solosolo@JUGEM

そろそろ、ゆっくり、こっそり革命!
今夜はBeat It!


エクセルシオールで新聞を読んでいたら、勉強になりましたね。
民主党の支持者が、あそこ連れてけ、ここも見たい、先生よろしく!
と、おねだり三昧だったらしい。
行った先が、キャバクラ
わかりやすいねぇ。勝ち馬に乗ったつもりか?

ごていねいに、毎日新聞は、風営法上のスナックとクラブとキャバクラのちがいを解説してくれていた。
カウンター越しに接客するのがスナック、客と同じフロアで接客すると、風俗営業になるんだそうな。
知らんかった〜。
あのカウンターは、法律の壁を象徴する結界だったわけだ。なるほど!

スナックさえ、僕は同僚の先輩に連れられて1回、スナック渡り鳥(?)の亡父に数回、そして毎日新聞の偉いさんに数回。
どれも健全なスナックで、おねーさんとスキンシップもなく、ただ目まいのする妙な酔いかたをした思い出しかない。これを乗り越えて、栄光のスナック人生のコマを進めるのが、おじさんスゴロクってものなんでしょうな。不肖、まだまだ僕は青二才である。

カウンターを隔てていれば監視の目が厳しい風俗営業にならなくてすむ・・・なら、幅5cmぐらいのそれこそ止まり木そのもののカウンターで、スキンシップし放題の接客をすると、これはスナックなのかクラブになるのだろうか?

民主党が血税でツケを払った「ワイシャツ1枚の女の子が接客する店」というのは(イメクラってことになるんでしょうか)、ネクタイまでしめていたら普通の正装ホステス扱いになるのだろうか。カウンターで見えないところは、何をはいているのか、はいてないのかわかりませんが。
一度、視察に行かなくてはいけませんな。
民主党さん、よろしく。

ぶってぶって姫がアルバイトしていたりして・・・(笑)
そうなると、女王様の館やがな。

こんな日でした(日記) | 22:29 | comments(0) | trackbacks(0)
完全雇用マニュアル


やっと、きのうで正式(?)な夏休みが終わった。
ときどき出勤はしていたものの、レギュラーなシフトは今日から。
さっそく疲れてしまったのは、情けない限りだ。

新しい大学からは、時間割がペラッと送られてきただけで、今週末からの講義の準備はもう、「お任せしてますから」といいたげな自由度を感じる。よくも悪くも。

結局、僕の新クラスのブリーフィングは前日になったけど、大丈夫ですかね?
印刷物はどう発注するか、PC端末を使えるのか、出退勤の管理はどうやっているのか、そもそも賃金いくらなのか(これは僕からのお任せである)わからない点だらけのまま、準備運動をしているのだが、さっぱり「相手」が見えないので、ぬかにクギを打っている感触だ。

このあたりは、何枚もの書類に捺印し、規則に同意させるような人事マニュアルがしっかりできていた方が安心はできる。僕ぐらいの中年になっても。
「悪いようにはしない」と信頼できる経営者にいわれても、それでも僕はマニュアルを求める。
何をやればいいのか、業績に対する報酬はどれぐらいか、べからず集はどうなっているか・・・そんな項目をきちんと明文化して、すれ違いはできるだけ防いだ方がいいと思う。以心伝心など信用したら裏切られること必至ですわい。

ましてや、エントリー(というらしいね、書類応募とか一次接触のことを)の時点で、応募して審査にかけられる条件を明示しない企業は、無責任ですな。
どんな資格を求めるのか、資格は不可欠なのか「あれば尚良し」程度なのか。
女子を本気で採用して戦力にする意思があるのか(あるんだったら、育休は100%取得、託児施設完備になってなければおかしい)。

こと新卒者はどうかといえば、大学生のシューカツが、去年は楽勝だったのに今年は氷河期再来だそうな。お気の毒に。
3年生からセミナーに通いづめだとか、好きなコナも草もやめて勉強に追われているとか、「プログラムされた就職処理工場」の中で青息吐息の学生の姿をみると、今までは同情半分、「それぐらいで泣くな」と叱咤半分だった。個人的には。

このごろ、同情が6割か7割ぐらいに傾いてきている。マニュアル化されてなければ「活動」しようがないのも無理はない。「わかる難題」の方が、「わからない雑題」より格闘しやすいのだ。
ともかくシューカツの作法をおぼえ、叱られかたをおぼえ、職場での立ち回り方をおぼえ、型を身につけるのが、労働者生活へのプラットフォームみたいなもんだ。

