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そろそろ、ゆっくり、こっそり革命!
古代への旅


トロイカ態勢(政治団体ではないので体制とは書かない)でやってきたバイオエシックスの読書会の一角がこの世を去って、会は自然消滅。まだ4ヶ月しかたっていないのに、猛暑をはさんだせいか、遠い過去の話と感じるのは不思議だ。

事務局長さんは史学科ご出身なので、前から考古学や日本近代史の文献を題材に、大学のゼミなみのハイレベルな要約発表をされることがあった。
発表とディスカッションの場は、病院図書室、関連会社の事務所、公民館と転々としたあげく消えてしまったわけだが、「知の現場」はモバイル化(?)して行くようで、少し楽しみな方向が見えてきた。

前々から邪馬台国論争にも興味を持っておられた事務局長さんが古墳めぐりを企画され、のってみることにしたのだ。
「教科書」を送っていただき、企画書は何度も練り直され、ずいぶん気合いが入っている。
とりあえず第1回目は、地元の五色塚古墳に来週案内していただくことが決まった。一人では足が向かなかったから、いい機会になりそうだ。

古墳をはじめとする埋蔵文化は、歴史学と考古学にまたがる学際領域だから、本来おもしろいはずなのに、通俗的にはカビくさいイメージもあって、僕も恥ずかしながら通俗なイメージしかなかった。
そのくせ、アレクサンドリアという古代インテリジェンス都市には興味津々なのだが、邪馬台国論争などについては「どっちでもよかろ?」「同時に繁栄してたかも?」と醒めた気持ちで傍観していた。

僕はあまり政治権力のドラマチックな栄枯盛衰には興味がない。
君主なり国家なりが、どんな体制でインテリジェンスを高めてきたか、また葬ってきたか、知識社会学のメガネで歴史を斬ってみるのがおもしろい。

その意味で、異民族融和政策をとったヘレニズム時代あたりのアレクサンドリアという学術都市のありかたは現代・未来に示唆を投射しつづけていると思うし、英仏独なんかがヒヨコの時代、イスラムの合理主義が最先端の科学・医学を生んでいたことも、偏見のメガネをはずして見てみればわかる。
世界史的にみても、魔女狩りや動物裁判、焚書坑儒や文化大革命のような愚かな盲信は、過去の話のように笑っている現代人は、22世紀になって笑われる対象になるかもしれない。

いま、デジタル教科書だクラウドだと、行政も経済も教育もなびいていて、それはそれで僕自身も「便利で重宝」しているのも確かだが、このブログも含めて、まぁ孫の代まで、サーバーやディスクやシリコンデバイスが残っているかどうか。
いったんプリントアウトすれば残る可能性は高い。現物とデータを巧みに再編集して、アレクサンドリア図書館化する発想で。

木簡やロゼッタストーンのように、後世の人々が血まなこになって読み解こうとしてくれるメディアとして、何が勝ち残るのだろうか。
ぼんやりと、そんな空想もしながら、デジタル教科書については別の機会に考えてみたい。




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こんな日でした(日記) | 15:00 | comments(2) | trackbacks(0)
ロープ!タオル!


電波利用料の納付をつい忘れていたら、督促状が届いて、払わんと差し押さえるぞ!と脅かしてきた。納付期限は過ぎてしまっとる。
たった300円で口座が凍結されるのもいかがなもんか??と苦々しい思いで総務省に電話して「お助け下さいましお代官さまー!!」と訴えてみると、とりあえずロープに手が届いた。

「延滞金が発生しないので、期限後でもけっこうですよ。電子納付もありますし」
と近畿総合通信局。
郵便局ATMのペイジー(PayEasy)という機能で決済できるらしい。
16ケタの納付番号やら、確認番号やら収納機関番号やらを聞いた通りにメモってATMへ。
あっけなく完了。やれやれ、命拾い。
それなら、最初から請求書に書いてくれんかい!

たしか、この税制ができた当時は年500円かかっていたのが、どんな事情か300円に値下げされていて、負担が軽くなっているのは確か。それならもう、5年有効の免許の申請料金に一体化してしまった方がややこしくないのでは?とも思うのだが、額が変動する可能性があって、別立てになっているのだろうか。

無線局の免許など、業務局や放送局、ケータイキャリアを相手にする方が主力業務になっているはずだから、アマチュア局に目くじら立てるほどのヒマな役所仕事はなくなっているはずだ。
そもそも、監督官庁の「郵政省」がなくなっとるし、電波監理局という名のいかめしい組織も総務省には引き継がれていない。

神戸の辺境の田園地帯に、巨大なアンテナ群を張り巡らせた電波監視施設があった時代に、親父ドライブで通りかかった僕は「電監」こと電波監理局の名前を聞いて、たぶん初めて記憶した役所の名前だったと思う。夕暮れの野原にそびえるアンテナ群は、それはそれは諜報機関のような威容を感じたものだ。
実際、違法無線も盛んで、探査して摘発するためにアンテナを積んだ業務用車両も走り回っていた時代だ。

