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そろそろ、ゆっくり、こっそり革命!
古墳群の中に堺あり


研究会のオプショナル社会見学(?)――古墳めぐり第3弾は、「ものの始まり何でも堺」であった。
日本最大の仁徳天皇陵を中心に、何十もの古墳が点在する百舌鳥古墳群のうち、メジャーなところだけかいつまんで歩いても一日仕事。天気もよすぎるし・・・あぁ歩いたなぁ。

それに、今日は古墳一色。みれば見るほど元気になるようなパワースポットではない。
神社仏閣その他の観光スポットには寄らず、ひたすら古墳と、偶然立ち会った遺跡発掘作業ばかり見て歩いたので、なんだか生命エネルギーを吸い取られてしまった感じ。

ともあれ、「決定版」ともいえる日本最大の仁徳天皇陵とスケール3位の履中天皇陵は目撃してまいったので、山男にとっては「ヤリホを踏んでおく」感覚かな(富士山は登山スポットではなく観光地だから、槍・北岳・奥穂高が金銀銅メダル級だ)。とりあえず安心。

しかし、山より疲れる。
起伏がないので坂道歩きのロードもない。それがかえって単調な景色に映る。
どの古墳も、要はお墓だから静かにたたずんでいるだけだし、「古墳カフェ」があるわけでもなく、土産物店で古墳まんじゅうを売っていたりするわけでもない。

このへんの盛り上げかたは、難しいですな。
世界遺産化を願う地元は、「やまとたける君」なんて古墳キャラをプロデュースしている。どうも顔は奈良のせんとクンそっくりだったりする(笑)。

あんまりキャラが乱立して騒ぐのも不謹慎だし、でも全国からビジターを呼びたいし、あれこれ試行錯誤しているようだ。がんばってほしい。
僕はかねがね、堺の民度は高い!と尊敬申し上げているので、きっと世界に堺の「地気」を発信していけるだろう。
地元のロータリークラブは仁徳陵の4ヶ国語ガイドを配布していたりするし、道案内も整備されている。交通の便もいい。ボランティアガイドも組織的に動いてくれている。
関空からミナミに爆買いツアーに繰り出すツーリストのうち1割でも、古墳群や山の辺の道に寄り道していただけると、日本再発見もしてもらえるのではないだろうか。

幹事さんは考古学に関心大の歴史家だからそういうルートをたどったが、僕にとっては「世界のシマノ」の地元でもある。自転車博物館は今回スルーしてしまったが、ほかにも千利休や与謝野晶子ゆかりのスポットもあるようだし、何より古代からアジアへの窓でもあった堺の都市文化は、日帰りウォークでは汲み尽くせないほど深いものがある。

と、どうしても墓地より生きている市民、町人の文化に関心がわく僕は、一緒に歩きつつ別の景色を見ていた(つもり)。
それも歴史ウォークの醍醐味ということで・・・
次は古市だそうである。
ひたすら桃太郎に随行する犬かキジの気分で、墓めぐりはまだまだ続く・・・(^^ゞ


 
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旅してきました | 20:58 | comments(0) | trackbacks(0)
地殻探査は海底を掘れ掘れワンワン


法事と研究会のアポを取り違えたまま、職場の会議を一旦欠席。
で、早起きして堺まで駆けつける途中で、事務長さんから「今日じゃないよ!」と電話をもらって、急きょトンボ返りするはめに(T_T)
それなら、その足で職場に向かって無事に会議へ「ドタ参」することができた。

会議の終盤で、神戸市民の同僚から「JRが線路際の火事で止まってるみたいよ」と速報が入る。
ダイヤが乱れ乱れのJRでなんとか帰宅して、夜は夜で地震である。
震源地は首都圏なのに、関西でも震度1〜2で「揺れもらい」していたが、これは愛車をこいでいたためか気づかなかった。
なんだか慌ただして骨休めにならん土曜日やったな〜

箱根といい小笠原沖といい口永良部といい、フィリピン海プレートの縁が不吉に動いている感じ。
東海沖あたり、「本命の一撃」がくるのではなかろうか。

専門家によると、今までが静かすぎる数十年だったらしい。
かといって、毎年くるぞくるぞと警告していたら狼少年扱いされるのが関の山。素人目には、いざ起きてから「こんなメカニズムでした」と解説してばかりのように見えてしまう。事後解説はできるのに、それなら日食や月蝕のように正確な予報ができんもんか?と思うが、噴火予知も地震予知も、難しいね。

