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そろそろ、ゆっくり、こっそり革命!
日露ハットトリック
 

公務で海外出張している知事や総理にはGWなんか別世界だろうね。とりあえず、ご苦労さん。
しかし、軽率な発言で恥をさらしたなら、せめて潔く謝罪すればいいものを・・・恥の上塗りをするのは大減点ですよ都知事!
「誤解を招いた」より、そりゃ誤表現でしょうが。
「真意が伝わってない」ったって、真意を正確に言葉にしないと、NY Timesに以心伝心を期待する方が無茶である。
よりによって、イスラム圏まるごと敵に回すような軽口は、日本の居酒屋のヨタ話なら許されても、世界に配信されてしまう。想像力が働かなかったのか?

いやしくも言葉の使いかたには鋭敏な(はずの)ノンフィクション作家出身の都知事である。
前知事は文学者だから、あくまでもフィクションですよとポーズをつけて、メタファーを口走るぐらいの腹芸は見せてくれたかもしれない。
どちらにしても、日本村ではウケる腹芸にすぎませんが。

都知事殿の立ち居振る舞いも恥ずかしかった。猿が衣裳を着せられると、ああなる。
威風堂々と歩いているつもりだろうが、片ポケットに手を入れて左右に体を揺らして、まるでヤンキーの成人式ですやん。世界につながっているカメラの前では、背広のボタンはちゃんと留めて、まっすぐ闊歩しなはれ。マラソンしてみせるぐらいの体力はあるんだから、できるはずだよな。

まだ毛並みのいい安倍総理は、堂々と日露首脳会談に臨んで毅然と自説をスピーチしておられた。
見映えは及第点だとしても、交渉内容は技ありも有効も取れなかった。「プーチン歩み寄り」と報じていたメディアもあるが、日本の視聴者に媚びないで事実を冷徹に伝えないと、メディアは「日本村の瓦版」の域を出ない。

「ヤポンスカが強く出るなら、わしらも強く出るからな」とクギを刺されてグの音も出ない。次官級の水面下の交渉がどう進展しているのか、後退しているのか、記者クラブでなごんでいるメディアは掘り下げることもない。
そこはとっくにプーチンは見抜いていて、TBS記者の質問を「お仲間と相談した質問ペーパーを代表で読み上げただけだろ?」と揶揄していた。日本村の記者からどんな質問が出てくるか、完全に先手を読んで軽くあしらっている。やるねぇ。

北方領土の奪還はどうすればできるか、素人にはなかなか妙案は浮かばない。
ただ、ロシアはコチコチの反日教育で国民を洗脳している国ではないから、まだ交渉の余地はある。ソ連時代も情報統制はユルユルで、国民はアマチュア無線で世界とつながっていた(なぜ当局が統制しなかったのか不思議だ)。中・朝・韓よりは親日的な国民も多いと思う。

ならば、北方4島の住民のロシア国民としての既得権は保障した上で、島の統治を日本に変更するハットトリックは使えないだろうか。
決して追い出しはしない。
そのまま住んでいいですよ。ロシアの病院、ロシアの店、ロシアの学校に通って、今まで通り暮らすのは自由。
でも、北大病院分院も建ちます。イオン、ウニクロ、GUも開店します。がんこ寿司も和民も出店します。国後島ではKNB48、択捉島ではEKB48も歌って踊ります!!

と、日露二重生活をしばらく享受してもらって、何年後かに「さて、どっちの国籍ほしい?」と迫れば、ヤポンスカになる島民が続出するのではなかろうか。
まぁ九分九厘、すすきのには「ロシアンパブル」が起きて、出稼ぎ嬢があふれることになるかもしれない。三津屋商店街を見限って札幌のイリーナ、岩見沢のナターシャに会いにいく煩悩男子もいるだろう(笑)。それも景気浮揚につながる。

ロシアがほしいのは日本の技術と投資だから、もめているとお互い損である。島が日本の主権下に移れば、日露合弁事業もどんどんできて、サハリン・シベリア開発も進むのは確実だ。石油とガスは日本までパイプラインを通せば、ロシアにとって最大の上得意客になるし、日本もエネルギー供給が安定する。
どうでしょ?

