solosolo@JUGEM

そろそろ、ゆっくり、こっそり革命!
自販機は100円か150円でいい。


みんなでやればこわくない。
自販機ドリンクの値上げは、案の定コラ!コーラさんが先導して他社がぞろぞろ追従するのだった。やっぱりね。

値上げは15年ぶりらしいから、よくまぁ据え置きでもちこたえてきたなぁと思うものの、この間にゲリラ自販機も急増した。
ゲリラといっても別に悪徳でもなく経営努力でワンコイン販売しているんだから、ポッカさん、ダイドーさんにはエールを贈りたいところだ。

前々から思っていたのだが、180ccのちっこい缶コーヒーが120円なのは割高感がぬぐえない。あの容量だとワンコインがしっくりくる。ダイドーさん、ポッカさんの100円コーヒーでも充分だ。職場の構内にもワンコイン自販機があるので、缶コーヒーやドデカミンをひいきにさせていただいております。

消費税アップ後は、自販機全体で便乗値上げ疑惑を差し引きします…といっても、たぶんワンコイン自販機は残るだろうから、130円はますます割高になりますな。それが「定価」とも思いたくないが、定価の自販機やコンビニで買うこともないから、スーパーで安いのをまとめ買いしておいて「マイホーム自販機」にストックしておくのも庶民の知恵になるかもしれない。せせこましいけど。

ミニ缶は割高で買う気が起きないけれど、キャップつきアルミボトルは、なんとはなしに僕の好み。
無糖コーヒーなんか、けっこう飲みごたえがある。炭酸系だと気が抜けにくいから、付加価値こみで150円でも許せる。
このサイズは持ちやすくて、キャップつきだから安心だし、容量もちょうどいい。
似たような規格ボトルだから、どこかでまとめて製造している容器だと思うが、たまると何かに使えんもんか?と思いつつ、結局「敏感ごみ」の日に出してしまう。もったいない。

トアウェストには激安自販機があって、ミネラルウォーターだけでなく伊藤園の梅ドリンクなんかも60円で買えてしまう。500ccのペットボトルに「夏の涼味」とかなんとか書いてあるから、夏に生産しすぎてだぶつた在庫を一掃しているようにも見えるのだが、いつ一掃されてしまうかと気が気でない。

こんな激安自販機はドリンクだけでなく電車の切符も関西が本場らしいから、関西暮らしでよかった♪と思う。
別に、せせこましく涙ぐましい消費生活にいそしんでいるわけではなく、「定価」が高すぎると思うだけ。なんちゃらブレンドだホニャララ豆だと付加価値をつけずに、生産ラインを「無糖」1本にしぼれば、充分に値下げはできると思うぞ。

こんな缶コーヒーへの薀蓄は、なかなか婦女子にはわかっていただけない男の消費文化なのだそうな。
「ワンダ贅沢微糖が好き」「わたしゃーやっぱりBOSS!」とかなんとかこだわりながら缶コーヒーをわしづかみにしている女子は好きですがねぇ…




 
JUGEMテーマ:日記・一般
JUGEMテーマ:ニュース
こんな日でした(日記) | 14:55 | comments(2) | trackbacks(0)
たかが1ギガされど1ギガ


トークマスターその後。
リコールでどうなったか、サン電子フリーダイヤルにかけて製造番号を伝えると、折り返しかかってきて、「お客様の製品は、2012年に弊社で修理対応済みでございます」。
充電池と受電回路はリフレッシュされているのだった。よっしゃ。

あと厄介なのは、外部メモリーが1GBまでのSDカード(マイクロではない)しか対応していないこと。ファームウェアもリリースされていない。
いまどき、店で1GBのカードなんか売ってない、2GBで480円が相場か。
そこは、アマゾンで探せば大丈夫。1GBのマイクロが4個セットで1000円!!の投げ売り店を発見して、ポチって2日で届いた。

おまけで、カードリーダーがついていたのはご愛嬌。こんなのも百均で売っている時代だ。届いたシースルーのSDカードリーダーは、なにやらデバイスがぎゅっとつめ込まれていて、こんな複雑な回路が必要やったっけ?と苦笑いしてしまった。
あらためて悪の巣窟を見渡してみても、プリント基板や実装されたデバイスを見ることはない。PCを自作する人なら見慣れている眺めだろうが、しげしげと小さな基板を見ていると妙に美しい、小さなハイパー都市の眺めである。