そんなマニュアルが、中高年の転職市場にはないし、パート主婦の王道みたいなものもありそうでないし、ましてや出所した前科者のシューカツマニュアルなんて、聞いたことがない。整備すべきだと思うのだが。
フリーターから芸能人から医師・弁護士まで、何千人もの「白い粉の恋人たち」が毎年続々と誕生している。死刑でなければ、遅かれ早かれ、実社会に受け皿(働く場)を用意しなければ、結局は生活保護で税金を輸血しつづけることになるだけ。

学校ごと、病院ごと、福祉施設ごと、ハローワークごとに、いろいろなプログラムは用意してはいても、どの「網」にもかからない(中退したとか卒後何十年もたってしまったとか社会保険に入ってないとか)、けど働きたい人たちをちゃんと仕事につなぐマニュアルは、行政府がしっかり整備すべきだろう。それがユニバーサル・サービスになるわけで。
民間に規制緩和して丸投げするから、現代の奴隷売買のような使い捨てが横行するんでしょうに。

こと雇用政策の部分は、共産党にやらせてみて、失業率が半減でもすれば、ネットカフェ難民も派遣村の村民も、「真っ赤」になって喜ぶと思いますがね(笑)。
白い粉の恋人たちは、赤く染まるだろうか?

こんな日でした(日記) | 22:13 | comments(2) | trackbacks(0)
祝!自転車党


谷垣禎一総裁、おめでとう!痔民党には投票しなかったけど(京都5区に住んでいたら谷垣さんに入れていたかも)。
野党になって選ばれた出直し総裁がロードレーサーとは、なかなか象徴的な自転車革命ですな。チャリどころではない政界なんだろうけど。

河野さんもパワフルで悪くない兄貴だが、あまり世代交代ばかり叫びすぎると、郵政民営化だけ叫んで国を攪乱した純ちゃんのワンフレーズ政治の轍を踏むところだった。コトはそう簡単に割り切れるものではない。

そりゃシンキロウ元首相とタイゾー君みたいなのと、どっちがいいか?と究極の選択をさせられると、困ることは困る。松あきらと福田衣里子のどっちが信用できるか・・・もっと困る。
ゆかりと聖子は、僕の中では永遠の愛人問題だ(笑)。

「ジジババ引退!!」とアジれば、尻の青い坊ちゃんお嬢ちゃんのカタルシスにはなるだろうが、ベテランの知恵を巧みに吸収して、実力に変換できてこそなんぼではないのかな。
ただゲーム感覚の下克上をやったって、現実に高齢者22%の高齢日本をどうするの?また後期高齢者医療制度みたいな発想が別のところで出てくるおっかなさもあるぞ。

その意味で、64歳には見えないベテランは「こう老いるべし」と、いい手本になってくれればいい。
政権政党ではない党のトップが代わったからといって、自転車に明るい未来がやってくるとは絶対いえないのは確かだが、自転車道路族みたいなキッチュな族議員が出てこないもんですかね(橋本聖子は何やってるんだろう?)

片山右京やランス・アームストロングのような大臣がネクスト・キャビネットに勢ぞろいして、「私たち、公用車は自分でこいでます。医療費ゼロ!」と自慢すると、社会保障の未来は明るいよ。
自転車スケールの国土計画、都市計画をすると、辺鄙なニュータウンは造成中止にできるし、ムダな高速道路はいらないし、遠出には輪行用の鉄道が見直される。「八方よし」である。

ゆうべ、自転車男と山女とで居酒屋ヨタ話ではあるけど谷垣さん応援ヨタ話をしていたのだが、首都高や阪神高速だけ自転車専用道路にする私案には、浅く浅く(笑)うなずいてくれた。
奇天烈なようで、メリットは多いよ。
都心の空気はきれいになる。チャリダーの増加で都市住民は健康になる。無駄な買い物もしなくなる。
どうです谷垣総裁!

