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そろそろ、ゆっくり、こっそり革命!
ユルユル入試は漏れ漏れ


起きるべくして起きた大学入試問題の私的速報(といっていいのか?)を、想定外だとボケたことを語っているセンセイたちは、ほんとユルいねぇ甘いねぇぬるいねぇ・・・

股間ユルユルの女優を入学させた某*稲田大学も、ミスターのドラ息子をスルーさせてしまった立*大学も、えらそうなことはいえないよ。AO入試や推薦入試も、果たして公正な入試といえるのか?
正直者がバカをみる入試なら、やらない方がましである。

性善説に立ちたいなら、試験監督をやめればいい。
監督するなら、上着もカバンも預けさせてボディチェックをして、丸腰で受けさせるべし。トイレに出るならそこで試験は打ち切り。
虚弱体質な受験生には気の毒だが、教室の後ろの隅におまるを置いておきましょう(体調を整えて試験に臨むのも、「受験力」の一部なんですがね…)。
そこまで、水も漏らさぬ「監視」をするか、それができないならカンニングしようのない試験を工夫しなはれ。

おそらく犯人はケータイでスキャンしてOCRで読み取ったか、画像を飛ばして外で共犯者が処理したかではないかと思えるのだが、今はボールペンにも眼鏡のツルにもハイビジョン・カメラが内蔵できる時代だ。小指の先ぐらいのカメラを髪に隠すぐらいのことは簡単ですぜ。

こうしたステルス盗撮犯は、破廉恥事件でしょっちゅうつかまっていることは大学関係者も知っているだろうに、そのテクニックを受験生が使うかもしれないという想像力が欠落していたわけだ。韓国の入試で実際に起きている不祥事からも、何も学んでいない。
事件の可能性は頭でわかっていても、実害が出るまで何の策も打たなかった大学は、犯罪者を生む苗床なのである。

受験生を疑うことに抵抗を覚える親心のようなものがあるのかもしれない。
疑うのではなく、邪心が芽生えるような状況を排除するのが、本当の親心ではありませぬか?
たとえば監督が居眠りしていたら、カンニングしたくなるのが人間の性でしょうよ。カンニングを許す方の責任が重い。
居眠りしてなくても、監督の目が節穴だとわかれば、ゲーム感覚で問題を撮影してやろうと思うやつが万に一人もいれば、入試の信頼性は瓦解する。

ここは以前からワタクシが提案している通り、カンニング名人を試験監督に任命して、ゲーム感覚にはゲーム監督で勝負するのもいい。
結果いたちごっこになるかもしれないが、カンニングの技術と監督の技術は切磋琢磨しあって(笑)進化していくしかない。

しかし・・・受験生の盗撮説が有力視されているところへ、実は内部犯行だった!!となる可能性も排除できない。
僕も大学入試の監督は2年やったが、問題を金庫から出して運んで仕分け、枚数確認、配布…とアルバイトの目に触れる場所は意外にある。もみあげに隠したカメラで盗撮することも、やろうと思えば今ならできそうな気もする(昭和の時代にそんなカメラは手に入らなかったが)。

入試で起きていることは、入社試験でも公務員試験でも各種の資格試験でも起きて当然である。
カンニング名人を擁した「試験監督受注会社」にとっては商機ですな。
「我社の監督派遣を断った大学一覧」なんてのが公になれば、そこをカンニング犯は狙いまっせ。
実は、そのリストが偽物だったりして、精鋭監督によって「飛んで火に入る夏の虫」を一網打尽にできるかもしれない。もう、ゲーム感覚ですな(苦笑)。

僕のホンネとしては、カンニングしても意味がない論述・実技試験に切り替えるのが、最高学府の進むべき道だと思うのだ、来年からできる対策もあるぞ。
受験生を男女に分けて、暖房をガンガンかけて全裸で受験していただくのだ。筆記用具は現場で支給。頭髪チェック、穴チェックもぬかりなく(もちろん、監督は受験生と同じ性別にする)。

そうしたらしたで、「おとなりさん自身」に目がいってしかたない受験生、試験監督に萌えすぎる水野晴郎センセイみたいなのが現れる可能性はある。仏教系大学では、変な反応をすると煩悩で減点ですな。
東京海洋大学では、なぜか帽子をかぶっただけのさかなクンが監督をしていたり、大学を出ているのに毎年受験したがる動機不純な受験生、なぜか外国人受験生も急増したりして…(笑)。
「うれしはずかし入試」を、楽しくやりましょう。



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こんな日でした(日記) | 13:19 | comments(0) | trackbacks(0)
3月の4回生は雪山へ…