海外局のどこかのドキュメンタリーで、海底都市をつくる国家的プロジェクトを先週だったか拝見した。
海底はまだまだ謎だらけなんだとか。
そんなもんだろうな、と頭ではわかっていた。
「海の記念日男」であるワタクシ(泳げませんが)は、1969年に人類が月に降り立ちアポロブームが日本を席巻したころ、海はどうなっとるの?と海の方に関心が向いた。ジュール・ヴェルヌの海底2万マルイ、いや『海底2万マイル』も読んでいたし、月より海の中で暮らす方が身近な気がしたものであった。

ところがところが、宇宙船より潜水艇の方が難しい。
物理的・工学的な構造上の問題以前に、海底の世界がわかってないからなぁ…
何億光年もの宇宙は見えていても、マリアナ海溝の最深部がどうなっているかはだれにもわからない。自分の足で8848mの頂に登るクライマーは五万といても、海溝に素潜りする人はいない。

光も音も届かない海の奥底でなくても、数十m程度の静かな明るい海底でも、暮らすのは大変だ。
おそらく台風や津波の影響は受けないにしても、地震でどんな環境変化が起きるか、予想もつかない。テストケースを集めるだけで精一杯のようですな海洋科学は。

でも、伊豆近海や東シナ海はとんでもない資源が眠っていそうだし、温泉も湧いていたりする。地殻変動の最前線でもあるから、もっと研究する価値はある。宇宙より、「お役立ち度」は高いのではないだろうか。
日本は有人宇宙船の開発なんかしなくていいから、陸地の防災に役立つ海の研究に充填をおいた方が賢明だと思う。
しんかい6500の次は、「ここまでもぐるんかい12000」を開発して、世界中の学者が共同利用できればいいですな。
日本が、プレート・テクトニクスの最先端国になれますように…



 
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こんな日でした(日記) | 22:47 | comments(0) | trackbacks(0)
いくよくるよの遺産


今度は今いくよさんの訃報か・・・やりきれんなぁ。
あんなに仲良しな漫才コンビはいないとか。同級生になって50年、恋バナなんかよりコンビ漫才を大事にしてきたお二人に敬意を覚える。
春日三球照代の夫婦漫才も僕は好きだったが、「結婚しない親友コンビ漫才」は、いくよくるよが打ち立てた金字塔ですな。

どちらかが「イチ抜けた」するなんてことは、ファンが許さない。そんなポジションにかつぎあげられてしまったのも運命かもしれないが、いいコンビ芸を見せてもらった関西お笑いファンは幸せだ。
夫なんかより強い支えを失った今くるよはファン一同関係者一同みな心配している。もう、「くるよちゃん!」と突っ込んでくれる一心同体のソウルメイトはいないわけだから。

こんなコンビの終わり方は、Wヤングの中田治雄自殺が僕の記憶では一番古い。
そして横山やっさん、松本竜介・・・男性コンビは、意外とドライに「リニューアル・スタート」している。片方が結婚しても離婚しても、ネタにこそすれコンビ解消にはならないもんな〜。ウド鈴木は天野っち結婚を複雑に(笑)祝福していたし、爆笑太田光は執拗に「田中もえ」を茶化している。

ピンで活躍するのも悪くないと思うが、非常階段シルクの方向転換は、ちょっと痛々しくも見える。遥洋子と組んで「インテリ美魔女コンビ」の枠を開拓してもらえんかな?とひそかに期待しているのだが。

よゐこやオードリー、クワバタオハラ、スリムクラブの漫才なんて、ほとんど見なくなった。
たぶん、「漫才師」を極めようとは最初から思ってなかったのかもしれないが、いとこい漫才で育った世代としては、やっぱり磨き抜かれた漫才のかけあいを見たいなーと思うんである。

その女王が、いくよくるよ。
だれが勝手に決めつけたのかわからんが、いくよの毒舌といっても相方への親愛の証だから、毒でもなんでもない。他人様を傷つける毒も吐かない。愛のあるツッコミという文化を、上方漫才ファンは子供のころから見て学んでいる。
いいお手本が、またひとつ壊れてしまった。

くるよ姐さんには、持病のケアをしっかりやって、「団塊おばさんの星」としてがんばってほしいけど・・・
アジアンもトゥナイトも、くるよ姐さんの身の振り方次第では、再起できるかもしれない。
上方にこだわらなくても、案外ハリセンボンあたりがが後継者になってくれるかもしれない。
応援してまっせ!