戦争を知らない北方4島民にとっては、祖国を日本の主権に奪われる感覚かもしれないが、ちゃんと実利をつけて遇すればいい。別にロシア人を支配するわけでもなく、戻ってきた島に生まれ育っていた住民まるごと新しい日本人として受け入れるつもりで。それぐらいのフトコロは、日本人にはあるはずだ。

島民は当然、パスポートなしで沖縄まで旅行もできるし就職もできる。ロシアンパブ盛況を楽しみにしている三津屋の若旦那は、ちょっと辛抱ね(笑)。
屈強なセルゲイ君、ピョートル君たちは、海自、海保に入っていただけば、東シナ海の最前線で活躍してくれるかもしれない。無茶なことをやっている隣国に睨みをきかせることにもなる。

僕にとっては、国後ゲレンデでも滑ってみたい。あまり寒すぎるとスキーには向かないが、温泉と海の幸は星野リゾートにどんどん開拓してもらえば、ジャパンマネーが落ちる。
アジア富裕層がわざわざ凍えにいく(笑)秘境観光も活性化するだろう。ロシアの辺境だと敷居が高くても、日本の観光地になると直行便もどんどん飛びまっせ。

こういう新機軸のアベノミクスが見えてくれば、プーチンも態度を和らげるのではないかと思う。ただナショナリズムを前面に立てて主権奪還ばかり訴えていると、相手の対抗的ナショナリズムを刺激するだけ。
島民の実利とロシアの国家権益、日本のメリットが合致する妙案だと思いますがねぇ二重帰属案は。
ムネオがんばれ!






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政治 | 16:25 | comments(0) | trackbacks(0)
ラジオ番組表誕生日
 

サブカル系の品ぞろえがよくて三才ブックスも差別していない地元の書店に、発売日にいそいそ出向いたのに『ラジオ番組表』がない!
しかたなく三宮まで出て仕入れてまいった。

中身は変わり映えしないが、ももうかつてのタウンページなみに毎年更新する一家に一冊の(てなことないか)年鑑になっている。
ベセトジャパンの広告で、ラジオバンクが読者さま特別優待価格になっていた。こんなニンジンをぶらさげられると、まことにつらい!

深夜1時からの放送枠は、かつてオールナイトニッポンが開拓したゴールデン枠(ちゅー坊のゴールデンは「10PM」だった)。
いまだオールナイト時間枠に目と頭が冴えわたってしまうのは、この深夜ラジオ業界のありがたい陰謀である。

土曜日はオードリーを聴いていて、しみじみ心を打たれてしまった。
ただのお笑いバカタレントではない。若林クンは、人知れぬ苦労人だったのだ。バイト先で上下関係にもまれ、デビューしたりバイトに屈辱の出戻りを経験したりしながら芸を磨き、春日のかけがえのない女房役を務めている。
それを、しみじみ深イイ話にするでもなく、投げやり気味に訥々と語る若林くんトークに、春日のあいづちも優しく、全肯定する。女房役の大切さを、すなおに承認しているのだ。えらいね。

爆笑の田中しかり、天野ラブ(笑)あってのウドちゃんしかり、女房役の名人芸がひしひしと伝わってくる。アクションの見えないラジオだからこそ、言葉の端々や間のとりかたに、芸の上手い下手がストレートに出てくる。
いやー、ラジオはすばらしい。

『ラジオ番組表』の巻頭特集は、40周年記念の「ありがとう浜村淳」。読者層を考えると意外な気もするが、偉大なものは偉大、とリスペクトがにじみ出ている。
ワンマン・パーソナリティの西の横綱が浜村さん、東の横綱はゆうゆうワイド大沢悠里だろうか。
声だけで井戸端会議をプロデュースできる話芸は、やはりすごいと思う。

黒板に書きまくるくせが抜けない未完のプロとしては、声だけですんなり腑に落ちるような話芸はいいお手本だ。板書するなら資料を配布してしまえばいいわけだ(効果は管理できないが)。
90分なら90分で、楽しく目からウロコが落ちて、小さな人間革命(そうかガッカリみたいやな)が起きるような「時間の魔法」を磨かねば・・・
女房役を従えての講義というのも、あっていいかもしれない。







こんな日でした(日記) | 22:05 | comments(0) | trackbacks(0)
酒権在民!