バスと心中しようとした鹿児島大学生も、Facebookの住人だった・・・
とエジプト、チュニジアに続いて結果的にFacebookの広告をやっているわけね、PCの画面を横取りして垂れ流しているTVジャーナリズムは。

メディアの堕落は今に始まったことではないのだが、あえて大きな風呂敷を拡げず、バス心中犯が追い込まれていたシューカツの袋小路は、とりあえずお気の毒な状況ではある。だからといって免罪すべしとはいえないが、状況をみないと同じ悲劇はくりかえされる。永山則夫の『無知の涙』をひきあいに、そう教えてくれた元家裁調査官をふと思い出した。

「ESに四苦八苦している」そのESって何ですかな?
と首をかしげていると、エントリーシートのことらしい(やぶれかぶれになってしまう学生にとってはエンディング・シートになってしまった)。
これ、釣書かカバーレターのようなものか?と思いきや、書式の目新しさより、書類応募がエントリーという形に標準化・画一化されている状況の方が、重い現実ではないかと思えてならない。
いつの間に、書類応募することをエントリーと呼ぶようになったのか。おそらく、「ウィンドウズ95革命」のころ、その種が蒔かれたと思うのだが。

企業がエントリー・サイトを用意して、カチャカチャと(中にはテンプレートをどこかからコピペしながら)何十社と入力しまくる作業がシューカツになっているのは、楽といえば楽。でも気が滅入るだろうね。足を棒にする労力は省けるだろうが、手ごたえがない。採用する側も、ESなんかで人柄や才能を把握できるわけではなく、内定を出した相手が何社をかけもちして、どう優先順位をつけて、結果どこに逃げるかわからない。
お互い疑心暗鬼になるだけではないだろうか。

まぁ、募集の何百倍も志願者の集まる人気企業だと、予備選抜も必要になるだろうが、今のように遅くとも大学3年次からシューカツが始まる労働市場には、じっくり選考の時間はあるだろう。むしろ、青田買いすればするほど、入社直前に逃げられるリスクも大きい。内定を確実に入社につなげるためには、その間のプレ研修なり、信頼関係の構築なりを手厚くする必要がある。

それもまたSNSでやっている企業もあって、がんじがらめに規格化された碁盤の上で、仕事への抱負や新人社員への期待がフォーマット化されて行く。こりゃ息が詰まるわな。
乱暴なことをいえば、そして僕が決して**物産や**銀行のような大企業の人事担当をする可能性は2万%ないという前提で、エントリーは「槍ヶ岳に来い」でよろしいと思うぞ。ムハハハハハハ

別に、沖ノ鳥島でもいいし尖閣諸島でもいい。
方法は各自で工夫してちょ、と。
船も登山靴も持ってないんですけど、どうしたらいいすかぁ?
と質問してくるやつは、そこで落とせばよろしい。
「そんな体力ありませ〜ん」とセクシーなふくれっ面を見せるコ娘には、「体力つけんかい」でいい。
スマホで調べ調べ「エントリー戦略」なんぞ立てているスマート学生クンには、「この島、圏外だよ」とささやいてあげると撃沈(笑)。

島や山にたどりつく能力イコール仕事をする能力だと暴論を吐くつもりはないが、己の頭と足で行動して、己のケツは自分で拭ける社員は宝の原石だと思う。また、そんな選考をする会社はクールでイイネ!と楽しんでくださる志願者は、きっと会社を明るくタフに成長させる。
それじゃー身体障害者を除外するのか?と責められるかもしれない。
車椅子の志願者が何名います。さて、どうする?
と課題を出せば、そこでチームワークが成り立つかどうか評価できますって。

こんな工夫のできる人事部を持つ会社が増えないものだろうか。
入社後に洗脳的な研修をやらせる勘違いな痴呆企業もまだまだ生き残っているようだが、エントリー・サイトだけでスクリーニングをやっている大企業も、組織IQは似たり寄ったりだわな。
難問奇問のシューカツを楽しみ、山頂で乾杯し、砂浜で鍋を囲めば最強の会社になりますって。
決して保証はしませんが。



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こんな日でした(日記) | 12:58 | comments(0) | trackbacks(0)
吉報は日本人以外死亡ってか?


クライストチャーチの震災被災者が、まるで日本人しかいないような錯覚に陥ってしまうのは典型的な偏向報道、そのまた背景にあるのは偏狭なエスノセントリズムである。
日本人さえ生還すればめでたし、めでたしなのか?

