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そろそろ、ゆっくり、こっそり革命!
温泉気分になれない温泉宿

 

9月の6,693アクセス多謝m(_ _)m

 

週末は、研究会の合宿のような慰安旅行のような・・・

古墳の勉強を終えて、お疲れさま〜と乾杯&晩飯になっても緊張して(?)酔わない。

 

とはいえ、古参メンバーの後期高齢者が不意に癌を見つけられ、開腹手術で退院したばかり。主治医には、転移も覚悟しておけとクギを刺されたとのことなので、お元気なうちに枕も並べておかねば。

 

抗癌剤は断ってまんねん(^^)と息巻く元事務長さん、元気そのものでマイカーを運転してこられた。部屋の風呂からあがってフリチンで(笑)どや!と切り口を開陳してくる(笑)。

 

食事制限も特にないようだし、食欲もあるのに、腸が短くなったせいか、体重がなかなか増えへんのじゃ、とグチっておられる。

それでもまぁ、お元気で安心した。

 

運動不足はいかんなーとわかっておられるので、体の自由がきくうちに、あちこち足を運んでおきましょ♪と、お遊び企画も始動している。屋久島も白神山地も、死ぬまでに見ておきたいなー、今月は彼女と瀬戸内の旅ですわい(^o^)v

と、病み上がりには見えないリカバー力!

 

専門も世代も違う仲間とは、発見の多い旅にはなる。60代の年金生活1年生、後期高齢者の脅威のスタミナには、元気をもらえた。

ぜひ、次はエジプトあたりへ!(笑)

 

 

 

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旅してきました | 20:05 | comments(0) | trackbacks(0)
古墳群の中に堺あり


研究会のオプショナル社会見学(?)――古墳めぐり第3弾は、「ものの始まり何でも堺」であった。
日本最大の仁徳天皇陵を中心に、何十もの古墳が点在する百舌鳥古墳群のうち、メジャーなところだけかいつまんで歩いても一日仕事。天気もよすぎるし・・・あぁ歩いたなぁ。

それに、今日は古墳一色。みれば見るほど元気になるようなパワースポットではない。
神社仏閣その他の観光スポットには寄らず、ひたすら古墳と、偶然立ち会った遺跡発掘作業ばかり見て歩いたので、なんだか生命エネルギーを吸い取られてしまった感じ。

ともあれ、「決定版」ともいえる日本最大の仁徳天皇陵とスケール3位の履中天皇陵は目撃してまいったので、山男にとっては「ヤリホを踏んでおく」感覚かな(富士山は登山スポットではなく観光地だから、槍・北岳・奥穂高が金銀銅メダル級だ)。とりあえず安心。

しかし、山より疲れる。
起伏がないので坂道歩きのロードもない。それがかえって単調な景色に映る。
どの古墳も、要はお墓だから静かにたたずんでいるだけだし、「古墳カフェ」があるわけでもなく、土産物店で古墳まんじゅうを売っていたりするわけでもない。

このへんの盛り上げかたは、難しいですな。
世界遺産化を願う地元は、「やまとたける君」なんて古墳キャラをプロデュースしている。どうも顔は奈良のせんとクンそっくりだったりする(笑)。

あんまりキャラが乱立して騒ぐのも不謹慎だし、でも全国からビジターを呼びたいし、あれこれ試行錯誤しているようだ。がんばってほしい。
僕はかねがね、堺の民度は高い!と尊敬申し上げているので、きっと世界に堺の「地気」を発信していけるだろう。
地元のロータリークラブは仁徳陵の4ヶ国語ガイドを配布していたりするし、道案内も整備されている。交通の便もいい。ボランティアガイドも組織的に動いてくれている。
関空からミナミに爆買いツアーに繰り出すツーリストのうち1割でも、古墳群や山の辺の道に寄り道していただけると、日本再発見もしてもらえるのではないだろうか。

幹事さんは考古学に関心大の歴史家だからそういうルートをたどったが、僕にとっては「世界のシマノ」の地元でもある。自転車博物館は今回スルーしてしまったが、ほかにも千利休や与謝野晶子ゆかりのスポットもあるようだし、何より古代からアジアへの窓でもあった堺の都市文化は、日帰りウォークでは汲み尽くせないほど深いものがある。