今日が主権回復記念日とは知らなんだ。
昭和天皇誕生日の前日に発効とされたのは日米どちらかの意図を感じるが、沖縄ではまた独特の意味付与がなされているようで、抗議集会も挙行されている。

地上戦の部隊になってしまった沖縄の県民感情は、想像を超える過酷な経験が裏づけられているから、批評ははばかられる。
けれども、国家主権回復なくして沖縄復帰もなかったわけだから、置き去りにされたととらえるか、二十数年後の完全主権快復への一里塚と考えるか、県民感情も一様ではないと思う。極秘裏に祝賀会があったとは一切報道されていないようだが。

主権とは何か。
すでに国民主権を金科玉条とした現行憲法が発効していた上での占領終結だから、理屈の上ではGHQ主権から国民主権へ完全移行した記念日ととらえるべきだろう。
なのに、あたかも国家主権を取り戻したと祝うタカ派政権の鼻息は、少々方向違い。まず国民主権でしょうに。

憲法改悪論議も過熱気味(改正改正改正とうたわれているのも、一種のサブリミナル報道だ)。
そりゃ国防は政府の仕事だから、権限を強化する改定は否定しないが、主権者がアベノミクスに踊らされて政権にゲタを預けるような「平和なファシズム」の匂いもしないでもない。

金を売ったり持ち株が上がったりしてあぶくゼニが懐を温めたぐらいで、にわかアベノミクスに喜んでいる脳天気な国民は、年金も安心して受給できるのか?安心して日本の米を食べられる見通しがあるのか?

国民といっても、生産活動からリタイアした世代、経営者、生産年齢世代、自営業者、農林水産業者と立場はさまざまで、だれかが喜べばだれかが泣きを見る。国民の8割を占める雇用労働者を満足させるには、ともかく痔眠党が年金記録を消してしまった社会保障の大改革を避けては何も始まらない。

TPPで「年金・健保の運用おまかせを」と怪しげな外資が上陸してくる予感もある。小さな政府に転身して、「国民の皆さん、自分でやりくりしようではありませんか!」とセイフティネットを放棄してしまう選択肢も見えかくれする。出生率は上がりませんよ。

てなときに、基本的人権の新顔=社会権を主張する主権者がどれだけいるのだろうか。
参政権、請求権さえ放棄している国民が半分もいる国なのだ。
大阪市イカサマ東住吉区長鹿児島県ウソツキ大隅町長には、天罰が下る前に有権者が解職請求権を行使すべきではなかったのかな?
もっとも、天罰を期待するとしても、トオルちゃんは「ボクに見る目がなかった」と白旗をあげているし、ウソツキ町長は細野モナや仙谷イエスにまるめこまれたところがあるから、政治屋の自浄能力は期待できない。

ほんま、主権者はちゃんと憲法を活用して、行政府を監視せんといかんよ。
それすら怠けて憲法リニューアルをはやしたてていると、自由権を取り上げられても文句はいえない。
主権回復しても、とてもとても主権者意識が育っているとは思えない。







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政治 | 17:30 | comments(0) | trackbacks(0)
梅田南北戦争
 

きのう退勤が早かったので、途中下車してグランフロントを偵察しようかと思ったものの、大阪駅からしてごったがえしていたので席を立ちかけてやめた。
在阪TVがこぞって中継に繰り出して、来い来い買え買え食べろ食べろと横並びな提灯持ち一色になっていたので、もうそれだけで満腹でござる。

百貨店の競争が激化して、駅をはさんでの「南北戦争」と呼ばれているのは、座布団一枚ぐらいあげてもいいナイスな表現だ。
百貨店が何十軒できようと、大半の日本男児にとっては埒外なのだが、亭主族にとっては関心があるふりをしておくのもサービス精神なんでしょうかね?
とりあえず、南軍の阪神百貨店がんばれ♪とエールを贈っておきましょう。

どこの局だったか、書店戦争という角度から切り込んで各社を取材していた小特集もあって、こちらの方が興味深かった。
紀伊國屋が攻めに出てグランフロントに前線を展開している。キタの核心に陣取る老舗の意地といえようか。

在庫数だけ見ると、ジュンク堂の規模は大きいけれど、立地はもう東梅田と西梅田だから梅田の核心からは遠い。
駅からの動線の「川上」に大型書店があって、たいていの買い物ができてしまうと、超大型といっても「川下」にたどり着く客は減ってしまいますな。
消費者としては楽しさ・お得感・付加価値を追求すればいいだけだから、店舗立地を考えるのはマーケターに任せるとしましょう。

しばらくの間、梅田の重心はぐっと北側に傾く勢いなので、ダイヤモンドシティさんは「うめみなみ」の再開発で反転攻勢をかける作戦を練っているんだとか。
いちビル〜よんビルも、もう30歳を超えて老朽化している。いい具合に昭和が残っていて僕なんかは落ち着くのだが、2号線とJRにはさまれた区画はあまり余裕がない。上に増築するか地下を掘り下げるかしかない。

「うめみなみ」はカッパドキアのような地下街でつながっているのが最大の魅力(落とし穴?笑)なんだから、これをもっともっと伸ばしてほしい。なぜ新地とつながっていないのか不思議でならないのだが(タクシー業界が抵抗するのか?)、これから広がるうめきたの面積に対抗するには、超カッパドキア化(笑)しかない!裁判所までつなぎましょう。