そうした取り締まりの費用がかかることが、電波利用料が導入される際の名目になっていて、なんとなく納得はしたのだが、すでに電波利用料導入時には素人の無線熱は急降下していて、無法地帯であったトラック野郎のハイパワー無線は、いまその周波数帯を聞いても閑古鳥が鳴いている。
合法無線の世界では、コールサインを名乗らない、妨害電波を出している、やたら強い電波は免許出力を超えている気配ありあり・・・な発信者は、有志がビームアンテナを回して三点測量式に「ここにいる!」と探し当てたりしていたから、こっちの方がスリリングでおもしろかった。

中には、マイカーに無線機とビームアンテナを積んで、電界強度計まで持ち出して、「いま容疑者の自宅前。この距離で電界強度がこれだけだと、100Wは出ているはず」と調べ上げる猛者もいた。で、あとは電監に通報して御用…と、官民協力の自浄作用が、アマチュア無線家の世界にはちゃんと生きていた。

今どうなっているのか、ペーパー局長の僕にはよくわからない。
大学の後輩のワンゲルが北陸の冬山で遭難したとき、どうも無免許で無線機を使って(そもそも携帯していること自体、違法なのだが)SOSを発したことが、救出後に少し問題になったことはあった。
まさか「結果よければお咎めなし」ではないだろうが、あまり違法無線にピリピリするような空気はないようだ。

それでも、遅ればせながら300円を払ったぐらいで、エラっそうなことをいうつもり満々なのだワタクシは(笑)。
電波は正しく使いましょう、と。
道路を使うには、なんらかの形で費用負担がつきまとう(海と空の交通はどうなのだろう?)。場所を占有するわけではないから、電波を飛ばす場所ぐらい無料で使わせろという意見もあるにはあるけど。

電波利用料のない時代には、大自然いや宇宙空間までも無料で使えて、微々たる電気代だけで世界中と話ができるのはパラダイスちゃうか?とさえ思っていた。もちろん、プロバイダー費用や通話料なんかは存在しないから、10W無線機だと総消費電力せいぜい50W程度。裸電球1個より省エネである。
10Wを送信しっぱなしの「放送局」と違って、絶えずフルに50Wかかっているわけではないから、1時間あたりにすると数円しかかからない。
こんなパラダイスだからこそ、見張り費用は受益者負担しましょう、という趣旨はよくわかる。公道や港湾、空港の維持整備に比べると、安いもんである。

ただ、300円は微妙に「トゲ」のような引っかかりを感じるのも確かだ。
友人知人をそそのかして(笑)無線局免許を取得させるとポイントがついて利用料ちゃら、なんて特典ができないものだろうか…。10人そそのかすと無線機プレゼントとか。
無理なのはわかっとりますがね。




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こんな日でした(日記) | 17:35 | comments(2) | trackbacks(0)
ウルトラ無駄遣い


柔道の方に去ってくれるかと思いきや政界の方に踏みとどまってしまった福笑い議員の始末…やら、
泥酔船長の巡視船体当たりの証拠ビデオさえ、こっそりDVDを渡したり密室で鑑賞したりしているジジィ同士の秘め事にしてしまっている腰くだけ外交やら…
で、頼りないこと甚だしい眠酒党でも、水戸黄門劇は見せてくれるねぇ。事業仕分け。

あれも、財務省の手のひらでコストカットのパフォーマンスをやっているだけだという注釈はあるものの、斬られ役の木っ端役人と木っ端事業が、こんなにあったのかと発見されたメリットはある。そして、「これだけではないでしょ?」と疑う余地も出てくるわけで。

スーパー無駄遣いと笑い飛ばされたスーパー堤防には、唖然となってしまった。ずいぶん「スーパー長い目」で策定された、ヒトラー的ニッポン改造計画ではないか。
結局、400年は特別会計でコッソリ血税を注ぎ込ませよう、400年は整備事業の法人に天下り先を確保しておこう・・・とする野望を防災でコーティングしただけの、糞役人の生存策だったのね?と解釈されてもしかたない。

すでに何千、何万の住民が住んでいる土地をまるごとカサ上げして堤防にしてしまうなんて、工事規模がでかすぎるだけでなく、そもそも土地収用や交渉が完璧にできるか、移転補償にどれだけ巨額の費用がかかるか、冷静に計算したとは思えない。
整備前と整備後の図の、「間のコマ」が大問題なのだよ。どう描くおつもりだったんでしょ?