犠牲者、あるいは間一髪だった留学生は、こんなムラ社会根性を解きほぐす先駆者だったはずだ。
公平な報道をして、災害の全体像をしっかり伝えてほしいと望みこそすれ、「家族に無事が伝わったらそれでいいや」でかたづけるような村人はいない・・・と思いたい。

看護師もいた。医療を外から学びなおして地の塩になる覚悟は、なんと尊いモチベーションではないか。ご冥福を祈りたい(早いか?)。
もちろん、現役の学生も決して遊び半分ではなかった・・・と思いたい。
すねかじりでもいい。親が要介護になったら留学なんてしてられないから、できるときに羽を伸ばしておくのはけっこうなことだと思う。
ただでさえ、留学が不利になりかねない就職氷河期なのだ。そうとわかって離陸するのは、それなりの覚悟がないとできない。このバクチは、僕には真似できないから尊敬する。

バイリン・ブームでほいほい遊学する放蕩学生と同じ程度に、シューカツ対策で留学をあえてしない学生も愚かしい。
また、留学経験者、留年者、帰国子女を毛嫌いする企業はもっと愚劣である。
そんな女郎屋みたいな会社は、どんどん立ち腐れて倒産して行けば、日本の未来は明るい。迂回路をたどってきた学生、既卒者を積極的に採用する企業だけ繁栄すればよろしいのだ。

英語、というより世界標準語で勉強も仕事もでき、交渉や営業ができるスキルは決定的に重要だ。ますます、そうなって行くと僕は確信している。
「英語能力は、うちの現場にはいりません」とうそぶく経営者もいそうだが、そういう話ではない。
外国語でもいい。武術でもいい。音楽でもいい。図画工作でもいい。俳句でも書道でも料理でもいい。
すぐ仕事に役立つわけではない「才芸」の世界で卓越するということは、ポテンシャリティが高い証し。英語力のある看護師は、歌って踊れる看護師と同様もっといてもいい。「弁護士資格を持つ看護師」なんてのも魅力的だ。

まだ手に職がつく免許業務は可動域が広い方だが、「職業は**社の課長です」だけだと、いざクビになるとどこで通用するか…。
組織の中で純粋培養して汎用性のない部品に仕立て上げることで、それなりに成功してきたのが高度成長のジャパン・カンパニー。

それが悪いとはいわないが、「TOEICの勉強をしているガイドヘルパーを、どう指導していいものやら…」ととまどう施設経営者の声を聞いたこともある。その当惑感は、よくわかる。
人材の囲い込みなんか、もう無理な時代なのだと認識するしかない。
ずば抜けた英語力で海外転職の機会を狙っている人材がいたとしても、不思議ではない。病院にも福祉施設にも幼稚園にも、いて当然。

逆に考えると、「よそで通用しないから死にものぐるいでぶらさがっている職員」を定年まで雇いつづける義理は、そもそも近代企業にはない。家族じゃあるまいし。
職員には、契約で同意した仕事はきっちりやってもらった上で、TOEICも簿記も大型二種免許も無線通信士もどんどん取得を奨励したらいいのだ。

可動域の広い人材をどう活用してウィン・ウィンの労務管理ができるかが、日本企業の命運を左右すると思う。
だから、留学生にはTOEIC(TOEFL)スコアだけでなく、顔の広さや交渉のうまさを武器として身につけてほしいと思う。
多くの日本人が身をもって経験している災害復興学など、英語で究めて実務に結びつけられると、何かあるたびに世界のどこかからホットラインでスカウトされる逸材になれると思うのだが。



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こんな日でした(日記) | 22:22 | comments(2) | trackbacks(0)
またまた愉快な同級生


てなわけで、ゲレンデがとろけるほど(!?)鯉をして、3泊4日の合宿から帰ってきたのであった。
毎年3月にあわただしく初滑りを思いつき、溶けかかった雪をベチャベチャなめるようなスキーばかりしているので、やはり2月の新雪でしょ!!パウダーでしょ!!と重い腰を上げたのだ月曜日に。

ところが、暖かいのなんの。直江津駅プラットフォームにも、踏みしめる残雪のカケラさえない。
山の気温は上の通りでも、日が当たると春爛漫ですがな。

おかげで、足腰が冷えずに助かるスキーヤーも多かっただろう。
月初めの豪雪が溶けて、まるで池塘に浮かんでいるようなロッジにチェックインすると、いつもながら元気なシニア客が「出撃準備」でごったがえしていた。
負けてはおれまっせん!
こちらも20分で荷ほどきと武装をして、宿の装甲車に乗り込む。このへんのダンドリは、もう条件反射として体に染みついている。

相部屋のパートナーは、大阪から一人、大学生ばかりのスキーバスに乗ってきたという剽軽なシニア(コードネームはダチョウ肥後さんとしておこう)。
初対面ながら、3夜ふとんを並べていると親しくなるもので、レッスンは別クラスになったが、一緒に穴場食堂を探しに行ったりして仲良くなった。毎晩、メシを食うと8時には消灯してバタンと寝てしまったが。