デジタル回路にはついていけないままの浦島太郎としては、サンタン氏レギュレーターとおぼしきデバイスだけ懐かしく確認できたが、チップ抵抗はシャーペンの芯の折れたカケラ以下のミニミニサイズなので、もう手作業で半田づけするなんぞ無理ですな。
使うあてはなさそうだが、飾りにはなるか。
エッチング、基板、ドリル、半田づけ…と懐かしい道楽を思い出す玉手箱だわ。

なんやかんやと手をかけていると、時代遅れなスペックながらトークマスターに愛着もわいてきた。すぐ転売しようかと思っていたのに、まぁまぁラジオの感度もいいし、時刻の自動補正も効いているから留守録音は正確だ。
外部アンテナが使えればな〜と欲も出てくるが、「胸ポケットの散歩ラジオ」としては合格かな。
「SDラジエム」3台のエアチェックがたまる一方なので、消化リスニングに追われる春休みである。なんだかなぁ…



 
JUGEMテーマ:日記・一般
買いました(むだづかい) | 21:50 | comments(0) | trackbacks(0)
もんもんしたら一発抜くがよし!


食欲マンマンで体がなまっとるなーと苦悩しながら歩いているところへ、「今日は特にA型が不足していまーす!!」と献血キャンペーン。
血を抜く健康法もあるらしい。渡りに船である。

働きはじめてから長いこと献血はご無沙汰していて、30年近く前の献血履歴など日赤に残ってなかったので、新規ということで検査にかけられる。
いかなる薬も通院も病気も数年来ないので、大丈夫!大丈夫です!大丈夫ですから!んもー大丈夫だって!!とタッチパネルで関門を突破する。

ただ、このなごやかなサロンにサービスで流れているTVが、なぜ8chなのだろう。
青山繁晴が鬱陶しい演説を垂れているので血圧が上がり、CMになるとじゃぱねっと高田社長の素っ頓狂なセールストークが流れ、血圧は120を突破する寸前まで急上昇した。こういう場所で流す番組は、ちょっと要検討ですぞ!

血圧を測ったのと別の腕からは、成分検査の少量採血。
「あのー、A型とのことでしたが…」と検査技師がたまり醤油のような皿を見ている。
「違うようですよ。念のため、もう一度」
と再検査して、やはり赤い血だまりから白いAの文字は浮かび上がってこんかった。
「99%の確率なので、これは絶対ではないんですが、後日あらためて郵送でお知らせしますので」
なんと、なんと、なんと!?

弟は父の、僕は母の血液型を継いでいると思っていた。
「あんたはA」と告げられて信じてきただけで、たまたま特に困ることもなかった。
しかしなぁ・・・子供の血液型を好みで決める親というのも、テキトーですな。しかも、日赤で学んだ看護師が。

前に献血をした学生の頃は、血液型トンデモ占いがはやっていた記憶はないし、僕も自分の型に関心すらなかったので、どこかでちゃんと通知されていたかもしれないのに、ほったらかしにしてきた。
ひょっとすると、昔はAだったのが、食中毒で変わったのかもしれないし、左腕と右腕で型が違っていたりする可能性もなくはない。こともないか。

結果的に、A型を継ぐ兄弟姉妹はわがファミリーからいなくなってしまった。
僕も別にAでなくてはイヤ!てなこだわりがあるわけではなく、CでもSでもいい。「小型」と答えてお茶を濁すこともあるし。
血液型で人格を決定したい人民のためには、「何型に見えます?・・・そう、当たり。さすがですね」と相手に合わせておくことも数知れず。

血液型とパーソナリティとの関係を信じるほどトンデモ族ではないつもりだが、予言の自己成就は否定できないから、今まで世間的にAタイプと思われて合わせておいた仮面を作り変えなくてはいけなくなった。面倒くさいなぁ…
弟と同じ型になったのに、この同年代の二人をだれも兄弟とは信じられないほど体格も性格もクセもまるで真っ赤な別人だから、ますます「血液型4人種説」なんてあてにならないことが、我が身で証明できたわけだ。ざまぁみろ(って、だれに悪態ついているのかわかりませんが)。
とりあえず、「あなたのご要望に合わせます」で七色の血液型を演じつづけるのは変わらない。