うめきたに、なぜ地下ですんなり行けないのかはヨドバシができたときから疑問がぬぐえなくて、必ずJRコンコースを通らせる構造になっている。
「おまえ、わかってないな。御堂筋線の梅田とつながっとるがな」と説教されるのは承知している。うめみなみ(たとえば駅前ビル)からヨドバシへたどりつくのに、地下を通って最短距離で行きたいと何度チャレンジしても成功しないのだ。JRの陰謀がうらめしい。

結局うめきたも、JR伊勢丹の鉄壁の談合で、なんとしても通過されないようトラップをしかけてやがる。控えめな阪神電車梅田駅を見習えっちゅうねん。
ほしいのは陸橋でも横断歩道でもない。
地下で直結してくれ。
マグマライザー、発進せよ!







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こんな日でした(日記) | 15:29 | comments(0) | trackbacks(0)
がんばれセンタン、551!
 

ハーゲンダッツ最終店が撤退。のニュースの前に、全国あちこちで、名残りを惜しむ声(カキコ)があがるのも不思議な気がした。
もう潮が引くように閉店していて、まるでバブル時代のディスコかプールバーのようなもので、まだあったんですな〜としか思えなかった。

北野坂にはホブソンズがあり、「ふもと」にハーゲンダッツがあったような、なかったような・・・
わたしゃアイスクリーム屋に喜ぶ乙女ではないから、花畑にミツバチがたかっている眺めは、やりすごすばかりだった。

とはいえ、「飲み会の〆はラーメン」になる前の世代だと、「コンパの後はスイ〜ツ」の味を覚えてしまったのが、なんとなくクリスタルな時代。僕は主に梅田のSwwensensが定番だった。
ラーメンにしろアイス・デザートにしろ、カロリー高っ!!な不健康コースだ。卒業するが勝ちである。

老婆心ながら、アイスクリーム屋で収益を上げるのも大変だろう。物販で稼ぐための撒き餌といっちゃー失礼だが、アンテナショップはそういう性質の店舗だから、単体でボロ儲けする必要もないのかな。
買って家でいただけばすむ食べ物を、あえて外でいただく楽しさはわかる。
でも、どうせなら家ではいただけないものがいい。日本人なら、かき氷でしょうよ!!
ハーゲンダッツ、スウェンセンズ、ホブソンズのふるさとには、ミルク金時を輸出してやろうじゃないの!!

って、もう進出してるのかな。
タイやインドネシアには、しろくまをどーんとぶつけてあげよう。本場に旅するツーリストも呼び込めるぞ。
ガリガリ君も雪見だいふくもモナ王も、連合艦隊を組んでリアル・クールジャパンを輸出すべし。

レディボーデンやハーゲンダッツが「高くてうまい」のは当たり前。
和製アイスは、たった$1で至福のひとときが買える。
どやさ、どやさ!!



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こんな日でした(日記) | 17:41 | comments(0) | trackbacks(0)
BCLラジオけもの道CF-5950
 

新入荷の中古をfacebookで報告したら、意外な反応があった。
高校無線部の同級生からは「懐かしい!うちにもあるぞ」とメール。
80年代生まれの女子には「おもしろい形♪」に見えるらしい。そんなもんか?

BCL道のうるさがたには、邪道にしか見えないだろう。ツッコミを入れたくても、もうサジを投げているにちがいない。
それもごもっとも。邪道はわかっとる。

型番からして、ラジカセのカテゴリーだから、無線関係のデータベースを検索しまくっても情報がない。
ラジカセとしては、ソニーさんらしからぬできそこないだと思う。まだ、まともなラジオに「テレコ」を外づけした方がサイズは小さく、性能もいい。
スカイセンサー5900にテレコをつけるだけで、なぜこんなに図体がでかくなるのか・・・おまけに、筐体がスピーカーの余裕あるエンクロージャーになってくれるかといえば、音質もイマイチ。松下さんラジオに負けとるぞ。

むしろ、ベースになったICF-5900の高周波回路を改善して、マーカーに変調をかけるなど凝ったリファインがしてある。ダイヤルも同調しやすくなっていて、パネル全体が広々としているので操作性はいい。
どうせカセット録再の部分は期待していないし、案の定テープを入れてみてもワウワウ・フラフラなので、ほとんど「カセットテープ1本収納ポケットつきラジオ」として鎮座してもらうしかない。ラジオの方は、さすがソニーさん、手抜きはない。