 
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こんな日でした(日記) | 23:35 | comments(0) | trackbacks(0)
今井隊長、天国で押忍!


もう少し持ってくれるかと祈っていたのに、今井雅之さんの力が尽きた。
ご冥福をお祈りしたい。

太く短い役者人生だった。熱烈なファンではなかったとはいえ、何かと身近な気がするので、「明日は我が身」かな…と考えさせてくれる。老醜をさらすこともなく、熱血漢の現役を貫かれた最期はおみごと。ぜひ、あの世で大暴れしてもらいたい。
深酒・肉食・短眠・過労が病魔に加担することになってしまった(?)なら、いい反面教師にしたいところだが、あいにく正反対なので、劇的な闘病ができるかどうか自信がない。痛くて苦しいのは御免被りたいけど。

日本人の3人に一人はガンで旅立つ時代。予防がどれだけ効果があるのかも疑わしい。
還暦をすぎたばかりで胆管癌で旅立った研究仲間は、診断されてから奥様や娘さんがマクロビオティックを取り入れて、家族としてできる限りの食事療法を試みたのですが、と後でうかがったものだが、発症してからでは遅かった。
むしろ、それまでの食生活やクルマ依存は、直腸癌で旅立った同級生とそっくりだった。世代はちがえど、癌細胞に餌をくれてやるような生活習慣はそっくりだった。教訓にしたい。

そして、どなたも仕事熱心。
最期まで好きな仕事に没頭してバタンと燃え尽きるなら、それも潔いといえなくもないが、仕事以外のライフワークは何だったのだろう?と故人を偲んでしまう。みな真面目だからなぁ・・・本当に、仕事に生涯を捧げたのは立派です!と賞賛を惜しむつもりはない。
でも、同級生も研究仲間も、僕はもっと一緒に遊びたかった。

役者は仕事もプライベートも渾然一体の特殊な職種だから、遊んでいるヒマがあれば芸を磨く方に心血を注いでしまうのかな。こればっかりは、凡人にはわからない。
商人や学者も、仕事が趣味であり生きがいになっている人は多い。その人生観は否定するつもりはないとしても、一緒にあちこち旅をしてまわった思い出があればこそ、もっと遊んで回りたかった。おにゃごとの不埒な旅(笑)なんかより、親友との旅の方が別格に印象深い。

と僕は楽しんでいても、遊ぶために日銭を稼いでいるような下道な人生は、働き盛りの殿方とはなかなか分かち合えない。
遊ぶ時間がなくなるフルタイム労働は、好んで就こうと思ったことがない。運が良ければ定年後に羽根を伸ばせるのだろうけど、未来の財産と自由時間は保証されたとしても、健康は保証されない。ストレスをためこむと、定年前に病魔に侵され財産も食いつぶしてしまう。

それなら、お楽しみは先にとっておかずに、元気なうちに楽しんでおくべか、が僕の刹那である。
別に酒池肉林だの世界一周クルーズだのエベレスト登頂だの、大それた遊びをするつもりはないけどね。
来シーズンまでに、海外スキーぐらいは踏み出してみたい。
「ヤリホ」の縦走は若いころ何度もやったので、日本の夏山は思い残すことがない。

あと不埒なことをいえば、離婚というものをやっておかないと、家族の中で未経験者は僕だけである。うーん、難しい。
離婚より、その前に結婚がエベレストより遠い(苦笑)。「1年でいいですから配偶してくれませんか」なんてプロポーズは、張り倒されそうだわ^^;
バツをつければ、身をもって人生の真理をつかんだ気になって、えらそうな辞世の句は残せるかもしれない。
あぁ不謹慎!