思わぬ余録がついてきた献血は、なんとなく体が軽くなったような気はする。これが元々の目当てだったから、これでよし。
老廃物てんこ盛りの血だけ抜いてくれるならありがたいのだが、輸血される方は迷惑だろう。
手っ取り早く身軽な気分になりたい人には献血、うんと休みたい人には骨髄ドナーがオススメであ〜る。



 
JUGEMテーマ:日記・一般
こんな日でした(日記) | 22:41 | comments(2) | trackbacks(0)
春の便りがPM2.5とは^^;


先週はぽっかり休みになってしまったので、変則シフトで今週が仕事納め。
バタバタバタと準備をして出勤しかけると、むやみにぽかぽかしているので春コートに着替えて1本遅い電車になってしまった。鼻がグスグス・・・ニュースでは、いきなりPM2.5が大量襲来しているらしい。
花粉センサーがない鈍感ボディなのに、ややこしい粉末にはちょっと反応する。かなんなー

2週間ご無沙汰している在大阪バングラ大使殿は、学生からの情報でインフルエンザにかかっていたらしい。
陣中見舞いを兼ねて寄ってみたら、元気にカウンターで客と並んでスマホをいじっておられた(笑)。

「大変だったよー、3日も休んだ」
「こっちも大阪が休みで、神戸ばっかり行ってたけど」
「彼がいるから大丈夫」と留学生を頼りにしている。ジャカルタ君は人生初の極寒生活でうろたえているのに。
「神戸店でバイトがやっとみつかったね。慣れるのに必至みたいやけど」
「19歳。家事とかやってると、店の仕事もうまくやれる。ベテランがいい」
「ほんじゃ、本家に呼んで修行させないと!」
バイトは店ごとの採用なので、異動はないのは幸か不幸か、大阪の忙しい職場では泣きべそをかきそうな可憐な少女であるから、神戸で大切に見守ってあげるとしましょう(笑)。

遅い昼食のような早い晩飯のような半端な時間に満腹になったので、神戸で行きつけ店に寄るタスクがなくなってしまった。なんとなく梅田で途中下車して、地形図を買ったり細々した野暮用をすませる。
八百富写真機店が模様替えしていて、若干スッキリしたような縮小したような、少し寂しいたたずまい。

こんな高い値段つけて、塩漬けするつもりかいな?と思えてならないデッドストックは相変わらずで、ベッサやフォクトレンダー,etcの高級レンジファインダーが消えていた。ショーケースそのものがない。
ディアモール店の方に移動したのかもしれないが、今日のところは未確認。F3なんか、悲しくなるほどの叩き売り価格でゴロゴロ並んでいる。FAあたりに浮気心も出ているのだが、けっこうレア機種になっている。発見したら今のうちに「救出」しておくか…

今はHOYAグループになってしまったペンタのダイヤル機MZ-3も愛嬌があって浮気心も持続しているのだが、4800円って、そりゃありえん投げ売り値でしょ!!
思わず衝動買いしそうになったが、ぐっとこらえて店をあとにした。
なんのかんの御託をならべても、写真を撮る機械ではなくシャッター音を聴く小道具にしかなってないからなぁ・・・自己嫌悪をごまかしつつ、冷やかし終了。

あと一日で今年度の大阪奉公は終わる。つかの間(といっても長すぎるやないか!と多忙社長からは恨まれそうだ)の春休みは来週から。
もう少し冬の名残りが続きますように。





 
JUGEMテーマ:日記・一般
こんな日でした(日記) | 22:33 | comments(0) | trackbacks(0)
ランナーズハイ恐るべし!