「お役人さん、全住民を立ち退かせる交渉能力と見込みがありますか?」
と直球を投げてやればよかったのに。
いくら土建の専門家であっても、普通の知能で「地ならし」の実現可能性を考えたらわかるでしょうに。
無理だと。

すでに町ができている場所を、たとえ1mでもカサ上げして堤防代わりの台地にするなら、今ある町を完璧に「一掃」して1から造成しなくてはいけない。戦争や大震災で焼け野原にする以上の大土木事業ですがな。よくまぁ、こんな驚きの迷案を思いついたものだ、霞が関は。

あくまでも僕のシロート考えだが、全住民を立ち退かせて町まるごとカサ上げするより、川底を掘って大量の雨水を流せるようにする方が、現実的な気はする。少なくとも、用地問題は起きない。
海抜の低い河口平原から部分的に着工しても、それ相応の治水効果はあるのではないだろうか。ゆくゆくは、中流域まで川底を掘り下げて完成ってことで。

防災対策は、けちった後に生じた被害の責任をだれが取るのか?とびびってしまうことで、できるだけ手厚く手厚くやってしまう面があるのかもしれない。
それは防衛政策でも社会保障政策でも同じことで、手厚くやるに越したことはないのだが、コストのかけかたにはバランス感覚が必要だ。水害で死ぬ人はいないが薬害肝炎で何百人も死んで、それで国交省は「うちは成功」とニコニコしていていい…わけではなかろ?

それに、水害はそれだけで人の命を奪う切迫災害ではない。避難誘導がまずかったり、情報伝達がおそまつだったりすることで、死ななくていい災害弱者が他界してしまう人災としての面を多分にはらんでいる。独居老人や障害者の救助を迅速にできる防災・減災組織に国家予算を注ぎ込む方が、はるかに現実的だと思う。
もっとも、その組織の親玉に、元消防署長・消防局長なんぞが鎮座しないと法人認可されないような、陰険な天下り体質は、地方にこそ草の根的にはびこっているから、防災名目の公共事業には警報・注意報を鳴らし続けなくてはいけない。



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政治 | 22:06 | comments(6) | trackbacks(0)
風邪の悦楽


ほんまに寒い。
ただの北風かと思いきや、しばらく続くらしい。
しかも、氷雨まじりで湿気が高いので、陰険に体温を奪って行くような陽気だ。

だから、きのうから衣替えでブレザーを着て出勤。夏用ペラペラでも、充分に暖かい。
きのうは朝イチ出勤日だったのだが、早朝の駅までの道で小汗をかく。電車が暑い!

昼休みは、例のカレー屋で大汗をかいた。
鍋をにぎっているのが、いつもはパートのはずの藤原紀香。いや、パートの藤原紀香のはずのママ、か。
ビッラルさん、「新しい、てんちょ」と笑っている。「味もだいじょぶ」と。

味は直伝だから大丈夫だろうが、「新しいてんちょ風味」があればいい。愛がほしい。
そうはいえないので、「ご飯が固いよ」とクレームをつけさせていただいた。
「もんのすごいお客さん来て、蒸らすひまなかった」と弁解つき。
だったら、藤原紀香が咀嚼してから、あーんと・・・
いかん!スナックの会話やがな(苦笑)。

「困った客」にノミネートされないよう、食べたらさっさと立つ。
帰ってもゾクゾク悪寒がするので、ちょっと長引きそうな風の気配。
食欲は旺盛だし、立って歩いて仕事する分には大丈夫なので、声をおさえながら今夜も働いてきた。
グズグズいっている同僚も多い。

「しんどそうやね」と、しんどそうなマドンナ(臨床心理士)。
「いやもー、鼻づまりガン末期ですわ」
「へー、末期?葬式いったげるわ」と、マドンナ。
「V字回復しますから。憎まれっ子、世にはばかる」
「なんやー末期て言うたやん」
とまぁ、こんな軽口をたたきあって笑っているのが、メンタルヘルスとしてはよろしいね。家で一人で毛布にくるまっていると、死の恐怖(笑)に襲われる。

けさもスーパーリアルな夢を見てしまった。共演は戦艦大和君とクルム伊達公子である。リアルすぎる!
でも、続きも見たい気がするので、まだ完治するのは惜しい。
痛し痒しである。



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こんな日でした(日記) | 23:15 | comments(4) | trackbacks(0)
張った張った!


精神年齢が焼酎学生レベルな教師が、不気味なテストをやったりやらしい体罰を加えたりして吊し上げられることは日常茶飯事・・・なのも困ったことだが、セクハラさいころには失笑した。

やった本人も、ウケ狙いだったようだが、報道の範囲内では、まず何がいけないのかピンときていないようで、真摯な反省の弁がこれっぽっちも聞こえてこない。
定年まであと1年。こりゃ、治らんね。

59歳で十代の子の歓心をかうこと自体、もう不可能に近いから、つかみやウケや落としどころなど小賢しいことを考ると、必ずすべりますって。
セクハラさいころをやらせてキャーキャー、ギャーギャー嬌声をあげている子たちが、本当に愉しんでいるのか、嫌悪感で悲鳴をあげているのか区別できない「教師歴35年」は、さっさと退場した方がよかですよ。