と、どうしても墓地より生きている市民、町人の文化に関心がわく僕は、一緒に歩きつつ別の景色を見ていた(つもり)。
それも歴史ウォークの醍醐味ということで・・・
次は古市だそうである。
ひたすら桃太郎に随行する犬かキジの気分で、墓めぐりはまだまだ続く・・・(^^ゞ


 
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旅してきました | 20:58 | comments(0) | trackbacks(0)
里山の秋を満喫


アウトドア版のホラー・コースになるのかならんのか、宝塚のJR廃線跡トンネル歩きは有名だ。お化け屋敷に潜入する男女のドタバタ騒動は、現地で必ず歓声と悲鳴が聞こえるからお定まりなんである。
ここを歩きたいなー、ついでに温泉でしっぽりぽり!!とご所望の人妻の意図がよくわからず、とりあえず今日の決行日だけおさえておいて、行き先を変更した。
最近、あの山どうなってるんやろ?の確認もこめて、しんてつ支援も兼ねて、雄岡山・雌岡山の双子独立峰へゴー!

結局、だれも連れてくることなく一人で新開地駅に小走りにやってきたヒトサマの若妻は、仕事で沿線の病院や施設はあちこち足を運んでいるらしいが、仕事は仕事、趣味の山歩きは別。ほとんど、しんてつ沿線の山は知らないので、観光地でもなんでもないニュータウンの背山は確実にご存じなかった。
僕が確認したかったのは、雄岡山麓に7年ほど住んでいたので、街がどうなっているか、毎週のように山歩きや鮒釣りに通っていた「庭」が35年の歳月を経てそのまま残っているか気になったため。

やっぱり、雄岡山は小さくなっていた。里山っぽい山道と、木漏れ日を浴びながら15分ほどで241mの三角点にたどりつく。
最後に登ったころは、もちろん明石海峡大橋なんか影も形もなかった。西神ニュータウンも、開発が始まったばかりだったと思う。
今は淡路島まで、わずかに残る農場を除いてすっかり郊外開発されてしまっている。意外と海も近かったんやな〜と再確認。
なんせ乗ってきた電車がどんどん鄙びた郊外に入っていくので、どんな山奥かと思い込んでいた人妻クライマーは、「へー、淡路島がこんなに近いんや〜」と驚いている。右に同じでござる。

日なたぼっこしながら、今朝にぎったという爆弾おにぎりをいただき、さてあと半分!といったん下山する。
ふもとで、かつて自由に子供が立ち入れた溜池がフェンスで隔てられているのを除けば、いくつかある牧場の牛舎の匂いは昔のままでうれしい。連れは但馬牛の本場の産だから、妙に牛と目があっていた(笑)。
「仲間やと思われてるんちゃう?」
「かもですね」
と納得する人妻は、ホルスタイン属であらせられる(余談)。

雌岡山は神社があるので道も整備されていて、あっけなく登れてしまう。
たしか、ふもとの金棒池には中島があって古墳になっていたはずだが、古墳が消えていたのは狐につままれたような気分。
「沈んだのかねー、撤去されたんかねー?」
「まさか、古墳を撤去しないでしょ」
「皇族の墓なら宮内庁が管理してるけど、豪族かなんかの墓なら私設地やからどう処分されてるかわからんよ」
「もったいないっすねー」
ごもっとも。観光資源として活用すれば、しんてつ客も少しは増えるのにね。

248mとほとんど同じ高さの双子のような山がなぜできたのか、いわれはさっぱりわからない。山名の由来は案内板に書いてあったけど。
実に単純な山体で、禿げたところもなく緑一色で、車道もついていない雄岡山の方が僕にとっては親近感がわくので、雄岡山のビューポイントとして雌岡山に足を伸ばしてみた、という感じ(写真は雄岡山遠望)。