 
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こんな日でした(日記) | 21:37 | comments(0) | trackbacks(0)
トイレ大臣の次は風呂大臣


トイレ大臣とは・・・イヤハヤおもしろいポストがあったもんだ。
有村さんの意図は、高機能トイレを売ろう!女性が働きやすいトイレを整備しろ!と威勢のいいアジテーションとして受け取るのは、脳天気すぎる。
男女共同参画、選択的夫婦別姓に異を唱える保守派の一員でもあるし、そもそも任命権者が「改憲命」だからね。
ミニ高市早苗と呼んでもいいかもしれない。

革新系マドンナより保守系マドンナの方が、応援団の財政基盤からしてちがう。神仏の団体も財界もナショナリストも、ツジキヨや瑞穂より安倍さんイチ推しマドンナに肩入れしたいわな。おまけに、靖国大好きとくれば爺さまのハートもつかむ。
トイレ問題や企業内託児施設の課題は、保革を問わず看板に掲げやすい。どれも必要なこと・ありがたいことだから、凶惨党でさえ真正面から反対しにくい。

「母親が働きやすい産業社会」は、社会保障の財源確保が待ったなしの要請になっていることを(少しだけ)深読みすれば、「ママからも社会保険料と税金を徴収する全員野球社会」ってことね?と、学生でも察している。その通りだと思う。そして、あぁ哀しや(苦笑)、わたしゃ基本的に賛成である。1000万人の年金フリーライダーにナタをふるえるのは、圧勝痔眠党しかいない。

でも、トイレはたまたまタイムリーな話題になっただけで、労働力率向上の決定打というわけでもないと思う。「職場のトイレが不便だから寿退職します」なんてOLがどれだけいるだろうか?
勤労婦人の気持ちは、勤労おじさんにはなかなかわからないので、もしかするとトイレを刷新すると女子従業員の生産性が急上昇した!なんて企業もあるかもかもしれませんが。

設備投資ゼロでできる女子トイレ改善策としては、簡単な法令改正で、「女性は男子トイレ女子トイレどちらを使ってもよし」にするだけで、使えるトイレは1.5倍ぐらいに増える。
立ちションできる女子(!?)なら、放出スポットは倍増する(笑)。あぁ・・・これも無神経なおじさん発想か(^^ゞ
すでに、何かを捨てた人生後半のベテラン乙女は、男子トイレにドヤドヤッと「混浴」しにきてますがね。

ただ「用便施設」としてだけでなく、鏡の前で脇汗ふきふき作業や顔面再塗装作業もする場所として女子トイレは大切な場所らしい(僕も、歯磨き、髭剃り、洗顔はいたします)。
男性の中には、謝恩ヘッドホンをかけて様式個室でボーッとプチ仮眠してリフレッシュする強者もいたりする。そんな「一息入れる場所」は、たしかに大事だとは思う。

やすらぎの空間というなら、日本人にとってはなんといっても風呂でしょ。
昭和の時代には、現業部門の公務員の職場には汗を流して帰れる風呂がついていたりしたおのだが、勤務時間に入浴しているのを咎めるマスコミに叩かれて縮小してしまった。「衛生を保つ設備」と考えればいいのにね。

義兄に釣れられて、機関区の国鉄マンの共同浴場に入れてもらったこともある。いたって質素で、「鉄の男」たちの家族も利用しているので、利用者全員が大家族のようなアットホームな風呂だった。
いまどき、家族的な職場なんて毛嫌いされるだけだろうけど、仕事帰りに飲み屋で仕事の話をするより、裸のつきあいをした方がすがすがしい。
若い社員には覇気がなくてイカンぞ〜と愚痴る部長の息子にすっかり覇気がなかったり(笑)、失敗を恐れるな!と檄を飛ばす主任が、「この粗珍にして子供6人!?」とわかって生々しい教訓になったり、裸のつきあいはカネのかからない研修施設になりますぞ。

僕が経営者なら、当然混浴にするね。
んなこと、セクハラとして問題視されること確実だから、社員に強制しません。まわりの会社にも開放する。あくまでも自由意志で、と。
そうすりゃ合コンに手間ひまカネを使わず、風呂コンになるぞ。乾杯には、コーヒー牛乳フルーツ牛乳ぐらい飲み放題にしてあげましょう。

