリルとサスペンスが、禁断の世界なんですけどね。
いやはや困ったなぁ・・・

こんな日でした(日記) | 07:18 | comments(0) | -
Qさま!!


月曜お決まりの中華食堂で晩飯。
神棚の位置にあるTVで(ほんとに神棚を撤去してしまったような場所に見えてしかたない)いつも「水戸黄門」をやっている時間帯で、印籠が出てハハーッ!!がすんだらNHKローカルニュースにチャンネルが替わる…と、我が家の居間TVのようにパターンを読めてしまった。

ところが、ゆうべだけはQさま!!がかかっていた。初めて見るクイズバラエティでありました。
「かしこ対決」の物知りクイズ合戦で、芸能界こんなに東大OG京大OBが多いのか??と感心してしまった。
磯野波平さんのように、京大卒を隠して就職していた声優もおられるが、今は「さっすがー物知り!」と屈折した突っ込み(笑)を入れられる記号として、かしこ芸人は存在している。突っ込みにくい草野仁のような独特なキャラもあるけど。

関西芸人だと、ロザン宇治原なんか、「女心が読めないガリ勉くん」のような汚名を引き受けているようだが、それも「かしこ芸人」が引き受ける宿命にある役回りで、案外いいヒトなのではないですかい?
菅ちゃんと並ぶと、人の悪さが際立つだけで(笑)。

で、Qさま!!をやってみると、算数は半分ぐらいしかできなかったが、社会は10問全部わかったし国語も8割がた正解したぞ。
・・・というのも、ほかの客もおかみさんも一緒になって解いていたせいで、商売そっちのけの店である。ま、閉店1時間前だから、こんなもんか。

「私らね、あほやけど漢字は書けますわ。若い人とちごてね、手紙も書きますやろ」
と自負しているおかみさんに、
「やっぱり僕らパソコン使ってると、あきませんわ〜」
と突っ込みどころを差し出しながら、おあいそ。
「今どきのサラリーマンなんか、えらそうにしててもパソコンばっかりで漢字ろくに書けへんみたいよ」とネタにしてもらってなんぼ、である。

それにしても、矢崎滋も本村弁護士もまぁ、物知りだこと。ガリ勉だ頭でっかちだと揶揄されても、えらいものはえらい。もちろん、お勉強秀才とはちがう頭の回転の速さを感じる伊集院光のような天才もいる。
たぶん同じようなコンテンツを学んだはずなのに、すっと出てくるのがすごい。
凡人との違いは、就職してからも学び続けて頭を回転させているからではないかと思う。東大京大だから、ではなくて、そんな人が勉強を楽しんで、挫折せず没頭して、その結果が東大であったりMITであったりするわけで。

打てば響くように、また打たなくても先攻してくるような貪欲なところもある。
ベタな居酒屋で再会した副学長も、東大法学部→大蔵省→国費留学の秀才で、僕が差し出した年賀状を見て
「神戸税関に赴任したときさぁ、接待がいやになって、逃げ出したことがあったんだよ。それでこじんまりしたフレンチとかスイーツがひっそりと並んでるようなところに逃げるようになってさ。住所、そのあたりじゃないの?」
となつかしんでおられた。
二十代にして税関長や税務署長を務めるような秀才の気分は僕にはさっぱりわからんが、物覚えがいいなぁ…とはすなおに感じる。
それも「遠い目」ではなく目をキラキラさせて。体験したこと、読んだこと聞いたこと話したことを、無駄に捨ててないんですな。

芸能界は学歴で渡って行ける世界ではないと思うが、だからこそ、飛び込む秀才はそれなりにえらいと思う。
失敗を笑える芸にできるかどうかが、自虐秀才ウジハラとして成功する試金石かもしれない。
がんばれカシコ!

こんな日でした(日記) | 15:36 | comments(0) | -
ソックス君のおくりびとは?


とりあえず、日本初アカデミー受賞の「おくりびと」おめでとう!
ついでに、英訳"Departure"にこめられた意味も、勉強になりましたとさ。

納棺師なる職業があるとは知らなかったが(脳幹死の方が聞き慣れていたから、小耳にはさんだとき医療ドラマかと思ったぞ)、あぁこれで葬儀屋の商材がひとつ増えるわけね…と裏読みしてしまった。ここからは、映画評ではなく葬儀屋叩きである(笑)。

つまり、ご遺体の尊厳だ旅立ちだともっともらしい物語をでっちあげても、納棺師は葬儀屋に利益を導く社員ではないんですかい?
納棺師がていねいな死に化粧を行い旅立ちの道添えを致します…といえば、そりゃ「あぁ、おくりびとの、あのモッくんの!アカデミー賞の!」と、不幸なのにウキウキワクワクした家族は、財布のヒモを緩めますって。