ランナーズ・ハイとは、こういう勢いのことだったのか!?!?・・・の東京マラソン効果
区役所にそのまま突入して入籍とは、これまたドラマチックなんだか、ドタバタチックなんだか(失礼)。

ホノルルやボストンでも、勢いづいた日本人ランナーがドライブスルー式場に駆け込んでいたりするのではないだろうか。
だとすれば、大きな市民マラソンのゴールには、市町村の戸籍係が受付ブースを並べて…なんてことは無理だとしても、法務省が特設ブースを構えて「ハイハイ、今なら入籍カップルに月桂樹プレゼント!!」なんてキャンペーンをやれば、婚姻率は少しでも上がると思いますが。

阪神大震災後も、婚姻率は一時的・局所的に上がった(らしい)。
その夫婦が5年後にどうなったかヤボなことはほじくりませんが、「救援ハイ」が天使をたくさん見せてくれるのも無理はない。

クライマーズ・ハイもダイバーズ・ハイも、似たところはあるのかもしれなくて、エスコート役が天使に見えるか鬼に見えるかは紙一重。ここが難しい。達人の技をうかがいたいところだ。
鬼にしか見られたことはない僕としては、自分のやりかたで楽しんでいる道楽が必ず犠牲者を生んできた。トホホホホホ

彼女でもなんでもない山ガールと山を歩く分には好き勝手なペースでOKだし、むしろ人妻やカレシ持ちの方が気楽でいい。悲鳴を上げても助けを呼べないような山へ人妻と二人で入るなんて無防備そのものだと思うが(笑)、僕はハイにもならず悶々ともせず、下山して「またねー」ですむから気楽でござる。
ご来光だの世界遺産だの、ドラマチックな登山に婦女子を連行したことがないから、二人でアーベントロートを見つめていかがわしい気分(!?)になったこともない。一度やってみようか?

マラソンと違って、先にだれかが脱落すると放ってはおけないのが山の掟。リーダー役が複数いなければアタック続行と離脱者保護を両立できない。二人っきりだと一緒に下山しないと保護責任遺棄に問われかねない。
「リタイアが出たけど楽しかった」と皆で笑えるようなチーム・マネージメント力が問われるのだ。だから、その力量が評価されて下山即入籍となるなら、ランナーズ・ハイを超えた本物のクライマーズ・ハイになるかも…かもしれない。
「デートは必ず飯盒炊さん」で何年もつか、持久戦ですな。





JUGEMテーマ:ニュース
JUGEMテーマ:スポーツ


 
スポーツ | 20:29 | comments(0) | trackbacks(0)
今や逆∪ターンの時代




元帝国海軍のおじさんから「引っ越したぞ」の報告。
今月は何度かの寒波で、かくしゃくとしているとはいえ大正生まれのご老体にはしみじみこたえたようだ。
雪も、都心でちらつくぐらいでも必ず積もって1週間は消えない。その同じ区内の電車で数駅、標高300数十mのニュータウンで僕は学生時代を過ごしていたから、冬のつらさはよくわかる。

ニュータウンの実家は火事のおかげ(?)で引き払って親は家庭を構えた街に戻ってきたが、その兄貴分の伯父はずっとニュータウン暮らしだった。
電車、バスで都心とつながっているから孤立感はないものの、コミュニティ・ライフはマイカーがないと買い物も通院も不便な、いかにも仕様の大規模ニュータウンだ。駆逐艦からマイカーに乗り換え(笑)たおじさんは、今の今に至るまでハンドルをにぎって奥さんと買い物に通院にと出歩いて(出走って、か)いた。手慣れたもので、おかげで無事故無違反のゴールデンボンバー。

それも、足腰が弱るやら、雪で缶詰めになっていると気が滅入るやらで、以前より身内から「街に引っ越しておいで」コールにこたえる気になったらしい。
息子―つまり僕のいとこ―が一家を構える箕面が新天地。いい選択ではないかと思う。ほどよくにぎやかで、散歩するポイントがちらほらあって、医療機関も多々ある。

もともとはエビちゃんと全く同じ日向の町がルーツなのだが、僕が物心ついたころから伯父は箕面の社宅に住んでいて、何度か遊びにいった。現役だったミヤコ蝶々さんの私邸が近所にあって、高い有刺壁に囲まれた豪邸を見上げながら駅との間を往復した覚えがある。だから箕面は伯父一族にとって見知らぬ土地でもないし、不安はないと思う。
大阪万博のころの箕面はそれこそ新興住宅都市だったが、今は交通も便利になって、なぜか阪大があったりする。吹田、豊中あたりと合併して(仮称)北摂市にでもなれば、堺市と並ぶ政令市になりそうな文教都市でもある。