宿のダイニングでは、神父さん、ファンキーな浪速の社長さん、対潜哨戒機の元パイロットさんら多士済々が、とっておきの逸話や知恵を披露しあって話の花が咲く。
僕のファースト・スキーは(憶えている限りでは)YMCAのスキー遠足だったが、神父さん曰く、「今は昔ほど活発にやってませんねぇ。英語学校とか、手を広げすぎて経営が楽ではないようです」とのことだった。YMCA、YWCAは、OMCA、OWCAに重点シフトした方がいいかもしれない(YWCAは介護事業をやっているようだが)。

物腰が穏やかな神父さんさんは、あまりこの宿にはなじんでおられない様子で、コーチの容赦ない毒舌に「あなたは、あぁ言われて大丈夫ですか」と気遣ってくれた。「いやもう、慣れっこになりましたけどね」と苦笑するしかない。

たしかに、教師としてサービス事業者として、言語道断な禁句を連発するコーチは悪評もコミコミで伝説と化しているのだが、まぁここは道場だと思って乗り越えて行くしかない。道場のような、SMサロンのような・・・(苦笑)。
「せんせ、ひどいわ〜」と被害者がグチり、
「好きな人には意地悪したくなるのよん」と横からクラスメイトがフォローし・・・の絶妙なかけあいが、SM指導をやわらげる知恵になっていたりする(それで、いいのか〜!?)。

初対面の方々に混じって、必ず顔なじみもおられるのは、みな似たようなパターンで休暇を工面しているせいだろう。
コードネーム曽野綾子さんとは数年ぶり。「あら〜、いつかはどうも」と、お孫さん同伴の春スキー以来の再会になった。
コーチからはグサリグサリとやられ、少なからぬ確執はあるようだが、マイペースでスキーを楽しんでいる独り旅の達人でいらっしゃる。

昨年も一緒になったコードネーム石井苗子さんは、ずば抜けて安定したスキー・テクニックで、華麗な滑りを見せてくれる。
トレインで連なって滑るとき、彼女の後ろだけは転倒の巻き添えをくらったり遅くて追突してしまったりする危険をまったく感じない。安心してついて行けるし、また滑りがエレガントで美しいからお手本になる。なにしろ「かっこいい」のである。

会話の受け答えも知性とウィットに富み、だてにシワを刻んでおられないなーと惚れ惚れしてしまう。
そう、ここには「やがてこうなってほしい」と思う彼女の未来像が集まっておられるのだ。

この大人な余暇のゆとりは、アラサーぐらいのコ娘にはなかなか到達できない世界だ。とっくに子供が独立するぐらいの年になって、やっと手に入る「熟成のバカンス」といえる時間がやっと訪れたと思うと、更年期やガン年齢と背中合わせだったりする。それでも旅に出られる幸運を、独り旅で噛みしめているベテラン乙女は美しい。

未来のコードネーム石井苗子やコードネーム曽野綾子になること確実な、「原石」のような山ガールと出会う運に恵まれないのか、それとも出会っているのに目が節穴なのか、今を生きていないのか・・・難問でありますな。

銀髪の紳士の姿も、いいお手本になる。
こうトシをとれば、伴侶が同じ方向を向いて伴走している幸福に、ふと気づくのだろう。うーむ、定年まではスキーそっちのけの仕事一筋でがんばらにゃーならんとですな(反省)。
風呂で「いいですねー春休みがあって」と話しかけられてぬか喜びしているワタクシは青い。




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旅してきました | 17:58 | comments(0) | trackbacks(0)
旅の時空


クライストチャーチの大地震を知ったのは昨夜のことであった。
ニュースが入ってこない秘境にいるわけでもないのに、ルームメイトもクラスメイトも、憂き世のできごとに関心がない様子。アンテナが作動していない。

とはいえ、三々五々また都会に戻って行く山ガール&山男たちだから、「駅に憂き世のアンテナを置いてきた」感じかね?
このスイッチ切り替え術は、学びたいものである。最年少の僕なんぞ、まだまだ頭の中にゲッスい成分を残したままだから、ゴシップにばかりアンテナが向く。

たとえば、不同意堕胎罪の慈恵医大ドクター達之助は、やっぱり医師免許取消処分か・・・第二の人生は何やるつもりやろ?ケーシー高峰の後を継ぐのもブラックやしなぁ・・・改心して国試を受けなおすつもりかねぇ・・・と、よけいなことをつらつら考えてしまう。
ま、どうでもええことだが。