しかも、そのさいころの目が「チュー」だの「ハグ」だの、これをニヤニヤしながら手作りしている教諭を想像すると、仕事熱心なんだか、ヒマなんだか余剰人員なんだか・・・(苦笑)。
大人げないわ、まず。

罰を与える確率ゲームとしてならロシアン・ルーレットの形がおなじみだが、そこまで小細工する自信がなかったのか、チンケな正六面体が「証拠物件」として公開されていた。
たぶん、中華メーカーがパクって、パーティー用に「セクスィーさいころ」みたいな100円グッズを売り出すだろうね(もう、ありそうな気もする)。

もっと親睦をはかるつもりだったら、小堺さんのサイコロトークのような、ネタ選びのサイコロにしておけば、児童の話したいことが聞けてよかったのに(このパクリ商品は、百均で見たことがあるぞ)。

・もっとネタを聞きたいから、正12面体や正20面体のサイコロにしようと思えば、その展開図はどうなりますか?
・必ず特定の目が出るサイコロは、どうすれば作れますか?

と出題すれば、いい勉強になっただろうが、ここまでは教師の腕の見せどころ。目にどんな命令を書き込むかは、児童に任せればいいのだ。
センセと校長センセ、無理やりキス!
とね。
月に代わって、おしおきしてあげましょう。


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こんな日でした(日記) | 21:34 | comments(2) | trackbacks(0)
リアル六甲おろし!



関西では木枯らし一番、北海道ではサッポロ一番じゃなかった初雪の知らせ。
ときめく季節は、突然やってくる。
わかりやすい六甲おろしが、50m北側の西六甲からまともに吹きつけてきて、ベランダの洗濯物を落として行きやがった。

先々週、裏山へ秋を探しに登ったらまだまだ夏山で、汗だくになったと思ったら、秋らしい風情はあわただしく駆け抜けてしまったようだ。
この季節の木枯らしは前ぶれのようなもので、またポカポカ陽気は戻るようだが、冬に備えをしておけよ!と天の声が聞こえてくる。
夏の日の鯉もしてないのに、それが鮎に高まる大人の秋も味わうことなく、またまた人生の冬がやってくる・・・慣れているパターンだとはいえ、季節について行くのは面倒くさい。

夏風邪かと思っていた咳がいっこうに収まらず、末期の肺癌かと思う一方で、平熱・平体重・平食欲なので放置しているのだが、「食べて打ち勝つ」は絶好調。柿のできが今年もよくて、毎日ワシワシいただいている。今年はスイカも何玉たいらげたことか…梨もメロンも豊作(というより飽食)気味だった。

「同感」の熊さんも、柿やりんごを食べに里に出てきている。猿で騒いでいた山村は、いま「熊戒厳令」が出ているような緊張状態。もちろん、当地ではおなじみのイノシシも常連さんだ。
さすがに僕は熊と仲良くしたいとは思わないし、幸運にもまだ出くわしたことがない。

なのに、のどかな腐女子と子供はテディ・ベアとかプーさんとか、かわいったらしいキャラクターに萌えているのは、罪な誤解を刷り込むことになるぞ。あいつら、よーく見ると驚くほど精悍な顔つき、鋭い牙と爪を持っている。たぶん、日本の森では生態系の頂点に君臨する最強の野獣だ。
生け捕りにして山に放つと、また出てきよる。

里山を人間が侵食して、野生動物と共存しにくくなっているのだと説明されても、作物を根こそぎ食べ尽くされた農家は、憤懣をぶつける先がない。まさか、餌場をつくってそこで熊、猿、鹿、イノシシどもを餌付けするわけにもいかないし。
少し痛い思いをしてもらって、里山に下りてくる気にならないようなしかけを考えないと、これから死亡事故も農業損失も増える一方だろう。

動物の駆除となると、イルカ保護に名を借りた環境テロが「山シェパード」とかなんとか名乗って乗り込んできそうだから、そいつらにどこかの山まるごと保護区にして貸し出し、保護と調教をしてもらってもいい(連中がやれるものなら)。全国で生け捕りにした獰猛な野獣を、そこに送り込む。山のまわりは、高い城壁で囲っておきましょう。
「ジャップどもは、テディ君もバンビちゃんも目の敵にするんだ怖いねー」と動物たちの楽園で自活生活をしてみせてもらえないものか?
鹿肉や熊の肝なんか鍋にしていたら笑いものだが。

鹿の焼肉だけは一度試食したことがあって、「やみつきになる人は一部いるだろうな」と思うような味と香りだったが、あえて畜産品にしなくてもいいだろうとも思う。
イノシシも、丹波にボタン鍋を食べに行くのは、懐かしい家族の年中行事ではある。でも、牡丹の花に見えるのは脂肪分がそれだけこってり乗っている肉をスライスしているためで、白身が苦手な僕は辟易していた。まだ、鹿肉の方が許せる。