ひょっとして内閣府セクハラ対策室の係官が監査にでも来ようものなら、応じようではないか湯船で。
そこへ「お疲れさま〜っす」と(仕込みの)OL(役)が入ってきて、アラー霞ヶ関のキャリア官僚さんなの〜といいつつ背中やら何やら流してあげると、是正勧告など吹き飛んでしまいますな。「また監査に来ていいですか!!」とかなんとか、監査だ視察だ現況確認だと名目を捻出するのは役人の得意技。毎週やってくるわりに、指導は「存続を奨励する」だったりして(笑)。

国も、クールジャパン戦略なんて攻めに出るなら、風呂文化は最右翼だろうな。
シティやウォール街の敏腕ビジネスマンも、こぞって「日本の会社の風呂に入りたい!」と転職しにくること保証します。
でも、ペリーの艦隊に立ち向かう日本の竹ヤリ部隊に、勝ち目はあるか・・・
社内風呂は撤回します…


 
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こんな日でした(日記) | 22:22 | comments(0) | trackbacks(0)
山と海をつなぐLRTを!


44年前に路面電車を捨てた神戸市が、今度はLRT構想か・・・
神戸市政だけではないとはいえ、行き当たりばったりな交通政策やねぇ。
で、どこに軌道を敷くスペースがあるんでしょ?と心配になりますぞ。工事中は大渋滞するだろうし。

ほんの10年ほどしか利用してなかったのに、神戸市電は無性になつかしい。
インナーシティが東西に長いのと、南北の標高差があるもんだから、石屋川から須磨までの市電は、今ならJRや阪神電車が担っている中距離路線だった。けっこう時間もかかる。ちょっとした小旅行をする気分だったな。

JR快速に乗れば15分か20分で駆け抜けられそうな距離でも、あえて市電でえっちらおっちら乗るのも、スローライフ感があっていいものだ。
LRTが実現しても、そんなに長距離は軌道用地の確保が無理だから、新神戸〜ハバラン間あたりが限界かな。
その路線も、今はシティループバスが走っている。

地下鉄がぱっとしない神戸の官製交通も、バスはなかなか充実している(と思う)。電車のない南北の移動は市バス頼みだ。
山にも登る。再度山から夜景を眺めながら急降下する25系統は、なかなか乗りごたえがある。
六甲山を貫いて裏六甲まにも走る。1日で季節や気候の変化をしみじみ満喫できる市バスは、観光バスとして乗るとコストパフォーマンス抜群だ。

なのに、地下鉄も市バスも、営業努力が下手なのは惜しい。
広島市電、金沢のLRT、サンフランシスコのBARTや坂道の路面電車にも乗ったけど、どれもるるぶやまっぷるにも載るほどの観光資源になっている。実際、住民の目線で乗っていると車窓風景もなかなか楽しい。

ところが、観光客が乗ってないんだわ神戸市営交通には。京都市バスには完敗でござる。この、ベタな住民の足こそ、よそ者には新鮮に映るのにね。
観光バスと市バス、観光列車と在来線を分けて考えなくても、都市の隅々にまでビジターを呼びこむには、やはり市営の公共交通の出番ではないだろうか。

LRTといえば目新しく見えるから、大阪の阪堺電車のような名物になるかもしれない。
地元民としては期待したいところだ。
やるからには、ヨーロピアンな重両連結でスマートにやればいかがかな?




 
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こんな日でした(日記) | 23:35 | comments(0) | trackbacks(0)
経済学界の草間彌生だった?ジョン・ナッシュ死す


先週、ゲーム理論に補足してナッシュ均衡の話をしながら、「この由来になっているジョン・ナッシュ博士を描いた映画があったような・・・何でしたっけねぇ」とネタふりをすると、さっそく「それはBeautiful Mindですよ!!」と何人も情報提供者が現れた。ありがたや〜

そのノーベル経済学賞受賞者ジョン・ナッシュが、あろうことか交通事故で愛妻ともども急死された、と今朝の訃報。
たまたまとはいえ、なんと不幸なタイミングで、なんともあっけない最期だこと!