一度に2つ登って腹ごしらえができた、さて晩飯にゴー!
というわけで、旧友がやっている(はずの)お好み道場へ。もう20年ほど会っていないので消息は不明だったが、店は営業していた。本人不在。
メニューは庶民価格で、ちゃんぽんと豚玉をオーダーすると、「はい、これ奥さんの豚玉、こっちご主人のちゃんぽん」と持ってこられて二人とも無言。親子ほどの年の差なので、ワタクシの勝ちか?(笑)・・・これが三十路人妻の現実ですよ、ムハハハハハハハ
乾杯もせず、あ〜んもせず(残念)、清く正しく分け分けして安上がりにすんだ。
庶民価格も変わらず、味も上々で幸福な山歩きフィナーレとなりましたとさ。

商店街が、土曜の午後にしては人影がまばらなのは寂しかったが、山は静かでちゃんと手入れされていたのはひと安心。
この沿線の山はけっこうあちこち登ったし、キャンプ場でもない山にテントを張ったりしても叱られることがない、のどか〜な里山ばかりだ。今あまり派手に幕営やらバイク乗り入れやらをすると注意されるかもしれないが、地元民以外は名前さえ知らないような山が穴場なんである。
次、丹生山系いってみっか?とそそのかすと、「どこですか、その山」とほんと東大モトクロスな山ワイフは、これから仕込んで(笑)いかなくてはイケマセン。大学から10年以上神戸に住んでいるくせに、知らなさすぎる。

てなわけで、裏六甲を攻めてみるプランに乗り気な山ワイフを、あんまり連れ回していいものやら?
顔見知りの旦那も公認なさっているようだから、まぁいいか。
彼が山男になるのが理想型だから、わたしゃ「山旅だけ担当」のパートタイム・パートナーでいいのであ〜る。



 
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旅してきました | 23:40 | comments(0) | trackbacks(0)
おそるべし山の辺の道


歴史家に誘われるまま、のこのこ山の辺の道を歩いてきた。
桜井で集合して天理まで。

加賀に旅したときのメンバー・陶芸愛好家が今度は数学の先生に代わって、こちらはこちらで博識でいらっしゃる。
また現地ボランティアガイドを手配してもらったので、宝塚OGのように容姿端麗で博識のお姉様について歩くだけ。この案内役と歴史家のやりとりを、いい耳学問させてもらった。

大神神社が日本最古の神社だとも知らず、三つ鳥居がいかに神域を守る別格な鳥居なのかも知らず、僕は脳天気にヒル・ウォーキング気分で楽しんできた。
むしろ、近鉄沿線に見える二上山から、大和三山あたりの小ぶりな山々は登りやすそうやなーとクライマーズ・モードになってしまう。
三輪山など、桜井市民にとっては裏山かな?と思いきや、大神神社の神域で、おいそれとハイキングに出かけるような感じのレジャー・スポットでもないのだが、悠久の歴史を見てきた山々だと思うと、タイムスリップできるハイキングもあっていいのでは?と思ったりもする。

僕が数年間だけ暮らした、神戸市内から1時間弱も電車で入った農村は、大昔は瀬戸内海が入り込んでいた土地で、忍海辺(おしむべ)が地名のいわれになっている・・・
と郷土史の勉強として聞いてもピンとこないが、この界隈を見渡せる241mの山(この山麓に住んでいたから、まさに犬の散歩に連れていくような裏山だった)に登って東播磨地方を眺めると、地形のいわれも実にリアルに想像できるのだ。
歴史は地形と切り離して考えるとつまらん、地理には歴史が刻まれる。「地歴」は別教科になってしまっとるのが日本の教育の不幸なところかな。

山の辺の道も、堺の港、大和朝廷との位置関係を考えてみると、宝物や仏教がどう運ばれたか、なんとなく想像できる気がする。仏教が初上陸した大和川流域の海石榴市(つばいち)は、あぁここが堺と、朝鮮とつながってたのね〜と想像すると歴史ロマン沸々スポットなのだ。

古い寺社めぐりの締めくくりは、次々に出てくる古墳また古墳。さくら井しないだけで、大小1200もの古墳があるらしい。こんもりした木立や森があると思ったらたいてい古墳で、宮内庁も片っ端から管理するわけにもいかず、「開かずの陵墓」が多々ある。そこがかえってミステリアス。
パワースポットというより、遠い世界から声が聞こえてきそうなスピリチュアル・スポットなのであった。
いやはや山の辺の道おそるべし!

