愛本8を使う飲みともオバサンが、高い難しい縛りきついとグチるので、連れ立って年の瀬の中古スマホ売り場へ。私用もあったので、ついでが好都合だった。
僕がさっぱり頼りにならないので、ふだんは親戚の女子大生に教わりながら愛本を勉強しているそうな。
「アイクラウドって、どこにあるんですか?」「ワイファイって、何?」レベルの疑問には子供電話相談室の先生になった気分で教えられるけど、ファイルの同期やバックアップがどうなっているのか、リンゴ社の仕様はわからない。
そこで身勝手な僕は、強引にアンドロメダに機種変更させようと画策しているのだが・・・
まだまだ2年縛り中なので、いま手放すのももったいないわな、でもソフトバンクからワイモに乗り換えて安いプランを探すか、端末代金を一括支払いして MNP で格安キャリアに引っ越す手もあるでよ・・・とかなんとかの提案になると、もう目を白黒させている。
このおばさんの家族も親戚一族もジョブス教団の信者なので、なかなか救出するのも難しい。
折も折、電池劣化で熱暴走しないよう(と、表向きの理由で)パフォーマンスを下げていた陰謀がバレたりんごカルトは、集団訴訟騒ぎに遭っている。それみたことか。
このカルトの亡くなった開祖はソニーを敬愛していたそうだが、悪名高いソニータイマーも参考にしたようだ。
ソニー信者(僕もそうでした)は、壊れても浮気せず上級機に買い換えてくれる。だから、適当な時期に壊れるように作っている…は都市伝説の域を出ないし、実際うちのソニー製品はアナログ機器に限れば長寿そのものだ。ウォークマンも、スカイセンサーも現役だし、修理もソニーさん自身がやってくれる。
特に、CD ウォークマンからが怪しい。
あんたらが規格をつくった張本人でしょ、とツッコミを入れたくもなる。
ジョブズのカルトは、規格を独占して価格破壊を防いできた策略家だが、バッテリーの劣化をクロック低減の小細工でしのげると思ったのだろうか。信者がどう解釈するか、どんな反発を招くか、想定していたのだろうか。
「遅くなってきたから8にペケに買い換えよっと」ぐらいにしか考えない信者をまんまとだませると思ったのかもしれんが、説明しとかないと不親切だわな。
「買い換えさせる陰謀だ!買い替え代金かえせ!」と訴えるのも、ごもっとも。
なのに、無償バッテリー交換を提示するかと思いきや、「新バッテリー割り引きます」程度でお茶を濁そうとしている。どこまで悪辣なんでしょ。
故障や欠陥商品はある程度は不可抗力で相殺できるが、速度低下プログラムを仕込んであるなんて、詐欺的ではないか(刑事上の詐欺罪の成因になるかどうかは各国の法理に照らすしかない)。
来年の集団訴訟の結果がどうなるか、対応がどう変わるかを横目で見ながら、愛本ラブおばさんに「それでも、縛られていたい?」とささやいて、なんとか救出してあげなくては!
ミルスペック、いいよ〜(^^)/