それにしても、この駄作に懲りることなく、33万円の短波ラジカセを出したかと思うとウォークマンに短波ラジオをつけてWAシリーズに加えたりと、「ラジカセのソニー」は奇天烈な製品を次々に出していた。短波ラジカセは、オートリバースつきのWA-8000で最終形に到達する(これはウォークマンとしては巨体だが工業意匠としてはなかなかかっこいい)。

結局、ラジオとしてもテレコとしてもウォークマンとしても中途半端で、大ヒットしなかったという意味で、短波ラジカセなるものはケモノ道の象徴だ。
まぁ、それが許される好景気と社内風土があったということか。ソニーさんは社内でエスパー研究までやっていた時代だから(笑)。

それも、ちょっと寂しい。
もともと、カセットテープというオランダ産の規格を追究して洗練させ、そこにラジオをくっつけてラジカセ文化をつくりあげた日の丸家電は、クール・ジャパンの原点だったと思う。あげく、テレビまでくっつけた。こんなこと、サムスンもLGもハイアールもやらない。

そりゃ、今はケータイでワンセグ録画もネットラジオも聴けますがね・・・メーカーごとの技術力の差がなくなると、横並びになってしまうから、浮気な消費者に媚びることが生き残り策になる。基本、パクりあい。
BCLラジオ黄金期の各社フラッグシップ機は個性的なツワモノぞろいだった。ソニー党だったワタクシも、当時の松下さん、ビクターさん、サンヨーさんを手に(耳に)すると、どの社にも限りないオマージュを感じている。

今でも、短波放送を録音しようと思えば選択肢はごくごく限られてくる。
受信は昭和ラジオで、録音は外づけデジタル録音機で、とハイブリッドな態勢になる・・・というか、各々をばらして合体させればいいわけか。
闘志がわいてくる。
ケモノ道の脇道の毛細血管が伸びる・・・みたいなものか?ワナワナワナ




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買いました(むだづかい) | 14:37 | comments(0) | trackbacks(0)
外野に御用心


日米中韓にかまってほしくてしかたないフグ王子様のおかげでピリピリしているところへ、よりによって同姓の社会学者が刺激的なツィートを垂れ流して炎上している。
よりによって母校に最近着任した中堅の教授が、トオルちゃん口調でつぶやいている(つぶやくというより、恫喝ととられてもしかたない文面だ)。
大人げないねぇ。

もとはフィフィの「外国人の生活保護問題を話題にすると関西のメディアに出られない」発言だった(らしい)。
確かに、在日外国人を十把ひとからげに保護対象外とみなすのは認識不足だし、それが一部の層の「ウケ」に迎合したものだったかもしれない。話題を巻き起こすのも芸能活動だから。

一タレントの発言が直接の火種というより、ヘドロのように鬱積している嫌コリア感情に、拉致問題や核ミサイル、日朝関係や生活保護問題が次々に刺さって、在日まるごと槍玉にあげられてしまった部分もある(もしかすると、知的コリアンが確信犯的に槍玉を買って出た可能性もあるが)。

論争を巻き起こすなとはいわんが、サロン(ゼミ、研究会、学会の懇親会、学者の集まる飲み屋を含む)で苦笑いするぐらいでやりすごしておけばいいのに、ツィートするから世界に垂れ流される。ツイッターなんかコチャコチャやっているヒマがあれば、研究と授業に専念するのが雇われ学者の本務だろう。
受験者が減ると受験料収入も減るし、倍率が低下しても定員を維持すると、学生層の平均学力が下がるから、結局は大学・教員そろって損ですよ。

いやしくも学者なら、ワイドショーでエトランジェがしゃべったことに宣戦布告するのは自損行為につながりかねない。しかもキムせんせはエスニシティを計量的に研究する数理社会学者である。きちんと外国人の社会保障受給と就労就学の実態を、フィフィにもわかるようデータをかみくだいて示して、「わからせる」までやってこそ、教授の力量というものではないですかい?