納棺がいつから専門職にしかできない神聖な儀式になってきたのか謎だが(依頼する客は昔からいたとは思うが、ケースバイケースで業者が対応してきたのだろう)、6年前の我が父の葬儀は、安っぽいプラスチックのたらいに身ぐるみはがして亡骸を入れ、ホースで水をかけて庭で洗浄をしていた。
喪主はありがたがっていたが、こんな恥ずかしくて荒っぽい作業はないよなーと僕は正視できなかった。

自分が死んだ後のこととはいえ、葬儀屋にこんなことをしてほしいわ〜と願う人がいるのだろうか。
こんなことをされるなら、僕個人としては病院に献体したいね。燃やすなら、その前に徹底的に活用してくれ!と。

もちろん、亡骸の清拭をやりたい身内はやればいいし、身内がやりたくなければ人に頼むのも自由だとしても、これが「葬儀の標準」のようになって行くのは葬儀屋業界のシナリオでしかない。「納棺師を頼まないのは冷たい家族」のような風潮が蔓延して、真綿で圧力をかけられるように依頼人が増えていくと、葬儀業界の思うツボだろう。

闘病で切り刻まれ、やせ衰えてしまったとはいえ、近親者の亡骸は穢れているとは思えない。
何日も座敷に寝かせて弔いをするなら腐敗もしてくるだろうし、事故や火傷で激しく損傷しているときはエンバーミングをして送り出すのも礼儀かな?とも思う。
いずれにせよ、出棺してすぐ焼いてしまうなら、「おくりびと」は身内でやれる人が、やれるだけのことをすればすむことではないだろうか。

ややこしくてナイーブで、だれがすべきかグレーゾーンな仕事というのは多い。「心のケア」や介護も代表例かな。
冠婚葬祭がビジネスになってしまったのは、グレーゾーンを「市場開拓」してきた業界の成果といえるわけで、僕の伯父も炭鉱町の不幸を生活の糧にしていた経営者だから、全否定するわけにはいかない。

けど、故人への尊厳を思うなら、もうちょっと業者依存度は低くしてもいいと思う。
書き割りの設営・解体工事のような味気ない葬祭を「発注」して何十万も払うのも無駄だなぁと思うし、また業者がぼったくり坊主と結託していたりするから、葬祭ビジネスの闇は深い。

結婚式の方は、牧師も神主も抜きのジミ婚が増えているようで、僕も人前婚の「ご本尊」をしたけれど、特につきあいの深い神社や教会がなければ、宗教の代わりに「友情」を儀式の土台にするのもいい風潮かな。
同棲して1年もったのを記念して「同棲開始一周忌」の式典でもやれば、それこそ手堅い挙式ではないかと思うほど。

まぁ、結婚は未来につながることだから、本人同士の責任で儀式をするもしないも勝手にやればいい。後々後ろ指さされたり恨まれたりしかねないから、葬儀の仕切りは難しい(だからが下駄をあずけてしまうカモも多いのね)。
父の喪主は兄だったが、母の喪主は僕になりそうだから、業者に目を光らせておかにゃーと不謹慎なことを思う今日この頃である。
「ふざけるな!なーにが納棺師じゃい」と愚息がひと波乱おこしそうで、それが死んでも死にきれない不安材料かもしれませんな。

ソックス君のご冥福を祈りつつ…


こんな日でした(日記) | 19:03 | comments(0) | -
今夜はしみじみサイキック


終了がささやかれていたサイキックが、正式に終わってしまうようだ。
オリコンの記事によると、裏ネタへの外圧もさることながら、リーマン・ショックで予算が云々・・・と理由づけされているのだが、なんでもかんでもリーマンのせいにするな!と、リアルホームレスもサイキックホームレスもぼやくしかないわな。

もう20年だから、立派な長寿番組だが、今のご時世それが災いしたのかもしれない。
コンプライアンスだリークだと騒がれるようになると、この番組の味が脱色されてしまう。

似たような不気味な気配は、TVの「ムーブ」打ち切りにも感じる。
アークエンジェル騒動や、市バスの空運行、現在進行形だと整骨院の不正請求まで、うなるような斬り口でスクープを公にして、大丈夫やろか?と心配になったほどだ。