と進言しても、まぁ野党といっても1億人の経済大国の政治だから、ブータンのようにのどかな国づくりは難しいかな。
神戸あたりをモデル地区にして、自転車と神戸電鉄だけで都市(も郊外も)交通はまかなえることを証明できないものだろうか。

政治 | 15:54 | comments(0) | trackbacks(0)
イラサイマセ外資系国内便 


ほとんど関空を見限るかのような、JALの再建のための路線縮小に対して、トオルちゃん知事が、吠えた。
「ジャルアナを過度に保護しないで、外資系に国際路線を飛んでもらっていいんじゃないすか」と。

これはこれで正論なのだが、てっちゃん大臣が「JALをつぶしてしまうと、ANA一社になって競争がなくなり、独禁法にも抵触する」と述べている原則論と、次のバトルが始まりそうだ。
「空港は関空だけにしぼって、伊丹は廃止!」とゴリ押ししようとしているトオルちゃんは、空港間の競争はさせないのだろうか。

今すでに東京大阪間のエアラインは新幹線に負け気味だし(リニアができればどうするの?)、九州新幹線と山陽新幹線がつながると、西日本のエアラインは少なからず客を奪われるだろう。そちらは伊丹や神戸の不安材料だろうが、いずれにせよ国内の航空路線は大幅なリストラが避けられない。

離島には、「国道」扱いとして国営エアラインを飛ばすぐらいのことをしてもいいと思う。痔民党の発想だと、鹿児島〜奄美〜沖縄を橋でつないで(ギョギョッ!!)ゼネコンを狂喜乱舞させることになりかねないからね。
民間エアラインがやると、採算割れになるに決まっているんだから。

そのかわり、関空〜千歳とか、関空〜仙台とか、そのあたりの路線にはどんどん外資に参入してもらえばいい。乗務員のおねーさんもいらない。思い切った経費削減をして(セキュリティはしっかりやってもらって)、新幹線から客を奪うぐらいの着合いでがんばってほしい。

空路だと、物理的な参入の自由度は高いから、おそらくアジア各国のエアラインは九州以西をおさえ、アエロフロートは北日本をおさえ、大韓航空は壱岐便、対馬便、長崎便をがっちりおさえてしまうかもしれない。

空の「開国」は、近いうちに実現するだろうから、むしろ僕は、デルタ航空顔をしているトオルちゃん知事より、鉄道顔をした前原さんに期待したい。
JRがどんどん廃止しているブルトレ路線に、外資参入を許可していただくのである。これ、名案ではないかな?

もちろん、日本規格にアレンジしてもらって、アムトラックでもオリエント急行でもカナディアン号でも大歓迎。JRは線路使用料ぐらい取ればいい。減価償却した方が債務も返済できるんだから。

高速無料化でマイカー旅行が安くなったからといっても、どこまでも窮屈な同じ車体で(当たり前か)、前のクルマの排気ガスを吸いつづけて旅するより、大阪〜青森はコースト・スターライト号、札幌まではユーロスター、根室まで超オリエント号・・・と乗り継ぐ楽しみなんてのがあればいい。

線路の保守はピカイチでダイヤも正確、せまいのに風土が多様で、駅弁もあるでよー!
医療崩壊とか聞くけど、どこで急病になっても10分以内に無料の救急車が来て、何十箇所も病院巡りができてワンダフル♪…とかね。

ステラン・ダニエルソンおじさんのような伝道師が宣伝しまくってくれると、世界のテツがJRパスを買って乗りに来るね。もう、日本人が乗れないほど(笑)。
ゆとり教育をやめて詰め込みに戻ろうとしている「焼酎孝行」は、修学旅行にも夜行列車を最大限活用すれば、土日でおさまる。金曜日の6時間目が終わって出発進行、月曜朝着でヘロヘロで授業再開できます。ワハハハハハハ

鉄道再編はちょっと難事業だが、エアラインの外資参入で魅力が出てくると、次は鉄道、船、バスでやってみれば?と国民の期待は高まる。バス停の字が読める中国系バス公司なんか、有利ではないですかい?
ゆくゆくは、医療職の解禁まで考えられる市場開放を熱く期待する僕は、決して小泉・竹中派ではないつもりだが、ごもっともな面は前向きに検討して、ダメな日本企業には撤退していただきたい気もする。
貸さないわ、税金は払わないわ、手数料は高いわの銀行なんて、1つや2つ、見せしめにつぶしてみればいいのだ。

うーん…やけくそになってしまった。
八ツ場ダムおねだり運動を哂えませんな(苦笑)。

政治 | 16:14 | comments(0) | trackbacks(0)
Naganohara Medical Villege


うつらうつらと「朝生」を見て、寝たり起きたりしてリアルな夢を2本見ることができた(得したのか?)。
夢うつつはともかく、だれなのかはっきり憶えていないが、たしか民主党側だったと思う。八ツ場ダム地元の建設要求に対して、「国民の犠牲の上に、地元を救うわけにはいかない」と反論していた。

すごいね。政治家としては、なかなかいえない地元批判だ。
たとえ住民エゴのように見えても、それはエゴだといえない立場が政治家だから。
「あなたたちの要求をかなえるために、何千億円の血税を長野原町に注ぎこむわけにはいかないのだ」
という至極もっともな正論に対して、話し合いボイコットという姿勢は、どんなものかね?