では、熊はどうかとなると、食べなくてもいいし、熊の手だの熊の肝だの、武勇伝とゲテ食がないまぜになったような「食文化」は、ちょっと僕は受けつけない。意地でも食べたい人は、格闘して捕まえて食べればよろしいが。

鯨の間引きが、ほかの魚種の確保を兼ねて鯨食文化を育ててきたのと似た構図が、山にも見え隠れするのだが、鯨ほどの個体数がいるとは思えない熊や鹿が「こんなにうまいなんて!」と注目されてしまうと、乱獲の憂き目にも遭うんだろうね。
ゲテ食を武勇伝のようにひけらかすめでたい人種がいる限り、カラスや猿だって狙われる可能性もある。
「害獣」がいなくなればなったで、何か不都合なことが森に起こりそうで、少し怖い。



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こんな日でした(日記) | 17:54 | comments(2) | trackbacks(0)
人民裁判は社会を裁けるか


耳かき嬢殺人事件の裁判員裁判が連日ニュースになっていて、ついに極刑が出るか?と注目されている。素人国民が被告の命を奪う初の例になるかどうか、と。

裁判員の葛藤も並大抵ではないだろうし、死刑が確定した後も、一生なにか重いものをかかえて生きることになる。
だから裁判員裁判には反対!廃止しろ!とアピールする一派のも、無視できない世論になっている。
僕も、どちらかというと危なっかしい人民裁判だと思うが、やるなら(特に死刑の評議にかかわるからには)、処刑に立ち会わせるべきではないだろうか。それぐらいの覚悟が、死刑の評議には必要だ。
「汚れ仕事はプロにやってもらって、私たちは机を囲んで話しあうだけです」では、まるで生徒会民主主義である。

素人が情状酌量の審理に関わる危うさは、被害者への同情・憐憫が加害者への怨恨に転嫁される可能性が否定できない点。
もし、被害者が怪しい仕事をしているアウトローだったらどうなのか。不法就労の中国人風俗嬢だったら・・?
デート喫茶で出会って売春の値段交渉でもめて殺された女子大生だと、どうなるのか。同じ基準で量刑できるのだろうか。

耳かき嬢というのが微妙な職業で、今のところ風俗嬢でもないし違法な仕事でもない。
ただ、リラクゼーション・ビジネスの中でも、かなりの部分「客を萌えさせる付加価値」がついてくる仕事だし、その腕前次第で指名料をかせげる。実際、被害者の店もそういうシステムになっていて、ひざまくらは耳かき業界(?)の標準仕様。客を欲情させてパンツは脱がせず料金を搾り取ってなんぼの世界だ。

僕の行くタイ古式マッサージ店でも、後ろから羽交い締めにされるときはマッサージ嬢(源氏名っぽい名札がついでいるのはキワドいが)が間にクッションを一枚はさむ。歯科医院の助手よりは気をつかっているようだ。
これぐらいの配慮をしてくれた方が、僕のように(一応)健康マッサージを受けに行く客からすると、安心でござる。欲情させると、何が起きるかわかりませんよ。

だから、耳かき嬢は殺されてもしかたないというつもりはない。もちろん。
どんな職業にも特有の危険があって、危険受忍の度合いに見合った報酬がある。危険因子は加害者だけでなく、被害者の働く業界にも当然ある。

殺されるのは最悪の結末だが、その予兆に対して、店側がどれだけ安全管理責任を果たしていたのか、雇用主への責任追及(民事では訴追できるかもしれないが)が急カーブして犯人への怨念に集中してしまうと、裁判は一件落着しても本当の問題解決にはならない。同じ事件は必ず再発する。

被害者に鞭打つのは禁じ手だから、まったく善意無過失で純心無垢で、世の中に悪い人がいるかもしれないと一度も疑ったことのない乙女であったとしよう。
それなら、なおのこと、欲情する男性客の支払いで稼いでいる会社は、乙女に危険を知らせて守る義務はあるわけだ。指名がつく子は社用車で送り迎えするとかね。
実際には「店を出たら本人の責任」にされていたわけでしょうが?

学生アルバイト時代の塾で、開錠前の建物に入り込んでケガをした児童の管理責任を中間管理職に追及されたことがあるのだが、相手が子供だと、なかなか個人責任を追及しにくい。
塾の経営者は、「本人を叱っておきます」と処理してくれたから事なきをえたものの、冷静に考えれば、「建造物侵入の非行事実として親権者に監護責任を問う」のが道理だろう。

成人であっても、純心無垢な乙女や高齢者の被害は、同情の念を集めるだけに、危険を放置した周囲に対する分析が手つかずになりやすい。分析イコール責任転嫁と受けとめられて、犯人をかばう非常な輩として嫌われる。
結果、グレーゾーンのリスキーな業態が繁殖する。

いまさら、「客に触られた」といって被害届を出すような純心無垢すぎる(笑)キャバ嬢はいないだろうが、介護職・看護職が受ける被害はなかなか表面化しにくいようで、暴言や暴力、いやがらせを受けている善良なスタッフは大変だ。しみじみ同情申し上げる。