いやらしい足払いをさせていただくなら、キム教授は日韓のボーダーを超える闘いを研究者として積み重ねてきた研究者であらせられるが、すでに68歳まで安定高額所得を約束されたエリート層の一員であることも事実。
知的エリートは、有給休暇ゼロ・休めば所得ゼロの芸能人と論争して勝つのはどちらか?もわかった上で、ノーブル・スタボネスを発揮してほしい。ボクサーが素人に拳をふるってはいけないように。
それより、本当の敵を見誤ってはイケマセン。それが、キム教授の本職のはずだ。

民放であれNHKであれ、実在する会社名や個人名をあげて無編集のナマ激論を放送できるメディアはないから、たとえば不正受給問題をテーマに公開演説会でもやればどうだろう。
その現場も垂れ流している聴衆がいたりするから(脇の甘さで足元をすくわれたサイキックを思い出す)、どうしても大人の発言は自制が働く。自制しない子供の発言は落書き扱いしかされない。
結果、嫌コリア感情やナショナリズム、社会保障への不信感は、底なし沼のごとく実態がわからない。

外国人の生活保護の問題は淡々と検証していけばよろしいのである。不正受給は厳正な審査と運用をしろと行政府を糾弾するのが納税者のすべきこと。
800人以上はいないと期待したいが、不法滞在で働いている夜の蝶に鼻の下を伸ばしながら、すぐ下の口で嫌コリア!嫌中!を叫ぶ日本人がいるとしたら、まるでヒトコマ漫画だわ。JKの春を買ってホテルで説教しているヤカラと同類(笑)。

領土問題や従軍慰安婦問題のように、国内政治的には解決した形になっていても、「あちら側」の司法レベルでは解決していないこともあるし、国民感情のレベルになると永遠に解の出ない問題かもしれない。
無理に勝敗をつけようとするから紛争・戦争になるのは、歴史の教訓だ。好戦的な国民感情が、好戦的な政府を後押しする。好戦的な政府を支持した国民自身は、紛争・戦争責任を免れない。

さらに厄介なのは、日vs朝、日vs韓、日vs中とわかりやすい(こともないが)対決構図に見えて、そうでもないところ。日本国籍を持ち、日本に暮らして、祖父母の代ぐらいから日本人だと思っている(自分の家系を奈良時代まで遡って渡来人の血が入っていないと証明できる日本人は、まずいないだろう)反コリア族が、みな日本大好き日本人だとは思えない。

選挙権は行使しているか?
日本史をちゃんと勉強しているか?
和服を着ているか?
ちゃんと和食は食っとるか?
和歌を詠めるか?
結婚式は何式?
香川真司のユナイテッドと、ケニア人ランナーのY梨学院大のどちらを応援するね?

まぁ、そこまでコチコチのエスニック・アイデンティティを持てとはいわないし僕もさっぱり自信はないのだが、「愛する祖国」感情を持ちたくても持てない不甲斐ない政治が、モヤモヤした感情を鬱積させているところはあると思う。地滑り的な痔眠党圧勝だって、棚ボタ的な前の政権交代と本質は変わらない。

そもそも、対外関係は政治がすべて解決すべき問題でもない。投票に行かないやつは、相変わらず権利を放棄してぼやいたり噛みついたりつぶやいてりしているから、有権者として政府を支持して何かを勝ち取ったた実感も湧かないだろう。投票した責任を突きつけられるのがいやなら、棄権するのが一番ラクですわな。ふられるのがこわい童貞心理といえばいいか。
別にそれは罪ではないから、自分のやりかたで愛国心なり嫌国心なりを固めていけばいいとは思うが。

国レベルで対外関係をとらえる発想も、今や時代遅れになっているのは、頻発するテロ事件を見ればわかる。移民アメリカ人がネイティブ合衆国民を狙うだけでなく、ネイティブ合衆国民もネイティブ合衆国民を狙って銃を乱射している。
ひるがえって、果たしてコリアン&中共が日本人の敵なのだろうか?
インド生まれの新興宗教を輸入して洗練したような古人の知恵を、日本を知らない日本人が受け継ぐことはできるのだろうか。
日中朝韓の溝より、日本人の中の知性と暴力の段差の方が深刻ではなかろうか。それが、日本人自身が解決しなくてはいけない宿題だろう。




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こんな日でした(日記) | 16:00 | comments(0) | trackbacks(0)
老兵カムバック
 

紆余曲折で3回旅をしたラジオが届いた。
手入れして再送してくれた売り主に感謝するばかりだ。

ガンガン高感度&リッチないい音で鳴ってくれる。
ちょうど僕が大学を出た年に世に出た機種だから、まさにバブルの落とし子。家庭用とは思えない高機能をてんこ盛りにしていて、ソニーさんの技術力を誇示するような「デラックス」ぶり。

図体も豪勢で、単1電池4本とバックアップ単3電池2本を入れるとズシリと重い。ストラップはつく仕様になっていても、もうほとんど据え置きで使うしかない。
この中途半端なんだか「やりすぎ」なんだかわからない出来ばえのせいか、結局シリーズ後継機は出なかった。