幼い僕のとらえる大阪のイメージは、「おじさんのいる箕面」だったので、コアな大阪市に突入したときはカルチャーショック(笑)だった。
それほどコアな大阪の住環境悪化がドーナツ化のプッシュ要因になったわけで、北摂のニュータウンが日本初の受け皿になった。
人口が多い首都圏は田園調布や多摩川沿いの近郊が先に開発され、相模原方面に拡大していったのに対して、関西は北摂や裏六甲のように、ずいぶん気候が違う土地に家を構えて都心に通勤するライフスタイルが定着した。

我が家も、最初は塩屋に転居先を決めかけていて、瀬戸内の海の眺めも違和感がなかったのに、なぜか山間部に引っ越してしまい土着の風土になかなかなじめなかった。気候や地形が違うと、たとえば阪神間文化圏とはまったくちがう習わしや人づきあいがあって、住所は同じ神戸市内なのに、外食や買い物は「神戸にいく」と皆さんおっしゃる。

そんな神戸であって神戸でない土地から、大阪府であって大阪っぽくない(なかった?)北摂へおじさんが転居したために、たまーに裏六甲へ「小旅行」する用事はなくなった。通っていた高校なんぞ、卒業以来一度も訪ねたことがない。
イヤハヤ、山ひとつ越えるだけの機会がなかなかない。六甲山は偉大なり!である。

 
JUGEMテーマ:日記・一般


 
こんな日でした(日記) | 23:56 | comments(0) | trackbacks(0)
ますます夜勤シフト


仕事を追われた理由はわからないが、順列組み合わせから確率統計を教えていた教室のブーイングは、リアルタイムで薄々感じていた。
きっと、クレームは上の方に上がっていたと思う。実際、計算問題など国試に出ないので。

ただ、ごく初歩的なクロス集計データの相関係数や、標本から母集団を区間推定するぐらいの「考え方」は、数字で実感をもってもらうのが王道であって、スピアマン、ケンドール、ユール…と社会科の人名暗記のような詰め込み勉強は邪道だと思う。それが僕のささやかな流儀でござる。

そのへんの数学的リテラシーをどう扱ったのか、僕の代わりに入った人材が数字を出せなかったので、再登板となった。
またクレームと闘う覚悟(苦笑)で、新年度のシラバス作成が春休みのサービス残業となってしまった。

去年は別法人で現役学生に同じ統計計算を教えていた。やはり、アレルギーは出ていたものの、きちんと手計算してみたら答えにたどりつく素朴な達成感が、ストレートに顔に出てくる。
一方で、本業の社会学は、少年少女にはピンとこない大人の学問だ。
大人の学士さまは社会学を楽しんでくれるが、計算となると大人の判断(?)で「イヤなものはイヤ」とお手上げしてしまう。

きっと職場では、相関も多変量解析も、エクセルでちょちょいのちょい!と教えてくれる同僚か上司がいると思うから、実務的なトレーニングを教室でやる必要はない。だから、数学や科学、歴史、論理学、外国語,etc,etcのリテラシーを耕すのが、学校の役目ではないかと思う。

学科は違うが、現任の介護職と夜学をかけ持ちしているパパが、しみじみ「プレゼンを習いたかったですねぇ」とつぶやいていたのは、大きな宿題だ。
特に僕にリクエストされたテーマではなかったのだが、「およそ学校でも職場でも体系的に学べないのに、必要に迫られる」スキルになりつつある。これも、「パワポの使い方」の次元ではなく、彼はもっと深い意味を模索していた。プレゼンテーションは、表現内容を理解すること、聞き手の無理解・未理解・誤解を理解することが同時並走するダイナミックな舞台であって、台本の棒読みでは意味がない。

プレゼンでも、「来場者数は100人から200人へ、2倍も増えました」といった類の、粗雑な日本語がまかり通っている(どころか、ニュースキャスターでさえ平気に誤表現をしている)。「2倍に増えた」と「2倍も増えた」の大きな違いに気づけるリテラシーは、統計思考の初歩の初歩で身につけるべきだろう。