いちおう常宿は市町村合併で市になったとはいえ、ワンセグが入らず、PHSは「まだら圏内」で、近くの郵便局にATMはない。その程度の秘境である。
このあたりの民宿や商店で働いているおじさん、おばさんたちは「正しく加齢」していて、おじさんおばさんらしい。しわくちゃでも、きれいでシャイで善意に満ちあふれている。
大阪や神戸にいる魔女や妖怪は絶対いない。

せまい日本でも、土地の違いで生息人種がうんと違うように(道行く焼酎学生だって、あいさつしてくれるぞ)、レッスンを受けていて、時間感覚のブレのようなものを、初めておもしろいと感じた。
もちろん、戦前生まれの人生の大先輩や団塊世代の諸兄とは、歴然とした年輪の違いがあるのは当たり前。見ればわかる。僕など永遠にひよっこであり、若輩者でありましょう。

もっと短い時間枠を考えると、それぞれが砂時計をもってスタートラインにつき、滑走スタートで砂時計を倒す。これが集団レッスンの時間軸。
ゴールすると、緊張が緩んでほっとする。そのとき、上でスタートを待っている滑走者の中では、まだ砂時計が倒れていないわけだ。同じ10時27分00秒から10時27分30秒までを共に過ごしていても、緩みかた、張りつめかた、密度は人それぞれにちがう。

ただのレッスンだと、和気あいあい談笑しながら受けていればいいのだが、検定試験のときなど、前の滑走者が転倒して不合格が決まる場面を目の前で見てしまうと、明日は我が身にどころか、数分後は我が身!?とビクビクしてしまう。
同じ時間は絶対に繰り返されないとわかっていても、そんなありえないことが我が身に起きるのではないかと不合理な想像をしてしまう。
合格を決めた人と、不合格が確定した人とで、同じ時空が天国と地獄ほどにもちがうのだ。受験という現代のイニシエーションが、冷酷に時空を分断する。

物理的には決して起きない時間の循環を、人間は暦や祝祭や儀式という形で何度も何度も、歴史的にも連綿とプレイバックしようとする。クリスマスもバレンタインデーも、飽きられることなく、進化も退化もしない。
この不自然な時間の循環が、文化を成り立たせている要素でもあるわけだから、否定するつもりはない。チンパンジーや犬や猫の世界に、カレンダーもアニバーサリーもない。あの世も前世もない。だから、人生を振り返ったり、長生きしたいわーと祈ったりもしない。

年をとると体は不自由になるのは人間にとっても動物にとっても自然な(しかし残酷な)時間の流れ。
そこは、人間の知恵で、トレーニングして加齢の坂を逆行することもできる。時間が止まる不思議な感覚を体感できるのが、スキー合宿だったりする。
水泳でもテニスでもそうだと思うが、体を「最適化」しながら、長いこと続けられるから。

「若いころは***できたんですがねぇ」「俺、もと**部」と若かりし栄光時代を述懐するのが、僕は大嫌いである。
なんで今やらんの?(やれるはずなのに!)
なんで、やめたの?(不可抗力なのか?)
太った、老いた、飽きたは理由になるのか?

そりゃアメフトやボクシングのような競技を還暦まで続けるのは大変だろうけど、数十年前の初心を忘れずに遊んでいる中高年は、きわめて不自然である(笑)。つまり、文化的。

そんなシルバー・スキーヤーが、皆ええ顔してガハハハハハと笑い、キャッキャキャッキャ喜んどるんですわロッジで山で。
都会では魔女、妖怪をやっているのかもしれんが(笑)、ベテランの乙女は皆「もぎたて」の輝きでピチピチしとるんですわ。ムハハハハハハハ
明日は、もぎたて(!?)に萌えてしまった「教室の鯉ものがたり」をふりかえってみることにしよう。

旅してきました | 20:40 | comments(0) | trackbacks(0)
年度をまたぐ綱渡り


旅の前には片づけておく仕事がたいていあって、たとえば賞味期限間近の食材をきれいさっぱり消費してしまうのも、ペース配分の難しさを問われる。これは未だになかなか成功しない。
職場には迷惑をかけないよう、締め切り間近の作業はさっさとすませておく。この時期「採点」が年度内仕事のクライマックスになる。

ワタクシは仏様なので、できるだけ全員に及第点を安売りする。追試だのレポートだので貴重な春休みを削るようなことは、お互いしたくないはずだし、恨みこそ残れ感謝されることは絶対ない。
サービスの80点、甘い90点だとわかっていても、いい評価ではなむけにした方が、お互い後腐れがない。

そんな仏心を知ってか知らずか、おマニヤ君の後輩たちは、最劣等生でもジャスト60点。あっぱれであった。
おかげで、春休みはきれいさっぱり残業なし。やれやれ。
集計結果をFAXして、今週はドカンと休めた。