しかし、放置しておくと「そのうち収まる」ものでは決してない。
マナー違反にはイエローカード、ルール違反にはレッドカード・・・と段階的に毅然とした対応をしないと、「自然におさまりかけた」ころに新しい問題の種が入院・入所してきたりするから、イエローカードとレッドカードがある施設なのだと示しておかないと、どこかで「刑事事件」になりかねない。
放置する(見て見ぬふりをする)ことと個人責任追及とに、問題対応が極端に二分されている狭間に、大きな危険因子が潜んでいると考えるべきだろう。

いざコトが起きたとき、加害者を処罰して素知らぬ顔をしている社会は、コトを再生産し続ける。いつどんなコトが起きるか、事例はいくらでも公表されているわけだから、それを学ばず事件を再発させてしまう社会もまた「加害者の生みの親」である。
耳かき店は、ひざまくら担当に元力士を配置するのが名案だと思うとですよ。



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こんな日でした(日記) | 19:13 | comments(0) | trackbacks(0)
昭和音響堂


昭和のアイドルが、あいついで引退…。
松下がパナソニックに変わるとき、テクニクスはどうなるんやろ?と心配したものだ。オーレックスやオットーと同じ運命をたどるのか?と。
大御所だから、業務用で生き残るんではないかと思いきや、いまDJ界や放送界で活躍しているSL-1200シリーズも生産ストップしているらしい。寂しいねぇ…
あの、ゆったり回るターンテーブルと、回転数を微調整したときストロボインジケーターが同期するメカニズムなんか、ただの音響機器というより芸術品だと思う。トーンアームの悩ましい曲線も。

ところが、我が家にテクニクス製品があった記憶がない。
独特なキャプスタン配置のオープンデッキは憧れの的だったが、すでにソニーの10インチ機があったし、ラジオやカセットの世界だとソニー党だったから、精悍なテクニクスは偶像と化していた。
サンヨー、松下、オンキョー、と関西に個性的なメーカーがひしめいているのは子供ながらに誇らしかった。神戸にはクリスキット、豊中にはラックスマンがあった。

さすがに、オーディオ事業でもうけるのはしんどいと判断したのか、パナさんの「良識の府」のようなブランドが消えるのは惜しい。
そのファン心理を突いて、たぶん中国の企業がTechniqueとか名乗って後継機を出してくることでしょう(苦笑)。

SONYもすでにSQNYにウォークマン事業をバトンタッチしてしまっている(!?)ので、消えるのは時間の問題か?とは思っていた。
ウォークマンも、何度も書いたが、僕の生活の一部になるほど熱狂はしなかった。
1979年の発売当時、中学生ぐらいの音楽好きだと、物欲ストライクゾーンに投げ込まれたのが初代ウォークマン。こちとら受験生ですがな。少しタイミングがずれた。「持ち歩くオーディオ」としては、カロッツェリアやクラリオンが最先端で、どこかウォークマンはもてないネクラの代名詞のように陰口をたたかれていた。あれで音楽に浸っていると、声をかけにくいしね。

ウォークマンの進化と並行して、ソニーはデジタルの国際規格づくりを主導していたわけで、もう1982年にはCDが出ている。そしてMDの独自規格ATRACへ・・・これは専門家の間にも評価は大きく分かれている圧縮規格で、ソニー迷走か?とも騒がれていた。
そしてダウンロード・オーディオの時代である。ATRACどころか、カセットテープもさらば!WMAへ大同団結…てか?

でも、テープほどわかりやすい規格のメディアはないと思うんですが。
規格を無償公開したフィリップス社さん、えらい!
そりゃー最長120分しか録音できませんよ(150分テープなんか切れるしからむし)。せいぜい、アルバム2枚分しか入らない。愛ポッドには何百枚分も入る。
てことは、カセット1本壊れても2枚分犠牲になるだけですむ。愛ポッドは、壊れたりなくしたりすると、ほとんど全財産パーですがな。

と慰めでしかないメリットを数え上げても、メジャーリーグと勝負する草野球みたいなもので、比べ合うのは不幸の始まり。僕もダウンロード・オーディオはありがたいなーと感じつつラジオを聴いている。
それに、おぉっ!!・・・ウォークマンは現役で台所にありますがな。
ラジカセをそのままカセットケースサイズに縮小した、ステレオスピーカーつきの。AM、FM、TVの3バンド対応。台所ラジオってやつですな。

録音もできること、ラジオやスピーカーがついている点は「純正ウォークマン度」が低いのかもしれないが、型番は一応WM〜がついているから、ウォークマンの最終型といえるのかもしれない。
このタイプは高齢者の需要があるようで、通販で中華メーカーが数千円のそっくり製品を売っている。本家ソニーだって、メイドインチャイナである。
基本はポケットに入るトランジスタラジオで、メモ帳代わりにちょこっと録音するメディアとしてテープレコーダーがついている、というぐらいの使い方にぴったりなのだ。カセットテープに、高音質やアーカイブ容量や検索機能なんか求めない。