フラッシュニュース扱いで簡単な経歴が紹介されただけで、映画のモチーフがノーベル賞経済学者だったことの方がニュースバリューになったのだろう。
僕もえらそうなことはいえないが、「根こそぎ奪わない」「ライバルを根絶やしにしない」「敵に塩をくれてやる」等々の戦略的判断は、学ぶところも多いから、高校の政経でも教えればいいと思う。行動経済学、労働経済学は大人になってこそわかる学問だ。

ナッシュの構想は、狡猾な戦略論として読まれる一方で、富の分配の正義を示唆しているように読む人々もいる。
後者の読み手は、ナッシュの精神疾患と偉業とのスピン・アウトに関心があるようだ。
ならば、さらに「統合失調症でも偉業を成し遂げたサクセス・ストーリー」というだけでなく、「天才を病人にする精神医学の愚かさ」も見えてくるはずだ。

偉大な芸術家だけでなく、自然科学者や発明家の中には、月並な学校や役所や会社に「適応」させられると不調をきたしたり、いわゆる問題行動を起こしたり、対人関係障害を責められたりする逸材が少なくない。
画家、音楽家の中には、何かが降りてきたことで名作を生んだり、作品と創り手が同化したりする人もいる。

美術や音楽の時間にそんな生徒がいたら、無能な臨床心理士にパスされるのが関の山。
ましてや、経済学部、法学部や社会学部、理工学部に人格が統合されていない学生がいたら、果たして天才学者に大化けさせられるような教育力が、今の学校制度の中にあるだろうか。

精神疾患の患者や障害者がみな天使か天才だと過大評価するつもりはないけれども、天才的なポテンシャルの持ち主が、つまらない組織や共同体の中で枠にはめられて、「いわゆる病気」になってしまう悲劇は、日常茶飯事でもある。
教える側も、冒険をやめて終身雇用と共済年金だけが楽しみの無難なサラリーマンと化した学者だったりする(エコノミストだ評論家だ写真家だ作家だと肩書きがついていても、本職は超安定職の私大教授であったりする率はかなり高い)。

そもそも学校は天才を育てるところではなく、サラリーマンと官僚の養成施設だから、ジョン・ナッシュのような学者を次々に輩出する知の孵卵器として期待するのも筋違いというもんだ。むしろ、はじき飛ばされた人材の方が大化けする余地はあるかもね…
人間的に円くなったり、空気を読んだりするのにエネルギーを浪費してないで、「つきあいきれない!」とさじを投げられた方が、自分のやりたいことに没頭できていいのではないかな?

と、怒らず泣かずけんかせず化けず、ひたすら人柄よしお君として(?)生きているおのれに軽く自己嫌悪。トホホホホホ
天才になるポテンシャルがあるわけでもない。エガちゃんの方が立派であーる^^;
ジョン・ナッシュに合掌。


 
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こんな日でした(日記) | 23:36 | comments(0) | trackbacks(0)
今こそドルビーラジカセが熱い!


黄金の80年代FMを、当時のDJ女史が再現企画してくれたおかげで、FBグループが沸いている・・・
のに触発されたわけではないが、たまたまその往年のラジカセを2台つづけてポチってしまった。
もう、ミューーーーージックテープつくらにゃいかんもんね!

と鼻息を荒くさせてくれた機種は、実はド素人の僕には死角に入ったまま、全国のスタジオでモニター用に使われてきた(らしい)「ラジM」で、ものは試しとやる気のない入札であっさり落札。
もひとつは、デラックス(死後)なダブルラジカセで、ソナホークなんてシリーズ名がついている。こっちが本命ね。

ラジオはスカイセンサーvsクーガvsトライエックスvsジーガムvsプロシード・・・なんて闘いが、たった10年弱の嵐のように吹き荒れて静まってしまったが、ラジカセ界の方がユーザーも多かったはずなのに、シリーズ対抗は聞こえてこなかった。
そこはソニーさんの営業戦術がマネシタ電器より上手で、デンスケに始まりSTUDIOシリーズからZILBAP、ドデカホーン、ソナホークと続き、今も「いいわけ」程度のラジカセは生産している。

一応ちゃんとしたコンポで音楽を聴いていたワタクシは、ラジカセにはあまり熱中した覚えがないのだが、ピーピーガーガー短波の雑音ばかり聴いていると、箸休め(笑)のようなラジカセも無線室に1台あってもいいかな〜〜と思いつつ持たなかった(なんでだろ?)。