ほんまやろか・・・大丈夫やろか・・・と強迫観念も湧いてくる。外出したら火の元が気になってしかたない不安神経症と似ている。
いま契約更改交渉の真っ最中だから、いつなんどき大事なオファーがかかってきて、「PHS圏外」になっとるかわからん!
ええかげん、仕事電話は090に切り替えにゃなりませんなぁ・・・

仕事のオファーはメールであっさり飛んでくる法人もあれば、電話で細かく確認してくる法人があって、どちらも一長一短はある。
同じ法人の別々の部署からの電話で、僕の来年度ウィークデーの夕食晩酌タイムがほとんど「お手つき」されようとしているので、「すんまそんが、せめてどの曜日かデートできる夜をくださらぬか」とお願いして調整してもらっている最中でして…デートどころか、男女交際も夢のまた夢なのに!(涙)

毎晩デートタイムを空けておいたら思惑がはずれるジンクスを逆手にとって、デートするひまもないスケジュールにすると出会いが訪れる・・・ことになりますやら???
仕事に忙殺されるほど燃え上がっておられる仏教カップルもいるしねぇ(笑)。

こんな日でした(日記) | 22:58 | comments(4) | trackbacks(0)
腹黒い銀世界


スキーソックスを買ってきたら、店袋にチラシが一緒に入っていた。
全国ゲレンデ割引クーポン一覧表。

さすがに北海道や東北まではカバーしていない。
信州から兵庫県にかけての、主だったところを抜粋しただけ。

それでも、まぁこれだけスキー場がちまちまちまちまちまちまちまちまあるもんだなと感心する。伊吹山のように閉鎖してしまうところもたまにあるが、これだけ不景気になっても、意外とスキー場は倒産せず、ほとんど生き残っている。経営状態は決してよろしくないはずなのに。

建設費と維持費の膨大なコストを早いうちにリフト代で回収しようとするのか、聞き馴れない新しいところは高くて、古いところは(比較的)安い。中には3000円を切るところもあれば、こんなしょぼいところがなんで5000円近いの?と首をかしげる料金設定もある。
志賀高原の4000円というのは、とてもコストパフォーマンスの高い優等生だろう。

泊まりスキーを敬遠してマイカー泊で節約しているような客からすると、リフト代の500円、1000円の差は、足が向くか遠のくかを決める重要な記号になるのだろう。
多少高くついても、よそで得なポイントを見つければええやん・・・とも思うのだが、「いかに安くあげたか」を誇りにする旅人は昔からいたような気もする。

スキー場も、あの手この手で特典をつけて客引きをしているのは当然で、あいにくどこもワンドリンクつき、食事券つきと横並び気味。やっと、ママ対応で託児所つきが出てきたとはいえ、遅すぎるわな。
激安路線の方に走ると、「安いだけ」のスキー・リゾートにどんな客が集まるか、気が気ではない。

安値競争ではなく、「そこそこ高い」でもいいから、見返りの大きな大人のリゾートが増えてほしいものだ。老いらくの鯉でも、鯉の逃避行もいい。
自称石原眞理子と自称石田純一が鯉の駆け引きをくりひろげる苗場の夜!
さわやかさのカケラさえ、どこにもないなぁ・・・

こんな日でした(日記) | 21:19 | comments(0) | trackbacks(0)
そうよ私はカニ座の男


コンカツに色気を出している戦艦大和君が発起人になり、鳥取でカニ三昧に浸ってきた。
県内にも名所はあるのだが、智頭急行のおかげで神戸から直結の鳥取は2時間半。画期的な路線である。
その車内で、愚かにもパンをたらふく食って、缶ビールを何本もあけてできあがっている戦艦大和君と、連れの今井美樹・・・腹ペコにして出撃せんと損でしょうに?

ドカ雪で交通も麻痺していた先月の面影はどこにもなく、特に寒くもなく、残雪のカケラが植え込みに残っている程度の鳥取駅に定時着。
ここから現地コーディネーターの運転で、市内観光である。

予約してもらっていた鍋は豪華絢爛で、くっだらないパンなど食うんじゃなかったと公開しても後の祭り。
食べては寝て食べては寝てをくりかえし、なんとか腹十分まで食べきって、腹こなしの砂丘ウォーク(腹こなしになるんかい!?)。

地平線が見えるほど広大ではない(だから砂漠ではなく砂丘ね)ものの、日本海と市街地を遮る巨大な砂の土手のような存在感は植田正治さんのシュールな作品群のモチーフになったのもよくわかる。明け方や、満月の夜中の眺めも見ごたえがありそうだ(また夏にカニツアー第2弾をやりましょう)。