地元だって、別にダムマニヤでないはずだから、そんなにダムがほしくてほしくてたまらないわけではないと思う。
ダムができる前提で、地元に仕事が降って湧き、引っ越した先で商売繁盛することを期待していたはずだから、そのために犠牲にしたものが報われないことに納得できないわけでしょう。

ダム予定地に戻りたい住民には土地を返し、いま補償金で建てた家もそのまま所有できる・・・という決着で満足する住民はいそうにないから、ダムに代わる生活再建事業を提案したらどうかと思う。

たとえば、巨大メディカルセンターとかね。
風光明媚な場所だから、薬物依存症からの復帰施設とか、サナトリウム的な機能を強化して。
もちろん全科24時間対応して、NICUから緩和ケアまで備え、全国から入院患者がやってくる。

医科大学、看護大学も全寮制で併設。全スタッフも長野原町に住んでもらって、そのかわり待遇はばっちり保証する、と。
これで、町民も国民も共に利用できる、すばらしい財産になることは確実だ(ダムとどっちがいい?)。

わが町名物がダムとか原発だけ、という弱小自治体は多いが、日本一の病院がある!となると、立派な町の自慢になると思う。
これなら、公共投資しても国民に還元されるから、「自民党のばらまき饅頭」でしかないダムよりはるかに公共性が高い。病院が無理なら、定員1万人ぐらいの巨大特養(笑)でもいい。

こんな代案を、民主党と長野原町の間に立って提案できないもんですかね、仏教会も日本基督教団も天理教会もPL教団も。
まぁ、ヨルダン川みたいな紛争の地になっては困るけど。


政治 | 22:05 | comments(2) | trackbacks(0)
Netwalker試しいじり


物欲ホルモン噴出のネットウォーカーが出ていたので、買いそうなオーラをふりまきつつ(だったのか?)いじくってきた。ものの数分で、店員が「今ならイーモバイル端末とセット予約を受け付けておりまして・・・」とセールスしに来た。

あのなぁ・・・発売前で、カタログもくれない端末を、なんで予約しまんねん!
まず触って、カタログを穴があくまで見て、レビューを調べまくって、ようやく購入の運びになるってもんです。
なぁ店員くん、君は初めて触る新発売のマシンを、5分で予約するかい?
と、次またアホセールスしに来たら説教してやろう。

期待度大のネットウォーカーでも、対応する通信端末さえ不透明だから、果たして名前倒れにならないマシンになるかどうかは不安だ。なにしろOSはUbuntoだから。

工人舎のライバル端末PMと隣り合わせで置いてあるもんだから、比較はしやすかった。
PMの方はXPで動くので、ソフトも通信も印刷も基本OK。
ただ、SSDで省エネ高速化を追求といっても、再起動させてみると案の定「フツーのパソコン」なみに遅い。こんな速度(遅度?)では、PDA代わりになんか絶対ならない。
この点では、3秒で起動するネットウォーカーの方が、さすがにPDAメーカーの面目躍如だ。

どちらもそっくりな外見で、大きめの電子辞書と同じぐらいのサイズなので、背広のポケットには入るが、胸ポケットにはきつい、微妙なサイズである。
そもそも、どういうシーンでの使われ方を想定したのかわからんが、机においてタイプするには小さすぎるキーボード、両手に持って歩きながらタイプするには、親指の移動が広すぎて、中途半端なキー間隔なのだ。

両手親指タイピングにはザウルスが絶妙に使い勝手がよくて、さすが長年の研究で落ち着いた親指タイピングのスタンダードといっていい。
だから、できればザウルス・サイズを踏襲してほしかったなーと悔やみつつも、前向きに買い控えているところではある。ザウとの腐れ縁は、もうしばらく続きそうだ。