チューナーとデッキとタイマーを配線してエアチェックするなんて面倒くさいことも、それなりに楽しかったとはいえ、やはり一体型の便利さは捨てがたい。聴いているFMでもAM深夜放送でも、ボタン一発で録れるのは、ラジカセの醍醐味だ。
そりゃ今どきのスマホでDLし放題だストリーミング録音だといっても、ワンタッチ感はない。ボタンを押してメカが作動しテープが回る感触は、刷り込まれると忘れられない人差し指の思い出♪てなもんでしょうか。

音質はさすがにコンポのデッキにかなわないラジカセにとって、かろうじて致命的なギャップを埋めるのは「ドルビー搭載」である。
もう、ドルビーの威光は絶大だったな。これがあるとないとでは、おもちゃとモデルガンぐらいに違う(ハイアマチュアはdbx、セミプロはPCMだろうか。それもテープで)。

「どや、ドルビーついとるで」
「Bでしょ?デッキにはCついとるよ!」
なんて闘いを仲間と交えつつ、まぁラジカセ族は「ドルB」で最低限の低ノイズ録音を叶えていたわけだ。

今はやりのハイレゾと比べるのもヤボな話ではあるが、録音レベルとバイアス電圧の調整、イコライザーの設定で音づくりにふけるミューーージックテープ族が、この夏オッサンオバハンになって集結するのだ(しょっちゅう宴会はやってるけど)。
どや!
と少年少女には買えなかったようなビンテージ・ラジカセをひけらかして、ひれ伏す物好きがいるかどうか・・・
大人買いした機種はあくまでも中級機だから、上には上がいるかもしれない。

ラジオより、ラジカセを集めはじめると泥沼にはまりこむのは、重々わかっちょる。
しかし、足を踏み入れてしまった!
困った困った(困ってないけど)。


 
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買いました(むだづかい) | 20:53 | comments(0) | trackbacks(0)
おわびに嵐と同棲1年させてもらうのは?


学生の人生を台無しにした!
謝罪ではすまない!
どう責任をとるつもりか!
と、事務ミスで学生の受験機会を1つつぶしてしまったムコジョが袋叩きされている。
学生に落ち度はなく学校側の落ち度が100%である・・・からといって、袋叩きはあまり生産的ではない。学生だって、事務ミスは相当ショックだろうけど、愛着のある母校なんだから、ぼろっかすにメディアリンチにかけられるのもつらいでしょう。

学生が原告になって、とりあえず仮処分を申し立てて「出願しなかったのは第三者の不法行為であるから受験する権利がある」と地位確認訴訟に出ることはできんのか?
もちろん、訴訟費用は全額ムコジョ持ちで。
「特例は認めまへん」と門前払いしている大阪府教委も、つまりは前例がないから対応のしかたがわからないだけで、前例をつくればよろしいのである。

ただ、府教委だけが唯一の就職先ではないから、「ほか受けてみよか」と前向きに考えるのも、大人への第一歩でしょうなぁ。たぶん、親やご学友はそう諭していると思う(ほか受けられますし♪と加害者のムコジョ側は間違っても口にしてはイケマセン)。
人生どこでどんな不可抗力が働くかわからない。サイコロは人生設計どおりにころがってくれないから、ころがった先でがんばればいいし、納得できなければがんばって変身するのもいい。

親の醜態で勉強どころではなくなり、採用試験を途中棄権せざるをえなくなったたのはワタクシの経験的事実ではあるが、受かる気マンマンでいたおのれが恥ずかしい。「通っていたにちがいない」は楽観的推測にすぎないのだ(たぶん、受けていてもどうせ落ちていたと思う)。

楽観的推測と経験的事実との落差が大きいほど、「被害」は深刻に感じる。
ムコ女子に大いに同情していたあるコメント屋さんは、
「1年採用が遅れるだけで、生涯所得は同級生よりうんと損するんです!!」
と皮算用をしていたが、それは楽観的推測にすぎない。そもそも、生きる目的が金儲けなら、教職を志望しませんて。

まさか22歳女子大生が、地方公務員を定年まで勤めあげる覚悟で生涯賃金と退職金を計算して人生設計を立てていたとも思えないが、けっこう長期戦で人生設計を考えている学生もいたりするのも事実。
人生のすごろくは、神様がどんなサイコロをふるかわからんのにね。
ゲーム進行を狂わせるような恋人は却下するわけか・・・