学部時代の同級生マドンナに桜井令嬢が、院の同級生に天理(柳本)の好青年がいたことを思い出した。好青年は下宿、マドンナは朝6時に出て長距離通学していた理由がなんとなくわかったのも副産物。近鉄を使えば、なんとか阪神圏は通勤通学圏内になるが、JRの便数も少ない天理柳本からだと少々難しい。
みんな、苦労して通学してたんやね。

天気がよすぎてこんがり日焼けもするほどだったので、真夏は避けるべしとして、次は秋にでも再突入しますか〜と幹事さんと作戦を練っているところ。
現地の様子がさっぱりつかめなかったころは、サイクリングもいいか〜と脳天気なことを考えていたのだが、あまりにも道がせまく、特に注意書きはなかったが「車両不可」は納得するしかない。歩き甲斐のある歴史街道でありました。
しかも、阪神電車で神戸と直結している!
ありがたい身近な歴史遺産である。



 
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旅してきました | 23:13 | comments(0) | trackbacks(0)
晴れのち雨のち雪の弾丸ツアー


朝イチ出勤つづきで睡眠不足のまま、土曜日もうんと早起きして北陸バスツアーに参戦してきた。
こういうツアーがあるとは知らず、「お得ですよ」と誘われるまま体を運んだので、下調べも何もせず、完全に幹事さん任せ。
おまけに、病院の元事務長さんと元々事務長さんにくっついていく珍道中だから、わたしゃ部外者そのものだ。

費用はワリカンなので、好きな立ち寄り先はリクエストしていいのだが、すでに焼き物愛好家と歴史愛好家がギッシリ計画を立てていたので、おとなしくついていくばかり。
午前中はバスで北陸道をひた走って山中温泉にチェックイン。老舗のグランドホテルが格安ツアー会社の傘下に入り、関西から客を送り込む形のビジネスモデルができあがっているのだった。だから宿と食事は決まっていて、観光したいところは自前で訪ねてね、というスタイル。

さっそくタクシーを手配して、山代温泉へ九谷焼見物。手配していたボランティアガイドさんがとても博識かつ親切で、温泉寺や窯元2つ、仕上げは九谷焼美術館まで短時間で手際よくガイドしてくれた。
わたしゃ焼き物の嗜みはゼロに近いのだが、あっけなく感化され、九谷焼のマグカップを買ってしまった(メイドイン某国ではない)。手にしてみると、しみじみ渋みが伝わってくる。

宿の1泊2食はバイキグなので、これでもかといわんばかりに満腹になり、やや薄めの温泉につかって宴会もせずバタンと昏睡。土曜の夜は前線通過とやらで冷え込み、遠くの白山の雪を満開の桜越しに眺める風流な車窓風景になった。
日曜日はピストン送迎バスで金沢観光。
といっても2時間しかないので、とても観光どころではない。鈴木大拙の記念館を訪ねて、21世紀美術館近くの柿木畠ストリートで昼飯をかきこみ、バス停へダッシュして戻ってきただけ。もう、慌ただしいのなんの。

帰りの高速は幸いほとんど渋滞もなく、晩飯どきの新大阪へ無事にたどりついて解散。
しかしまぁ、弾丸ツアーに近い盛り沢山な週末ツアーであったなー
全部で16,000ドルは安いといえば安いが、満席バスは「リクライニングするな」「酒は飲むな」「提携のおみやげ店に寄るからできるだけ買い物せよ」と少々窮屈さはあった。たいてい片道切符の一人旅がマイ・スタイルなので、異文化体験であった。