表現以前にテーマを正確に理解するのは大事なことだが、鶏と卵のようなもので、表現すると理解できることもあるし、実は理解できてないことが理解できたりする。プレゼンなどとのし紙をつけなくても、授業をすること、新人を仕込むこと、クレームを届けることも表現。

「インプット=読む聴く」と「アウトプット=書く話す」はどちらが優先か、外国語学習では昔から議論になっているけれども、もう少しアウトプットを意識してもいい気がする。
話すか書くかしてもらえば、すでに習得している知識、これからすべき学習が浮かび上がってくる。その診断こそ、教師の力量ではないかと思う。ほめたり励ましたりは、現場の責任を負わなくていい部外者なら(ばこそ)気軽にだれでもできるのである。

ただ、マンツーマンの診断と処方を難しくしているのは、やはり人数と時間の問題か…
全質問に答えるモットーを通すには、90分はあっと言う間だ。「続きは居酒屋で」に流れていった恩師を僕は個人的には尊敬するが、もうそれですむ時代ではなくなっている。


 
JUGEMテーマ:日記・一般
こんな日でした(日記) | 14:35 | comments(0) | trackbacks(0)
井の中のアイドル


蜃気楼元首相の「何さま放言」は治らない。
古くは、外交上のオフレコをベラッベラしゃべってサプライズニュースを提供してくれたこともあったし、「若造は選挙なんかほっといて寝ててくれ」発言もあった。与党政治屋のホンネを包み隠さず露出してくれる、ありがたい「裸のダルマ」である。

放言癖が治らないおかげで、どこかモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤしていたものをガス抜きしてくれる効能はあると思う。
真央ちゃん真央ちゃん真央ちゃんと合唱する大本営メディアに冷や水をかけられるヒール役は、ある意味この御仁にしかできなかったかもしれない。

真央ちゃんは最後の五輪まで結局「まおちゃ〜ん」のままだった。愛されすぎて、負けても稼げる道ができてしまったのが敗因ではないのかな。
昨夜(今朝か)はコストナーの風格、ソトニコワのパワー、金妍児のノーミス職人技に、脱帽してしまった。甲子園とプロ野球ぐらいの違い。

ダルマさんの見立てとちがって、ミスをする要因は真央ちゃんのスタイルそのものにあって、米加仏伊の選手には見られない。もう何度も書いたけど、せっかく流れに乗ってきたのに、自らそれを断ち切って「今から跳びます」モードに仕切りなおす癖は、そういうトレーニングを連盟として課しているのか、日本人の生真面目さなのかはわからないが、緊張ポイントすなわち失敗ポイントを増やすだけではないのかな。練習ではいいとして、本番は一気にやり通すしかないだろうに。

では、日本人選手が海外移籍するとどうなのか、逆に海外選手が日本に移籍するとどうなのか。これも、ダルマさんの放言がヒントを提供してくれる。
「アメリカでは代表になれない選手が日本に帰化しているだけ」と名指しされたリード姉弟のご意見もぜひうかがいたいところだが、帰化したならリード姉弟は有権者ですぞ。
てことは、有権者をせせら笑っていることになる。そんな政治屋が首相をやっていた政治風土なのである。

アイスダンスで五輪に出る目的で帰化しようと個人の自由ではある。この種目の選手層が薄いから枠があるのであって、選手育成に国家的投資をしてこなかった文部科学行政のツケが回ってきたともいえる。
政府も国民も、金魚鉢の中ばかり見て、どんなモンスター選手が大海を泳いでいるか見ようとしなかった。僕もスケートならスケート、スキーならスキーの競技全体を楽しもうと心がけつつも、恥ずかしながらリプニツカヤはノーマークだった。

真央ちゃんに続くジュニア・スケーターは、米露に留学するジャパン・パッシングも視野に入っているだろうね。
ボード、フリースタイルスキーの大和撫子メダリストは、どちらも自分で欧米へ武者修行に飛び出したバガボンドだった。新しい種目は、名門クラブに入って年寄りにペコペコして出場権をいただく既定線路ができあがっていないから、自分に合った環境を選んで栄冠を勝ち取れることを示してくれた。