まさか、外圧に屈して撤退するわけでもないだろうし、たしか用語問題でミヤテツさんをはずしたあたり、経営上層部の判断が働いて自縛している面もあるのかもしれない。
「不景気のせいで…」なんて外敵をアピールしてごまかそうとする経営者も五万といる中、よそさまの組織悪を暴いてきた放送局も「俺ん家」の経営を透明にすることは苦手らしい。

たしかに、経済の規模全体が縮小しているから、広告収入も伸び悩んでいるのはわかるし、タレントにバカ高いギャラを払うのも(ムーブもサイキックも、それほど高ギャラのタレントは見当たらない)おかしいとは思う。
そもそも、TV、ラジオや新聞というビジネスモデルがもう旧式すぎるんだという指摘もある。

でも、ネットラジオにすんなりスイッチできるかというと、そんなことを進めると、放送事業というのは総崩れになるような気もする。
だって、日本語のコンテンツを消費する客は限られていて、1日24時間も万人に与えられた時間的な上限だ。視聴者×24時間が、放送事業のマーケットにすぎない。

そこに、CSだ地上波だ有線だニコ動だ憂中部だと選択肢が増えても、パイの分け前はどんどん小さくなって、「一人勝ち」する事業者以外は総崩れになりかねない。いくら高齢社会だからといっても、日本人は余暇をTVばかり見て過ごすわけではないのだ。

商業ベースが苦戦して、「一人勝ち」するのが公共性を偽装するNHKだったりするのだが、戦前じゃあるまいし、独裁放送はまずい。
まちがっても、サイキックやムーブはNHKには無理。
連ドラで「混浴露天風呂殺人事件」シリーズでもやってくれれば見直してあげてもいいけど、これも2億%無理でしょうなぁ。

見た聴いた受信した(メディア評) | 23:54 | comments(2) | -
乾杯のち完敗


うーむ無念…乙女のジジころがしに応じてしまった。
僕が生き甲斐にしている乙女セクハラに耐えかねて、何年も絶交されていた相手である。
「テレビ見たんスけど…」が前ふりになって、何年かぶりの電話が入ったのは、ナイトスクープさまさまかな。

「いま神戸で飲んでます!副学長と現代美術家が来てますよ」
てな誘い水にひかれて、えっちらおっちらバスに乗って出撃。
この女装の麗人(エアあややではない)の犠牲者が、
こてこての新開地の居酒屋で、すでにできあがっていた。副学長と握手で再会。

美大を出て社会学の大学院に進んだアーチストと、乙女のハートをつかんで離さない(?)社会学者とは、積もる話が満載だった。
堰を切ったように、現代アートへの疑問や期待がほとばしり出る。

この面々が共有する鍵は、ソーシャル・エステティークである。
「いやー、美しく生きたいっすね」「力より、財より、美の追求!」
と持論をしゃべりまくって、さて共感を得ることができたかどうか、不安ではある。勝手にしゃべっていたような気もするけど。
でも、メールアートの嶋本昭三さんや、金沢21世紀美術館の蓑(元)館長の横顔や裏事情も、アーチストの視点からうかがえたのは収穫だった。嶋本画伯は遠い先輩である。

岡本太郎は偉大だ!
という旗の下で、そうだよなーと一同うなずく。小悪魔だけは、わかっているのかどうか不明。大学院なんぞに行って、ジジころがしには磨きがかかっているようだが。

芸術はロゴスではない、パッションなのだ。既存の価値観をぶっこわす表現に、美が宿るのである。
学問はSMなのである!

それを美と呼ぶか、戯言と呼ぶか、革命になるか・・・は解釈次第だとしても、「革命の小出し」を新年度の仕事にまぶして、福祉界のチェ・ゲバラを輩出するとしよう!と鋭気を養われた飲み会であった。
とりあえず、仕かけ上手な乙女に座布団1枚。

こんな日でした(日記) | 23:40 | comments(10) | -
愛の遺失物


文明の利器バンザイ!マンセー!の気分である。
12月16日のカギ落とし事件を、あっさりあきらめて合い鍵を作っていたのに、ドラマチックに(?)見つかったのだ。

たしか年末の同じころ遺失物法が改定されていて、別にネット検索を促進した法ってわけでもないのだろうが、都道府県警単位の落とし物の検索がweb上でできるようになっていたのだった。ずっと前からあったのかもしれないから、知らなかったので実際に損したわけね。知っていたら合い鍵代がいらなかったから。

日時と品目(鍵>キーケース付きという具合に)でしぼって検索してみると、落としたのと特徴が一致するブツを発見。
文字データだけなので、連絡先の曾根崎警察に電話すると、

「情報としてこっちで上げてますけど、現物はJRで預かってますねん。番号いいましょか?」

てなわけで、まぁこれぐらいのたらい回しはよしとしましょう、JRに電話して特徴を話すと、まさにビンゴ!
いつも僕が乗っている朝の通勤電車で落としたようで、その快速の便を告げると、揺るぎない決め打ちになった。まるで、勘合符にダビンチ・コードにビンゴがスリーセブン!!