客はジジババばかりかと思いきや、案外そうでもなくて、なぜか団塊おとっつぁんグループとベテラン乙女グループが別立てで分かれていて(夫婦はゼロか?)、あとはOLトリオと、バツの悪そうな(笑)若いカップル。春休み最後なのにファミリーもいなかった。家族で1部屋とるとけっこう格安なのに。ベテラン乙女の土産物購買パワー、トークパワーはなかなかのものであった。このあたりが、ツアーのメイン・ターゲットではなかろうか。

道路事情もよくなったので、関西から半日で飛ばしていける日本海側の各地に客をまとめて送り出すツアー会社と、客集めが難しくなった古い斜陽旅館の思惑が一致した感じかな。
これはこれで、割り切って楽しめる形ではあるが・・・妙に「鉄ハングリー感」はある。ウロウロできるだけでも、体がほぐれるしね。
次は18きっぷツアーでも提案してみようか??
とはいえ、リウマチ持ちと関節痛持ちの仲間からは、苦痛を訴えられそうな予感もある。
やっぱり僕は勝手気ままな一人旅がほっとする。マイ・スタイルを再確認してしまった。


 
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旅してきました | 23:35 | comments(0) | trackbacks(0)
まさに花より団子の紅葉狩り
 

イヤハヤイヤハヤ・・・歩いた!登った!というより、食った食った感が大の紅葉狩りハイキングであった。
歩き慣れた裏山だから、ゆるーく集合して「遅刻したからコース短縮で、いっか」とイージーな登山で問題なし。天気も極上で風もなく、秋を満喫することができた。

紅葉もちょうど見頃で、森林植物園は今まで見たことがないほどの人が押し寄せていた。ローカルTVでもさんざん「見ごろです見ごろです見ごろです!」と告知していたから、しかたない。
広い園内だから何千人いらしても大丈夫な懐深さはあるのだが、困ったのは女子隊員のトイレ。ビジターセンターの長蛇の列は同情を禁じえなかった。

まずはここの食堂で豆カレーをいただいて昼食にする。
ぼちぼち下りましょかー、と再度公園まで下りてからお茶菓子タイム。
あとは一気に南下して、ちょうど宵のうちの夜景が見ごろだったのでのんびり鑑賞しつつ、無事に諏訪山へ。

前に女子隊員と探訪した鉄板焼き屋にサイクリスト松本さんをご案内して、そば飯やらお好み焼きやらをサカナに乾杯、あ〜極楽極楽!
これで晩飯完了かと思いきや、駅まで歩くうちに腹がこなれてきて、ちょうどいい場所(神戸駅近く)に農業高校レストランが遅くまで開いていた。開業は前から知っていたのだが、入ったことがなかったので、シメをいただきに入る。「TKG」に惹かれたのもある。

いやー、うまかった。無骨な野菜はあっさり調理で味つけはご自由に、とモロミが添えてある。
味噌汁は独特な香りが立っていて、極めつけはTKG。素朴にうまい。
これでメシは6時間のうちに3食目。いかんなぁ・・・

そのくせ、女子隊員はサイクリスト松本さんに「二の腕の後ろがたぷたぷしてるの、落とせませんかねぇ」と無理難題を尋ねている。
ええんではないですかい?
ガンガン山を歩いて、食って乾杯してまた食って幸せなら。
二の腕がどうなろうと、メタボになろうと、人さまの妻ですからね。ヌハハハハハハ

極上の目の保養と、美酒美食で越冬スタミナを注入できた紅葉狩りでありました。
チャンチャン!






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旅してきました | 23:38 | comments(0) | trackbacks(0)
究極の美魔女


毎年プイッと出かけるのに、必ず宿で出会う顔なじみさんは、決して生活パターンが似ているわけではない。同業者はいないし、みな一回り以上も僕より年上の退職者か退職者の妻ばかり。

顔なじみ客との再会は、去年はAさんとCさん、今年はBさんとDさんのようなランダム・パターンになっている。それが、2009年はAさんDさんKさん、2010年はBさんEさんKさん、2011年はCさんFさんKさん、とキーパーソンが必ず入っているのに気づく。