でも、もしムコ女子がくじけずに来年無事に合格して、仕事と仲間に恵まれ、いいパートナーと出会えたら、それは1年早く就職していたら恵まれなかったかもしれない御縁というもんだ。「現役で就職していたとしたら」は絵空事だから、優劣なんかつけられない。
現状がまちがった境遇なら、今ここで仲良くなった人々みな不本意なつきあいをしているような気にならんかな?そんなの、損な思考法ですがな。

挫折は好んでする必要はないから、しなければしないでラッキーだが、信頼していた大学から人生を狂わされるのは、相手も好んでしたことではない。
補償交渉もうまく進めて、結果的に浪人することになれば、意味のある浪人キャリアを身につけてほしいね。
浪人も留年もしないセンセイの持っていない引き出しを持てるわけだから。


 
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こんな日でした(日記) | 21:47 | comments(0) | trackbacks(0)
筆下ろししたらもっと楽しいことに目覚めるカモ


いまどきの坊やには珍しい、反抗的なドローン少年がいたもんだ。
すぐまた懲りずにエスカレートしかねないけど。

それが自分の首を絞めることになっていく社会の掟まで想像するおつむが弱い子は、哀れですらある。
社会がおかしいんだ!ボクが正しいんだ!とアピールする君の勇気、集金能力、反抗心を、ISISは歓迎してくれるよ。学校にも仕事にもいかず画面と向かい合っているだけだと、せっかくの才能がもったいない。君の新天地はシリアかもしれませんよ♪

少年のお戯れのおかげで、規制法案が急ピッチで練り上げられている。
全面禁止ではなく、飛ばす側に責任を負わせる仕組みなら大歓迎だ。ナンバープレートのような機体識別標章はいの一番に必要だし、操縦者の身元確認とワンセットにすれば一定の効果が期待できる。

というのも、操縦者には無線従事者の免許を取得させようという案を、どこかで目にしたから。
おっとっと、ラジコンと勘違いしてないか?
ドローンを制御する信号は、免許事業者である通信ネットワーク事業者の電波に乗せているわけですわね(ラジコンスタイルの直接制御ヘリもあるようだが)。
ネットワーク制御タイプなら、総務省がキャリアにドローン目的での回線契約を禁止するだけで、「投網をかける」ことはできる。こっちが「本丸」でしょ。

他国から制御することさえできるのが、よくも悪くもドローンの革新性である。
ドローン小僧は、ぜひシリアからドローンを飛ばしてみせてほしい。危機管理意識を、役人さんたちに教えてあげましょう。
日本に戻りたくなれば、内閣府の技術アドバイザーか、ドローン狙撃手として雇ってもらうことですな(その前に、赤い服を着せられて公開処刑されているかもしれないが・・・身代金はあてにするんじゃないよ)。

いわゆるドローン先進国では、薬を届けたり農薬を撒いたりするのに活用されているらしいが、その性能を悪用すれば、農薬や炭疽菌を市街地に撒くことも朝飯前だろう。その意味で、操縦者の身元管理は重要だ。
ただ空撮動画を撮って「シェア」したいだけの平和な用途が圧倒的に多いとは思うが、そこに露天風呂が偶然(ほんと、たまたまね)映り込む可能性はないとはいえない。
男湯の客にとってはベルリンの壁なみに厳重な(笑)浴場の壁を、ドローンは簡単に越えてくれる。
ま、ドローンを使わなくても、おもちゃのヘリで充分にデバガメの代役はやってくれますがね。

そんな温泉観光地からの陳情も、規制に拍車をかけることになる。
だから、やらせでいいから、ドローンから空撮されたうさぎちゃん(懐かしー!!)の動画が、どんどんアップされますように。
不謹慎は承知の上の、ショック療法であります。

「ネットワーク制御の無人遠隔移動体」は、ヘリだけではない。
船もホバークラフトも、無人で走るかもしれない。
爆撃機として使う冷酷非情な国に比べると、ドローン小僧の罪はかわいいもんではあるけれど・・・
平和利用のアイデアを描かせて、まともに賛美される経験ができればいいのにね。


 
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