とりあえず、テープをスピーカーで再生できる機器がひとつあれば、「昔の録音遺産」も再生できるから、別にウォークマンでなくても、ラジカセでもミニコンポでも残しておいて損はない。
「カセットテープの資産」が膨大にあるマニヤ世代は特に。

MP3でデジタル化しておくと検索はしやすくなるし、バックアップも何重にも作っておけるのは、たしかに安心だ。
けれど、カセットをかちゃっと入れて再生ボタンを押して、巻き戻したり早送りしたりするメカニックな操作感覚と録音コンテンツとが溶け合って刷り込まれているものだから、あえて不便な方法で聴くのも、体ごとタイムトラベルできる気がするんですな。
ハードディスクにコピーしてテープを捨ててしまうなんて、仏像をチタンかなにかで複製して現物を捨ててしまうような愚行に見えるぞ。

カセットテープも、今はスタンダード・レベルのしか売ってないようだが、クロームだフェリクロームだデュアドだと箔がつき値段も上がり確かに音質も目に見えてよくなり・・・と、性能もさまざま、デザインもさまざま、デッキとの相性もさまざま。選ぶのも(失敗も含めて)楽しかった。

いま、ハードディクやSSD、SDカードで音質の違いなんか楽しめるだろうか?
まぁ、原音に忠実な再生オーディオの行き着くところはリニアPCMということになっているようだから(レコーダーも1万円そこそこで買えたりする)、異を唱えるつもりはありませんが。

カセットもレコードも、しばらく生き残る兆しはあるのだが、僕がどっぷり浸っていたオープンリール・オーディオは絶滅危惧種だから、ハードは手に入れておきたい。これこそ、家具を買うような気合いが入る買い物だし、テープを買うにも苦労する。
ましてや、ウォークマンや愛ポッドのような使い方は不可能。
それでも、アメリカには5インチか7インチのオープンデッキを背負子に乗せてウォークマン化している猛者が昔のポパイに載っていたから、あの国のマニヤ度は本物だ。



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こんな日でした(日記) | 15:24 | comments(2) | trackbacks(0)
カンカン同率


関関同立の共同調査で、大学1年生に大麻の意識調査をした結果が、新聞でもローカルTVでも話題になっていた。
おそるべし、薬物へのハードル低下!!てな具合に。

もちろんドラッグはいかんし、警戒するに越したことはないので、騒ぐなとはいかんが、1年生でしょ。
性体験や「人を殺せるか」のアンケートと似て、かなりハッタリ度が反映されているのではなかろうか。
また関関同立生は中途半端なプライドを支えにしているクソ生意気なのが多いから(実感こもっとるなぁ)、「んなもん。簡単やん」と軽視してみせたいターゲットが、薬物だったりする。
実際のところ、プロに龍角散のパケを買わされて訴え出るに出られず、チクショー!!とSNSに腹いせを書き込んでいるぐらいが関の山。なぁに、汚染は広がりませんて。

と、油断していると大スキャンダルが起きかねないから、薬はイケマセン。
酒をくらって電柱にだきついてちびっているぐらいが、大学生らしいトリップというもんである。

僕が気がかり…というか、推し量れないのは、長いこと「中途半端な受験秀才」だった関関同立生の学生気質が変わってきたこと。
それに、「○○ぐらい簡単っすよ」と貶めてみせたい青二才心理も、変わってきたこと。

とりあえず受験勉強らしいことをしなくては合格しなかった関関同立にも、とんでもない学生が入学できてしまうご時世である。たとえば、多少の関西ローカル・アイドル人気を勘違いしたヘラヘラ双子姉妹が、僕の後輩になってしまった。恥ずかしいったらありゃしない。

芸能人なら周囲の目もあって「押尾学の道」は避けるだろうが、無名の一芸入学者、AO入学者なんかは、仰天するようなのがいて、「メキシコのハイスクールではみんな薬やってたよ」なんてのもいたりする。
もう、大学の序列で学生の質を測れなくなっとるわけね。
おもしろい逸材がいたりする楽しみもあるけど。

ちょいと軽くあしらってみて「大したもんじゃない」とうそぶいてみたいネタは、僕の生まれる前の大学生世代は「異性」だっただろうし、70年代は時限爆弾だった(!?)かもしれないし、80年代は外車だったような気がする。二輪派は、「あの直線を2速でどこまで引っ張れるか」なんてことを自慢しあっていたり…

のどかな、いい時代だと思う。
にっかつ女優のポスターも、マーチンのギターも、ホンダCBも、4つ目のベンベも火炎瓶も、懐かしの青春グッズとして絵になるもんね。
麻薬は、そうはいかんでしょ!!
「甘酸っぱい、尿の思い出」なんか、恥ずかしいだけでしょうが!