すでに優秀なPDAがあるのに、なぜ買い替えホルモンが出ているかといえば、通信の不便さゆえ。
一応ウィルコムのカードを使っているのだが、トロくてトロくて・・・FOMAカードやUSBイーモバイルが使えない上に、おそらくシャープは今後も対応させる予定のない開発ストップ状態。

泣きっ面にハチで、ウィルコムの経営危機を慌ただしく伝える報道には、「コムマニヤは守ってもらえるのか?」と心配させられる。
事業再生が成功するのか、どこかに身売りすることになるのかは、何ともわからない。
PHSはエコでいい通信規格なのにね・・・
さすがに、3Gケータイには完敗したようで、しかたないといえばしかたない。

この期に及んで、ウィルコムの機種変更をしようとしている僕は、ズレたやつだと笑われそうだが、まぁいざとなればドコモも併用しているし、「コムおじさん」で行けるところまで行ってるとしましょう。
070のまま携帯に移行できればいいんですがねぇ。

こんな日でした(日記) | 21:23 | comments(0) | trackbacks(0)
袋井うまいもんツアー後篇


なんといっても、GWより大盛況だった(らしい)SWだから、渋滞だけが心配だった。
静岡を夕方に出て、ラッシュアワーの東名高速なんて、自殺行為ではないか???ラジオからは、案の定あちこち糞づまりの高速情報が流れてくるし。
と用心して、ぶっ通し運転士クンは「ほな、下で行きますか〜」と決断。

これが吉と出た。
1号線もバイパスもいい道で、高速道路の気分で快走(あくまでも気分!!であるからして、巡航速度を抑えつつ)。さすが日本の大動脈、選択肢がちゃんと機能しているのだ。

静岡みやげのカーナビに惚れこんで、きめこまかな美声の案内にヤロー二人で萌えていたのも、気晴らしになりましたな。
「この先300mの側道を、左です」に始まり、
「間もなく100mで左折です」と切迫感を演出する。

無視して直進すると、直前10mぐらいで
「左です」
とポツリ言い残して、その後数十分は沈黙なさる。
だんだん簡潔になって行くアナウンスが、いじましい。そして最期の寂しげな「左です」が、なんとも哀愁をそそるのである(笑)。

まー最新のナビは皆こんなものかもしれないが、なにせカーナビもETCも未装備の戦艦大和号だから、いちいちおもしろがりながら、静岡県内は順調に抜けた。
名古屋と京都の間は鬼門がいくつかあるから、どうにかここをパスしようと、伊勢湾岸道路というのを探して、岡崎あたりで少し迷いつつ、順調に四日市方面へカーブして行けた。

ちょうど名古屋を北に巻くように走っている東名に対して、グイッと海沿いをバイパスして名神に合流するのが伊勢湾岸道なんですな。
名古屋版のベイブイッジのような線を狙っているのか、長島スパーランドの夜景もきれいだし(ヤロー二人で眺めてどうする)。

名神に合流すると、さすがに草津、大津あたりでトロトロ運転になったものの、京都南をすぎると大阪まではリニア高速道路だ(笑)。
途中、夕食休憩もはさんで、無事1時すぎには神戸に送り届けてもらった。静岡駅から、実質6時間ほどのドライブだっただろうか。

任務に忠実な運転士君と、ヤロー二人の心をわしづかみにする(笑)ボイスナビのおかげで、連休中の東海道ドライブもほとんど渋滞に遭わずにすんだのは、ほんと幸運だった。

それでも、あちこちで何十kmもの数珠つなぎのニュースを聞くと、「高速無料化って、だいじょぶなんすかねー」と戦艦大和君も心配する。無料化でETCいらずになるのをあてにして取りつけていないクチなのだが、期待と不安がないまぜになっている様子。無理もない。
場合によっては、国道や地方道路の情報をこまめに仕入れながら行った方が、数珠つなぎ高速より高速だったりするかもしれないが、それも運転手には面倒な作業だろう。

レジャー客なら、覚悟の上で疲れるだけですむけど、高速バスなんか、高速でないのに高速バス料金を取ると、客離れのリスクもある(すでに九州のJRバスが無料化政策にクレームをつけている)。高速バスの存在意義も揺らいでくる。ただ長距離バスというだけ。

いや、時刻表には、たしか今でも「長距離バス」のダイヤが書かれていて、国民のイメージで勝手に「高速バス」と思い込んでいるだったのかもしれない。
鉄道と違って、バスは速さを保証するわけにはいかないから。