それが、吉永小百合さん世代だと思われる独り旅女子。吉永小百合の(うまいと評判の)水泳なみにスキーがうまい。そこそこシワもたるみもあって(失敬)それを隠すわけでなく自然体な「おばさま」なのだが、声が実に軽やかで上品で美しい。声だけ聞いていると25歳である。
うーむ、これは赤い糸ってやつですか(笑)。

あまり八方美人でもなく、必ずお一人で来て、ほかの旅おばさんとおしゃべりしている時間が長い。だから、自己紹介も交わしたことがない。
会社経営者らしい様子はわかる平日トラベラーは、あまりにスキーがうまいから、常連全員お名前は知っていて何かと「噂の彼女」になっている。

この周囲の美熟女のだれ一人としてメタボはいないし、華奢にさえ見える削ぎ落とされた足腰で、蝶のように雪原を舞って、集合地点にすいっと整列する。
加齢のハンディキャップつきでみな同じ腕前ってことは、僕が一番下手くそなのだ。

どのお姉様がたもユーモラスで、思いやりはすれど詮索しない。
さりげなく家族構成を紹介しあい、グチるどころか家においてきた夫や妻をねぎらう。そしてたいてい、「孫ばな」になる。

ご夫婦パターンも何組かあって、お名前は?とやんわり直球を投げてくれた紳士は、石井苗子に似た配偶者ともども甲乙つけがたいスキー名人。
このご夫婦と並んで朝昼晩と食事を共にしていたのだが、ジェントルマンの食事マナーはエレガントで、知性と品格がにじみ出ていた。こんなに静かに食事をなさる熟年紳士は見たことがない。

野田ナンバーのマイカーで先に帰られる際、「また来年お会いしましょう」と、何の約束にもなってないのだが、会えるのが楽しみだ。きっと再会を喜びあえると思う。

こんなナイスカプップルは、最低限やはり銀婚式クリアぐらいの年季が入らないと、熟成されないものかもしれない。
婚約中とか事実婚♪とのろける熟年カップルには、まだお目にかかったことがない。加藤茶タイプも川島なお実タイプも。
平凡なフルムーン文化の社交場のようになっている宿に、ぜひ嫉妬と猜疑心が渦巻くような(笑)カップルが現れてほしいものだ。

スキーでも登山でも普通の旅でも、自分の好きなように楽しんでいて、その波長が合う大人同士は自然なつきあいになると思う。男女間なら、鯉の花も咲きますわいな。ムハハハハハハ

若いころから経験を重ねて骨身に染みこんだ旅のスタイルなんてものは、なかなか変わらない。
ましてや、男と女でスタイルが合うことなんて、奇跡に近い。

のに、還暦すぎの姐御とは妙に合うのも困ったものだ。
この世に生まれるのが10年遅すぎた!
熟女トラベラーも、麻丘めぐみぐらいの線まで接近してくれると、胸騒ぎもしてくるのですがね。



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旅してきました | 19:44 | comments(0) | trackbacks(0)
やっぱりスキーはJR


花見の季節になると、冬を完全燃焼しきれてなくて後悔する。
不完全燃焼がたまりにたまって、いつか爆発せんかいな?

ガス抜きには、滑り納めしかない。
 「あさっての晩いけますか」と常宿に電話したところ、名前と泊数を告げる前に、「空いてまーす、どうぞー!」でガチャンと切られてしまった。ぶっきらぼーな電話番さんを、信用するとしよう。

板を宅配で送ろうとしたら、いつもの取次店が休みで、並びの店に持ち込んだら「料金、またでええです」と唖然とさせてくれた(笑)。初回サービスキャンペーンだろうか?

