2013.12.31 Tuesday
というわけで、来年の抱負も浮かんでこないほどゼツボー的な今年の総括。
アベノミクスに淡い期待をした…というより眠酒党の自滅で票が転がりこんだ痔眠党の暴走が止まらない。
極右と保守の緩衝材になっていたシンゾーさんは、大政翼賛体制の快楽に酔いしれているのではなかろうか。強力な選択肢がないから、次の選挙で何かが変わるとも思えないし、巨大与党の内紛・分裂・自壊を待つしかない。
古今東西、権力という化け物は暴走するもので、加えて大衆心理を追い風につければ鬼に金棒になるのは歴史が証明している。
目先の小銭に目がくらんで票を入れた有権者には、特定秘密法も原発再稼働も辺野古米軍基地も、とやかくいう資格はないのである。
特定秘密保護法は公安・防衛関連の国家機密だから日常生活にさしつかえありませんよ、と政府は鎮静剤をふりまいていても、そもそも役所は隠蔽体質だから、今さら感はある。警察とマル暴の仲がユルユルなことも、地方自治体と天下り先がツーカーなことも、(自称)ジャーナリストと財界がズブズブなことも、今さら驚くべき不都合な真実ではない。
国民の知る権利より役所の秘密主義が優先されるなら、国民の側は「情報を提供しない権利」を行使するのが抵抗戦術になりえる。
グリコ事件も宮沢みきおさん一家殺人事件も、これみよがしの証拠が大量に残っている事件は、きっと真犯人を知っている第三者もいると思うが、なぜか迷宮入りしかかっている。もし第三者が司法制度そのものに不信感を持っていれば、通報するメリットより通報しないことで間接的に司法機関に報復を加える快感を味わっているだろうね。
一般の行政事務も、ガセネタが洪水のように押し寄せると、役所は機能不全を起こすのではないだろうか。
「六ケ所村の地図と乱数表を持ってる風俗嬢がいてましたで」なんて類のネタを。
毅然と対中・対韓のスタンスをとるつもりなら、アメリカを後ろ盾にしなくてはいけない(個人的な期待ではなく、政治判断として)。
安倍マジックで辺野古カードを沖縄県知事に呑ませたことで点数をかせいだつもりでいたようだが、なんでそのタイミングで靖国に突入せんといかんかねぇ・・・別に辺野古移転は米軍にとってメリットはなくて、日本の政争の具にすぎないから、コマをちょこまか動かすより東アジアに火種を増やす方が迷惑な話だろう。
極右はすぐにでも中国軍、韓国軍、フグ大将と交戦する気を吐いているようで、渡邉メディア帝国もそれをあおるような番組を垂れ流しているが、それもまぁ国民が支持している体制だから、安倍の暴走というより国民の幻想だわな。
日米中韓印欧出身の賢人連邦(露もアラブも入れていいか)ができれば、すぐにでも亡命したいところだが、こういう世界共和国構想も、最近はやらない。実はどこかにできているような気もするけれど、ナショナリズムのぬかるみに足をとられて、気づかないだけかもしれない。
あぁ…幻覚症状ですな(苦笑)。
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