それなら、少しスローでもいいから、安全で楽な移動手段に少々金をかける道を前向きに考えてもいいでしょうに・・・と、僕はしみじみブルートレインとフェリーに同情してしまう。
JRと船会社は、同じ距離のガソリン代とトントンの料金設定を考えて、差額は国が補助すればいいのではないだろうか。それが、環境に配慮したモーダル・シフトというものでしょうよ。

旅してきました | 22:10 | comments(0) | trackbacks(0)
袋井うまいもんツアー


まるまる二日、濃厚な社会見学に浸ってきた。
月曜の夜明けとともに「送迎車」戦艦大和号で神戸を出て、名神〜東名を静岡まで劇走、袋井ICで女子特攻隊員と合流する。ターゲットは999も走ったばかりの大井川鉄道。

というプランだったが、なにぶん連休ど真ん中。高速激安で渋滞は必至だし、おまけに送迎車にETCがついとらん!(笑)
そこは、ワリカンで負担すればいいとして、渋滞だけが心配の種だった。

幸い、ほとんどつかえずに6時間ほどで静岡に到着。
ここまで来たら、やっぱり浜名湖のウナギでしょう!!

と、地元の隠れ家的なウナギ専門店(さぬきうどんの製麺所のようなたたずまい)で、極上のウナ重をいただいてスタミナ補給。この後、戦艦大和タケイ機関長の御学友が家族でやっているクラウンメロンの農園を「社会見学」させてもらった。

精魂と科学的な品質管理に感心し、おまけにその手塩にかけた産物を手土産にいただいて恐縮してしまう。
こちらとしては神戸ビーフ1頭分でもお返しにと思ったのだが、車に乗らなかったので、ユーハイム本家のバウムクーヘンを置いてきた。

夜は、いつもの居酒屋トリオなので、地元の店に出撃して、「居酒屋メニュー風アレンジ」の富士宮焼きそば、静岡おでんをあてにハイペースで飲む食う飲む食う・・・
濃い口だし汁の静岡おでんは、関西風の薄味より断然いける。ぜひ、関西進出を果たしてほしい。

地元の観光をコーディネートしてくれたミスターメロンと二軒目で合流し、鉄道を熱く語る袋井の夜は更けて、日付が変わってしまう(月曜火曜の日記は、旅行に備えた「蔵出し」で、旅先で酔っ払いながら政治を熱く語ったわけではない)。

このミスターメロン鈴木青年も、18きっぷビンボー旅行の洗礼は受けていたたくましい青年なので、鉄道部の戦力になってくれそうな期待は感じる(うーん、ただ住所が東海道本線沿いに散らばっていて、集結が大変ですな)。

ホテルに朝帰りしたその火曜日は、大井川鉄道を攻める作戦決行日、Dデーである。
指定席の手配からタイムスケジュールまで、戦艦大和君におまかせしていたので、僕は時刻表も持たず、ただ案内されてついて行きSLに乗って帰ってくるだけ。
もちろん、乗車するのは客車に…であって、SLに牽引される感触を楽しむのがSL旅行の風情である。

十代まではSLを関西近郊で見ていた僕でも、C11は初乗車だった。
義兄が北海道で運転していたD51の運転台には、遊びに行ったときコッソリ乗せてもらったことがある程度で、ふだん通学の足になっていたわけではない。

ちょうどそんな世代のパパたち、伝説のように見ているテツ青年、客として乗り慣れた高齢者、ただただ「素朴にすごい」乗り物としてはしゃいでいる子供たち・・・
と、いろいろな想いを客の数だけ乗せて走る鉄路の音を聞いていると、鉄道空間を分かち合う醍醐味なんですな〜〜〜と、しみじみしたいのに、まぁ車内は阿鼻叫喚であった(笑)。

みやげもののハーモニカを買ってもらって、ずっとピープーパープー吹いている子供あり、注意するどころか「お手本」を見せるおとっつぁんあり、それに輪をかけて模範演技をする案内嬢あり(笑)と、ノスタルジーだの物思いだのにふける汽車旅なんか、決してさせてくれない活気(?)が満載なのであった。
これはもう、お祭り列車と思うことにしましょ、と開き直るのが観光鉄道の覚悟ってやつですかね。

客車なんかは、うまく補修して天然レトロ風味を出しているし、灰皿までそのままでも、いちおう車内禁煙はアナウンスされているので、いたって21世紀的なSL列車にはなっている。
トンネルに入るたびにススで車内が真っ黒!!になるわけでもない。これなら、悪いイメージを持たれることはないかもしれない。

「ぜひ、次は雪景色の中のSLですなー」
と期待しつつ、新金谷駅でメイン・ミッションは無事終了。
この後、連休帰りのラッシュを覚悟して関西に戻る長旅と、しみじみ考えさせられたことは、また明日。


旅してきました | 17:12 | comments(4) | trackbacks(0)
とまりません公共工事機関車!!