そんなこんなも呼び水になって、ポカポカ陽気の神戸を発ったのであった。ちょうど通勤時間帯の快速に、バックパック背負って乗るのも図太い神経がいる。

今年からは夜行スキーバスに慣れる修行を!!と決意したのに、やっぱりバスは不便で不便で不便でしかたない。予約せんといかんし、その締め切りが早いし。運賃も驚くほど安くはないし。
平日ゆっくりステイができるんだから、ことさらに夜行で時間を節約することもないか〜と考えなおして、特急しなの旅に決めた。長野までは「九時二時」のダイヤで直行だし。5時間も乗って1万円だから、2時間半しか乗れなくて1万円強の東海道新幹線よりお得ではないか。中央西線の車窓風景もいい。

飛び乗った自由席は、大阪、京都で客を乗せてもまだまだガラすきだったのに、名古屋でどどっと満席になった。名古屋発のしなのが毎時間出ているのに、なんでこれがそんなに混むかね?しかも途中で乗り降りが多い。

終点の長野でヒマを持て余したので、市内で遅い昼飯でも・・・と徘徊していると、やはり春休みでござるな。少年少女があふれている。
今までは北陸回りがほとんどだったので、明るい長野は久しぶり。舗道の脇道のような毛細血管路に、奇怪な店がいろいろあってそそられたのだが、結局はSUBWAY。あぁ情けない。「どのパンがいいですかー苦手な草ありますかー汁は何かけますかー」と面倒くさい。

トロトロと信越線で北上すると、線路脇には残雪がしっかり。 寒くはないので、もう溶けていくばかりか。
この雪解け水が、田畑を潤して、信越の名産を産むんですなぁ。

春休みだというのに、妙高駅前商店街はゴーストタウン一歩手前で、コンビニも閉店してしまい、人影まばら。
粉塵が煙たいバス道を高原まで上がって、余裕の夕方チェックインは勘が狂う。 板も無事に届いて板。

12畳ほどのタコ部屋は、「七人の侍」定員に僕ひとりだった。だから予約フリーパスだったわけね。 二段ベッド選び放題!!の幸せ(笑)。まぁ、ベッドメイキングもセルフだし。

春休みもあって、子連れ孫連れの客が何組かおられた。 今どきのおじーちゃん、おばーちゃんはみな若い。うまくいけば、三浦敬三ファミリーのような4世代スキーツアーも、できるかもしれない(おちゃめなシルバースキーヤー列伝は、また明日♪)。

晩飯は、思わず三宅裕司妻の名言「食べ食べシャブ放題」が浮かんできてしまったシャブシャブ食べ放題。 「若い人に、お譲りしますから」と肉をまわしてくれる厚意に甘えさせてもらった。宿の農園で採れた野菜に、紳士淑女の皆さんは舌鼓をうっている。

満腹になって、硫黄泉につかって(あ、こっちが先か)、TVもいっさいつけずボッケ〜〜〜〜ッとしていると、8時か9時には寝てしまう。朝は自然に6時前に目が覚める。
こんな健康的ペースで1カ月も暮らすと、ストレスも毒素もきれいさっぱり抜けていくだろうに・・・もう週末には毒素をためこむ生活に逆戻りである。トホホホホ




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旅してきました | 20:43 | comments(0) | trackbacks(0)
登り初め
 

恒例になるのか?と楽しみな登り初めは、ホリエモン提案の3候補から選ばせてもらった千ヶ峰に決まった。
あとの2つ比良山と大峰山は、なんとか今年中に行ければと期待しつつ・・・足腰チェックを兼ねてホリエモンすばる号で神戸を出発して、一般道をユルユル走って西脇へ。

待ち合わせに少々遅刻したおかげで、山里は小雨が降っていたのに登山口でちょうどやんでくれた。
「おぉ!このタイミングに合わせて遅刻してくれるとは」
と妙なプラス思考で気を利かせてくれるホリエ隊長の人徳に、結果的に山の神様はほほえんでくれたのだった。

登山口においてある無料貸し出し杖に、まず感動。
滑り止めが巻いてあり、熊よけ鈴までついている竹杖を選んで大正解だった。
雪は稜線から上にうっすらかぶっている程度で、二人そろって持ってきたアイゼンは無用の長物になったのだが、濡れて滑りやすい山道にはダブルストックが最強の転ばぬ先の杖になる。ストックを忘れたので竹杖を選んだのだが、軽くて重宝した。

兵庫県のど真ん中にあたるせいか、豪雪の但馬地方とポカポカ播州地方のちょうど分け目にあるのが千ヶ峰。北西から吹きつける小雪混じりの強風は、稜線にあたって、東の山麓の町はうららかに晴れているのが山頂から見渡せる。
雨と晴れとガスと小雪と強風の万華鏡を、往復(正味)3時間の登り下りで体験できた。