だからね、いまどきの高校生に毛が2本はえたぐらいの大学生は、ヒッピーに舵を切れっての。
麻薬をつかまされてとっつかまるより、駅構内でステーションビバークしてとっつかまる方が勲章だ。
ヒッチハイクで仕込まれて産まれた子供をおんぶして大学に通ってみれっっちゅうの!

うーん…こういう武勇伝を競いあう大学生が、国際競争力を発揮すると思いますな。
ボランティアやNGO体験に単位をくれてやる大学もあったりするから、少し不埒な武勇伝も出てくるかもしれんが、大麻、コカイン、LSD・・・と「薬に詳しい自慢」をするより2万倍マシである。
関関同立のおぼっちゃま・お嬢ちゃまたちは、変なクラブーなんか無視して、ユースホステルにたむろしましょう!(ここも危ないか?)


JUGEMテーマ:ニュース
こんな日でした(日記) | 22:34 | comments(2) | trackbacks(0)
小声でツイスト&シャウト


うちの近所にアジトがあるのに、のぞいたことがなかった現代アート集団CAP HOUSEが、神戸市と手を組んで3日間だけのパフォーマンスをやるというので、仕事帰りにのぞいてきた。
生糸検査所というレトロなビルを神戸市が買い取り、さてどう活用しましょ???というところで、アーチストの発表の場に!となったようで、CAPの杉山知子女史は、こうした仕掛け人としてメディアに採りあげられることも多い。

僕も、アーチストとしてより、策士(いい意味でね)としての横顔に感心は持っていた。
ちょうど初日の今日はトークセッションがあったので、腹ごしらえして傍聴に臨んだわけ。

トークの相手は神戸市職員、また役人がぞろぞろ周りを取り囲んでいたので、中身はヤボと斬新のグレーゾーンというか、はめをはずさない程度の「アートに理解を示してます市役所」の答弁であった(苦笑)。



それでも、杉山女史は「神戸ビエンナーレなんて、なんでどこでもやってるようなこと私は最初から反対なんです!もっと予算はうまく配分できるような企画に使わなきゃ」と注文をつけておられた。
賛成でございます。

珍しく行政マンが乗り気だったのは、「コスプレ界で、ロケーションの人気投票トップなんですよ、この建物は」と意外な報告にピクピク萌えていた(笑)とき。
レトロなビルで撮影するのが、粋なんだそうな。
なのに、杉山女史は、「なんでコスプレが…?」と少々突き放したような観察をしていたのは惜しい。コスプレを無理やりパフォーマンス・アートにカテゴライズすることはできるかもしれんが、コスプレイヤーはそのつもりでやっているのかどうか、肝心のご本人たちの言説がプアなので、真意はわからない。

赤瀬川原平さんが「現代美術は理屈が前に出てくるので疲れる」と、どこかのコラムで評していたようにご自身だって、前衛をやってきたでしょうに)、制作意図や鑑賞法を添え書きしたくてたまらない欲求を現代美術は背負っている。もう、宿命的に。
だから、仕掛け人が、パフォーマンスの読みかた・語りかた・パクりかた・入りかたを添え書きして、誘いこまねばなりませんな、市民を。

行政は、さすがにコスプレまでは位置づけのしかたがわからないのも無理はない。現代アート振興を文教としてとらえるか観光政策としてとらえるかも、どうもスタンスが決まっていないようで、杉本女史は前者、市職員は後者の立場で、議論はしっくり噛み合わなかった。

こんなとき、お定まりの「開放的で、ほっとする神戸の海と山」に逃げると、とりあえず水入りとなるのも予定調和なのだが、なごんでいる場合じゃない。現代美術に関しては神戸は大阪より半周遅れている。東京より1周以上は遅れている。
神戸市民が、近代洋画にとらわれすぎていたせいかもしれない。いまだに執着している老市民がいる「ハイカラ」は、文明開化の価値観だしね。
やっと、近代美術館は安藤さんの県立美術館に建て替わったものの、なんだか市街地とかけはなれた郊外団地の中みたいなロケーションだから、県や市に驚嘆するような芸術創作の場づくりを期待するのは、筋違いかもしれない。

そのちぐはぐさは、調和をぶっこわす現代美術と、奇遇にも符号するところもある。
今日のシャウト展も、作品と入れ物(ビル)、ロケーション(岸壁)のちぐはぐさが、おもしろいといえばおもしろかった。ビルの中なのに芝生を敷いて鍋物をやっているパフォーマンスもあったりして(飛び入り参加も歓迎だそうな)…。
展示の質としては、どこか大学の校舎を使った学祭展示のような面も感じたのだが、なにぶん夕食後の時間帯に訪れたので、ヒマを見つけて明るい時間帯にあらためて見てみるべきかな。


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こんな日でした(日記) | 23:03 | comments(0) | trackbacks(0)
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