もとは21世紀のラジオはこうだ!と型番にこめたICF-2001が、まるで電卓のようなボタンだらけで登場して、それまでの「放送を探す」ラジオに終止符を打ったのだった。
それが、僕のようなダイヤルくるくる愛好家の根強い要望があったのか、ダイヤルをつけて、世界仕様でFMをワイドバンド化して、オマケに航空無線まで聴けるようにエアバンドを追加して輸出用に生産されたのがこの「2010」であった・・・とまぁラジオ工業史の転換点になったような工業遺産なんである(現役で動作してるけど)。

取説を検索して、汚いコピーをスキャンしたようなPDFをDLして、メモリー操作もマスター。8ch×4バンクの控えめな構成は、ちょうどいい。AMを6局、FMを7局メモリーして、ワンプッシュで聴けるようになった。
パネルが大きいので、8×4のボタンが全部並んでいる(だから電卓の親玉のように見えるわけね)。おかげで、バンクを切り替えるボタン操作が省けて、558KHzラジ関を聞いて89.9MHzKISS-FMに飛ぶのもボタン一発。合理的でいい。

感度はソニーさんだから、いわずもがな。
音質切り替えとIF帯域切り替えで、細かく調整できる。AMラジオは絶妙な音質だ。このへんのフィルター特性は、前に買ったHi-Scanに似ている。もう、心憎いばかりのキレとコクのあるラジオサウンド!!

想像以上に図体がでかくて、もう弁当箱サイズとはいえないドカ弁サイズだから、通勤カバンの友にはならない(無謀すぎる)。
想像するに、輸出仕様でエアバンドが追加されたということは、自家用飛行機やローカルエアラインの無線を地上で聴くアメリカ人のお茶の間ラジオとして、そこそこの需要があったのだろう。
日本ではいち早く製造中止になったのに、輸出用は四半世紀以上にわたって製造されていたらしい。

どういう経緯で「逆輸入」されてきたのかはわからないものの、そんないわくもラジオが背負った物語である。
これが長生きしてくれるなら、弁当箱サイズの中華ラジオの出番がめっきり減る。まるで、武士が現代の中国軍を駆逐するような勢力関係には、コーフンする。
「ラジオちゃんばら」もできるかも??



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買いました(むだづかい) | 17:02 | comments(0) | trackbacks(0)
ディスタンクシオン


A法人に出勤する途中に、B法人から「明日は休みですよー」とわざわざ念押し電話が入った。
うっかり出勤するところだった。

結局これで金曜日まで連休になってしまった。まるでGWイブ。
GWはカレンダー通りで「中日」は仕事だし、変な飛び石なので動きにくい。まぁ、特に予定はないのだが。

ふだん会えない人々とゆっくり会うのが年末年始や連休の使い道になっているので、最近出会ったおねえさまと会うか〜と思っていたら、どうもフラれたようだ(苦笑)。

メールは返すがどこに誘うでもなく、われながら受け身でいかんなぁと反省しているところへ、こりゃ脈なしと愛想を尽かされたなら、しかたない。何か接点のようなものがないもんか?と話をふると、音楽の趣味は似ている。黄金の70年代POPSは共通の「ふるさと」だった。

それはそれで、「ええよねー」で盛り上がって、さて、この先は?
生きてきたように、生きていくのが自然体かもしれない。
同じ年格好の日本人でも、育ってきた文化の違いは隔たりがある。トシをとればとるほど、「些細でも超えられない壁」はくっきり見えてくる。

たぶん、二十代までだと発情した勢い(笑)で美女と野獣とか、芸能人と公務員とか、アスリートと文学少女でも化学反応を起こすと思う。「ローマの休日」のように。後先が見えない、「鯉は盲目」の強みといえばいいか。
もう盲目でない分別だらけの人生航海士になると、もう冒険はしないし、浅瀬も氷山も見えてしまう。若気の至りがあれば、漁船で嵐の海に漕ぎ出すようなこともしただろう。

そんなことをつらつら断想して、別に深刻に悩んでいるわけでもなく(だれかを悩ませているかもしれんが)、ピエール・ブルデューのハビトゥス論について質問を受けて、文献を調べて回答しつつ喩え話を考えていたら、「そうだよなー、そうそう」とブルデューさんに共感したのだった。

人づきあいは異文化交流のようなものだ。
男同士だと、別に相手がやんちゃなタイプでも、ヲタであっても、堅物であっても、こちらが巻き込まれることもない。
それが男女の仲になると、文化の違いは食事の作法、道の歩き方、休日の過ごし方、酒や煙草とのつきあいかたの端々に出てきて生理に障る。これは僕が意固地になっているだけかもしれんが、男同士で酌をするのに抵抗はないのに、女子に酌をされると酔いも覚める。とかね。
相手は善意でそうしているのはわかっていても、いちいち説明するのもヤボだし面倒くさい。