逆に、種目によってはBクラス諸国のジュニア選手が日本で育つ道もあるわけだから、帰化の壁を超えてでも異色の日本代表が出てくると思う。第二第三のキム選手が日の丸を背負って出て祖国に勝ってしまうと、反感が渦巻く祖国にはもう戻れなくなるかもしれないが・・・トレードすればいいのである。
選手層が薄くて枠がスカスカな種目は、日本以上に中韓にたくさんあるぞ。
相互乗り入れすりゃいいのである。


 
JUGEMテーマ:ニュース
JUGEMテーマ:スポーツ
こんな日でした(日記) | 22:39 | comments(0) | trackbacks(0)
評価サイトの評価サイトがほしい


飲食店を経営しようと思ったことは0.8回ぐらいしかないが、ネット時代だから経営も大変だなーと同情してしまう。
ミシュランなんか無視すればいいとして、口コミの影響力はばかにできない。ちょっと無愛想にしていたらボロカスに書かれるし、僕は無愛想なのでボロカスにしか書かれない。
隠れ家をウリにしていても、客はドヤドヤと来店してはスマホでピロンピロン盗撮していきよる。どこが隠れ家やねん!?と、店のお得意さんは離れていく。食べログを訴えた店側の気持ちは、よーくわかる。

食べログをシャットアウトしても、根っこにあるのは客の口コミ癖だから、もぐらたたきにしかならんよなぁ・・・
次はホットペッパーか?ぐるなびか?Facebookか?
まさか、客の持ち物検査をしてカメラorケータイを入り口で没収します!なんてこともできないだろうし。

すでに昭和の時代にも、「静かさ」をレイティングしていたグルメガイド本があった。これ、静かさを求めて客が殺到したらどうなるんやろ?と僕は老婆心を出してしまった(苦笑)。
「お忍びの旅に使える温泉宿」ガイドの類も、オイオイオイ、こんなのを参考にする忍びたがり屋さんが増殖して、ダブル不倫が宿で鉢合わせしたら忍んでられんやろ^^;
貸し切り温泉から社長とわが女房が出てきて、社長夫人と連れ立って入浴する副社長の気持ちは複雑ですよ。

フランスだったかイタリアだったか、料理の撮影をするな!と注意する店が出てきたニュースもどこかで見かけたけど、口コミ癖は洋の東西を問わず飲食業界の頭痛の種なんですな。
それでもグルメサイトはなくならないから、それを前提に対策を立てなくてはイケマセン。
経営者自身が何くわぬ顔で複数の客になりすまして、大絶賛と罵倒を投稿しまくるとか。
ノーパン喫茶(懐かしいな)の写真を貼りまくるとか。
下手すると偽計業務妨害に問われかねないから、良い子は真似してはだめですよ。

紙媒体であろうと電子媒体であろうと、店の意図と客の感想はなかなか一致しないものだから、良質の客の声だけがメディアに載ると理想的ではある。上客の厳しいお叱りなら店にとっても役に立つだろうし、賛辞は励みになる。
なのに、フード・ジャーナリズムや酔っぱらいジャーナリズム(笑)がまだまだ成熟していない。そこにはびこるのが、素人の殴り書きレベルのグルメサイトだったりする。

タレントの提灯持ちコメントを真に受けるとガックリくるばかりでなく、ニュースキャスターや作家の批評もあてにならない。
いくら舌の肥えた味覚達人であっても、その採点基準が万人うけしないと、マスメディアには乗りにくい。僕なら禁煙にしていない飲食店は評価外だし、行列は大嫌いだし、「うまいが高い」店はプロ失格でござる。
結局、安くてうまいものを食いたければ、山に登って飯盒炊さん♪が究極の答えなんである。もう、グルメ評論そのものの否定ですな。

それでも、グルメサイトはたまーに参考にすることはある。
メニューと値段、営業日時ぐらいの客観的な情報だけあれば、あとは身銭を切って自分で試食してみるしかない。親切だったかどうか、味が濃いか薄いかなんて、相性の問題だからねぇ・・・
そのうち、接客態度を動画盗撮で投稿するようなグルメサイトが出てくるかもしれない。こうなると、掲載拒絶する店が続出するだろう。
そこを逆手にとって、指を入れて持ってくるラーメン屋、板さんが手にペッペ唾ふって気合いを入れる寿司屋、屠殺場と直結した焼肉屋なんてのも現れないものだろうか。侃々諤々の投稿が炎上しまくると、さて食べログさんはどう収拾するかね?



