2011.02.28 Monday
起きるべくして起きた大学入試問題の私的速報(といっていいのか?)を、想定外だとボケたことを語っているセンセイたちは、ほんとユルいねぇ甘いねぇぬるいねぇ・・・
股間ユルユルの女優を入学させた某*稲田大学も、ミスターのドラ息子をスルーさせてしまった立*大学も、えらそうなことはいえないよ。AO入試や推薦入試も、果たして公正な入試といえるのか?
正直者がバカをみる入試なら、やらない方がましである。
性善説に立ちたいなら、試験監督をやめればいい。
監督するなら、上着もカバンも預けさせてボディチェックをして、丸腰で受けさせるべし。トイレに出るならそこで試験は打ち切り。
虚弱体質な受験生には気の毒だが、教室の後ろの隅におまるを置いておきましょう(体調を整えて試験に臨むのも、「受験力」の一部なんですがね…)。
そこまで、水も漏らさぬ「監視」をするか、それができないならカンニングしようのない試験を工夫しなはれ。
おそらく犯人はケータイでスキャンしてOCRで読み取ったか、画像を飛ばして外で共犯者が処理したかではないかと思えるのだが、今はボールペンにも眼鏡のツルにもハイビジョン・カメラが内蔵できる時代だ。小指の先ぐらいのカメラを髪に隠すぐらいのことは簡単ですぜ。
こうしたステルス盗撮犯は、破廉恥事件でしょっちゅうつかまっていることは大学関係者も知っているだろうに、そのテクニックを受験生が使うかもしれないという想像力が欠落していたわけだ。韓国の入試で実際に起きている不祥事からも、何も学んでいない。
事件の可能性は頭でわかっていても、実害が出るまで何の策も打たなかった大学は、犯罪者を生む苗床なのである。
受験生を疑うことに抵抗を覚える親心のようなものがあるのかもしれない。
疑うのではなく、邪心が芽生えるような状況を排除するのが、本当の親心ではありませぬか?
たとえば監督が居眠りしていたら、カンニングしたくなるのが人間の性でしょうよ。カンニングを許す方の責任が重い。
居眠りしてなくても、監督の目が節穴だとわかれば、ゲーム感覚で問題を撮影してやろうと思うやつが万に一人もいれば、入試の信頼性は瓦解する。
ここは以前からワタクシが提案している通り、カンニング名人を試験監督に任命して、ゲーム感覚にはゲーム監督で勝負するのもいい。
結果いたちごっこになるかもしれないが、カンニングの技術と監督の技術は切磋琢磨しあって(笑)進化していくしかない。
しかし・・・受験生の盗撮説が有力視されているところへ、実は内部犯行だった!!となる可能性も排除できない。
僕も大学入試の監督は2年やったが、問題を金庫から出して運んで仕分け、枚数確認、配布…とアルバイトの目に触れる場所は意外にある。もみあげに隠したカメラで盗撮することも、やろうと思えば今ならできそうな気もする(昭和の時代にそんなカメラは手に入らなかったが)。
入試で起きていることは、入社試験でも公務員試験でも各種の資格試験でも起きて当然である。
カンニング名人を擁した「試験監督受注会社」にとっては商機ですな。
「我社の監督派遣を断った大学一覧」なんてのが公になれば、そこをカンニング犯は狙いまっせ。
実は、そのリストが偽物だったりして、精鋭監督によって「飛んで火に入る夏の虫」を一網打尽にできるかもしれない。もう、ゲーム感覚ですな(苦笑)。
僕のホンネとしては、カンニングしても意味がない論述・実技試験に切り替えるのが、最高学府の進むべき道だと思うのだ、来年からできる対策もあるぞ。
受験生を男女に分けて、暖房をガンガンかけて全裸で受験していただくのだ。筆記用具は現場で支給。頭髪チェック、穴チェックもぬかりなく(もちろん、監督は受験生と同じ性別にする)。
そうしたらしたで、「おとなりさん自身」に目がいってしかたない受験生、試験監督に萌えすぎる水野晴郎センセイみたいなのが現れる可能性はある。仏教系大学では、変な反応をすると煩悩で減点ですな。
東京海洋大学では、なぜか帽子をかぶっただけのさかなクンが監督をしていたり、大学を出ているのに毎年受験したがる動機不純な受験生、なぜか外国人受験生も急増したりして…(笑)。
「うれしはずかし入試」を、楽しくやりましょう。
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