意外と広い鳥取市内にある白兎神社に車を進め、動物愛護を祈って(神社の主旨は間違えたままかもしれない)、妙にカリフォルニアな海辺のカフェでお茶休憩。
戦艦大和君の農林水産関係の先輩氏が、おだやかな「東海」を眺めながら、いきなり「日本は核武装すべきか!?」とエキサイティングな茶飲み話を切り出してくる。おちゃめですなぁ(笑)。
3人の愛国者男女の中で、僕だけが左巻きの世界同時革命主導者のようだから、この海岸からズタ袋に放りこまれて拉致されても、「アホな亡命」でかたづけられそうな気もする。

このテーマは、次回ぜひ対馬か根室で鍋を囲んでグツグツ煮込みますか!?
と、のりもの部の右寄りなプランを展望しつつ、トンボ帰りしてきた日曜日であった。
中・韓・台・露のテツとは戦争にならん気もしますがね。テツはテツ同士ってことで。




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旅してきました | 17:52 | comments(2) | trackbacks(0)
ソニーの弁当箱


「ラジカセ」の未来形が、ラジカセの老舗ソニーから出ますよサラリーマン注目!と正月の日経新聞に出ていたICZ-R50が、やっと店頭に並んだので速攻で仕入れてまいった。
17,800円の1,780ポイントつき。

今まで、サンヨーのクレードル分離型DIPLY、韓国勢のラジオクロス・・・と愛用してきて、どれも帯に短しタスキに長しで歯がゆい思いをしていただけに、老舗メーカーへの期待は大きい。
反面、なにせ「ソニー・タイマー」である。消費者を囲い込みたがる「ソニー遊園地」である(ATRACフォーマットしかり、メモリースティックしかり)。大丈夫か?
買ってみないとわからない点もあるから、毒見をしてやろうと思ったわけだ。

持ち運びできるサイズを条件にすると、いろいろ個性的なのは出ている。
無印良品まで、CDラジエス(カセットの代わりにSDスロットつき)を出しているご時世だ。
ティアックからはR−6。これは、AC電源のみだから据え置き専用で、シルバー向け企画かもしれない。
ベセトジャパンのラジオバンクDRS-100は、『ラジオライフ』でも比較レポートが載っていて、受信性能自体は悪くないようだが、操作性に難あり。カカクコムのクチコミでも、後悔と非難が並び、人柱になってしまった犠牲者(笑)諸氏のカキコミが同情を誘う。

そんな中、単3電池☓4とオーソドックスな電源仕様になっているソニーICZ-R50は、「受信性能にこだわりました」がウリになっている。
ちょちょいとセットアップをして、使用場所を(都道府県単位で)選ぶと、自動的にローカル局がプリセットされているから即いい感度でラジオは聴ける。
内蔵メモリーは4GBもあるから、かなり録りためもできる。

ところがですなぁ・・・自己録音した音楽ファイルを再生したりいじったりする機能は万全でも、PCでダウンロードしたJOBBBラジオとかオーディオブックなんかは、そのままでは再生しない。
付属ソフトSound Organizerを使ってUSBかカード経由でコピーすると聞けますよ、と案の定まどろっこしいハードルをしかけていやがるのだ。サンヨーのDIPLYより少しましではあるが、フィリップス社の偉大な世界公開規格カセットテープ!!の融通とは比べものにならない。
ほんと、いやになるね、こういうバリアは。

ICレコーダーや、メモリーラジカセやPCで録音したSD(MicroSD)を、なんでもかんでも再生してくれるのは、やはり韓国勢のフトコロの深さ。COWON D2でもラジオクロスでも聴ける。ついでに、ザウルスでも(ファイル名のリネームも簡単にできるのは、さすが「小さなパソコン」の威力である)。

では、この中途半端にでかい(まるで弁当箱だ)ソニーR50の活用場面というのは、どんなものですかね?
基本、ホームラジオかキッチンラジオのような立ち位置になるか…。
気が向けば、ボタン一発で録音もできますよ、と。

あくまでも、このラジオで録音したファイルは楽々再生できるが、よその端末で録った音源には、いろいろ制約をつけさせてもらいますよ!というあたりが、中国・韓国にあって日本にない融通無碍な包容力である。
なんだかねぇ・・・

まちがっても、FMエアチェックでmp3ファイルを作成しようと考えない方がいい。S/N比は悪いし、RF段の仕様なのか強信号で音が割れる。ミニコンポでしっかりアンテナをつないで録る方が確実にHiFiである。
やはり、基本的に「ホームラジオ」なんですな。間延びしたデザインが「顔に書いてある」。
開発意図も、ラジオ講座のタイマー録音にぴったり!!というところを狙っているようで、たしかに20プログラムを設定できるからNHKの全外国語番組に対応できそうな勢いだ。ステレオ・スピーカーもまずまずいい音で鳴ってくれる。
ただし、ラジオクロスやサンヨーDIPLYについている時刻自動修正なんて気の利いた機能はない。