営業職からデスクワークに配転になったホリエモンは、運動不足がたたったのか、何度かスリップしていた。妻子になり代わり、ご苦労さまですとねぎらうばかりだ。
ホリエ号の愛妻席をドロで汚すわけにはいかんと杖を駆使して、僕はなんとか「無事故無尻もち」で下山してきた。

スタミナでは完全にホリエモンに劣る僕の命綱(息杖?)は、なんといってもストック様である。
すでに三十路のころストックを使い始めた僕は、「あるとき」「ないとき」の差を身をもって体感してきた。四つ足で下山すると、膝ガクガクが完全に防げる。
残るのは筋肉痛だけ。

最近でこそノルディック・ウォークがはやっているけれど、普通のハイキングでもダブルストックは標準装備になってほしい。リュック、ブーツ、レインスーツの三種の神器にストックを加えて、四天王ですな。
若いころから使った方が、足腰も長持ちするのではないだろうか。
また、20年使って故障ひとつないLEKIのゲルマン・テクノロジーもすごい。

こいつを伴侶に、1000m×12ヶ月の目標を今年も掲げる二人であったが・・・
「2000登れば1ヶ月さぼれるね」と言い訳をつぶやく怠け癖が正月早々出てくるのも情けない。
来月分を、今月中にかせいでおきたいものだ。





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鯉の花咲く純白の極楽


旅写真をgooにアップする前に、facebookに行ってしまう。なんとか、今夜中に公開するとしよう。
地位と名声と女子穴をほしいままにする(笑)某部長も、ツイッターがFBにシフトしておられるそうな。やっぱり。

宿で仲良くなる親世代の紳士淑女たちも、IT化している。どこでどう検索するのか、「リフト券が1600円で買えたわよ!」などと情報交換しておられる。
コードネームつっちーとは、メールのやりとりで日程だけ調整して、部屋で再会した。
ひきしまった顔立ち。板もブーツも新調されて、「うまく滑れるようになってきましたよ。いやー、奥が深い」と喜んでおられた。
70代は元気そのものだ。

運よく、「また、おまえか!」と眼光鋭くにらんでくれる鬼コーチは別クラスを担当し、今年で後期高齢者の校長がレッスン担当。
生え抜きの山男だから、こまごまとした基礎スキーはやらない。どこかにケータイで交渉してコース外に飛び込み、腰までの新雪の中を泳ぐように滑っていく。

幸い、雪は軽く、柔らかい。
校長の雪煙を浴びながら、必死についていく幸せ。
ベタついた早春のゲレンデで初すべりする怠慢に甘んじてきたから、新雪シーズンに滑るのは久々だった。
やはり、天からの贈りものはホヤホヤなうちに味わうのがいい。
ベテランのゲレンデガールたちも、「気持ちいいわん」と嬌声をあげている。

さりげなく身の上を探ってこられる会話の中で、最若手の僕が最古参だとわかる。
「人類が月に行く前から滑ってます」と自己紹介すると、のけぞられてしまう。
でも、子育てや仕事で忙殺されて、やっと定年をすぎてサード・エイジを山に賭ける人生も美しい。

ゲレンデで見かけるボーダーは若い子ばかりだが、「ウン十年の忍耐の先にある老後の楽しみ」は、若い子たちには通用しない。今できるときに、できることをやっておく「好物先食い」は、おおいに共感できる。
まぁ、先達を見れば、スキーは死ぬまでできる運動だとわかるけど。

今回の合宿に、珍しく僕より若手が途中参加されてきた。コードネーム島崎和歌子。
「息子が受験だから、私がいない方がいいの」と笑っている。すばらしい!
スキーは実にうまいし、おそらく産休を除いてブランクがない現役ゲレンデガールとお見うけしたね。こうでなくてはイケマセン!
美しいオバサン(失礼)は、沈まない日本の旗振り役になってくれる。
ころがしていただくとしよう(笑)。




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