さっそく夕方から大阪駅へ飛んで行って、2カ月ぶりの涙の(笑)再会を果たしたのであった。
幸運は続きます。
ついでに、今週おバカにも懲りずに紛失していた革のポーチを検索してもらうと、これまたビンゴ!(いやもう、電車にポトポト持ち物を落とす我が身が情けないっすわ)

今度は、JR社内のネットワークを使っているのか、僕の申告情報と画面をじっくり照合した窓口係が、

「たぶん、これでまちがいないでしょうねぇ。京都駅に保管してありますが。宅急便で送る方法もありますよ」

とのことだった。京都の窓口は時間外になっていたので、電話番号と管理番号をメモ書きして渡してくれた。
人のよさそうな、定年をすぎていそうなおとっつぁんに厚く厚く礼を告げて、85°ぐらいに深いおじぎをして窓口を後にする。

遺失物検索、大成功ですな。
ブラボー警察ネット!ビバ警察ネット(死語)!である。

こういう処理こそ、どんどんネットでやればいいと思う。
もちろん、システムがありがたく機能する前提は、落とし物を届ける人の善意である。
朝の通勤電車で、急いでいるだろうにカギを届けてくれた匿名のサラリーマンかOLか(学生かもしれないが)には、ただただ感謝するしかない。
ありがとう!
僕が財務大臣になったあかつきには、所得税を負けてあげましょう。

お礼に、これから拾得物はどんどん届けてあげるとしましょう。
「捜しものをやめて、踊りませんか」と井上陽水大先生は歌っていたけど、踊ってる場合ではないんですよ、大先生!
「検索してみる場合」ですって。


こんな日でした(日記) | 23:05 | comments(0) | -
なにしろ受信機好きなもので
 

愛川欽也さんが、看板番組の突然終了に憤慨している気持ち・・・わかりますなぁ。
mixiでも、サイキック青年団コミュニティで「終わるかもトピ」がリアルに不気味な予感を感じさせている。えらいこっちゃ…!!

TVだと、こうは行かない。「MCのギャラが高すぎるから降ろされたわけね」で終わり。
別に僕が特別マニヤなのではなく、それほどラジオは感情移入しやすい文化なのだと思う。
話し手の容貌やポジションをどうしても想像しながら聴いてしまうから、聴くのは意外に能動的な行為になる。声とお頼り(これはメールでもOK)の文化は、人の心にしっくり染みてきたのである。不思議ですな。

そのくせ、財務基盤はTVほど潤沢でもないから、まるで薄氷の上でリスナーと対話しているような媒体かもしれない。
「五木寛之の夜」なんか、コアなファンも多い長寿番組だったのに、単独スポンサーだったカネボウが身売りか大リストラかで大揺れになったあおりで突然終わってしまった。
「次のスポンサーは資生堂でも花王でもいいから」と期待しても、そうは行かなかったようで・・・。

そんなコアなファンがついている番組が、『BRUTUS』にズラリ。「なにしろラジオが好きなもので」特集につられて、買ってしもうたではないか。
ハードではなくコンテンツの特集になっているのは、しかたないとはいえ三才ブックスとの違いかな(苦笑)。かたかなで「ラジオ」と書くと、DJとリスナーのなごやかな関係が浮かんでくるのに、「受信機」となると怪しさプンプン(笑)だからね。
やはり、番組にズーム・イン!する方がノーマルなのだ。

でも、福山雅治のオールナイトはともかく、人気番組はたいていローカル密着。そんなAMの宿命も災いして、毒蝮さんの「やい、ババァ!」なんか、なかなか関西では聴けないのが残念。
だったら、全国のローカル番組を聴けるような遠距離受信テクニックを懇切丁寧に図解して、おマニヤDがま社長や珍種コレクターK林君を喜ばせてやってほしかったな。

ともあれ、シルバー向け雑誌でないのにラジオ特集というのは、「懐かしいのに新しい」いいテーマだと思う。
ポッドキャストではない、ダイヤルまわしてチューニング!!てな感覚が、ラジオの耳障りの魅力なんである。ラジオの地デジなんか、しなくていいからな総務省!


読みました(書評) | 18:08 | comments(2) | -
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