大阪万博なんて、本気で2回目やるつもりなのだろうか。
何を博覧するというのかね?
健康長寿をテーマにするらしいから、コンパニオンは全員80歳以上とか(ギョギョッ)。目玉展示が46年前は月の石だったから、今度はこれだけでかい胆石が取れました!でもわしは生きている!!とか(笑)。
科学の進歩を博覧するのがエキスポ70のコンセプトだったように、何かメルクマールがあってこそ博覧会が成り立つはず。
だから、第2万博までに不老長寿の秘訣が発明されるか、日野原重明ドクターが息子の老衰を看取るか・・・形にするのはなかなか難しいぞ。
ホンネは博覧会を口実に売れ残った埋立地のツケを出展企業に押しつけたい、地下鉄を延ばしたい、できればリニアを引っぱってこれたら・・・そんな余録が透けてみえるね。
五輪誘致で失敗したから万博いっとこか〜、というなら、あまりにも場当たり的な発想ではないか。
全否定するつもりもないので、超高齢社会を明るく照らしてくれるような企画展示ができるなら、新しい博覧会モデルになるかもかもかも…と期待したいところだが。
ただ、近未来医療の最先端は京都と神戸である。
間をとって大阪でまとめてお見せしよう、というなら、万博までにiPS臓器をなんとかつくりあげるぐらいの目玉がほしい。
阪大の澤ドクターはiPS心筋細胞の開発に励んでおられるから、ラットでもブタでもいいから、iPS臓器をお披露目してくれないものかな?
エキスポ70の跡地は遊園地や公園になったが、人工島は地下鉄を引いたとしても盲腸路線になるから、万博の後わざわざ足を運ぶ目玉設備も考えておかなくてはイケマセン。南港ポートタウンとニュートラムの現状を見れば、同じ轍を踏みそうな予感もある。
地理的に、要になるような場所でもないしなぁ。
エキスポ70があまりにも衝撃的な夢の空間だっただけに、二匹目のドジョウを狙った(?)ポートピアには足が向かなかった。つくば科学博はちょっと興味はわいたが、沖縄海洋博、愛・地球博(愛知窮迫?)はスルー。
むしろ、万博は廃墟にこそならなくても、その後の落差を鑑賞するために輝かしく開催してもらった方が見ごたえはある。仁尾太陽博なんて、悲惨だったもんなぁ。
大阪シルバー博(?)は、せいぜい跡地にマンモス特養ができるだけだったりするのではなかろうか。市内の僻地のような人工島に団地を造っても完売するとは思えない。
都市型のシルバー社会の未来図を展示する場所にはなったとしても、自然に健康長寿を実現しているのは信州だったりするから、僕も個人的には医療に依存した長寿より畑を耕して長生き♪の方が魅力的ですわ。
ハコモノばかり造って保険料と助成金で(とりあえず)長生きできる高齢者が増えるなら、拠出する側の若い世代をとにかく増やさないと、未来へのツケはふくらむ一方であります。
出生率がフランスを抜くぐらいの革命が起きれば、堂々とシルバー博で自慢すればいいと思うがね。
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