アマゾンさまさまの通販生活を満喫しているので、「送料無料」がどこにツケを回しているのかは少し不安材料ではあった。
まさか宅配業者がボランティアで運んでいるとはだれも思わないだろうが、送料いくら、と別記してある方が明朗会計でいい。
でないと、配達の労力を気にしない通販ヘビーユーザーが増えるだけではないだろうか。ヤマトでさえ限界らしい。
小口の商品を運ぶほどコストがかかり収益を圧迫する構造は、アマゾンと縁を切った配送業者が業績回復したケースを大手の他社が続々と見習うようになってようやく変わるのかもしれない。アマゾンや楽天と縁を切るのは、勇気がいる経営判断かもしれないけど。
ただ、業者も少し工夫の余地はあるのではないかいな?
受け取り希望日時を指定してない客には、念のため「本日午後おられるか?」と電話を1本かけてみるだけでも不在配達を減らせるはず。電話代なんか定額で安いからね。
僕は可能であればできるだけ郵送を希望するようにしていて、近所の郵便局に取りに行けばいいから気楽でいい。
万一、不在だったら本局まで足を運べば24時間対応してくれる。夜中の郵便局は、あ〜日本列島は眠ってないな(笑)と実感するホットスポットであーる。
こういう局留めの制度を、なぜ宅配業者が採用しないのかといえば、配送センターが窓口業務をかかえる手間もあるだろうし、うちの事業所よりコンビニや職場で受け取ってもらう方がいい」と押しつける発想がありはしないかね?
街の中に発着窓口があれば、「再配達不在」の悲劇も、ルート集荷の手間も減らせると思うのだが、郵便局のような業務をするには法令上の制約もあるのかもしれない。
アマゾン発送の商品だとコンビニ受け取りが確実でいいとはいえ、コンビニも郵便局ではないし、不慣れな店員(夜中はたいてい留学生)がしどろもどろになることもよくあるから、宅配業者はコンビニとの連携もちゃんと考えて教育もしていくのが、負担を減らす投資になると思いますぞ。
うちは宅配ボックスなどない安アパートだから、徒歩数十歩のコンビニが重宝する。ついでに買い物することはまずないから、コンビニにとってはメリットがあまりないわけで、いつまで受け取り場所として名乗りをあげてくれているかは心もとない。
やっぱり、郵便局ですなぁ。
小物を大げさな段ボール箱に入れて発送する必要もないから、ひょっとすると定形外か書籍小包の方が安いんちゃうか?と首をひねることもある。Thinkpad のトラックポイントさえ、無料をいいことにポチったら段ボール包装で送ってくるもんなぁ^^;
アマゾンさんは、「局留めに限って無料配達」ぐらいにハードルを上げてもいいと思うが、楽天その他の通販会社も歩調を合わるかどうかは疑問だ。こういうことは、ヨコイチでやれば消費者の意識も変わるだろうに。
再配達日時を指定しときながら無断で留守にしていたら、3度目は手間賃をとってもいいぐらいだ。
アマゾン発送とマーケットプレイス発送の比率はわからないが、マーケットプレイスに出品している業者は客の住所情報をおさえたいのかコンビニ受け取りができない。おまけに、文庫本1円で送料 357 円なんてバカバカしい買い物は、買う気が失せるわい。
このへんも、ひさしを貸すアマゾンが号令をかけて改善していかないと、配送という動脈の硬化が販売元にしっぺ返しをくらわせる日も近いよ。
郵便を、見習いましょう♪
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