2011.10.31 Monday
今日生まれた赤ん坊は皆70億人目と認定しましょう!
って、キャンペーン気分で大丈夫かね?
これで人口動態にすぐ影響が及ぶとはいえんが、次はジャスト80億をめざしてやろうと考えてコトに励むパパママがいるかもしれない。おそらく約10年ごとに、区切りのいい大台がやってくるから。
その前に、77億7777万7777人目狙いか?
アフリカも南米も、人口急増地域と日本は感覚的に遠いのでぴんとこないし、日本国などとっくに人口減少の一途をたどっている。帰化する人口が増えていてこれだから、ネイティブ日本人は数値以上のペースで減っているはずだ。
逆にいえば、1億人を維持したければ(個人的には、この狭い森林国家ニッポンは3000万人ぐらいが適正ではないかと思うが)、帰化する外国人を歓迎するのもひとつの道。
参政権の問題もスッキリする。民族アイデンティティが否定されるわけでもないんだから。
もうひとつの道は、「日本圏」を広げること。
大東亜なんちゃら、ワン・アジアなどと掲げるとキナくさくなるし、そういう意味合いではない。
たとえば英国は斜陽だとはいえ、かつてのパックス・ブリタニカの威光はしっかり残っている。英国語は世界語になっているように。
英国籍の人口は日本の半分ほどだが、世界中にブリティッシュ(またはアイリッシュ)アイデンティティを持つ米国人やロシア人、中国人、インド人,etc,etcがいて、シティに富が流れ込むしくみができあがっている。
これも広い意味での戦略的人口政策だ。
パックス・ジャポニカの参考にならんかな?
ただ、英国の植民地だった国々の人口急増ぶりは、宗主国として責任を取ってもらわにゃ困る。インドしかり、アフリカ諸国しかり。
奴隷は制度上なくなったとはいえ、アフリカ人をスポーツ戦力として引き抜いてくるチームもある。日本の大学の学生証を持っているなら試合に出ていいわけだが、チームの意図はみえみえ。
そういう戦力がほしいなら、祖国の部族まるごとビザつきで受け入れて、仕事をしてもらうぐらいの太っ腹をみせてほしいわな。
何かとまぎらわしい隣国からの留学生より、個性的なインド人、ファンキーなアフリカ人は、日本にもっと来ていただいてもいい。
いや、別に中・韓シャットアウトではなく、彼ら彼女らは日本で暮らすと日本人になりきってしまう=同化してしまうから、おもしろくないのだ。
アメリカ人、オーストラリア人あたりでも、ヲタになるとまんま日本人のアニメファンみたいな俊敏で細かい身のこなしになってしまう(笑)。隙間をかきわけて小走りするのがうまい。線描の細かな違いを1時間でも2時間でも討論して至福のひとときになっていたりする。キミたち、ほんまにアメリカ人かい!?
日本研究をしたりクールジャパンを趣味にしたりすると、不思議と日本人に同化してしまうようだ。
カラード・ピープルは、いい意味で「そのまま」だから楽しい。
加茂川で沐浴なさっているインド人がいてもいい。
弓矢でカラスを射止めてくれるナイジェリア人がいてもいいではないか(笑)。
その子供たち世代は、日本で生まれ育つと、「個性的な日本人」になってくれるだろう。世界に出ると、「印系日本人」か「日系印度人」として、きっと活躍してくれると思う。
人口の総量はおさえられなくても、新しい人口移動のルートができれば、まだまだ地球にはキャパシティがあるのではないだろうか。
極地も砂漠も農地に変えるほどの人類の叡智とエネルギーに期待したいところだ。
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