 
JUGEMテーマ:ニュース
見た聴いた受信した(メディア評) | 22:42 | comments(0) | trackbacks(0)
名刺ラジオの栄枯盛衰


中古ムセンキ屋で変わり種ラジオが出ていたので、ポチって翌々日に届いた。
たぶん、ラジオ講座エアチェック機のさきがけになったのがトークマスター・シリーズ。
発売記念セールを、全国の書店でやっていた。今はなきディアモールの三省堂でいぢっていたら、なにぶん地下街なのでAMが絶望的に受信できず、販売員が苦労していた現場を懐かしく思い出したなぁ。

どんどんバージョンアップして追いかけるのが面倒くさくなり、僕は結局この画期的なラジオレコーダーは買えずじまいだった。
あこがれ続けて手が届かず、やっと大人になって買えました!のとは全然ちがう動機で、一応チェックしとこかな、CD1枚分ぐらいの安値だし・・・
で手に入れたトークマスター2は、もう7〜8年前の「画期的」が陳腐すぎるスペックになっている。
USBで管理できるPCはXPまで。SDカードは1GBまで(いまどき1GBのカード売っとらんがな)。おまけに、リコール対象品になっとる(笑)。

いつ爆発炎上するか、怖いもの見たさで充電してみたら、とりあえず使えた。
ラジオの性能はもう成熟しきっているので、可もなく不可もなくしっかり聴ける。
コンセプトはよかったのに、後発メーカーがどんどんハイスペックと販売力で市場に参戦してきたので、聞きなれない製造元サン電子さんは崖っぷちに追いやられたのがわかる。悲運のラジオレコーダーですな。

たぶん、これをパク…じゃなかった参考にしたクリソツ機を、すでに買っていたのであった。韓国ラジオクロス(トークマスターも韓国製だから、技術が流出した気配もなきにしもあらず)。
ラジオクロスは現役で愛用している。なんせ内蔵メモリーだけでも2GB、MicroSDストレージで16GBまで使える。音質は申し分ない。僕の好みの汎用電池仕様なので、単4電池で使える。
トークマスターのリコール要因は、電源系の不具合だった。セットアップしながら、けっこう長時間かけて弱電流で充電するんやなーとあきれてしまったほど。汎用電池なら、百均で買って入れ替えればすむ。単4だと6本セット105円=1本17円ですんでしまう(僕はニッケル水素電池を外で充電してせっせと入れ替えて使っているけど)。

電池の品質と充電回路は、プロの企業に講釈垂れるつもりはないのだが鬼門である。
充電式にすると、満充電で使い始められるのはいいが、充電池のサポートが不安だ(だから僕は充電式デジカメは買わない)。
やっぱり、ラジオには単3か単4がよろしい。そんなに大電流を流すわけでもないんだから。
トークマスターも、初期は汎用電池だったのを、リチウムインに変更してしまった。不運にして、結果は凶と出たわけだ。

このジャンルの最新型は、ソニーさんが今月R100というのを出したが、内蔵充電池仕様になっているのは残念。
ソニーのサポートはそう不安がることもないのだが、やはり汎用電池が安心なのか、人気のオリンパスPJ-35が値崩れしてくれない。困ったことに。

さて、2世代も3世代も古いトークマスターに、未来はあるか??
ない!のはほぼ確定してそうだが、このジャンル(携帯ラジオレコーダー)の覇者はどこに軍配が上がるか、なかなか読めない。デジタルノイズを遮蔽するAM受信性能がツボになるのは確かだが・・・
オリンパスに浮気心マンマンの昨今である。






 
JUGEMテーマ:日記・一般
買いました(むだづかい) | 15:46 | comments(0) | trackbacks(0)
| 1/3PAGES | >>


CALENDAR
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
232425262728 
<< February 2014 >>
PROFILE
NEW ENTRY
RECENT COMMENT
CATEGORIES
ARCHIVES
LINKS
your IP
ブログパーツUL5
OTHERS
RECOMMEND

SPONSORED LINKS