2014.05.31 Saturday
もう、とっくに我が第3サティアンは熱帯夜になっている気がする初夏の陽気。
扇風機を回しっぱなし、玄関も窓も開けっ放しで寝ている。
朝から直射日光で起こされるので、よしずを立てて日差しを避けたいのに、連日アパートの外装工事でベランダに出られない。おまけに、防水処理をしているせいで塗料臭が部屋に流れこんでくる。今日で3日目。いつ終わるんだか…
階段でワンフロア下を通りかかると、廊下にいっぱい植木鉢が出ている。こちらのお宅も、ベランダの私物撤去のあおりをくったのだろう。早く元に戻せますように。
ここのお宅の、いつもあいさつを交わす初老のおばちゃまは、独居かと思っていたら今週うちの向かいに出入りしておられることが初めてわかった。うちの向かいは母ひとり娘ひとりの母子家庭だと思っていたら、パパらしき姿がごくまれにうかがえる。ストレートに家族構成を尋ねるほどの無遠慮なつきあいではないので憶測の域を出ないが、3世代が2世帯に分かれて賃貸暮らしをしている気配が濃厚になってきた。
よく3階建ての一軒家で2世帯住宅というのがあるから、それを賃貸アパートの2フロアでやっているだけで、とりたてて変わったスタイルでもない。2DKが2軒なので5DKといえばいいのか、4+DK2つといえばいいのか?
うーん、なかなかナイス・アイデアだ。
家賃は倍かかるが、十万円台前半だと、5DKのマンション1部屋とさほど変わらない。風呂トイレ台所は2つあるから、壊れたら(また故障しやすいのが風呂トイレ台所である)どちらかを共同で使えばいいわけで。
ベランダには非常脱出用のはしごがあるから、いちいち玄関を出入りしなくても上下移動は簡単だ。
横並びの2部屋の方が、ベランダの仕切りを取っぱらってしまえば移動は楽だが、上下階の方が部屋の風情がちがってくるので、遊びにいく楽しみ(?)もあるってもんだ。
夏はとにかく最上階が暑いので下の階で熱帯夜をすごして、冬は暖かいので上の階ですごす――こんな使い分けが、1家族だと柔軟にできる。
「2部屋並びで借りて家計は独立、鍵は合鍵をお互いに持ちましょう」と一つ屋根の下プランを相談していたキャリアウーマンは、肝心のろまんちっっっっっくな関係に発展することもなく、さっさと持ち家を買って遠くに引っ越してしまった。
お互いそんな感情のカケラも兆しも予感もサプライズない間柄なのだが(妹として見るといいやつではある)、壁を隔てて2戸で暮らすと、なかなか便利でいいと思う。
ルームシェアというのは、金銭負担は契約でトラブル予防はできても、どうしてもプライバシー感覚の違いで決裂すると思うので、それなら2戸でそれぞれ自立していればいい。味噌を借りにいくのと引き換えに工具を借りにくるようなギブ&テイクができれば、便利ではないかね?
男女の間柄がからむとややこしいことになるので、そんな気持ちが起きないタイプと一つ屋根の下をシェアできれば安心だ。キャバ嬢タイプばかりが入居するアパートに僕ひとり「工具の館」を構えているとか(笑)。
そりゃハーレムやがな!!と邪推するなかれ。そうはならないタイプの魅惑の部屋(?)で上下左右を固めると、そう見えるだけで、実際そうはなりません。
キャバ嬢が「哲学書を読んでみたい」と訪ねてくるようになると、これは物語の始まりですが・・・わしゃエアコン嫌いで灼熱部屋だから、服を着てられませんぜ。ムハムハハハハ
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