新政権がいきなりぶちあげた「予算の執行停止」が、意外に猛反発。
ダムができるのだ決定だと札ビラで頬をひっぱたれて、住み慣れた土地を追われた住民は、無駄なダムが中止になって喜んでいるとは限らないのが現実のようだ。なにしろ、半世紀もたって、ようやく移転先の暮らしも「世代交代」してなじんでしまったわけで。

祖父母の代には反対運動が盛り上がったとしても、孫の世代にしてみれば「今が現実」だから、原理原則(ダム建設の大義名分)にもとづいてダム中止!といっても、元に戻るコストは大変だ。実際、元に戻って生活再建し直せなんて、いえることではない。

歳月のかかる公共工事が既成事実になってしまう怖さは、八ツ場ダムに限った話ではない。
関西空港も、たしか建設計画の時点では伊丹空港廃止を前提にしていたはずが、いまの現実は「伊丹が便利」で、関空から客足は遠のくわ、エアラインは撤退するわで、トオルちゃんは躍起になっている。いったい、どうするの?

まさか関空を白紙撤回して、海に戻すわけにはいかないから、3空港の共存共栄とかなんとか、行き当たりばったりの苦しい大義名分づくりに追われているわけだ、近畿の首長さんたちは。
ここをうまく収拾しないと、道州制で関西をまとめるなんて、もっと無理な話に見えてくる。

四国とか山陰だと、道州制のメリットもあるかもしれないが、そもそも関西には政令指定市が4つあって、都道府県と同格に霞ヶ関に物申せる立場である。なにも「州政府」をはさんで中央政府と交付金交渉なんかする必要はないのだ。

空港問題をまとめようとすれば、「州政府」になりたくてしかたない大阪が、「関空がハブ、神戸はコミューター」と割り振って、伊丹は廃止となるのかもしれない。
それでも、神戸からすると関空は遠すぎる。おまけに関空からの国際線は減る一方。それなら、神戸から成田へ飛んで、そこから世界へ…と考えるか、神戸〜仁川かチャンギという路線ができてしまうかもしれない。
景気のゆくえも、JALの経営もどうなるかわからないから、うんと先の話か、劇的に変わるかは、なんともいえない。

ありえない話ではあるが、伊丹に再び国際線が就航すれば、これは繁盛することうけあい。なにしろ、減価償却は終わっているはずだから、着陸料は安い。高い連絡道路も盲腸のような鉄道もいらない。既存のアクセスをそのまま使えて、もちろん大都心にうんと近い。新大阪駅と電車で直結すると、成田も真っ青の超便利空港になる。

もちろん、騒音に悩まされてきた住民にとっては、伊丹がなくなって関空に一本化されるのが悲願だっただろうから、いまさら住宅密集地の上にジャンボ機やエアバスを飛ばすのは非現実的だとは思う。いや、ありえない「昔回帰」だろう。

ダム建設の跡地とは比較にならないほど、巨万の利権がからんだ伊丹空港用地をどうするかは、前例がないほど難しい空港政策になる。
人口も減っているから、住宅地にしても完売は無理だろうし、ただの緑地にするのも貧困な発想だ。自衛隊の伊丹駐屯地にそっくりくれてやって、巨大な空自専用空港にすれば、マニヤは喜ぶかもしれないが(笑)・・・うーん難しい。

ダム工事の「ふりだしにもどる」を鮮やかにやってみせて、古い空港の処理に応用できるかどうか・・・痔民党もやれなかった(こじれさせたといえるかもしれない)ことを、ビギナーズ民酒党は、どう処理するのだろうか。
伊丹つぶしに命をかけているトオルちゃんも、「関西の首都」意識も、一筋縄ではいかない難物だからね…。

政治 | 08:06 | comments(4) | trackbacks(0)
支援費は敵の本丸か?