「いわずもがな」でカユいところに手がとどき、癇に障るポイントには触れず、ウマが合う相棒は、「妹」になってしまう。イケマセンね。
カツオとワカメは最強の人生パートナーではなかろうか。育った文化が同じだから食卓でケンカすることもないだろうし、一緒に遊べて、最後まで信頼できる。もちろん二人の間に子供ができたりはしない(と思う)が、「タマがかすがい」だ。申し分ない。
猫カフェで合コンでもあれば参戦してみるか。







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こんな日でした(日記) | 23:02 | comments(0) | trackbacks(0)
LINE捜査網
 

どういう形で司法記者にリリースされたのかはわからんが、博多の逮捕劇にLINEの宣伝臭をかぎつけてしまったワタクシは屈折しているのだろうか。
性犯罪者をつかまえるのにケータイが役立っても、「愛フォンの威力」「ドコモSH07(これ僕のガラケー)大活躍」などと報道されない。

格別に、LINEが犯人謙虚いや検挙に効果絶大だというわけでもなかろ?
むしろ、LINEが公安に役立つ面より売買春の温床になっている負の側面の方がクローズアップされている。だから名誉挽回を狙ったか?と一抹の疑惑も感じてしまった。

別に難癖をつけるつもりはない。ただ犯罪捜査や防犯の市民感覚が変わってきたなぁと思うだけで、こういうネットワークを使ってゲーム感覚で犯人追跡を楽しむ少年少女が増えると、それなりに効果は上がると思う。

タレコミや聴きこみで地道に被疑者を追い詰めていく昭和の犯罪捜査は、警察への信頼が薄れ地域社会の匿名性が高まるほど検挙に結びつきにくくなる。
そこは文明の利器を活かしてtwitterやLINEで「怪しいやつ走行中なう」「悲鳴スタンプ」なんてのが飛び交うと、これはおもしろい逮捕劇になりますな。わたしゃカヤの外だが。

劇場型犯罪に対して、劇場参加型の逮捕劇。
犯行自体は旧態依然としていても、被害者の背後にはネットワークがいて、うずうずした「善良な市民」が参加スタンバイしている。

おかげで、むらむらしながらチャリに乗っていたずらをしかけた程度(といっちゃ被害者に気の毒だが)の男子高校生がめでたく(?)逮捕。条例違反どころか、強制わいせつだから罪は重い。
これも変な気がする。満員電車で婦女子を羽交い絞めにして痴漢を働く確信犯が「条例違反」ですむのはおかしい。

少々しつこすぎたナンパ少年は、よーく反省して人生をやりなおしていただくとして、いまや「声かけ事案発生」の防犯メールが一斉に垂れ流される時代だから、うかつに見知らぬ子供に声をかけられなくなっている。
「ぼくー、チャックが開いてるよ」「肩にスズメバチがとまってますよ」「ランドセルから煙が出ているよ」と声をかけたくても、こわくてできません。

善意で声をかける匿名市民より、悪意をもって声をかける犯罪未遂者の方が多い、と行政側では想定されているのかもしれない。
かりに、それほど性犯罪者が野放しで街にあふれているとしても、善意の声かけを萎縮させてしまうことで、地域住民が子供の日常に関心を払うことをやめてしまえば、得るものより失うものの方が大きいのではなかろうか?
防犯メールやLINEが「優しい地域の目」に取って代わるとは思えないのだが。

とりあえず「疑わしきは流す」で被疑者が捕捉されても、事情を聞いて無実だとわかればいいとしても、疑われた側はたまったもんじゃない。情報を流したり尾ひれをつけたりしたやつを告発することもできない。
僕も信号無視その他もろもろの微罪ははついついやってしまうので、どこで物好きに撮られて通報されているかわからない。
「洗濯物をぢっと見ている怪しいおっさん立ち止まり中なう」とかね(そんな趣味はないけど)。

自転車泥棒の類は、日本列島すみずみまで追い詰めてとっちめてやりたい気はするのが個人的な事情ではある。ココセコムか何かつけておけば、文明の利器マンセー!!と喜べるようなハッピーエンドに出会えるだろうか。
そうなったらなったで、コロリと「街中に顔認証防犯カメラ完備を!!」と声高に訴えるかもしれない。
現金なもので。







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こんな日でした(日記) | 16:45 | comments(0) | trackbacks(0)
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