2012.02.29 Wednesday
昨夜は、緊急地震速報のファンファーレが鳴り、続報をみると房総沖。M4クラスで、津波の心配はなかったようだ。
この規模の地震を、北海道や沖縄まで一斉に速報する必要があるのかね?
警戒が大事なのはわかりますがね。狼少年効果の方を心配してしまうぞ。あぁ、また速報か・・・と。
自殺報道を規制しているのはメディアの判断だが、全部報道していたら毎日90件。自殺チャンネルがないと追いつかない。ニュースの消費者は、麻痺してしまう。麻痺は情報に耽溺してしまうパターンもあれば、情報をシャットアウトするパターンにもなって出る。
Facebookの災害用伝言板テストが、何度消しても消しても表示される一日が終わった。周知徹底する必要があってのこととはいえ、やれやれ・・・
FBには耽溺しているユーザーも多いから、エリア限定で災害速報を流すようなコントロールはできるかもしれない。地震の震源地と規模によって、半径何百km以内に情報を配信するような技は、ターゲット広告を追究している事業者なら、お手のものだろう。
全世帯がNHKだけに接している時代だと、NHKが玉音放送的な絶大な情報伝達手段になっていたと思うが、今はそうではない。昨夜の地震速報も在阪民放には流れなかったし、ケータイ配信しようにもケータイを持たない国民もいる。情報を即在にキャッチして、口コミで全国民に届くとは限らない。孤立死も続発しているのが世の中の現実だし。
たった5分でも避難が遅れると津波やガケ崩れ、雪崩で大惨事に襲われるから、絶大なパワーを持った速報手段は必要不可欠なのに、なかなか決定打がない。
かつて鳴り物入りで国が後押ししたCATやVANは今どうなっとるのか?変てこな端末はゴミと化しているし、わりと最近も緊急地震速報ラジオなんてのがあったが、持っている人を見たことがない。
いっそスピーカーで夜中でも叩き起こされるぐらいの絶叫をする力技も、意外と有効だったりするのではないだろうか。
「地震です!詳しくはNHKで!」だけでもいい。自治会・町内会の単位あたりに設置するか、小学校区ぐらいの単位でいいかは地域の事情によって決めればいいとして、個人所有の端末に配信することばかりを考えていては、落とし穴があちこちに開いてしまうぞ。
地震探知犬がけたたましく吠えるようにしておくと安上がりだが、犬嫌いな住民にとってはただの無駄吠えだから、耳をふさいでしまうし(地震探知猫も養成していただきたい)。
Facebookで一日中「チャット可能」になっている友達もいて、逢坂議員など国会中もチャット可能になっている(笑)。もちろん、ただログインしっぱなしになっているだけだろう。僕はログインしたまま寝ていたり外出したりしていることは普通にある。画面と睨めっこしているわけではないのだ。
ケータイを携えながら失楽園に耽っている殿方や奥様たちは、緊急地震速報でハッと日常に戻れるのでしょうか(笑)。
と考えると、ネット経由の接続状態は、ラインの向こうの生活実態が見えないから、万全ではない。
いやはや難しいね・・・
首都圏でどんな名案を出してくるか、期待したいところだ。
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