公共工事につづいて、これはとりあえず喝采を浴びているのが、後期高齢者医療制度と支援費制度の廃止
福祉現場で働く方々からは避難轟々の悪法だったようだが、「政権が変わって、廃止決定」を、鬼の首を取ったように喜ぶのも近視眼的だ。

「悪法も法」だから従うべしというつもりはない。
ただ、シロかクロかで解決できる問題でもない。「支援費を廃止して高福祉社会が実現する」のがわかっていたら、いくらカップラーメンの値段すら知らないような「あ、そう」内閣だからといっても、とっくにそうしていただろう。法案修正は進めていたようだが。

限られた歳出をどう配分するかは、陣取り合戦のような面があるし、「これで福祉予算が増えるぞ職員の給料もアップするぞ」とはいかない。
たとえば、こども手当てのシワ寄せは子なし専業主婦世帯に行くように。すでに、国税と地方税の割合が変わって、地方税をベースにした保険料率が実質引き上げになっている面もあるから、ただ目先の予算がかさ上げされたからといっても、よそで負担が増えることも充分ありうるわけだ。

そもそも論でいうと、介護保険も地方の社会保障予算も、給付抑制しないと際限なく出血し続ける窮状があったからこそ止血措置を講じるわけで、給付と効果を秤にかけて考えるのは財政の常識。
もちろん、事業単独では赤字になる例がほとんどだから、こういう制度があってサービスがあって、施設と要員がそろっていることが、地域社会にとっていかに安心できる資源になっているか?・・・が問われなくてはいけない。
…って、そんなことは、痔民党政権だって百も承知の上で、強行可決をしたわけだ。

なにも、現場から無理難題な補助金、助成金の請求が殺到して、国家財政を破綻させるような危機に見舞われたわけではないだろう(と思いたい)。
想像するに、いや直接それぞれの現場で身を粉にして献身的に仕事をしている福祉職の方々の声からも、本当に「実質時給500円」のような労働条件で拘束されている現実も聞いたりする。

それはそれで、(その現場だけ見ると)大変な状況だろうと思う。ワーキングプアが構造化してしまっている。敷衍させて考えると、介護職もそうだし、新米弁護士にも、勤務医にもいえることかもしれない(弁護士は、ビギナーが余り熟練者が不足するいびつな需給構造だから、ちょっと異質なのだが)。

専門職の人件費にはもっと福祉予算が配分されていいと僕は思うのだが、上限があるならあるで、勤務時間を減らして、労働単価を上げてもいいと思う(でも、サービス残業も喜んでやってしまう人柄が多いからなぁ…)。
福祉職は、当事者の家族でも恋人でもないのである。これが看護師や保育士や勤務医だと、立場をわきまえていて、線引きはなさっている(というか、長年かけて獲得してきた運動の歴史がある)。

ところが、福祉の村には擬似家族のような組織をつくっている現場もあって、「24時間、あなたのために」と身を捧げているスタッフもおられるようだ。倒れるスタッフ、病んで当事者と化してしまうPSWの噂も、会うたびに耳に入る。そりゃ無理しすぎてますって。

だからすぐ、手抜きをしましょう息抜きに励みましょうと無責任なアジテーションをするわけにはいかない。24時間対応の包括支援のおかげで、不安が緩和されている現実は、身内で経験していることでもあるし。

でも、余裕をもってほしいよねーとしみじみ思う。
どこかの弁護士会の副会長が覚醒剤でつかまったが、薬物依存になっている福祉職の噂を聞くと、「あと一歩」な気もする。自分の身も心も犠牲にして滅私奉公するのは、尊いかもしれないが、倒れてしまえば元も子もない。その意味で、「まず我が身、余裕があれば人助け」でいいのではないですかい?
共倒れだけは避けないとね。

もし予算配分に余裕ができれば、ファンドを設立して運用して増やす(笑)なんて手も、ありだと思う。
それでもうかるなら、とっくに企業が動いているだろうけど、経済の世界と福祉の世界が、まるで別世界になってしまっているのが、成長の足かせにもなっているのではないだろうか。

・・・おっと、竹中平蔵みたいなことをぬかすか売国奴!!(笑)と責められそうだが、前政権の発想を完全否定すると、水と一緒に赤子も…みたいなことになりかねない。
佐渡へ佐渡へと一斉になびいて行く日本人の集団心理を揶揄しながら、研究会で語ってくれた加藤周一さんの肉声を思い出す。
支援費の根拠は何だったのか、その根底にあった問題は政権が変わっただけで解消したのか、冷静に考えないと、「再出血」は止まりませんぞ。

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