2014.09.30 Tuesday
まだ衣替えもしていないし、窓も玄関も「あけっぱ」で寝ているので、とても涼しい。
季節は正しく移ろうもので、うちから大通りまでの生活道路は金木犀の香りで満たされる。それが、夜風にのって部屋を通るので、まるでオールナイト・アロマは夢見心地。なんたって無料だからありがたい。これぞ、あけっぱ生活の醍醐味であ〜る。
視聴覚は異常あり・触覚は鈍感・第六感ほとんどゼロでも、わたしゃ匂いには敏感なので、山で動物の気配もすぐわかるし、硫黄の匂いは「温泉近し」のうれしいサインだったりする。玉子の腐ったような異臭ではあるけど、疲れが吹き飛ぶ極楽の予感が硫黄泉アロマ。
ただ、御嶽山のような水蒸気噴火の予兆はどう感じたらいいのか、まだ未体験なのでわからない。
異音に気づいた登山者もいたようだが、水蒸気噴火とマグマ噴火の違いなんか素人にはわからない。活火山の登山口あたりに案内看板でも出てないものだろうか。
まだガスがたちこめて、灰をかぶったまま放置されている登山者のご冥福をお祈りするばかりだ。
娘を誘って登り、自分だけ助かってしまった父親の無念さもいかばかりかとお察しすることしかできないし、噴火前は極上の天気だったようだから、なすすべもなかったと思う。ほんと、雨や雪や雷は自衛できなくもないが、噴火はどうしようもない。
活火山だとわかって登るからには、書き置きをして入山するぐらいの覚悟をせんといかんのかな。
そういえば、水蒸気が山肌から漏れているのが風物詩になっている山はいくつか歩いたことがある。穂高連峰の焼岳は昔から有名な活火山だし、高峰高原に登ったときは浅間山がすぐそばだった。九重は悪天候でほとんど絶景の記憶がないまま登ってきたが、どこが噴火してもおかしくない。
こんなに火山を恐れず親しげに近づく日本人も無謀というか物好き(温泉好き)というか・・・
ボルケイノ!!と英語にするとダイナミックに響く火山も、なんだか日本では温泉の製造元みたいなのどかなイメージがあるから、つい油断してしまうんでしょうな。
活火山・休火山・死火山と習った火山の分類も、今はあてにならないようで、たとえ死火山でも地殻のホコロビみたいな部分だから、噴火してもおかしくない。人間の時計で「長いこと休火山でした」「すっかり死火山」なんて分類をしても、地球の時計だと「休んでないからねっ!」と活動再開するのが1年後か1万年後かはわからんもんなぁ。
まだ御嶽山のようなわかりやすい活火山は覚悟もできる(犠牲者とご遺族にとってあきらめはつかない)が、大半の国民が油断しているのは、あの富士山であるね。僕は生きている間に噴火がみられる予感アリアリなのだが、的中してほしいようなほしくないような、複雑な心境だ。
くれぐれも大きな被害にはならない程度にプチ噴火して火山灰が東京に降り注ぐぐらいの災害が起きないと、愚かな政治屋は首都一極集中を本気で考えなおすこともないだろう。東南海大震災の方が確率は高そうだが、火山噴火とプレート移動は連動していたりする。
どっちが先でも、「オリンピックやってる場合じゃない」と天の声が聞こえるだろうか。政治屋と官僚たちには。
海外からみると、庭先のような伊豆大島でボルケイノ!だからねぇ…
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