ラジオ講座の録音と再生(簡易ピッチ可変つき)に使えるのと、何かと悪評の悪い感度をソニーらしく高めてがんばっている点とで、かなり客層はしぼられると思う。
たとえば、ラジオというもの自体を知らない中高生あたりの進学祝いに親が買い与える(絶対すぐに愛ポッドかウォークマンに目移りするだろうが)と、大昔の我々が日立パディスコやソニーZILBAPシリーズ、松下MACなんかを買ってもらったときの感動と、すこ〜しだけシンクロするかもしれない。

もう、学校から帰宅するのが楽しみで楽しみで、愛撫したりシールを貼りまくってみたり、抱いて寝たり(苦笑)の「愛機」にあたるのが、いまどきだとケータイになるのだろうか。
高いカセットテープを装着するときのようなワクワク感は、様変わりしているだろうけど。
ラジカセ改めラジエスの未来形は、どんな方向に行くのだろうか?



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買いました(むだづかい) | 03:11 | comments(2) | trackbacks(0)
心労がたたって…


チュニジアの政変で、失脚したベンアリ前大統領が危篤!
おやおや・・・たしかエジプトのムバラク前大統領も、重病説が流れていたような・・・おまえらパクるでないぞ命乞いの手口を!と独裁者同士で牽制しあっているのではないかね?

ピンピンして負け犬の遠吠えよろしく悪態をついていたら、下手するとチャウシェスク夫妻の公開銃殺刑のようなことにもなりかねない。
そうなる前に、死んだことにしてしまうと、さすがに死者に鞭打っても無駄だし、惜しんでくれるシンパもいるかもしれない。亡き骸役」は、活きのいいホヤホヤ死者の中から適当に似ているやつを選んで、それらしくコスプレしておけば「あぁ、独裁者の面影もないやつれ方で…」と勝手に追悼してくれる。絶対そう踏んでいるにちがいない。

おそらく、歴史上の人物の少なからぬお歴々は、敵に殺されたとか、討ち死にしたとか、急病であっけなく倒れたということになっているだけで、ひそかに生き延びていたり、敵対勢力に寝返ったりしているものらしい。
個人的には、ダイアナ妃は実は生きている気もするし、韓国の金大中、盧武鉉の最期も、どうも腑に落ちない。

北国の偉大なる将軍様には、影武者が何人もいる(あの風船オバケも怪しい)とささやかれているから、仮に死亡報道が流れて国葬までやったとしても、陰でしっかり生きていて、自分の棺に唾しているような連中を粛清するぐらいのことはやりかねない。皆、わかっているはずだ。

この、死んだことにしてしまう作戦は、生まれ変わり術とワンセットにして首尾よくいけば、犯罪者の身元隠しにも使える。
それなりに手間と費用はかかるだろうが、指名手配されたままの自分と訣別する覚悟でなら、人生をやり直すつもりで「私を死なせてくれる業者」と商談成立する罪人は、増えこそすれ減りはしないだろう。

生まれ変わる代償に、資格・免許やら学歴やら、1から取りなおすことを思うと気が滅入るし、失うのに抵抗はある。だから、小向美奈子のような立場だと、アイドルとしての実績もほとんどないから、リセットしやすいのではないだろうか。重病説が流れるか、それとも運河に浮かぶ変わり果てた姿となるか・・・?(どっちにしても、使い古された手にすぎないが)。

小沢一郎もハトもカンも、前代未聞の「トリオ心中」をやらかしてみるのはどうだ?
もちろん、できるだけリアルに死んだことにするだけで、余生はいっさい人前に出てはいけない。
痔眠党に政権が戻ったら、金丸信も角栄も竹下登も宇野宗佑も蘇ってきそうだ(笑)。
うれしまくりウィッシュすね!!とDAIGOも喜ぶことでしょう。

クーデターで簡単に「病没」してしまう独裁者に国民が勝った勝ったと欣喜雀躍しているのは、途上国の劇場政治みたいなもので、日本人からすると「人がいいなぁ」と映る。一族郎党ケツの毛まで根絶やしにしないと、振り子が戻って来かねない。
しかし、「そういうことになっているのを知っている国民が、許していることになっている」のかもしれない。
まるで、アラビアン・ナイトの世界であるね。




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こんな日でした(日記) | 06:11 | comments(4) | trackbacks(0)
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