2014.10.31 Friday
中国にとっては変形逆輸入になるのか、王将の焼き餃子が中国からお引き取り。不思議な気もする。
そんなに、餃子を焼くのは嫌われるのか・・・
カリフォルニア巻きとかフィラデルフィア巻きなんて日本に入ってきたら、撃退したくなるようなものか?
もはや焼き餃子は、すっかり和食なんですな。
僕は水餃子も好きだし、焼売も小籠包もウェルカム。餃子と白メシは少々わびしいが、餃子とチャーハンの「ミニマム定食」は昔よくいただいていた。
今はなき王将のきったない西梅田店(失礼!)には、鶏ナス味噌炒め定食なる絶品メニューがあって、「鶏」といってもフライしたやつをさらに味噌炒めしてあった。実にうまくて750円(だったかな)。
どの中華(風)メニューも和風にアレンジされてるんだろうけど、焼き餃子のようなアレンジは却下されるのね〜とわかった。
一度イタリア人にきいてみたいのが、スパゲッティ・ナポリタンとやらはナポリ人にうけるのかどうか。
フライパンで炒めるスパゲッティも、僕は個人的に好きだし、なんだか街の喫茶店の軽食っぽくてお手軽だ。これなんかも、もう和食として売り出してもいいぐらいだ。
もひとつ僕にとって不思議なのが、細いラーメンがなぜか海外でうけているところ。
博多一風堂はうちの近所にもあって、もちろん開店時にチェックしてみたが、ちょっとものたりない。そうめんじゃあるまいし。
ただ僕が太麺好きなだけだから、「細い麺に汁が染みたラーメンがいいのだ!」なんて客がいても、それは撃退しません。
平てぇ麺もあるでよ、ときしめんを推す中京人もおられると思う。大賛成。
うどんもそうめんも和ラーメンも、どんどん世界進出しましょう。
「和風総本家」だったかなんだったか、定食ふうに料理が分かれている和食は食べ合わせが苦手で、全部入りの丼が食べやすいという欧米人が、牛丼に飛びつくのだそうな。
丼のバリエーションも和の知恵かもしれない。天丼、カツ丼、うな丼は立派な和食といっていい。牛丼はヒンドゥー文化圏には入っていけないし、丼もの全般にイスラム圏で苦戦しそうな気もするが、そこは日本人の知恵でハラール丼を展開してみてほしい。
で、中国である。
寿司は大量消費する、北海道には進撃する、サンゴ礁は盗む、と貪欲なちゅごく人は、これまた何かの番組で素朴に「日本のご飯おいし。これだけでもイイ」と絶賛していた旅行者がいた。正直でイイネ。
やはり、米食文化圏のお仲間なのだ。飯の風味がわかるだけでも、欧米人より舌が肥えているといえましょう。
お茶漬け、雑炊、おむすび、TKG・・・と飾り気ない庶民のご飯を、一般家庭で食べるだけでも充分に旅の収穫になるのではないだろうか。
炒めたり火柱をあげたりするのはあちらにまかせて、国産の高品質な米+日本製炊飯器(土鍋でもいい)が国際競争力最強だ。
日本鬼子!!と叫びつつも、安心できる食材をまっとうに料理する和食文化に「いいものはいい」と飛びつく隣人は、反応が正直なところだけでも評価してあげたい。ありがたいお客さんではないか。ねぇ。
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